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進撃の巨人

CATEGORY | 進撃の巨人

ヒストリア・レイス(クリスタ)のエピソードまとめ!かわいい魅力や謎を徹底紹介!

2021.06.22

進撃の巨人season3のキーマンとなるヒストリア・レイス。重すぎる幼少時代と、ユミルとの友情に救われながら、女王にふさわしい人物へ成長する過程をPICKUP!女王となるヒストリア・レイスとリンクして、新展開を迎える進撃の巨人をヒストリアの視点から再検証!

  1. 進撃の巨人でのクリスタことヒストリア・レイスの登場
  2. 進撃の巨人のクリスタことヒストリア・レイスは照橋心美
  3. 進撃の巨人でのユミルとクリスタことヒストリア・レイスの友情
  4. 進撃の巨人のウトガルド城の戦いで見せたヒストリア・レイスの性格
  5. ヒストリア・レイスがクリスタ・レンズになった経緯
  6. 進撃の巨人でヒストリア・レイスはなぜ殺されそうになったのか?
  7. 進撃の巨人で女王になる運命を突きつけられたヒストリア・レイス
  8. 進撃の巨人のレイス領・礼拝堂地下での覚醒するヒストリア・レイス
  9. 進撃の巨人のオルブド区防衛戦で女王となったヒストリア・レイス
  10. 進撃の巨人で女王に即位したヒストリア・レイスは猫パンチをリヴァイにお見舞いするだニャー
  11. 牛飼いの女神様となったヒストリア・レイス
  12. 終わってみればいい話だったクーデターからヒストリア女王即位までのエピソード
  13. 英語にすればわかる進撃の巨人のヒストリア・レイスの名の意味
  14. 進撃の巨人のキャラクターを英訳してみた
  15. 進撃の巨人における始祖の巨人発動のために必要なヒストリア・レイス
  16. 進撃の巨人ヒストリア・レイスのまとめ
進撃の巨人で、可愛い子ちゃんキャラであるクリスタことヒストリア・レイス。コミックスでの初登場は、第1巻の訓練兵上位10名発表の場で10位に選ばれたとき。可愛いお顔の表情は「うっそーっん」と言わんばかりでした。ここからすでに伏線は張られていたのですね。トロスト区防衛戦でコニーと口論になったユミルを止めたのが初台詞でした。
訓令兵時代に遡ってサシャにパンを与えたときに、背中には羽が舞っていました。ここにクリスタは性格が良くて可愛いキャラと明示されていましたね。しかし、その行為は偽善的な性格からだとユミルに指摘され戸惑うクリスタ。
この時から一見対極に見える性格のクリスタとユミルの友情が始まりました。連載当初、進撃の巨人でのクリスタの立ち位置は歯に衣を着せないユミルの抑え役の小さくて可愛い女の子に過ぎませんでした。
第57回壁外調査で、馬を失ったアルミンたちの元に駆けつけたクリスタ。物腰が柔らかくて可愛い物言いや所作にジャンは「女神」、アルミンは「神様」、ライナーは「結婚したい…」と朴念仁なアルミンでさえメロメロにさせるクリスタの可愛さと性格の可憐さが全開になった場面でした。
まさに進撃の巨人の照橋心美。
進撃の巨人の、ヒロインの座はミカサが不動ですが、アニやペトラを一気に抜いて、その可愛い容姿と性格で、クリスタことヒストリア・レイスは、一気に次席へと昇格しました。
進撃の巨人では当初、いくら可愛いとはいえユミルと1パック扱いだったクリスタ。可愛い上に献身的な性格を全否定するユミルは人をダメにする性悪に見えましたが、実はクリスタの生い立ちや境遇を知っており、自分自身がかつてマーレで始祖ユミルとして崇め奉られ、当局に抑えられ、それでも献身的にユミルを演じることに意味を見いだそうとし続けました。
けれど最悪な結果となり、楽園で巨人化の脊髄液を打たれ無垢な巨人にされ、ある意味人生が終わってしまったユミルにとってヒストリア・レイスであることをひた隠しにして自分を殺しし、ある意味エレンよりも死にたがりな性格のクリスタは、かつての自分とオーバーラップする点が多かったのでしょう。新しい人生を手に入れたユミルは、クリスタと関わることで生きる意味を見いだそうとしていたのかもしれません。
進撃の巨人のサブキャラでしかなかったクリスタが、一気にクローズアップされたのがウトガルド城の戦いです。負傷したライナーにスカートの裾を破いて包帯代わりにして「こんな汚い布しか無くてごめん」と素で言えるクリスタの可愛い所作と性格には頭が下がります。
それを見ながらのユミルとコニーの漫才もシュールでした。ベテラン調査兵団員が全滅し「一緒に戦って死ねるのに」と口走るクリスタ。「彼らの死を利用するな」と自制を促すユミル。ユミルは決断します。

「クリスタ お前の生き方に 口出しする権利は私にない」

「だから これはただの…私の願望なんだがな」

『お前…胸張って生きろよ』

後に、容姿と性格が可愛いだけのクリスタが、女王ヒストリア・レイスとして生きる決心につながる、重要なシーンです。
ユミルは巨人化して戦います。エレン、アニに続き104期3人目の巨人化です。このあと2人巨人化し、さらにもう1人巨人化するとは当時、毫ほどにも思いませんでした。塔の上に籠城しているクリスタたちを守ろうとする巨人化したユミル。ユミルらしからぬ殊勝な戦いぶりにクリスタが叫びます。

「自分のために生きろよ!!こんな塔を守って死ぬくらいなら もう こんなもんぶっ壊せ!!!」

クリスタの言葉に触発され大胆な戦法に出る巨人化したユミル。そんなユミルを見て、諸手を挙げて喝采するクリスタ。しおらしくて可愛いだけのクリスタは、実は大胆で活発な性格の女の子でした。
進撃の巨人第13巻で、ヒストリア・レイスの過去が語られます。レイス卿の領地にある牧場で育ち、本を読んでいるときに自分は孤独だと気付いたヒストリアは、好奇心から母親に抱きついてみると母親に吹き飛ばされ「こいつを殺す勇気が…私にあれば…」と言われてしまいます。
ウォール・マリアが陥落して数日後、ヒストリア・レイスは、初めて父ロッド・レイスと対面します。「これからは一緒に暮らすぞ」と父から言われたのも束の間、周囲を囲まれ目の前で母親を殺されてしまいます。母の最後の言葉は「お前さえ産まなけれ-」でした。ヒストリアも殺されそうになったとき、ロッドの提案でここより遠くの地でクリスタ・レンズとして生きてゆく条件で延命が許されました。
母親を害し、ヒストリアも殺そうとしたのは切り裂きケニーで、周囲の者は、真の王を守護する中央憲兵団とウォール教徒です。ここで謎が生まれます。ロッド・レイスはエレンの父グリシャによって、「始祖の巨人」フリーダを含む親族を殺されています。そのため、妾の子ヒストリアに「始祖の巨人」を継承させるためにやってきたはずなのに守護する者たちに殺される意味がわかりません。
16巻でケニーの口から、ことのあらましが話されますが、要はケニーたちはフリーダの死を知らなかったとしか説明が付きません。伏線と言うよりは、説明不足のように見えます。アニメ進撃の巨人season3では、納得のゆく形で補填してもらい、このエピソードの意味を理解させてもらいたいものです。
進撃の巨人第14巻で、リヴァイの口からヒストリア・レイスを女王にすることが革命の目的と聞かされる、エレン、ヒストリアたち。リヴァイの冷徹で有無を言わせぬ物言いに怖じ気づくヒストリア・レイス。「だが……そんなことはどうでもいい やれ」と恫喝するリヴァイ。「女王だと?だがことわる!」とはリヴァイには言えるわけもない、まだ可愛いキャラを引きずっているヒストリアは、リヴァイに胸ぐらを掴まれ「嫌なら戦え 俺を倒してみろ」と、さらに恫喝されます。
恫喝が終わってもリヴァイは止まりません「隣にいるヤツが…明日も隣にいると思うか?」3ページにわたる長台詞。アニメ進撃の巨人season3でのリヴァイ役の神谷浩史さんの演技に注目です。鞭、飴ときてさらに鞭。「時間がねえから今すぐ決めろ!!」「やります!!」最後は手を握って「頼んだぞヒストリア」と飴を与えるリヴァイ。リヴァイ兵士長。人心掌握に長けすぎです。ヒストリア・レイスはこれといった意味も見いだせずに、女王となる役を受けることになりました。
レイス領・礼拝堂地下で、またしても捕らわれのエレン。進撃の巨人の主人公は捕まりすぎです。安彦良和先生のマンガ処女作「アリオン」を思い出してしまいました。
礼拝堂で、エレンが気を失っている間に、ロッドに言いくるめられているヒストリア。父親に必要とされて、素直に嬉しかったのでしょう。
エレンに触れることで、子供時代に唯一気にかけてくれ、仲良くしてくれた腹違いの姉フリーダの記憶を取り戻したヒストリアは、巨人化したフリーダが同じく巨人化したエレンの父グリシャに破れ食い殺された事実を知り、さらに幼い子供たちが巨人化したグリシャに殺されたと聞かされ、直接は関係の無い息子のエレンに殺意のような感情を抱きます。幼少期の欠落していた「親の愛」に触れ、判断力が偏ってしまっている証左ですね。
リヴァイたちが礼拝堂地下へ突入している最中、巨人化の注射を打ちエレンを食って始祖の巨人の力を取り戻すよう促すロッド。自分の意味を見失ったエレンもそうして欲しいと望みます。

「クリスタ お前の生き方に 口出しする権利は私にない」

神を宿す使命を受け入れようとするヒストリア。

「だから これはただの…私の願望なんだがな」

それがお父さんの願い。

『お前…胸張って生きろよ』

ユミルの言葉がよみがえり、ヒストリアは注射器を投げ捨てます。激高する父をぶん投げました。伊達に厳しい訓練を積んできたわけではありません。

「何が神だ‼︎ 都合のいい逃げ道作って 都合よく人を扇動して‼︎」

「もう! これ以上…私を殺してたまるか‼︎」

ヒストリアは本当の自分に辿り着きました。

「私は人類の敵!!わかる!?最低最悪の超悪い子!!」

「いい子にもなれないし 神様にもなりたくない でも 自分なんかいらないって言って 泣いてる人がいたら そんなことないよ って 伝えに行きたい」

「それが誰だって!どこにいたって!私が必ず助けにいく!!」

目の前で「もう辛いんだよ生きていたって!!」と泣きわめくエレンを助けるヒストリア。どこぞの麒麟ならヒストリアから王気を見いだしていたことでしょう。
娘に投げ飛ばされたロッド・レイスは、割れた注射器の薬を飲み、無垢の巨人と化をしてしまいます。それはベルトルさんの超大型巨人を遙かに上回る巨体でした。リヴァイたちにとっては一難去ってまた一難。巨人化したロッド・レイスを倒さなければなりません。エルヴィンとリヴァイは合流します。
ヒストリアは立体機動装置を身につけ戦いに参加し、調査兵団の戦術とエレンの進撃の巨人の牽制が成功し、巨人化した父にとどめを刺すことに成功します。ヒストリアは、その光景を目撃していた兵士や民衆の前で宣言します。

「私はヒストリア・レイス この壁の真の王です」

女王、ヒストリア・レイスの誕生です
女王となったヒストリアは民衆の喝采の元、即位します。民衆がヒストリアを支持するのは、あの小さな身体で巨人から自分たちを救ってくれたことが大きな要因でした。
即位式が終わって女王ヒストリアは次の行動に出ます。それは、かつて自分を恫喝したリヴァイをぶん殴ることです。城内でリヴァイと遭遇したヒストリア女王は、同期の見守る中、リヴァイに突進し一発食らわします。猫パンチ以下の威力でしたが…「ハハハハハハどうだー私は女王様だぞー!!」と、口では猛々しいですが、ヒストリアもエレンたちも戦々恐々です。ところが当のリヴァイは「ふふ」と笑みを浮かべ

「お前ら ありがとうな」

刈り上げ兵長、マジかっけーっす!
女王となったヒストリアは、孤児や困窮者を集め、牧場で面倒を見る、孤児院の院長になっていました。これがヒストリアが女王となった意味でした。 「それが誰だって!どこにいたって!私が必ず助けにいく!!」 この言葉を実践したんですね。
性格も明るくしっかり者に成長しており、アルミンとジャンは寂しいようです。今回の件で、これまでほとんど接点が無かったヒストリアとエレンはすっかり仲良しに。ミカサ様がご機嫌斜めなのはいうまでもありません。
進撃の巨人season3でアニメ化されるコミックス13巻から17巻。正直、微妙に思っていた読者様も多いと思います。進撃の巨人なのに巨人と戦わないし、きっと意味のあるエピソードなのだろうけど正直長いです!アニメ放送と歩調が合わさって、ちょっとしたムーブメントになっていなければ売り上げ部数激落ち必至だったでしょう。波に乗っていたからこそ、こういうエピソードを長々と描けたとも言えますが…。
マンガやアニメを楽しむ上で絶対に必要なのが、キャラクターの成長。クリスタ・レンズはヒストリア・レイスに戻って女王になる過程で大きく成長しました。この成長劇は大いに見所であり、アニメではヒストリア役の三上枝織さんの演技に注目したいです。そして、最後に悪党らしからぬ人間くささを露呈しながらも格好良くその身を散らしたケニーのクールさも感動ものでした。
進撃の巨人でヒストリア・レイスの名前は、ヒストリア=Historyとも取れるので、何らかの意味があるのではと、ネットで話題になり、英語表記にすれば、意味が解読できると、検証が盛んに行われました。その結果、英語でも、Historyのような単語ではなく、英文にすれば、意味のある文章になるという結果が出ました。以下がその英文です。
ヒストリア・レイス⇒ His truth is a lie.(神の真理は偽りだ!) 一言「神」は「He」で代用することがある。この場合の「神」とは王やウォール教が崇拝するものが候補。「信じているものは嘘だよ」と伝えたかったのかも。

ヒストリア・レイス⇒ He is too rare the race.(彼はかなり珍しい一族。) 一言ヒーイズトゥーレアーザレース。略して、ヒストリア・レイス・・・。この場合の彼とは、エレンが候補。

ヒストリア・レイス⇒ Historia rises.(歴史が甦る。) 一言少しずつごり押しに。

特にHe is too rare the race.は注目ですね。始祖の巨人の力を持ってはいても、継承はできないエレンが、かなり珍しい人となるのか、私、気になります!
進撃の巨人の登場人物の、英語表記も紹介します。他のスペルもあるようなので、英語の勉強がてら、調べてみるのも楽しいと思います。
エレン・イェーガーは英語でEren Jaeger
ミカサ・アッカーマンは英語でMikasa Ackermann
アルミン・アルレルトは英語でarmin Arlelt
リヴァイ兵士長は英語でCaptain Levi
ハンジ・ゾエは英語でHnnge Zoe
エルヴィン団長は英語でCommander Erwin
ジャン・キルシュタインは英語でJean Kirschtein
コニー・スプリンガーは英語でConny Springer
サシャ・ブラウスは英語でSasha Braus
ユミルは英語でYmir
ウォール・マリア最終奪還作戦で、さらに痛手を負い、エルヴィンを失いながらも、外の世界の扉を開いたエレンたちには、さらなる戦いが待っています。エレンは始祖の巨人を有してはいますが、その力の発動には王家の血を引く者を巨人にしたら、始祖の巨人の力が操れるかもしれないとの推論に辿り着きました。しかし、ヒストリアに巨人になれとは言えません。今後エレンの覚悟と、ヒストリアの決断が必要になるのでしょうか。
進撃の巨人の物語はどんどん進んでいきます。悲劇的でお先真っ暗な中、クリスタことヒストリアの成長劇は、艱難辛苦はありましたがハッピーエンドで終わってくれたのは救いでした。マーレ編に入り、さらに混沌さを増した進撃の巨人から目を離すことができません。アニメ進撃の巨人Season3も期待値が膨らむばかりですね!
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.instagram.com/p/Bfi4hfshKW_/