TOYOTAを始め、スズキや三菱自動車など大手自動車メーカーが多く集まる愛知県。また、昔から商売で栄えていた街であるため、お金持ちが多いのも特徴です。そんな愛知に住む人々は堅実でオシャレな人が多い傾向にあります。

また、地元愛に溢れているのも愛知県民の特徴。一方で、他県民からは「県民性が最悪」「ケチ」「自己中」などマイナスイメージを抱かれているようです。なぜ愛知県民には、ここまでネガティブなイメージが付いているのでしょうか？

本記事では愛知の県民性についてご紹介しながら、愛知県民が悪く言われてしまう理由についてご紹介します。

愛知の男性は、堅実かつ倹約家な傾向にあります。この性格は、特に尾張地方の男性によく見られます。値切りも得意で、ビジネス面においては重宝される人材でしょう。この性格はその昔、尾張藩が商売と倹約を大切にしていたことが影響していると考えられます。

愛知県民は、男女ともにブランドや高級品が大好き。特に若い男性は高級ブランドの時計や財布、洋服などを集める傾向にあります。愛車も名高いブランドでなければ満足しないようで、ベンツやフェラーリ、ポルシェなどの高級外車を好みます。そのこともあってか、愛知県内には高級外車のディーラーが数多く並びます。

愛知の男性は、見栄っ張りな性格をしています。自分をよく見せようとする気持ちが、上記のブランドや高級品好きの性格に繋がっているのかもしれませんね。もちろん、愛知の男性全員が見栄っ張りというわけではありません。しかし、どこからしらのポイントで自分だけの個性を主張しようとする人が多いのも事実です。

愛知の女性は好奇心旺盛で、アクティブな人が多いです。また、目立ちたがり屋な性格でもあります。これらは尾張地方の女性によく見られます。一方、三河地方の女性は大人しくて誠実。しかし、最近は尾張地方寄りの性格に変化してきているそうです。

愛知の女性は努力家な人が多いです。習い事や仕事など、どんなジャンルであってもコツコツと努力を積み重ねます。また、自分磨きにも力を入れる人が多いです。どうすれば自分が可愛く見えるのか、印象が良くなるのかを日々研究しています。そのこともあってか、愛知には可愛らしい女性がたくさんいます

愛知の女性はセンスが良く、ファッションで自分の個性を表現する人が多い傾向にあります。また、若い女性の場合はシャネルやルイヴィトンといった高級ブランドで固めていることも珍しくありません。こだわりが強いために、ただのブランド品ではなくて自分好みにカスタムしたものを好みます。

愛知県の男性は、地方によって恋愛傾向が対照的です。尾張地方の男性は恋愛に積極的ですが、三河地方の男性は消極的。そのため、三河地方の男性に対しては女性からアプローチする必要があります。ただ、どちらも自分の意見や価値観をパートナーへ押し付ける一面があります。ときには女性が振り回されることも。

そして、結婚に対しては妻が家庭を守って夫が仕事をするという、昔ながらの考えを持っているようです。ゆえに、自分の1歩後ろを黙って付いてくる女性を好む傾向にあります。

愛知の女性は、恋愛において積極的です。なんと日本で1番逆ナン（女性から男性にナンパすること）が多いと言われるほど。好みのタイプですが、尾張地方の女性は経済力があってファッションセンスが良い人、三河地方の女性は経済力があって堅実な人と、地方によって違いが見られます。結婚後は、尾張地方も三河地方も亭主関白スタイルに憧れるようです。

愛知県民は名古屋駅のことを「めいえき」と呼びます。名古屋駅の略称として使われるだけでなく、名古屋駅周辺の地域のことも「めいえき」と言うそうです。このほかにも愛知県ではポピュラーな略称が多く存在しており、名古屋大学は「めいだい」、国土交通省名古屋国道事務所は「めいこく」と呼ばれています。

愛知県では喫茶店でコーヒーを頼むとお菓子やサラダ、ゆで卵といったものが付いてきます。何も付いてこない方が珍しく、「なんでないの？」とびっくりするのだとか。

愛知県民は、とにかく愛知県のことが大好きです。東京や大阪といった大都会が近くにありながら地元で就職・進学する人が多いのも、この理由から。仮に県外へ進学・就職したとしても、出向いた土地で地元トークに花を咲かせるようです。

愛知県は徳川家康時代から何かと栄えていた街。ゆえに、先祖代々お金持ちという家系が多く、お坊ちゃま・お嬢様気質な人も珍しくありません。

ネット上で「愛知県民性」と打ち込むと、「最悪」「嫌い」などマイナスな言葉ばかりが並びます。また、2016年に行われた調査では訪問したい都市ランキングでワースト1位に…。それだけでなく、愛知県民はケチ・自己中だともいわれています。

なぜ、ここまで愛知県民はマイナスな評価ばかりされているのでしょうか？ここでは愛知の県民性が最悪、ケチ、自己中と言われる理由について解説します。

愛知県民は、とにかく地元が大好き。それに加えて保守的な性格をしており、ビジネスにおいても人間関係においても、新しいものを取り入れることが苦手です。これらの理由から、愛知県民は同じ愛知県民だけで結束し、他県民に対しては排他的な態度をとってしまうのです。これが愛知県民は「最悪」だといわれるゆえんでしょう。

また、愛知県民は何事も合理的に考えます。特にビジネスにおいては、いかにして利益を上げるかだけを考えているため、遠慮なくストレートな物言いをしてしまいます。他県民からすれば、「思いやりの気持ちがない最悪な県民性だ」と思ってしまうかもしれませんね。

しかし、これは昔から商売を行ってきた土地だからこその県民性。悪気があるわけではないので、「最悪」の一言でくくるらないようにしましょう。

愛知県民はかなり堅実な性格をしています。特にお金の使い方に気を付けており、周りからは「ケチ」と言われるほど倹約します。冒頭でもお話しましたが、この性格は尾張藩が商売と倹約をポイントに政治を進めていたことが大きく影響しており、現在も堅実に貯金する習慣が根付いているのです。

「ケチ」という言葉は聞こえが悪いですが、ギャンブルや借金などをしない愛知県民は結婚のパートナーとして最高ではないでしょうか？

愛知県民が「自己中」だと言われる理由は、恐らく細かいことを気にしない性格にあると考えられます。自分の考えだけで突っ走ってしまうところがあり、それが他県民からすると「自己中」だと感じるのかもしれません。

また、細かいことを気にしない性格は運転マナーにも表れています。例えば、「ウィンカーを出さない」「信号を無視する」「無理やり車線変更する」などは当たり前。細かいことを気にしないの範疇を超えているようにも思えますが、愛知県ではこれが普通なのです。

とはいえ、運転においては譲り合いの精神も大切。それがない愛知県民は、他県民から「自己中」だと言われるのも仕方ないのかもしれません。

愛知県は県民性が最悪と言われがちですが、悪い面ばかりに目を向けるのではなく、良い面も見てあげましょう。特に堅実で倹約家な性格は結婚のパートナーにぴったり。また、愛知県民は代々お金持ちの家系が多いため、お金で苦労することは少ないでしょう。