本州の日本海側に位置する石川県。北陸新幹線が開通したことにより、近年は観光地としても賑わっています。日本三大庭園のひとつ「兼六園」や車で波打ち際を走れる「千里浜なぎさドライブウェイ」など、見所がたっぷり詰まっています。

そんな石川県に住む人々は、穏やかで人あたりの良い性格をしています。しかし、ネット上では「陰湿」「嫌い」との声も。なぜ、石川県民は「陰湿」「嫌い」と言われてしまうのでしょうか？本記事ではその理由を探るとともに、石川県の県民性について解説します。

石川県男性は、基本的に穏やかな性格をしています。喧嘩や争いなどを好まず、「平和に行こうよ」という人が多いです。また、包容力もあって柔らかな雰囲気をまとっています。しかし、本心をひた隠しにする人が多いのも石川県男性の特徴。何を考えているのか分かりにくいところがあり、腹黒だと思われることもしばしば。

石川男性は責任感が強く、物事を最後まで貫くことができます。特に、仕事においては強い責任感を持っているようです。実際、失業率も低いですし、サラリーマンの収入も全国で6位と上位に食い込んでいます。一方で、プライドが高い一面を覗かせることも。

基本的には穏やかな石川男性ですが、自分のプライドが傷つけられることに対しては敏感です。本心を隠す傾向にあるため、顔は笑っていてもプライドを傷つけた相手に対して、心の中で怒っている可能性があります。石川男性と良い関係を築くためにも、プライドを傷つけるようなことはしないでおきましょう。

石川女性は真面目で大人しい性格をしていますが、したたかな面も持っています。また、面倒なことに巻き込まれまいと誰にでも優しい態度を見せます。男性に対しては「自分に気があるのか」と勘違いさせるような態度を取ることも。

大人しい性格ゆえ他人に流されやすいのかと思いきや、石川女性は芯が強い性格をしています。自分の信念とは違う意見には決して同意しませんし、納得できないことが1つでもあると断固として拒否することも。

また、基本的には面倒ごとが嫌いな石川女性ですが、1度喧嘩が始まれば自分から折れることはありません。石川女性との喧嘩は長期化する可能性がありますので、できるだけ喧嘩せずに良い関係を築きましょう。

石川男性は奥手な人が多いです。また、プライドが高いために自分からアプローチできません。ナンパなんてもってのほかだという方も。ゆえに女性からグイグイ積極的にアピールする方が恋愛に発展しやすいでしょう。結婚後は亭主関白気味になるようですが、家庭自体は上手くいくことが多いです。実際、石川県では離婚率が低いです。

石川女性は箱入り娘のような人が多く、恋愛に関する知識や経験はそう豊富ではありません。ゆえに男性から言われるままに従ってしまうことも。しかし、石川女性は保守的な面を持っていますので、ナンパやSNSでの出会いには引っかかることがありません。

むしろマイナスイメージを持っており、嫌いだと言う人が多いです。また、石川女性の好みのタイプは教養があってセンスが良い人。そして、結婚後はお互いを尊重し合うため、夫婦円満なことが多いです。

石川県金沢市は日本の金箔生産量99％を占めています。今までは工芸品や美術品などに使用されていましたが、現在では美容アイテムや日本酒など様々なものに使われるようになりました。なかでも、ソフトクリームに大量の金箔を飾り付けた「金箔ソフト」は観光客から大人気。石川県に訪れたら、一度は口にしたいご当地デザートです。

普段は穏やかな性格をしている石川県民ですが、車の運転だけはかなり豪快。性格が180度代わり、荒々しい運転をする人が多いです。なんと運転マナーの悪い都道府県ランキングでは11位にランクインしているほど。

赤信号になっても停止しない、ウィンカーを出さずに曲がる、車間距離を詰めるなどはあるあるなんだとか。他県民からすると「煽られているのかな」と感じることでも、石川県民は悪気なくやっている可能性があります。

回転寿司といえば、レーンに回っている寿司を取って食べるのが当たり前ですよね？しかし、石川県では回転寿司でも注文するのが一般的です。レーンに寿司は回っていますが、あくまでも見本なため取って食べることはありません。

また、石川県は回転寿司で使われるコンベアのほとんどを生産していることもあって、回転寿司の激戦地区でもあります。

大阪ならエスカレーターの右側、東京ならエスカレーターの左側に寄って立ち止まるのが普通です。しかし、石川県ではエスカレーターの片側に寄らずに両側を使います。他県民からすると急いでいる人には不親切だと感じるかもしれませんが、実は両側を使った方が上まで行くのが早いと言われています。

石川県民はアイスが大好きです。実際、アイスの消費量ランキング2017では全国1位に輝きました。常に冷蔵庫にはアイスがストックしてあるという人も多いようです。スーパーではよくアイスの半額セールが行われており、アイスの購入を促すような動きもあります。

他県民から出身地を聞かれた際は、石川県ではなく金沢を基準にして答える人が多いのだとか。というのも、石川県と答えると認知度が低いゆえに反応が薄かったり、場所を理解してもらえなかったりするのです。そのため、石川県よりも分かってもらいやすい金沢を基準にして出身地を説明します。

穏やかで人当たりの良い性格をしている一方で、ネット上では石川県民は陰湿だ、嫌いなどという声が多数見受けられます。また、実際に石川県へ旅行した人からは「ひとり旅好きで今まで色々な都道府県で現地の人と絡んできたけど、石川県は他とは違う。信じられないくらい排他的で冷たい。」とのコメントも。

なぜ、そのように言われてしまうのでしょうか？ここでは石川県民が陰湿、嫌いと言われてしまう理由について解説します。

石川県は、晴れの日よりも雨の方が多いです。「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるほど。この石川特有の天候が影響して、陰湿な性格に育ってしまったのではないかと考えられています。確かに雨の日は憂鬱な気分になりますし、性格に影響を与えるのも納得できます。

また、今でこそ北陸新幹線が開通してアクセス面が良くなりましたが、以前までは交通面が不便で他県との行き来が盛んではありませんでした。そのため、排他的な性格になっているのではないかともいわれています。

石川県はその昔、現在の富山県と福井県と合併していました。なんと1880年には東京よりも人が多く、人口は全国一位だったようです。しかし、他県民が混ざったことで石川県民が持つ本来の性格が薄れてしまいました。その結果として、陰湿や嫌いと言われやすい性格が出来上がってしまったのではないかと考えられています。

石川県民は陰湿や嫌いなどと言われていますが、それ以上に魅力の多い県民です。男性も女性も優しい性格をしていますし、お互いを尊重する気持ちを持っているため、結婚のパートナーに最適でしょう。