銀魂の服部全蔵について
服部全蔵は銀魂に登場するに忍者です。
元は幕府のお庭番衆の頭を務めたエリートですが、リストラされてしまい現在は職を転々としています。
始末屋をしている猿飛あやめとはかつての同僚です。
初登場は主人公の坂田銀時とジャンプをめぐって争った回だと思われていますが、実は意外なところで初登場しています。
将軍暗殺編では非常に重要な人物として登場しました。
銀魂の服部全蔵の声優情報や登場した回などについてまとめてみました
銀魂の服部全蔵とは
服部全蔵の年齢は明かされていませんが誕生日は8月22日で、身長175cm。
前髪が長いため基本的に目元の表情が見えず、顎髭を生やしています。
将軍暗殺編では初めて髪の下の目が描かれましたが、印象が変わりかなりのイケメンであることがわかります。
元々はお庭番衆の頭で摩利支天と呼ばれていました。
ギャグシーンでの登場が多いため実力を披露することはあまりありませんが、主人公の坂田銀時と互角に戦うことができるかなりの実力者でもあります。
現在はリストラされてしまったため宅配ピザのバイトをしていることもあります。
痔持ちでかなりの重症らしく、ギャグ回では臀部を強打して敗退することが多いです。
銀時のスクーターには何回も臀部に衝突されています。
美人の感覚が普通と違うわけではありませんが、不美人を好むブス専なのも特徴の一つです。
また、相当な少年ジャンプのファンでもあります。
ジャンプを巡って銀時と争うことが多く因縁の相手と言えるでしょう。
シリアスなエピソードに登場することは少ないですが、忍びのためかギャグの時とはかなり印象の変わる人物です。
銀魂の服部全蔵を演じている声優は誰?
アニメ銀魂で服部全蔵を演じている声優は藤原啓治さんです。
藤原啓治さんが演じた中で最も有名なキャラクターは、クレヨンしんちゃんの野原ひろしでしょう。
藤原さんが演じたキャラクターは、視聴者からひろしと呼ばれてしまうこともよくあります。
声の感じは変わらないのに、幅広い役柄を演じることができる演技派声優として高い評価を受けています。
ジョジョの奇妙な冒険ではエシディシを演じました。
その演技はエシディシの技「怪焔王の流法」に因んで怪演王の流法と呼ばれました。
2016年の8月に病気療養のため休業に入り、多くの作品で代役が立てられました。
2017年の6月16日に仕事に復帰することが発表されました。
銀魂の服部全蔵役には復帰していますが、まだまだ完全復活というわけにはいかないようです。
銀魂の服部全蔵のモデルになった服部半蔵の意外な事実とは?
銀魂の服部全蔵のモデルになった人物は服部半蔵です。
服部半蔵と言えば伊賀忍者として一般に知られていると思います。
服部半蔵は一人の人物を指すわけではなく、服部半蔵家の歴代当主が名乗った通称だったそうです。
一般に知られている服部半蔵は二代目服部半蔵正成のことだと言われています。
また、忍者だったのは初代服部半蔵のみで、二代目服部半蔵正成は武士だったとされています。
二代目服部半蔵本人は武士でしたが忍者の頭領だったため、忍者として後世に伝わってしまったと言われています。
漫画やゲームなどに服部半蔵が登場することは多く、服部半蔵をモデルにしたキャラクターも非常に多く登場しています。
時代劇では千葉真一主演の「服部半蔵影の軍団」が有名です。
銀魂の服部全蔵が初登場したのは大晦日ではない?
非常に印象が薄いのであまり知られていませんが銀魂で服部全蔵が初登場したのは「すねに傷がある奴ほどよくしゃべる」です。
この時は新興宗教の教祖に用心棒として雇われていました。
坂田銀時とも初体面していますが、服部全蔵は顔が覆面でよく見えませんでした。
全蔵も銀時のことをよく見ていなかったようで、再会したときもお互いに気付いていませんでした。
まだ、キャラ設定が固まっていなかったのではないかとも言われます。
初登場回だと勘違いされやすいのが、大晦日の夜にジャンプ合併号を巡って銀時と争うエピソードです。
コンビニに一部しか残っていなかったジャンプをどちらが購入するかで揉める全蔵と銀時でしたが、持っていた小銭が足りず二人で購入することになります。
その後、どちらが先に読むかで争いになり激しい戦いを繰り広げますが、最終的に赤マルジャンプを間違って購入していたというオチになります。
全編ギャグですが、さりげなく銀時と互角に渡り合うという高い戦闘力を披露しました。
銀魂最初の葬式回に登場した服部全蔵
銀魂で最初に葬式のエピソードが描かれたのは服部全蔵の父親の葬式でした。
この回は、服部全蔵の父親の葬式が行われるのと同時に、父親の幽霊と万事屋の面々が缶蹴りをするというエピソードになっています。
服部全蔵は父親の生前の思い出を語っています。
父親の悪口を結構言っていて葬式で話す内容とは思えない感じなのがいかにも銀魂らしいですが、父親のことを大事に思う全蔵の感情が伝わってきて感動的なエピソードになっています。
全蔵の父親の名前は明かされていませんが、その後も忍術学校の教師をしていた父親とのエピソードはよく描かれています。
家の中でも外でも忍術を使って喧嘩ばかりしていたようです。
万事屋のせいで家事になった服部全蔵の屋敷
始末屋をしている猿飛あやめがお仕置き人に返り討ちにされた回でも服部全蔵が登場しました。
猿飛あやめにとどめを刺そうとする追手と戦うために、必殺仕事人の音楽を流しながら屋敷に忍び込む万事屋の3人。
なぜかいつのまにかチャーハンを作っている万事屋。
忍び込んでいたのは敵の屋敷ではなく服部全蔵の屋敷でした。
「何夜中に人ん家忍び込んでスタイリッシュにチャーハン作ってんだテメーらァ!!うるせーからその仕事人の曲消せ!!近所迷惑だろうが!!」
興奮していますが、全蔵の台詞の内容が正論すぎます。
夜中に他人の家に侵入しラジカセで音楽をかけながらチャーハンを作る万事屋の非常識ぶりと服部全蔵の常識人ぶりが対照的です。
結局巻き込まれる形で、服部全蔵もお仕置き人と戦うことになってしまいます。
その後も万事屋のせいで屋敷のあちこちを壊される羽目になります。
最終的に平賀源外が改造した猿飛あやめのメガネのおかげでお仕置き人を撃退することに成功しますが、メガネから出るビームのせいで服部全蔵の屋敷は燃えてしまいます。
最後まで服部全蔵が被害者の回でしたね。
銀魂紅蜘蛛編での服部全蔵について
地雷亜が登場する紅蜘蛛編では、前面には出てきませんが銀時をサポートする形で登場しています。
地雷亜は元お庭番衆で服部全蔵の父親に傷を負わせ、現役を退く原因を作った因縁の相手です。
地雷亜が吉原で違法薬物を売りさばいているということで、お庭番衆の頭としては放っておくことはできません。
地雷亜の手下に向けたセリフ
「見せてやるよ てめーらに本物の忍びの恐ろしさ 目ん玉ひん剥いてよぉく見ときな 俺の技は刹那に終わるぜ」
が最高にかっこいいです。
地雷亜と服部全蔵が直接戦うことはありませんでしたが、シリアスな服部全蔵が見られる貴重なエピソードになっています。
銀魂将軍暗殺編での服部全蔵について
銀魂の将軍暗殺編は服部全蔵が最も出番が多いエピソードです。
14代将軍徳川茂茂と幼少期を共に育ち主従を超えた友情を育んでいた服部全蔵。
再びお庭番衆として招集がかかったにもかかわらず、任務に参加せず将軍を暗殺する側に回ったのは自分が将軍暗殺の汚名を被ることで本物の茂茂を守るためでした。
忍びと主ではなくダチ公として接する服部全蔵と茂茂の関係性が実にかっこいいです。
服部半蔵と並び称される伊賀三大上忍全員をモデルにしたキャラクターが登場し、忍者が最も活躍するエピソードになっています。
銀魂の服部全蔵についてまとめ
銀魂の服部全蔵についてご紹介しました。
痔持ちでブス専と色物扱いされそうですが、実は結構常識人で万事屋に振り回され苦労している服部全蔵。
ギャグ回が多いせいで実力を披露する機会がほとんどありませんが、主人公銀時と互角に戦った実力は相当なもののはずです。
最終章の2年後ではまだ出番がありませんが、登場を楽しみに待ちましょう。