東直己の書籍&最新作おすすめをご紹介!
東直己(あずまなおみ)は1956年に北海道札幌市で生まれた小説家です。小説のジャンルはミステリーや推理小説、ハードボイルドなどを中心に発表しており、数々の名作を世に送り出しました。
中でも2001年には『残光』で第54回日本推理作家協会賞を受賞しているほか、デビュー作の『探偵はバーにいる』はその後「ススキノ探偵シリーズ」として展開され現在では3本の映画が送り出されているなど今や映画好きでもたくさんの人が知っている作家さんとなっています。
今回はそんな小説家、東直己の作品について「フリージア」、「残光」、「疾走」、「猫は忘れない」、「墜落」などおすすめ書籍&最新作をご紹介します。
東直己の書籍&最新作おすすめ本【フリージア】
フリージア:冷静な凄腕の始末屋が元恋人の為に闇を走るハードボイルドアクション
榊原健三シリーズの第一作目に当たる『フリージア』は元ヤクザであり始末屋(殺し屋)の榊原健三を主人公にした作品です。始末屋をしていた主人公は恋人の為にヤクザから足を洗い失敗することのない始末屋として活動していましたが、ある時元恋人になっていた女性から命が危ないと伝えられます。そこから始まる物語が『フリージア』です。
この『フリージア』に関しては他作品『残光』の約5年前の出来事を描いた作品なので『残光』を読むなら必読であり、逆に『残光』を読んだら『フリージア』は読みましょうという作品でした。
フリージア (ハルキ文庫)
価格
¥ 950
東直己の書籍&最新作おすすめ本【残光】
残光:元恋人の危機は去ったかに見えた・・・しかしその5年後
『残光』を読むなら先に『フリージア』を読んでくださいという作品、時系列としては『フリージア』の5年後に当たります。元恋人の危機を救った榊原健三でしたが5年後に再び元恋人&その子供が危機に巻き込まれてしまいます。その事件は発展していき榊原健三も顔を出すことに・・・。
『残光』のいいところはススキノ探偵シリーズの便利屋など他シリーズのキャラクターがクロスオーバーのごとく登場するという点です。その登場はまるでスティーブンキングの作品がつながっているかのようで東直己の世界観に浸るなら必読でしょう。
残光 (ハルキ文庫)
価格
¥ 864
東直己の書籍&最新作おすすめ本【疾走】
疾走:榊原健三シリーズ三作目
『疾走』は『フリージア』と『残光』に続く榊原健三シリーズ三作目であり前作から8年の時を経て発表されたファン待望の作品です。前回同様別シリーズの便利や私立探偵畝原シリーズのキャラクターも登場します。
『疾走』の内容は廃棄物処理施設で見てはいけないものを見てしまった人を抹殺しようとする謎の組織が登場し、かろうじて組織から逃げる若い男女を榊原健三が救い出そうと奮闘するといったものになっています。
疾走 上 (ハルキ文庫 あ 10-14)
価格
¥ 669
東直己の書籍&最新作おすすめ本【猫は忘れない】
猫は忘れない:ススキノ探偵シリーズ12作目
主人公の"俺"が事件を解決するススキノ探偵シリーズの12作目となる『猫は忘れない』は猫好きで探偵シリーズが好きな人にはたまらない作品です。特に猫の描写は作者自身が猫に詳しいようで大変よく書かれています。
『猫は忘れない』の内容は"俺"の知り合いのスナックママから猫の世話を頼まれた"俺"がママの変わり果てた姿を見つけ、猫を預けて事件の真相を明かしに行くストーリー。
読む場合はススキノ探偵シリーズを読んでいないと把握できない部分もあるので必然的に前作品も読むことになります。
猫は忘れない (ハヤカワ文庫JA)
価格
¥ 821
東直己の書籍&最新作おすすめ本【墜落】
引用: https://www.instagram.com/p/BfzdhYjnSS9/?tagged=%E5%A2%9C%E8%90%BD
墜落:私立探偵畝原シリーズ第4作
女子高生の素行調査を引き受けた畝原は女子高生が体を売っていることを知り驚愕、一方別の依頼で猫の遺体を投げられる家から相談を受けたら殺人事件に巻き込まれてしまうという内容。畝原はこの2つについて関連するものがあると感じで真相の究明に当たります。
ススキノ探偵シリーズが陽気な作品という感じでこちらは陰を書くもの。私立探偵畝原シリーズの4作目なのでこれを読んだらシリーズを読み返すもよし、前作品を見てから読むもよしです。
墜落
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東直己の書籍&最新作おすすめ本を読もう
東直己の小説作品について「フリージア」、「残光」、「疾走」、「猫は忘れない」、「墜落」などなどおすすめ本を紹介していきました。今でも現役で面白いミステリー作品を世に送り出す東直己の世界に入りこんでみましょう。