銀魂の葬式回について
銀魂の葬式回は服部全蔵の父親に始まり、神楽や山崎退など生きているキャラの葬式まで行われています。
素直に感動できるエピソードもありますが、基本的にギャグで酷い話が多いです。
銀魂の葬式回が何話なのかやあらすじについてご紹介します。
銀魂最初の葬式回について
銀魂で初めて葬式回と呼べるエピソードは服部全蔵の父親と缶蹴りをする回になります。
タイトルは「何であれやるからには負けちゃダメ」です。
漫画銀魂では9巻の第七十六訓、アニメ銀魂では48話になっています。
神楽の前に缶蹴りをやろうという老人が現れます。
断る神楽の前に万事屋とスナックお登勢のメンバーが現れます。
缶蹴りより焼肉に行こうとしますが、老人はしつこく缶蹴りに誘ってきます。
イラついたキャサリンが缶を遠くに蹴ってしまいますが、あっという間に缶を拾ってきた老人に驚きます。
仕方なく缶蹴りをすることにした面々ですが、早く終わらせようと計画を立てます。
同時刻服部全蔵の屋敷では、全蔵の父親の葬儀が行われていました。
最初は嫌々缶蹴りを始めたはずの銀時達でしたが、超人的な動きをする老人相手に本気で缶切りを楽しむようになっていました。
一方全蔵の屋敷では亡くなった父親が缶蹴りが好きだったというエピソード、ジャンプを全巻売られて悔しかった思い出を全蔵が語っていました。
柩の中にいる全蔵の父親は銀時達と缶けりをしている老人と同じ顔をしていました。
もし化けて出たら遊んでやってほしいと全蔵は言います。
実は缶蹴りをしている老人は幽霊だったというオチでした。
父親の悪口を言っている全蔵が、アニメでは悲しいのをごまかしている感じなのがいいですね。
銀魂の葬式回では珍しく純粋に感動できる話になっていると思います。
銀魂の神楽の葬式回のあらすじ1
銀魂の神楽の葬式回は漫画では52巻457訓、アニメでは296話の「初期設定はナメたら命取り」から始まりました。
ちなみにこの回は神楽の誕生日の1日後に放送されました。
観測史上最高気温と言われる炎天下の中、浮気調査のため尾行をしている万事屋の3人。
あまりにも暑いので神楽の日傘の中に3人で入っています。
神楽は日光に弱いという設定ですが、銀時たちはそんな設定どうでもいいだろうと言い出します。
確かにアニメのスタッフが設定を忘れて、神楽が日差しの中走り回ったり、漫画で日傘を描き忘れてしまったことも珍しくありませんでした。
日傘の奪い合いをする万事屋の3人。
いつのまにか日傘の中にいるのは銀時と新八だけになっています。
カエルが潰れたような格好で神楽は倒れていました。
銀時が傘借りるぞと言いますが、返事がありません。
様子がおかしいと二人は駆け寄ります。
神楽は苦しそうにしていて意識がありませんでした。
銀魂の神楽の葬式回のあらすじ2
神楽は大江戸病院に運ばれます。
ただの日射病に似た症状ですが、熱が下がりません。
夜兎のデータが少ない大江戸病院では治療法がわからないそうです。
長時間日光に当たったのが悪いのではないかと医師は言います。
内心焦りながらどうせすぐに治るだろうという銀時ですが、神楽はすっかり元気がなくなっていました。
標準語になってしまい病弱な雰囲気になった神楽の様子に銀時と新八はうろたえます。
さらに神楽が吐血して銀時と新八は看護師に追い出されてしまいます。
しかし、神楽が吐いたのは血ではなく大量に飲んだトマトジュースでした。
神楽はただの夏風邪のようですが、病院に夜兎の知識がないことを利用して重病のふりをしていたのです。
食欲がないと言いながら、神楽は大量に食べて妊婦のようになってしまいます。
お見舞いに来た銀時には、お腹が大きくなっているのを水ぶくれだと言ってごまかします。
銀時が反省していると思った神楽は、そろそろ元気になってきたと言おうしますが、食べすぎたせいで吐いてしまいます。
様態が急変したと勘違いされみんなが病院に来ますが、いつの間にか神楽が死んだことになり葬式の話になってしまいます。
銀魂の神楽の葬式回のあらすじ3
神楽が死んだと連絡が入ったのかどうかはわかりませんが、真選組の護衛付きでそよ姫も病室にやってきました。
まだ生きていると言おうする神楽ですが、沖田に喉を押さえつけられて気絶してしまいます。
神楽が意識を取り戻すと、すでに葬式が始まっていました。
しかも、そよ姫の友達ということで国葬になっています。
神楽の入った棺桶は、中が日焼けサロンのようになっている嫌がらせとしか思えない代物でした。
神楽が生きていることに気づいた沖田が、本当に嫌がらせで手配したみたいです。
神楽の棺桶はベルトコンベアで火葬場まで運ばれ、その途中で一人一人棺桶に花を入れて行くという流れ作業のような葬式になってしまいます。
みんなテンパっているのか、花を鼻に刺されたりと神楽は散々な目に遭います。
半分起き上がった状態になった神楽を棺桶に戻そうとして、岩で殴る猿飛あやめがひどいです。
神楽が生きているのがわかって嫌がらせをしているかのような状態ですが、更に大変なことになります。
銀魂の神楽の葬式回のあらすじ4
神楽の棺桶に岩が入れられるのを見た近藤勲と土方十四郎の二人が、それを弔い方だと勘違いして巨大な岩を運んできます。
岩が重すぎて棺桶に近づけない二人ですが、神楽を弔うために必死に岩を運びます。
志村妙も参加して岩を運びますが、岩は坂を転がってしまい棺桶を追い越していきます。
しかし、桂小太郎とエリザベスが現れ岩をキャッチ。
棺桶まで岩を運ぼうとします。
神楽の葬式のために真選組と攘夷志士が協力するというまさかの事態に。
なぜか岩を運ぶ桂とエリザベスに声援が送られ、24時間マラソンのような大合唱になります。
いつの間にか棺桶を叩き潰すことが弔い方になってしまったらしく、長谷川泰三が棺桶を押さえ巨大な岩が放り投げられました。
銀魂の神楽の葬式回のあらすじ5
自分が嘘をついたせいで、こんなことになったのかと神楽は後悔します。
棺桶の中で潰されることを覚悟する神楽ですが、現れた銀時が神楽の傘で岩を真っ二つにします。
岩で弔う前に銀時と新八は、神楽に最後の別れを言おうとします。
銀時が「ごめんな」と謝るのと同時に神楽の口から「ごめんね」という声が聞こえます。
銀時と新八はここに来てようやく神楽が生きていることに気づきました。
みんなの手前なんとかごまかそうとする二人ですが、騙された人たちが許すはずもなく万事屋3人の悲鳴が上がります。
そよ姫が「よかった」と言い「そうですね」と沖田が同意します。
そよ姫のよかったは仲直りできてよかったという意味でしょうが、沖田の最後の笑みからは悪意しか感じられません。
最後は感動的に締めるのかと思いましたが、やはりギャグでしたね。
銀魂の山崎の葬式回のあらすじ1
銀魂の山崎退の葬式回は、漫画では20巻の168訓、アニメでは105話の「何事もノリとタイミング」です。
真選組動乱篇のラストで、少しだけ山崎の葬式について描かれました。
河上万斉に殺されたと思われた山崎でしたが、実は生きていて真選組に連絡せずに入院していただけでした。
山崎が戻ると真選組の屯所では山崎の葬式が行われていました。
松平片栗虎まで泣き崩れる姿を見て焦る山崎でしたが、彼が泣いた理由は愛犬のピー助が死んだからでした。
でかでかと愛犬の遺影が飾られる横に、山崎の遺影が小さく置かれていました。
山崎の葬式は、愛犬の葬式のついでに行われていたのです。
山崎の遺影の前にはミロならぬニロがお供え物として置かれていました。
しかも、お坊さんは読経しながらニロを飲んでしまいます。
隊士の態度も不真面目で誰も山崎の死を悲しんでいません。
というか山崎が死んだことすら忘れている感じです。
銀魂の山崎の葬式回のあらすじ2
さらにいつのまにか宴会になってしまい、松平は腹踊りを始める始末です。
さすがに怒りの頂点に達した山崎は幽霊のふりをして、突入しようとします。
しかし、突然起こった爆発に吹き飛ばされてしまいます。
だらけきった隊士に怒った土方十四郎が、バズーカを打ち込んだのです。
戻ってこないかと心配された土方の復帰に喜ぶ隊士たちは、山崎の存在にすら気づきません。
こうして山崎は死んだことになったのも、実は生きていたことも曖昧なまま真選組に復帰しました。
銀ノ魂篇でも虚に殺されたと思われた山崎ですが、やはり存在を忘れられていました。
結局、なんとか生きていたことが判明しましたが、存在を忘れられてしまうことがネタにされていますね。
真選組動乱篇で山崎が殺されたと思われた時は、読者は心配してくれていたようです。
銀魂の葬式回についてまとめ
銀魂の葬式回についてご紹介しました。
なんだかんだで神楽の葬式回はみんな悲しんでいましたが、山崎は死んだことすら忘れられているのが悲しいです。
そんなところが山崎なのも確かです。
全蔵の父親の葬式回は短いですが、普通に良いエピソードなのでオススメです。