1)サボテンの育て方と夏の水やり頻度・サボテンの紹介
原産地
サボテンの原産地と訊かれると多くの人はメキシコと答えるのではないでしょうか。乾燥した荒野に点々と広がるサボテンの風景をイメージしますよね。サボテンの生息地は南北アメリカに広がり、その最北はカナダから南は南米のアルゼンチン、ボリビア等の高原地帯にも生息します。気候も熱帯、亜熱帯の他、天候の変化が激しい環境でも生育できるように進化したことで数え切れないほどの種類があります。またサボテンの花は咲かせることが難しいながらも、その美しくて鮮やかな花の色は、多くの愛好家に人気がある由縁でもあります。
育つ環境
乾燥に強いイメージがあるサボテンではありますが、一定以上水分がなければ枯れてしまいます。厳しい環境でも育つサボテンでも、水やりが不要というわけではないのです。サボテンには非常に多くの種類があるため、その品種や環境によっても育て方が変わり、中には乾燥に弱いものもありますので、事前に育て方をしっかり学ぶことが重要です。
枯れる原因や対策の要因
始めてサボテンを育てた場合によく「サボテンでさえも枯れてしまった」ということを聞く場合があります。サボテンは手入れが不要、水やりが少なく楽、と思われている方も多いかと思いますが、温度や湿度管理のほか、水やりについてもサボテンならではのやり方がありますので、ポイントをしっかりつかめば枯れることはありません。
室内で育てる時
最近では100均などでも育てやすい小さいサイズのサボテンが売られており、専門店に行かなくても手軽にサボテンが手に入るようになりました。元々屋外で育つサボテンを室内で育てる場合は温度や湿度管理も関わってきますので、サボテンの品種にあった環境で育てることが必要です。
育て方
最近は寄せ植えされたものや、種から植えるものも販売され、初心者でも室内でサボテンを楽しみながら育てることができます。その際は品種や鉢によっても育て方も変わりますので、添付されている解説書を読んで育て方を理解し枯れるのを防ぐようにしましょう。
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2)サボテンの育て方と夏の水やり頻度・室内での育て方
サボテンの葉は同じ品種でも葉の形が様々です。サボテンの個性的な葉の形は部屋のインテリアとしても人気があります。ここではサボテンを室内で育てる方法をお話して行きます。
直射日光を避ける
サボテンは元々暖かい地域で育つ植物なので、日光をたくさん浴びて育ちますが、日光が強い夏場は直射日光を当てるすぎると葉が焼けて枯れる原因になります。カーテンなどで直射日光を避けるなど十分注意するようにしましょう。
風通しの良い場所で育てる
サボテンを育てる環境として大切なのが、風通しの良い場所を選ぶことです。水やり後の土を乾燥させることで害虫を防ぐ働きがあります。
室内での育て方・湿度
サボテンはもともと乾燥した地域で育つ植物なので湿度に弱い特性があります。水やりも多すぎると枯れる原因になりますので、湿気の多い梅雨の時期や雨の日等は水やりを少なめにするなど、調整が必要です。
3)サボテンの育て方と夏の水やり頻度・温度
室内の温度
サボテンは、比較的温度の高い地域で育つ植物なので、寒さに弱く温度が低すぎると枯れてしまうことがあり、最低でも5℃以上の維持が必要です。雪が降る寒い地域では温度管理も注意が必要です。
4)サボテンの育て方と夏の水やり頻度・水やりは頭からでも大丈夫?
サボテンの水やりは季節や成長時期によっても調整が必要です。成長期や夏場の温度が上がる時期はしっかりと水やりが必要ですが、逆に水をあげすぎると根腐れの原因になりますので、水の量も調整が必要です。
水やりの方法は状況によって変える
サボテンの水やりは、頭から水を灌ぐ場合や土に灌いたり、霧吹きするなど色々な水やり方法があります。ここではサボテンの品種や状態などによって適した水やり方法を解説します。
頭から水やりする
基本的には、頭からたっぷり水を灌いで、受け皿に溜まった水は捨てるようにします。そうすることで土の中に溜まった老廃物が流れ出し健康な状態が保つことができます。
頭から水やりNGの場合
冬に開花させるサボテンは花が咲いた時に頭から水やりをすると花びらを傷つけることがあるため、乾燥しているようであれば花と葉に霧吹きをして土に水を灌ぐようにします。
棘が長いものや綿毛が多い品種は、頭から水を灌ぐと形が崩れたり傷つけることがあるので、優しく霧吹きした後に土に水を灌ぎます。
季節によっても水やりの方法は異なります。温度が低くなる冬に頭から水を灌ぐと冷えて枯れることがあります。冬の間は水の量は半分くらいに押さえて土に灌ぐようにします。
5)サボテンの育て方と夏の水やり頻度・霧吹きの方法
サボテンの鉢の底に水が抜ける穴が付いていない場合は、一般的な植物の水やりと同じように水を灌いてしまうと鉢に水が溜まって根腐れを起こしてしまいます。そのような場合は霧吹きで土を湿らす方法が有効です。因みにサボテンは葉や棘から水に霧吹きをしても水を吸収することができないのであまり意味がありません。土が湿らす程度に霧吹きします。
成長して大きくなってきたら、水抜きできるものに植え替えしましょう。土も健康な状態を保てるようになります。
害虫予防にも
室内の湿度が下がるとサボテンの葉にハダニなどの害虫が付きやすくなります。ハダニは水に弱いので定期的に霧吹きで湿らせことで害虫予防にもなります。
6)サボテンの育て方と夏の水やり頻度・水やりの時間帯
サボテンの水やりは季節ごとに時間帯を変えてあげることが重要です。夏は暖かくなる前、冬は暖かくなってから水やりするのがポイントです。これは、夏は根が水を過剰に吸収することによる根腐れを防ぎ、冬は寒さで水が氷るの防ぐようにするためです。ここでは水やりするのに適した時間帯を説明していきます。
春・秋の水やり時間帯
午前中までに水やりするようにしましょう。
夏の水やり時間帯
午前8時位までと太陽が沈んだ後の午後5時以降が理想です。
冬の水やり時間帯
太陽が昇って少し経った午前10時から午後2時位までが理想です。冬の早朝や夜など気温が下がる時間帯は水分が氷ってしまうことがあるので避けるようにしましょう。
7)サボテンの育て方と夏の水やり頻度・花の咲かせ方
サボテンを育てる楽しさは葉の形だけでなく、花を咲かせることにもあります。一般的に
咲かせるのが難しいとされるサボテンの花もポイントを掴めば初心者でも花を咲かせることができます。
水やりと日光に注意
花が咲かない理由に水やりが原因していることがあります。水やりが多くても足りなくても咲かなくなります。水やりは受け皿に水が貯まるようにたっぷり上げます。また土が湿っているうちは水やりを控えるようにしましょう。
気温の管理
サボテンには明るさや気温を目やすに休眠期間に入ります。できるだけ自然な気温の変化や明るさを感じ取れる環境にしてあげることも重要です。
土の状態
水抜きがない鉢で数年育てていると土の状態が悪化します。水抜きの付いた鉢に植え替えして土も取り換えることで健康な状態を保つことができます。
8)サボテンの育て方と夏の水やり頻度・トラブル
サボテンの変色
サボテンが変色する主なる原因は直射日光による葉焼けや、水のやりすぎによる根腐れや病気による場合です。置き場所や水の量等を調整し、必要であれば土ごと植え替えすると改善します。
根腐れ
赤くされ病、黒くされ病等というように、根が腐る病気があります。湿度が高いと発症しやすいので、置き場所を見直す必要があります。また腐って色が変わった根の部分は切除してから、植替えすると改善されます。
害虫によって枯れる場合
サボテンは乾燥しすぎるとカイガラムシやダニ等の害虫が付くことがあります。見つけた段階でピンセットで取り除くか、薬剤で駆除するようにしましょう。
害虫駆除に適した薬剤や道具がありますので、ご紹介します。
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9)サボテンの育て方と夏の水やり頻度・サボテンの種類
ここでは初心者でも比較的簡単に育てることができるサボテンの品種からインテリアとして楽しめる品種をご紹介します。
育てやすい品種
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10)まとめ
サボテンはユニークな葉の形や花が楽しめて、小さいものであれば場所を取らずに手軽に育てられます。お部屋のインテリアとして是非いかがでしょうか。