【マーガレットの上手な育て方のコツ】1.はじめに
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黄色い花芯の周りに細長い白い花びらが何枚も付いているマーガレットは、子供の頃、恋占いなどでよく見かけたことがあるのではないでしょうか?夏には可憐でかわいい花が咲き、公園などの花壇でもよく見かけます。多年生の植物なので、育てやすいのがその理由でもありますね。今回は、そのマーガレットの上手な育て方のコツ、剪定の仕方や種、地植えなどの基礎知識についてご紹介します。
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【マーガレットの上手な育て方のコツ】2.マーガレットとは
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マーガレットとは、キク科の多年生植物で、夏には白くかわいい花が咲きます。18世紀のフランスの王妃、マリー・アントワネットにも愛されていたと言うマーガレットは、古くから愛されている西洋のキクです。英名では、Margueriteと言われ、和名では、木春菊(モクシュンギク)と言います。英名は、「真珠」と言う意味のラテン語から来ています。また和名は、茎が木質化し、葉っぱが春菊に似ていることからきているそうですよ。
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気候が温暖なスペイン領カナリア諸島が原産地です。17世紀末にはヨーロッパにわたり、明治時代末期には日本に伝わりました。
【マーガレットの上手な育て方のコツ】3.初心者でも育てられる?
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マーガレットの原産地は、高温多湿で、冬の寒さに弱いところでしたが、順応性があり、比較的育てやすい花でもあります。毎年花を咲かせるので、初心者でもマーガレットを育てる楽しみを感じられる花でもあります。夏にきれいな花をいっぱいつける植物で、種類も豊富です。いろんな種類をお庭に地植えしたり、鉢植えでベランダで育てるのもかわいいですよね。
【マーガレットの上手な育て方のコツ】4.マーガレットの特徴
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上手に育てるとどんどんと大きく成長して、120cmほどにもなるものもあります。品種改良により多くの種類があり、白い花が咲くものをはじめ、ピンクや黄色、オレンジなど、いろんな色の花があります。葉っぱは春菊に似ていています。花の形は、単の他に半八重、八重、まん丸く咲くポンポン咲きなどがあります。
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マーガレットは、小さい頃に「好き、嫌い、好き・・・」と、細長い花びらを一枚づつちぎって、恋占いをしたことがある人もいると思います。マーガレットの花言葉には、「恋占い」と言う意味もあり、世界中でマーガレットで恋占いをするのは有名なようです。他にも「秘密の恋」や「信頼」などの花言葉もあります。色別の花言葉では、ピンク色には「真実の愛」、黄色には「美しい容姿」と言う花言葉があります。恋愛に関する花言葉が多いマーガレットは、恋占いには最適な花ですね。
【マーガレットの上手な育て方のコツ】5.マーガレットの種
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マーガレットは、種から植えてもいいですが、基本的には苗から植える方が上手に育てられます。種から植え付けるとしたら、4月から6月初旬の夏のはじめの頃、もしくは10月の夏の終わりから秋にかけてがよいでしょう。
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【マーガレットの上手な育て方のコツ】6.マーガレットの苗
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マーガレットの苗は、春頃に出回ります。株元からしっかりとしたぐらつきのないものを選ぶとよいです。葉茎の先っちょの方に花芽がたくさんついているものを選ぶと、長くお花を楽しむことができます。
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【マーガレットの上手な育て方のコツ】7.マーガレットの植え付け
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マーガレットを地植えする時には、真冬と真夏は避けましょう。春か秋の比較的暖かい日、最適でも気温が5℃以上の日を選ぶとよいです。気温が5℃以下よりも前に苗を買ってしまった場合、地植えするのはちょっと待って、苗を日当たりの良い軒下や、霜が当たらないような場所に置いておきます。
【マーガレットの上手な育て方のコツ】8.マーガレットが好む環境
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マーガレットは太陽が大好きな植物です。紫外線に当たると、花の色がきれいになり、花の数も増えます。また、紫外線が少ないと花の色が白っぽくなってしまうので、太陽がいっぱい当たる場所に置いてあげてください。鉢植えの場合は、窓際など、太陽がいっぱい当たる風通しの良い場所が良いです。庭などに地植えの場合も、太陽がいっぱい当たる日向の場所が良いです。冬場の寒い風や霜が当たるような場所は避けましょう。お庭いっぱいにかわいい白い花を咲かせるマーガレットなので、地植えにすると良いのですが、暑い夏の湿気と、寒い冬の霜を嫌うので、そのような環境の場合は、鉢植えの方がよいです。地植えで、霜が当たる場合は、根元に敷きワラや腐葉土をたくさんかぶせてあげると冬越しも可能です。
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鉢植えの場合、冬場の12月から4月頃までは、室内の日当たりのよい場所に置くのをおすすめします。梅雨時は、雨の新たない風通しの良い場所がよいです。夏場は、半日陰の場所が良いです。ただ、マーガレットは、多年草で、一度根付いたら耐寒性も向上します。そのため、2年目以降は地植えでも大丈夫です。
【マーガレットの上手な育て方のコツ】9.マーガレットの水やり
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マーガレットは、基本的に乾燥には強いので、水やりはあまり多くしなくても大丈夫です。少し乾燥気味で育てる方がよく育ちます。土の表面が乾いた時が水やりのサインです。でも、特に冬は水やりをぐっと減らしても大丈夫です。水やりの際には、花に水がかからないように気をつけましょう。
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【マーガレットの上手な育て方のコツ】10.マーガレットの剪定方法
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マーガレットは、結構大きく伸びる植物なので、剪定をしてあげると良いです。マーガレットが長く伸びた場合は、草丈を半分ほどに剪定し、背丈が伸びた株には支柱を立てるとよいです。その際に葉っぱを全て剪定しないように気をつけましょう。また、マーガレットの草丈が15cmくらいに伸びたら、新芽を剪定するのもよいです。剪定することで花の数が多くなります。剪定に適した時期は、9月頃です。
【マーガレットの上手な育て方のコツ】11.マーガレットの植え替え
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マーガレットは、根詰まりをおこしやすい植物ですので、育て始めてから1年以上たったら、一回り大きなサイズの鉢へ植え替えをする方がよいです。植え替えの方法は、一回り大きな鉢に鉢底石と培養土を入れて、マーガレットを鉢から出して、根の周りの土を手で優しく落とし、新しい鉢の中心にマーガレットを植えつけます。周りには土を入れてマーガレットがしっかりと鉢の中で固定するようにしましょう。その後、水やりはたっぷりと!
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【マーガレットの上手な育て方のコツ】12.マーガレットの挿し木
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マーガレットを挿し木で増やすこともできます。挿し木の時期は、5月から6月、もしくは9月頃です。挿し木の方法は、芽の先から5cmから10cmほどで枝を切ります。葉っぱを数枚残して、切り口を2-3時間ほど水につけます。小さな植木鉢に挿し木用の土を入れて、土を湿らせてから指で穴を開けて、そこに先ほどの枝を植えつけます。約1ヶ月ほどで根が出てくるので、根が出て来たら鉢に植え替えましょう。
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【マーガレットの上手な育て方のコツ】まとめ
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いかがでしたか?白くてかわいい可憐な花を咲かせるマーガレットは、比較的育てやすい植物でもあります。冬の霜と夏の湿気、梅雨の雨に気をつければ、わりとぐんぐんと伸びてくれます。鉢植えも良いですが、一度根付いたら耐寒性もあるので、2年以降は地植えにして、お庭いっぱいにかわいいマーガレットの花で埋め尽くしてみても素敵ですね。