銀魂の神山五郎について
真選組の隊士神山五郎は銀魂の六角事件篇で登場しました。
このエピソード以外ほとんど登場しないゲストキャラですが、事件の真相に関わる重要なキャラクターになっています。
声優が豪華ということでも話題になりました。
神山が登場した六角事件篇は銀魂の何話なのか?その後の銀魂に神山は登場したのかなどについてご紹介します。
銀魂の神山五郎とは
銀魂の神山五郎は真選組一番隊に所属している隊士です。
瓶底眼鏡をかけているのが特徴で、よく大声で喋り出します。
3人の隊士が殉職した六角事件の現場にいた人物で、その時の一件から沖田総悟を尊敬しています。
ただし、携帯には沖田のことをドS馬鹿と登録している銀魂キャラらしい人物です。
登場時に沖田に対してとんでもない発言をしているため、変態と呼ばれることが多いです。
沖田からの態度は冷たいですが、それなりに信頼されてはいるようです。
万事屋に沖田の救出を頼むなど出番は少ないですが、重要な役割を担っています。
沖田が助かった後は一緒に始末書を書いています。
眼鏡を外すとイケメンになることを期待する声もあるようですが、眼鏡を外すシーンなどは存在しません。
銀魂の神山五郎の声優について
銀魂の神山の声優をしたのは関俊彦さんです。
1962年6月11日生まれで出身地は宮城県です。
中学から高校までの6年間は剣道をしていたそうですが、大学から新しいことをしようと決意して演劇を始めたそうです。
プロになるつもりはなかったそうですが、どうせなら本格的にやりたいということで大学の演劇部ではなくグループ・カオスに入所しています。
声優としては1983年にラジオドラマでデビューし、その年に放送されたテレビアニメ「太陽の子エステバン」にも出演しています。
1989年度から96年度までNHKの音楽教育番組「ふえはうたう」でお兄さん役を務めたことでも知られています。
歌唱力が高いことでも知られていて2008年までに発表された曲は、ソロ、デュエット、ユニットを含むと220曲以上になるそうです。
デビューした頃は少年役や熱血主人公を演じることが多かったですが、若者から老人役、三枚目から冷酷な悪役など年齢、性格を問わず幅広い役柄を演じています。
「冥王計画ゼオライマー」では、気弱な若者と冷酷な黒幕という二つの人格を持つ主人公を演じ話題になりました。
「忍たま乱太郎」の土井半助や「NARUTO」のうみのイルカ、「最遊記」の玄奘三蔵、「ガンダムSEED」のラウ・ル・クルーゼなどで有名です。
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」ではシャア・アズナブル(本物)を演じています。
銀魂の神山五郎のモデルについて
銀魂の神山五郎のモデルになったと言われているのは、新撰組の平山五郎です。
平山五郎は元姫路藩藩士で、神道無念流の免許皆伝の腕前だったと伝わっています。
また、花火の事故で左目が見えなかったと言われています。
見えない左から攻撃されるとすごい勢いで反撃したそうですが、逆に右からの攻撃には隙が多かったと言われています。
平山は近藤勇の試衛館派ではなく芹沢鴨の水戸派だったそうです。
芹沢鴨が暗殺された際にも、一緒にいたということでその場で暗殺されたようです。
この時の刺客の一人は沖田総司だったと言われています。
銀魂では沖田総悟の部下の神山五郎ですが、モデルになった人物同士の関係はかなり意外なものになっています。
神山五郎が登場した銀魂の六角事件のモデルは
銀魂の六角事件のモデルになったのは池田屋事件と言われています。
六角という名前は、幕末の頃政治犯や過激な尊王攘夷派の志士が捕らえられた六角獄舎から取られたと考えられます。
ちなみに六角獄舎は日本で初めて人体解剖が行われた場所としても知られています。
池田屋事件は新撰組最大の晴れ舞台とも言われています。
池田屋事件は京都の池田屋に潜伏していた尊王攘夷派の志士を新撰組が襲撃した事件です。
1864年の7月8日に起こりました。
狂言だったという説もありますが、池田屋では孝明天皇を長州に連れ去る計画が話し合われていたとされています。
御所焼き討ちを未然に防いだということで、新撰組は一気に名を上げることになり志士たちからは恐れられるようになりました。
沖田総司は池田屋に突入した際に病で倒れ、戦線離脱したと言われています。
神山五郎のモデルになった平山五郎は、すでに死亡していて池田屋事件には関係していないようです。
銀魂の六角事件について
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銀魂の六角事件は過激攘夷派の創界党が江戸中に火を放ち、将軍を暗殺しようとした事件です。
創界党が潜伏していた旅籠が六角屋という名前だったため六角事件と呼ばれています。
真選組一番隊の隊士5人の襲撃によって創界党は壊滅、将軍暗殺は未然に防がれました。
この際、隊士3人が殉職し六角家の主人も死亡しましたが、沖田総悟がほぼ一人で30人以上を斬り殺したとされています。
銀魂の神山五郎が登場した六角事件篇について
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銀魂の神山五郎が登場した六角事件篇はアニメ銀魂では186話の「死亡フラグに気をつけろ」と187話の「フラグを踏んだらサヨウナラ」の2回に分けて放送されました。原作では270訓から272訓までが六角事件篇で、31巻に収録されています。
六角事件篇は六角屋の主人の娘の霧江が、沖田を父の仇として狙ったところから話が始まります。
タバスコを使って刺されたふりをした上に、倒れこみながらクリンチして霧江の顔面を地面に叩きつけるところがすごく沖田らしくて銀魂的です。
自分を殺そうとした霧江を新撰組には連れて行かずに、なぜか万事屋に連れて行く沖田。
沖田は自分が霧江の父親を殺したことを否定もせず、そんなところにいたのが悪いと言い切ります。
神楽が仇討ちに手を貸すと言って霧江についていきますが、銀時は沖田の態度から事件には裏があると考えます。
六角事件の資料を調べている沖田の前に、もう一人の生き残り神山五郎が現れます。
霧江に沖田の潔白を説明しようとする神山ですが、沖田は黙っているように言います。
それを見ていた山崎退は土方十四郎に六角事件は不審な点があると報告します。
銀時と同じく沖田が嘘をついていると感じていた神楽は霧江に本当のことを話せといいますが、不審な男達に囲まれます。
男達は創界党の残党でした。
霧江を人質に取られた二人は柱に縛りつけられてしまいます。
銀時と新八は神山を捕まえ六角事件のことについて問いただそうとしていました。
神山から六角事件の真相が話されます。
霧江の父親は妻と娘を人質に取られ創界党に協力させられていました。
六角事件の時霧江の父親は生き残っていましたが、神山に声をかけられた時に斬りかかってきました。
正当防衛でしたが、霧江の父親を切っていたのは神山だったのです。
沖田は霧江の父親が創界党に協力していたことを隠すため、全てを闇に葬ることにしていたのです。
何とか霧江を連れて脱出した沖田と神楽。
霧江を背負って逃げる神楽が足をライフルで撃たれてしまいます。
沖田は神楽と霧江を逃がすため、一人で創界党に立ち向かいます。
途中ライフルで脚を打たれながらも銃弾を剣で打払い、沖田は次々と敵を斬り殺していきます。
しかし、敵の数は一向に減りません。
むしろ増えた気がすると思った時、沖田はあることに気がつきます。
敵は既にリーダーの天堂以外倒されていて、周りを囲んでいたのは真選組と万事屋でした。
無事に生き残った沖田を待っていたのは始末書の山でした。
始末書を死と等価の苦しみと言ってしまう沖田が最後まで銀魂らしいです。
霧江は田舎の親戚に引き取られたということです。
沖田がタバスコトッピングのケーキを買ったところで物語は幕を閉じます。
銀魂の神山五郎は六角事件篇以外にも登場したのか?
銀魂の六角事件に登場した神山ですが、他のエピソードには登場しているのでしょうか?
一番隊が真選組屯所の厠の清掃を命じられたアニメ銀魂113話の「 便器を磨く事これ心を磨く事なり」で名言はされていませんが、神山らしい隊士が描かれています。
さらば真選組篇では、江戸を去る真選組の中にやはり神山らしい隊士が描かれています。
セリフは一切ありませんが、一応登場はしているようです。
銀ノ魂篇では2年後に真選組は解体されてしまい、沖田の部下の中にも神山の姿は確認できません。
銀魂の神山五郎のコスプレについて
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銀魂の神山五郎のコスプレ写真はネットで探すと以外に見つかります。
コスプレイヤーズアーカイブにある神山のコスプレ写真は20枚ほどです。
数が少ないですが登録されています。
沖田総悟と一緒に写っているコスプレ写真がかなり多いですね。
神山のコスプレ衣装は販売されていません。
真選組の隊服は販売されていますので、メガネを用意できればコスプレできます。
神山のグッズなどは特に発売されていないようです。
銀魂の神山五郎についてまとめ
銀魂の神山五郎と神山が登場する六角事件篇についてご紹介しました。
今後登場する可能性はかなり低いキャラだと思われますが、こういったゲストキャラに豪華な声優を起用するところにアニメ銀魂のこだわりが感じられます。