東京の県民性の特徴は?
日本の首都であり、様々な県民や外国人と触れ合う機会も多い東京都。ビジネスの中心地であり、日常のスピード感もある土地で育ったために、東京都民には個人主義で冷静な価値観というものが自然と身についています。とはいえ、東京の中でも、山手地区・下町地区・多摩地区では少し性格の特徴が異なります。
山の手地区
東京の中でも中心と言える山の手地区は、裕福な家庭も多く素直でおおらか、生粋のお嬢様タイプの人が多くいます。育ちが良く心の余裕がありますが、天然率も高めです。
下町地区
浅草や葛飾など東京の中でも東側に位置する下町地区は、東京の中でも義理人情が厚く、昔ながらの雰囲気が残っています。お節介焼きであったり涙もろかったりと、庶民的な地区です。
多摩地区
東京の23区外の多摩地区は、東京の中でも穏やかな場所です。東京の約3分の1がこの多摩地区に当たりますが、中心である23区からは外れているために、あまり東京扱いされないなんて多摩地区あるあるも。東京のイメージにない山や木々に囲まれている穏やかな人が多い地区です。
東京都民県出身の有名人
高橋一生
俳優の高橋一生さんは東京都出身です。ドラマ『凪のお暇』の我聞慎二役や『カルテット』の家森諭高役など数々の人気ドラマに出演し、その都度演技力の高さとかっこよさで話題になる、大人気俳優です。
桜井和寿
ロックバンド・Mr.Childrenのボーカル・桜井和寿さんは東京都練馬区出身です。2017年にデビュー25周年を迎えましたが、未だ人気が衰えることのない日本を代表するアーティストです。
石田ゆり子
女優の石田ゆり子さんも東京都出身です。その透明感抜群のルックスから女性ファンも多く、奇跡のアラフィフとして知られています。妹の石田ひかりさんも女優をしています。
深田恭子
女優の深田恭子さんは東京都北区出身です。『初めて恋をした日に読む話』や『ダメな私に恋してください』など数々の人気ドラマに出演し、その度にその可愛らしさでSNSを中心に話題になる大人気女優です。
東京都民の県民性①|せっかちでドライ
東京の中心地はとにかくせかせかしているので、そんな東京で育った人たちも歩くのが早かったり、決めるのが早かったりと、せっかちな性格の人がたくさんいます。時間にもきっちりしていて、個人主義な面もあるので人付き合いはドライです。
マンションで育つと近所付き合いも希薄になるので、隣に誰が住んでいるのかわからないなんてことも多々あります。ただ、この特徴については自然豊かな多摩地区ではやや薄めの傾向にあります。
東京都民の県民性②|世話焼き
東京の中でも浅草地区など下町の方に住んでいる人は、情に厚く世話焼きな性格の人が多いです。昔のホームドラマにあったような下町の人情がまだ残っていて、お祭りが盛り上がったり涙もろかったりと、東京の中心地とはまた違うどこか懐かしい雰囲気を味わうことができます。
東京都民の県民性③|物をはっきり言う
東京都民は物事をはっきり言う人が多いと言う特徴があります。江戸っ子の気質を表す言葉に「江戸っ子は皐月の鯉の吹き流し」という言葉がありますが、これは言葉遣いは荒いけれども腹に何もなく気持ちはさっぱりしている性格と言うことを指します。特に東京女子には、サバサバ系・男前な性格の人がたくさんいます。
東京都民の県民性④|こだわりが強い
例えば何時間もラーメン店の行列に並んだりと、東京都民は欲しいものに対して苦労することを厭わないと言う面があります。もともと東京という街は人が多く、満員電車や行列はもはや当たり前。そんな東京都民の県民性が、他県民にとってはこだわりが強いと映るようです。
東京都民の県民性⑤|プライドが高い
日本の中核都市である東京都に住んでいる人にとって、東京都出身であること自体がステータスの一つであったりもします。自分たちは選ばれしものという感覚がどこか染み付いていて、プライドが高くなりやすい傾向にあります。であるからこそ、仕事で地方に住むのはストレスに感じることも多く、どんなに栄転でもなんだかモヤっとしてしまうことも多いんだとか。
東京都民の県民性⑥|育ちが良い
特に東京の山手地区は、年収の高い裕福な家庭も多く、育ちの良い人が多くいます。典型的なお坊っちゃま・お嬢様体質な人も多く、何事にも余裕がありガツガツしていない性格の人がほとんどです。
東京都民の県民性⑦|一人が得意
個人主義の人が多い東京では、一人遊びが得意な人がたくさんいます。大人になっても一人映画・一人カラオケ・一人焼肉などに抵抗がなく、日々楽しむことができるという人が多く、気があう人だけ付き合えば良いと言う狭く深くの人間関係になりがちです。
東京都民あるある①|故郷がある人がうらやましい
東京人は、お盆やお正月などに地元に帰省するという話を聞くと、とても羨ましいと思います。「上京するときの心境ってどうなんだろう?」と思ったり、「上京する=自立する」といったイメージで、地方出身の人が少し大人に見えたりします。大学や会社がある場所として親しんでいる東京以外にも帰る場所があるということに本気で憧れています。
東京都民あるある②|芸能人には意外と会わない
地方出身者にとっては「東京=芸能人がたくさんいる」と言うイメージがあるかもしれませんが、東京にいても芸能人に会うことはほぼありません。東京にはそもそも人が多いので、あまり気がつかないという人も多く、もし芸能人に気が付いたとしても意外と冷静な態度を取るのが東京人です。
東京都民あるある③|“東京人は冷たい”と言われるとイラっとする
大学生になったり社会人になると上京してきた友達や同僚から「東京人は冷たい」なんてことを言われることがよくあります。そんなとき、東京都民は内心イラっとしています。「東京の人は冷たいとか言うけれど、渋谷とか新宿にいる人のほとんどが地方出身者だからね。」なんて言い返したくなるのです。
東京都民あるある④|方言萌えする
大阪弁や広島弁、博多弁などがつい自然に出てしまう人をとても羨ましく思うのが、東京人です。関西の人に「好きやねん」と言われてみたい…なんて妄想で話が盛り上がることも度々あります。他県民の人との会話の中で不意に方言が出てきたときに内心きゅんとしているのが東京人です。
東京都民あるある⑤|ペーパードライバーになりがち
東京に住んでいると電車やバスで移動するのが一番早く、駐車場代も高いので自分の車を持つ必要性を感じません。実家に車がないという人も多く、大学生の時などに運転免許をとっても結局車に乗ることなく、結局数十蔓延する身分証になってしまった…なんてことが多々あります。
東京都民の恋愛傾向①|諦めが良い
人間関係においてはドライな面が強く、それは恋愛においても同じです。そもそも恋愛の優先順位が低い人も多く、もし好きになっても無理そうだなと思ったらすぐに切り替えます。東京男子の中には「粘らないのがかっこいい」と言う価値観を持っている人も多く、東京の人と恋愛をしたいときにはタイミングを見誤らないことが大切です。
東京都民の恋愛傾向②|同棲から地味婚へ
東京の人は、おつきあいを始めてから少ししたら同棲を開始して、しばらくしたら地味婚をすると言う人が多くいます。結婚式に近所の人を呼ぶなどという習慣もないため、派手な結婚式をあげる人は少なく、そもそも結婚式自体に興味がないなんて人もたくさんいます。
東京都民の恋愛傾向③|対等な関係を好む
個人主義の価値観があり精神的にも自立している人が多い東京人は、恋愛においても対等な関係を好みます。そもそも東京で生活をするには全てが高いので、「男は仕事、女は家事」という価値観では暮らしていけないことも多く、結婚後もお互いに仕事をしながら家事や育児も行うといった結婚生活になることがほとんどです。女性もキャリア志向の人が多いため、そのような関係を望んでいる傾向にあります。
まとめ
いかがでしたか?東京の県民性についてご紹介しました。東京と言う大都市らしく、せっかちでドライなんて特徴がありましたが、一方で下町では古く良き義理人情の価値観が残っていたり、多摩地区の人はおっとりしていたりと意外な面もあり興味深い点がありましたね。ぜひ東京を訪れた際にはコミュニケーションをとってみてくださいね。