大人気!群馬県の方言ってどんなの?
ネット上で、関東地方に位置する独裁国家“グンマー”としてネタとされ、人気深夜テレビ番組「月曜から夜ふかし」などのテレビ番組でも度々いじられる日本の愛され県である群馬。そんな群馬にも独特なイントネーションや方言がたくさんあります。まずは群馬方言の特徴について見ていきましょう。
群馬の方言の特徴
群馬弁は埼玉弁や神奈川弁などと同じ西関東方言に属します。同じ北関東にある茨城弁や栃木弁は東関東方言に属するので、群馬弁とは大きく異なります。
群馬はイントネーションがおかしい?
関東にあるため、それほど方言の印象がない群馬ですが、実は群馬の方言はイントネーションが独特と言われています。全体的には標準語と近いのですが、語尾を少し伸ばした独特のイントネーションになります。その独特さは深夜テレビ番組「月曜から夜ふかし」などでも度々取り上げられるほどです。
語尾に「だんべー」「さー」
群馬では語尾に「だんべー」「さー」をつけて話します。「だんべー」「さー」という語尾には少しアクセントがつくので、初めて聞いた人からは少し怒っているような印象に聞こえることもあるようです。
群馬県民は訛っていることを認めない
深夜テレビ番組「月曜から夜ふかし」では、“群馬県民は訛っていることを認めない”という仮説を検証して話題になりました。群馬県民は訛りを否定していましたが、実際には「ぶどう」という言葉の“ど”が高くなったり、標準語とはイントネーションが異なる言葉がありました。
うち両親共に群馬出身なんですけどね、夜更かしでやってた訛り全部あてはまるし最近までいくつかの言葉は訛ってないと思ってた(私が)
— 馨 (@kaor1324) March 20, 2017
群馬県民は数え方も独特!
群馬弁は数の数え方が独特だということで話題です。特に人気の深夜テレビ番組「月曜から夜ふかし」で取り上げられたことによりSNSを中心に話題を集めました。
「月曜から夜ふかし」で話題になった数の数え方は、11〜20を数えるときの抑揚のつけ方について。奇妙な節がついていて、群馬県民独特の曲のような感じになっています。
群馬県民の数の数え方がどうのってあれまじで普通だと思ってたのでびびりました
— くろっき (@y_clockey) August 5, 2016
月曜から夜ふかしの番組面白いw
— ちゃむちゃん (@tram106) August 25, 2014
てか、群馬県って数の数え方可笑しいの?
夜ふかしに群馬の数え方でてるw
— YUIさんが世界を救う@音垢 (@nyusankin1024) August 25, 2014
他県からしたら変なんだwwww
深夜テレビ番組「月曜から夜ふかし」を見て自分たちの数え方の独特さに気が付いたなんて群馬県民も多数!慣れていると意外と気がつかないものですよね。
定番や可愛い・面白いものまで!群馬方言15選!
ここからは気になる群馬方言について、定番から可愛い、面白いものまでたっぷり15選でご紹介します。知っている方言があるか、ぜひチェックしてみてくださいね!
群馬方言Part.1|うんまける
「うんまける」は、「撒き散らす」「こぼす」という意味です。大事なものを撒き散らしてしまったなど、ネガティブな意味で使われることがほとんどです。「書類の上にコーヒーうんまけちゃった!(=書類の上にコーヒーこぼしちゃった!)」などと使います。
群馬方言Part.2|えんと
「えんと」は「座る」という意味です。ただこの「座る」は幼児にのみ使う言葉で、幼児言葉の「えんこ」から派生しています。「お座りする」といったニュアンスが近いですね。
群馬方言Part.3|おおごと
「おおごと」は、「苦しい」「大変」「辛い」という意味です。標準語で使われる「大事件」「重大な事柄」という意味の「おおごと」と似ているようで若干ニュアンスが異なる方言ですね。「昔はおおごとだったよ(=昔は苦労が多くて大変だったよ)」などと使います。
群馬方言Part.4|おこんじょ
「おこんじょ」は「意地悪」という意味です。「あの子はおこんじょだよね(=あの子は意地悪だよね)」などと使います。
群馬方言Part.5|おっぺす
「おっぺす」は、「押す」という意味です。最近では若者はあまり使わなくなってきましたが、群馬の年配の人には今でも使っている人が多くいます。「そんなにおっぺすなよ(=そんなに押すなよ)」などと使います。
群馬方言Part.6|かんます
「かんます」は、「かき混ぜる」という意味です。「生クリームをよくかんましておく(=生クリームをよくかき混ぜておく)」などと使います。群馬以外に埼玉や栃木などでも使われる方言です。
群馬方言Part.7|くっちゃべる
「くっちゃべる」は、「話す」「しゃべる」という意味です。最近では比較的全国的に使われるので、知っている方も多いのではないでしょうか。この「話す」というのは無駄なおしゃべりを続けるなど悪いイメージの「話す」に使います。「いつまでくっちゃべってるんだ(=いつまでしゃべっているんだ」と言われたら、叱られていると思った方が良いでしょう。
群馬方言Part.8|じゅーく
「じゅーく」は、「生意気」という意味です。「そんなじゅーくこくな(=そんな生意気言うな)」などと使います。子供の反抗期の時などに親からよく聞かれる言葉です。
群馬方言Part.9|すえる
「すえる」は「腐る」という意味です。漢字では「饐える」となり、飲食物が腐って酸っぱくなっている様子を意味します。
群馬方言Part.10|たかす
「たかす」は、「捨てる」という意味です。「そのゴミたかしておいて(=そのゴミ捨てておいて)」などと使います。
群馬方言Part.11|はばったい
「はばったい」は、「浮腫む」「腫れぼったい」と言う意味です。手足や目がむくんでしまった時などに使われます。「昨日から手がはばったい(=昨日から手が腫れぼったい)」などと言います。
群馬方言Part.12|ばばんご
「ばばんご」は「おたまじゃくし」の意味です。群馬の方言の中でもなかなか推測が難しい方言と言えそうですね。「ばば」は幼児語で汚いものを指し、「ばばんご」は「醜い形をしたカエルの子」という意味になると一説では言われています。
群馬方言Part.13|ぶちゃる
「ぶちゃる」は「捨てる」という意味です。群馬の中でも、高崎・富岡・渋川・吾妻地域で使われる方言です。「そのゴミ、ぶちゃっといてくれない?(=そのゴミ捨てておいてくれない?)」などと使います。
群馬方言Part.14|まあず
「まあず」は「まったく」という意味です。「ハエがまあずうるさい(=ハエがまったくもってうるさい)」などと使います。
群馬方言Part.15|まっと
「まっと」は、「もっと」という意味です。敷物の「マット」と同じ発声なので、最初は少し戸惑ってしまいそうですね。「まっと早く歩いて(=もっと早く歩いて)」などと使用します。
可愛い群馬弁で言われたい!告白フレーズ3選!
方言は告白フレーズにするとより可愛さが引き立ちますよね!いつか群馬女子・群馬男子に言われてみたい可愛い告白フレーズを3選でご紹介します!
群馬方言の告白フレーズPart.1|あんたのこと好きなんさー
「あんたのこと好きなんさー」は「あなたのことが好きです」というストレートな告白フレーズです。語尾に「さー」が付いていること以外、ほとんど標準語に近いので、他県民にとってもまっすぐ気持ちが伝わってくる言葉ですね。可愛らしい響きなので「僕も(私も)好きなんさー!」なんて返したくなりますね!
群馬方言の告白フレーズPart.2|私のこと、好きなん?
「私のこと、好きなん?」は、「私のこと好き?」という意味です。すでに親しい関係にある異性に愛情を確認する意味で使うフレーズですね。群馬では語尾に「ん」をつける特徴があり、なんだか響きもフランクになりますよね。群馬らしい可愛い告白フレーズです。
群馬方言の告白フレーズPart.3|なっからかわいい
「なっからかわいい」は「とてもかわいい」という意味です。「なっから」が「とても」という意味になります。男性は「なっからかっこいい」と言われたら嬉しいですね!
まとめ
いかがでしたか?群馬弁について、特徴や定番、可愛いものや面白いもの、さらには胸キュンの告白フレーズをご紹介しました。「グンマー県」として今や独特の存在感を発揮している群馬県。深夜テレビ番組「月曜から夜ふかし」でも多数特集されるなど、語尾やイントネーションが独特な方言や県民性が注目されている県でもありますね。たくさんの魅力があるので、ぜひ群馬県を訪れた際には現地の人とたくさんコミュニケーションをとってみてくださいね!