大倉崇裕の新刊・書籍のおすすめ本をご紹介
1968年生まれの大倉崇裕は京都出身の推理作家です。もともとは普通に働いていたものの海渡英祐が講師をしている小説講座に通いつつミステリー系の新人賞などに応募し、1997年には『三人目の幽霊』で第4回創元推理短編賞佳作を受賞、さらに他の作品も話題を集めつつ佳作を受賞した『三人目の幽霊』で2001年に小説家デビューを果たしました。
怪獣や特撮、フィギュアなどの造詣にも詳しい大倉崇裕はその分野での活動をし、今ではドラマ化されるに至るシリーズ作品をいくつも手掛けるなど売れっ子小説家となっています。
ということで今回は大倉崇裕のおすすめ書籍をドラマ化作品も含めて『福家警部補』、『ペンギンを愛した容疑者』、『警官倶楽部』などご紹介していきます。
大倉崇裕の新刊・書籍のおすすめ本【福家警部補シリーズ】
福家警部補:2回ドラマ化済
『福家警部補』シリーズは『福家警部補の挨拶』を皮切りに2018年5月までで4作品発表されているドラマ化までされたシリーズです。ドラマも2009年と2014年に放映されているほどの人気を持っています。
主人公は至って普通の見た目をした女性の福家警部補。しかし一度見た犯人の顔は忘れず推理力や捜査力はピカイチなので事件が発生してはたんたんと犯人を追い詰めていく、というような内容になっています。
作風は冒頭でまず犯人の視点から犯行の経緯が語られた後に福家警部補がどのように事件を解決していくかを書いているという倒叙形式が取られるなどどこか懐かしくも感じるようなもの。
2018年には新刊も出ていますから是非読んでみてください。
福家警部補の追及 (創元クライム・クラブ)
価格
¥ 1,836
関連記事
大倉崇裕の新刊・書籍のおすすめ本【ペンギンを愛した容疑者】
警視庁いきもの係シリーズの一作
『ペンギンを愛した容疑者』はドラマ化もされた警察庁いきもの係シリーズの1つです。警察庁いきもの係に属する窓際警部補と新人で動物大好きな巡査の2人が事件解決に奔走する本格ミステリーといった内容になっており、ドラマ化されたのは2017年のことでした。
特に『ペンギンを愛した容疑者』の内容はペンギン、サル、ヤギ、ヨウムなど事件現場に残された動物の生態からアニマル推理で事件を解決に導くという感じで中々面白い仕上がりです。動物たちの知らない生態を知ることが出来て思わず「へぇ」と言いたくなる小説を読んでみては。
ペンギンを愛した容疑者 警視庁総務部動植物管理係
価格
¥ 1,674
大倉崇裕の新刊・書籍のおすすめ本【警官倶楽部】
警官倶楽部:愛すべきオタクたちが活躍
警官倶楽部で登場するのは警官ではなく「警官マニア」のオタクたちです。オタクとはある分野に凄い深い知識を持つ人々のことであり、盗聴や尾行から射撃鑑識コスプレ裏情報などに詳しいオタクたちがそれぞれの知識を生かして仲間を助ける為に奮闘します。
熱いオタクたちによるドタバタコメディといった感じで読みやすい作品なので『警官倶楽部』はおすすめの一冊です。
警官倶楽部 (祥伝社文庫)
価格
¥ 751
大倉崇裕の新刊・書籍のおすすめ本【白虹】
白虹
警察官時代に起きた悲惨な事件の記憶を持つ元警官の男性は毎年夏になると山小屋でアルバイトをしていました。しかしあるとき遭難者を救出したことがきっかけで事件に巻き込まれていくという山岳ミステリー作品です。
抑揚のないストーリーながら思いがけない最後を迎えるなど意外性のある作品なので読んでみると面白いと思います。
白虹(はっこう) (PHP文芸文庫)
価格
大倉崇裕の新刊・書籍のおすすめ本【白戸修の事件簿】
白戸修シリーズ
白戸修シリーズの1つ『白戸修の事件簿』はドラマ化もされている連作短編集です。主人公の白戸修がスリ、万引き、ストーカー、強盗などの事件を解決していく本格ミステリーであるにも関わらず読みやすいライトなタッチに仕上がっているミステリー初心者にも優しい内容になっています。
白戸修の事件簿 (双葉文庫)
価格
関連記事
大倉崇裕のおすすめ本紹介でした!
大倉崇裕のおすすめ書籍を紹介させていただきました。それぞれミステリー小説として面白いものばかり、ドラマ化された作品も映像で見るとまた面白いので見てみてください。