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赤瀬川原平の本&漫画おすすめ|トマソン・老人力・自分の謎など!

2024.02.22

前衛美術家、作家、脚本家、漫画家など多くの顔を持つ「赤瀬川原平」。その才能を多方面で発揮し、素晴らしい作品を多く残しました。おすすめ作品【父が消えた・トマソン・老人力・自分の謎・赤瀬川原平漫画大全・妄想科学小説】など、赤瀬川原平おすすめの本&漫画を紹介。

  1. 前衛美術家、作家、脚本家、漫画家など多くの顔を持つ天才「赤瀬川原平」
  2. 【芥川賞作家】赤瀬川原平おすすめの本&漫画紹介①:「父が消えた」<芥川賞受賞作品>
  3. 【芥川賞作家】赤瀬川原平おすすめの本&漫画紹介②:「トマソン」<超芸術>
  4. 【芥川賞作家】赤瀬川原平おすすめの本&漫画紹介③:「老人力」<当時の流行語>
  5. 【芥川賞作家】赤瀬川原平おすすめの本&漫画紹介④:「自分の謎」<哲学的大人の絵本>
  6. 【芥川賞作家】赤瀬川原平おすすめの本&漫画紹介⑤:「赤瀬川原平漫画大全」<漫画集>
  7. 【芥川賞作家】赤瀬川原平おすすめの本&漫画紹介⑥:「妄想科学小説」<芥川賞受賞前の短編集>
  8. 【赤瀬川原平の本&漫画おすすめ|トマソン・老人力・自分の謎・赤瀬川原平漫画大全・妄想科学小説など!】まとめ
「赤瀬川原平」は1937年横浜で生まれ、生涯を通して日本芸術史に多大なる影響を与え続けました。前衛美術家、作家、脚本家、漫画家など多くの肩書をもつ「赤瀬川原平」を一言で形容しなければいけないとするならば、「天才」以外ないのかもしれない。そう思わせるほどに各分野において超一級の作品を多く残しました。

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1981年、尾辻克彦の「父が消えた」が第84回芥川賞を受賞。「尾辻克彦」とは何を隠そう赤瀬川原平の純文学作家としてのペンネームで、芸術家として活動しながら「尾辻克彦名義」で芥川賞を受賞しています。芥川賞受賞作品である「父が消えた」は5編からなる短編集で、赤瀬川原平ワールドが堪能できる傑作小説。
父が消えた (河出文庫)
価格 ¥ 950
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「トマソン」とは日常に溶け込む一見役に立たない無用な長物も、そこに展示されているかのように芸術的魅力を放つもの。そして、それが不動産に属するものを「トマソン」という芸術上の概念で総称されます。街中にある「何あれ?」と思うようなものが実は「トマソン」に属するものなのかもしれません。そのような概念を芸術に昇華させた赤瀬川原平の才能に触れられる作品が「超芸術トマソン」です。
読売ジャイアンツに高額の契約金で雇われたゲーリー・トマソン選手が役に立たなかったことにちなみ、「超芸術トマソン」と命名された

超芸術トマソン (ちくま文庫)
価格 ¥ 1,188
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当時の流行語にもなった「老人力」。歳をとると、物忘れなど若い人と比較すると「劣る・ネガティブ」に捉えられる老化も赤瀬川原平のフィルターを通すとユーモアかつポジティブなことであるかのうように思わせてくれる。超高齢化社会に生きる我々日本人に求められるものは「老人力」なのかもしれません。
老人力 全一冊 (ちくま文庫)
価格 ¥ 734
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「自分の謎」は芥川賞作家・赤瀬川原平が作り出す、大人のための絵本です。芥川賞作家で絵本を出す人はなかなかいないと思います。赤瀬川原平のマルチな才能が垣間見えます。内容としては、「自分が自分であることの不思議」など「自分とは何なのか?」を問う哲学的なテーマになっているので、考えさせられる「大人の絵本」です。
自分の謎
価格 ¥ 1,296
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美術館などで断片的に登場した漫画を集めた「赤瀬川原平漫画大全」は漫画という世界観の中に赤瀬川原平の独創的かつ前衛的な世界を構築しています。それをパロディーとして表現しているので他の前衛的な作品と比べても敷居は高くないと思います。
赤瀬川原平漫画大全
価格 ¥ 3,024
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76~79年に連載されていたものを単行本としてまとめたものが「妄想科学小説」。芥川賞を受賞する前の作品ではあるが、のちに「尾辻克彦」名義で芥川賞を受賞するわけですから、当然ながら当時からそのクオリティーは高い。全35篇からなるショートショートの作品集。
妄想科学小説
価格 ¥ 1,728

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2014年77歳で亡くなるまで、日本の芸術界・文学界に多大なる影響を与え続け、今もなお残された作品は多くの人の感性を刺激しています。芸術や純文学を小難しいものにするのではなく、日常の風景にある芸術「トマソン」や、ユーモアに純文学を描く「父が消えた」など、老若男女問わずおすすめできる作品が多いです。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://instagram.com/p/BgnsLdsgnGo/