徳島の方言の特徴
徳島県といえば阿波踊りが有名ですが、そんな徳島の方言は「阿波弁」とも呼ばれています。阿波弁は四国方言の一つですが、兵庫県に近い地理であるという点や商業の街である大阪との交流も盛んだったことから、関西弁に似た特徴もあります。
否定の「〜ん・〜へん」
阿波弁では「食べん」「歩けへん」など動詞に「〜ん・〜へん」を用います。
感動・強調の「わ」
阿波弁では、「あれが○○やわ」など、語尾に「わ」をつけて感動・強調を表します。
標準語とかなり違う!?徳島弁講座!
こちらの動画はとてもわかりやすく初心者におすすめの徳島弁の方言講座です。語尾の部分に特徴があることがよくわかります。
徳島出身の有名人
哀川翔
俳優・タレントの哀川翔さんは徳島県徳島市生まれです。1986年に「一世風靡セピア」のメンバーとしてレコードデビューしたのち、映画『獅子王たちの夏』の主役に抜擢されるなど長く活躍されています。最近ではカブトムシ好きとしてバラエティ番組などにも多数出演しています。
米津玄師
シンガーソングライターの米津玄師さんは徳島県徳島市出身です。『Lemon』が2018年に大ヒットするなど、絶大な人気を誇るアーティストです。2018年の紅白歌合戦で徳島県にある大塚国際美術館で歌唱したことも記憶に新しいところです。
アンジェラ・アキ
シンガーソングライターのアンジェラ・アキさんは徳島県板野郡板野町出身です。ピアノの弾き語りが中心で、「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」はNHK『みんなのうた』でも放送されました。
大塚千弘
女優の大塚千弘さんは徳島県徳島市出身です。妹はファッションモデルの山下リオさん。俳優の鈴木浩介さんと2015年に結婚しています。『凪のお暇』『刑事7人』など多数の人気作品に出演されています。
定番や可愛い・面白いものまで!徳島方言17選!
阿波弁こと徳島の方言を定番からかわいいもの、面白いものまで17選でご紹介します。「せこい」「しわしわ」などぜひ意味を想像しながら見てみてくださいね。
徳島方言Part.1|あずる
「あずる」は「手こずる」という意味です。「大きい弁当買うたら食べるんにあずったわ(=大きい弁当を買ったら食べるのにてこずったわ)」などと使います。
徳島方言Part.2|いける
「いける」は「大丈夫」「可能である」という意味です。標準語でも使うことがあるので、徳島方言であることに驚かれた人も多いかもしれませんね。「体調悪い?いける?(=体調悪い?大丈夫?)」などと使います。
徳島方言Part.3|うちんく
「うちんく」とは「我が家」「私の家」という意味です。「うちんく寄っていかん〜?(=私の家寄っていかない〜?)」などと使います。
徳島方言Part.4|おきる
「おきる」は「お腹いっぱい」という意味です。標準語では、目がさめるという意味の「起きる」を連想しがちなので、夕食後などに徳島県民が「おきる」と言ったら少しびっくりしますね。ご飯5杯食べたらお腹がおきただろ(=ご飯5杯食べたらお腹いっぱいでしょ)」などと使います。
徳島方言Part.5|おもっしょい
「おもっしょい」は「面白い」という意味です。徳島のテレビCMで「おもっしょいぞう」というフレーズが有名なので、徳島県民にとっては馴染みのある方言です。
徳島方言Part.6|がい
「がい」は「強い」「気が強い」という意味です。「あの人がいななぁ(=あの人気が強いなぁ)」などと使います。
徳島方言Part.7|かんまん
「かんまん」は「かまわない」という意味です。「ほなにあやまってくれんでもかんまんよ(=そんなにあやまってくれなくてもかまわないよ)」などと使います。
徳島方言Part.8|ごじゃ
「ごじゃ」は「デタラメ」「間違い」という意味です。「あいつのいーよることはごじゃばっかしじゃ。(=あいつのいうことはデタラメばっかりだよ)」などと使います。
徳島方言Part.9|ごっつい
「ごっつい」は「とても」「すごい」という意味です。「ほれごっついおっきいで(=それすごく大きいね)」などと使います。比較的知られている方言の一つですね。
徳島方言Part.10|しわしわ
「しわしわ」は「ゆっくり」「のんびり」という意味です。「しわしわしなしんどいわ(=ゆっくりやらないと疲れちゃうよ)」「しわしわ行きよ〜(=ゆっくり行きなさいよ〜)」などと使います。なんだかかわいい響きの方言です。
徳島方言Part.11|せこい
「せこい」は「苦しい」「息苦しい」という意味です。精神的なことにも体力的なことにも使う方言です。「えっとぶりに走ったらせこいわ(=久しぶりに走ったら息苦しいわ)」「宿題ができとらんけんせこい(=宿題ができていないから気が苦しい)」などと使います。
徳島方言Part.12|つまえる
「つまえる」は「片付ける」「しまう」という意味です。「これ、つまえといてくれる?(=これ、片付けてくれる?)」などと使います。
徳島方言Part.13|てれこ
「てれこ」は「互い違い」という意味です。ものの順番や位置が逆になっている様子を表します。「この靴下てれこになっとるで(=この靴下入れ替わっているよ)」などと使います。
徳島方言Part.14|へらこい
「へらこい」は「ずるい」「ずる賢い」という意味です。「どしてほんなへらこいことするん〜?(=どうしてそんなずるいことするの〜?)」などと使います。特に女子が使ったらかわいい方言で、ついこの方言を言わせたくて意地悪したくなっちゃうかもしれませんね。
徳島方言Part.15|ほなけんど
「ほなけんど」は「だけど」という意味です。かわいさと面白さのあるユニークな方言ですね。「わかるよ、ほなけんど、したらあかんやろ?(=わかるよ、だけど、したらダメでしょ?)」などと使います。
徳島方言Part.16|まける
「まける」は「溢れる」「漏れる」という意味です。「バケツの水がまけとる(=バケツの水が溢れてる)」などと使います。お酒の席などで「ビールまけまけ入れて〜!」などと言われたら、溢れるほどたっぷりビールを注いであげてくださいね。
徳島方言Part.17|もんた
ついあの名司会者の顔を思い浮かべてしまう「もんた」は「自分が帰った」という意味の方言です。「今もんたよ〜(=今帰ったよ〜)」などと使います。響きが柔らかいので可愛くて人気の方言です。
可愛い徳島弁で言われたい!告白フレーズ3選!
方言は告白フレーズにするともっと可愛くなりますよね!ここからは徳島方言を使った胸キュンの告白フレーズをご紹介します。
徳島方言の告白フレーズPart.1|好きやったんじょ
「好きやったんじょ」は「ずっと好きでした」という意味の王道の告白フレーズです。「じょ」という語尾がとても可愛らしく、徳島女子にこんな言葉で告白されたらついOKしてしまいそうですね。
徳島方言の告白フレーズPart.2|あんたといたらおもしょいわ
「あんたといたらおもしょいわ」は「あなたといたら楽しいよ」という意味です。直接的な告白ではありませんが、好意を伝えるにはぴったりのフレーズです。
徳島方言の告白フレーズPart.3|ほやけんうちんくくる?
「ほやけんうちんくくる?」は「だったら私の家にこない?」というちょっぴり大人のお誘いフレーズです。おつきあいが始まってから関係を進展させたいときなどにぴったりのフレーズです。「ほやけん」が柔らかい響きなので、キュンとしちゃいますね。
まとめ
いかがでしたか?阿波弁こと徳島の方言について特徴や、定番方言・かわいい方言・面白い方言、胸キュンの阿波弁告白フレーズをご紹介しました。「せこい」「しわしわ」などユニークな方言が多い徳島の方言。徳島方言を覚えた上で徳島を訪れたら、素敵な出会いがあるかもしれません。ぜひ覚えて徳島県民と仲良くなってくださいね。