アロマテラピーとは?
アロマテラピーとは植物から抽出された香り成分「エッセンシャルオイル(精油)」を使い、美と健康を増進する自然療法のことを指します。使用方法としては「エッセンシャルオイル」の香りを嗅いで効果を得る方法と皮膚に塗布し効果を得る方法があります。アロマが使われる目的としては、
・リラックス・リフレッシュ効果
・美容と健康を増進
・心身を穏やかにし、精神の安定と不調の改善効果
などの効果がアロマテラピーには期待できます。
アロマテラピーのメカニズム
嗅覚と脳は親密に関わりあっているので、アロマテラピーによる香りは脳にダイレクトに働きかけます。エッセンシャルオイルの香りが鼻の奥にある嗅上皮に届き、嗅神経を通して大脳辺縁系に作用します。大脳辺縁系には「自律神経・ホルモン系・免疫系・情動・記憶」を司るとされている「視床下部・海馬・扁桃体」があります。このことからアロマテラピーによる効果は科学的も実証されているのです。
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「朝・昼・夜」時間帯で変わるおすすめのアロマ
アロマは非常に種類が多く、その香りひとつひとつの効果は様々です。シチュエーションに合わせて使うアロマを選ぶことでより高い効果を期待できます。選び方の目安としては「朝・昼・夜」の時間帯を意識すると良いと思います。おすすめの時間帯別にアロマの効果・効能を一覧でまとめてみました。
【時間帯別】朝におすすめ!アロマの効果・効能一覧①:「ユーカリ」
朝の時間帯におすすめのアロマは頭をすっきりとさせてくれる効果がある「ユーカリ」がおすすめです。また、殺菌効果もあるユーカリは古くからアロマ以外でも使われており、虫除けとしての効果も期待できるので、朝の時間帯以外でも、夏の外出時に肌にスプレーしておくのも良いでしょう。香りとしてはミント系の香りで、頭が澄み渡っていくような、1日の始まりに相応しい爽やかなアロマだと言えます。
【時間帯別】朝におすすめ!アロマの効果・効能一覧②:「ローズマリー」
ヨーロッパでは日常生活の中でよく使われている「ローズマリー」ですが、ローズマリーはバラではなくハーブの一種です。ローズマリーの代表的な効果としては心のバランスを整えて前向きな気持ちになるというのと、眠気覚ましの効果もあるので、朝に使用するが最も効果的です。
【時間帯別】朝におすすめ!アロマの効果・効能一覧③:「レモン」
レモンと聞くと酸っぱい物の代表格のような印象がありますが、食用以外にも、その高い殺菌抗菌作用が利用されたり、スッキリとした爽やかな香りでアロマとしても人気があります。レモンのアロマには高いリフレッシュ効果があり、頭がスッキリするのと同時に集中力を高めてくれるので、レモンのアロマは朝の目覚めにおすすめです。
【時間帯別】朝におすすめ!アロマの効果・効能一覧④:「グレープフルーツ」
グレープフルーツはミカン科に分類されるオレンジ系の爽やかな香りで、食用はもちろん、香水やアロマとしても人気のあるフルーツです。グレープフルーツはその爽やかな香りで清々しい気分にしてくれ、ストレスや不安を軽減する効果もあるので、朝の出勤・通学前の憂鬱な気分も和らげてくれます。
【時間帯別】昼におすすめ!アロマの効果・効能一覧①:「ペパーミント」
ペパーミントは別名をハッカとも呼び、スースーとした感覚は誰しもが体験したことがあると思います。ミントのガムやタブレットに眠気覚ましの効果があるように、ペパーミントのアロマにも眠気覚ましの効果があります。昼間の仕事中や授業中に眠気を感じた時にはハンカチなどにペパーミントのアロマを1、2滴垂らして香りを吸うのも良いでしょう。
【時間帯別】昼におすすめ!アロマの効果・効能一覧②:「ティートリー」
あまり聞き馴染みのない「ティートリー」は、オーストラリアを原産とするフトモモ科の常緑樹のことを指します。ティートリーの香りはユーカリにも似たグリーン系の清涼感のある香りが特徴で、先住民アボリジニや第二次世界大戦では抗菌薬として重宝された、健康効果があります。また、ティートリーには心身をスッキリさせるリフレッシュ効果と気持ちを高める効果があるので、仕事や学校などで、もうひと踏ん張り頑張りたい時に活躍してくれそうなアロマです。
【時間帯別】昼におすすめ!アロマの効果・効能一覧③:「オレンジ ビター」
誰しもが口にしたことがあるであろう「オレンジ」。柑橘系の甘酸っぱいオレンジの香りは万人にウケる良い香りで、日本では「橙」とも呼ばれています。オレンジのアロマはオレンジビターとオレンジスイートの2種類に分類されます。オレンジビターの特徴としては不安や緊張、ストレスなどに作用するリラックス効果があり、「休日の昼」に求められるアロマの効果は落ち着き癒されるようなリラックス効果なので、休日の昼のアロマには「オレンジビター」がおすすめです。
【時間帯別】昼におすすめ!アロマの効果・効能一覧④:「レモン グラス」
レモングラスは名前に「レモン」が含まていますが、フルーツのレモンとは違い、イネ科のハーブとして古くから親しまれ、アロマはもちろん、食事や虫除け、美容や健康などに幅広く愛用されています。レモングラスのアロマは心を穏やかにしてストレスを軽減してくれる効果があるので、休日の昼にぴったりのアロマです。
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【時間帯別】夜におすすめ!アロマの効果・効能一覧①:「ネロリ」
ネロリはオレンジビターの花から抽出されたエッセンシャルオイルで、1㎏の花から1gしか抽出できない希少なアロマです。ネロリはフローラルで優雅な香りでありながらも柑橘系らしい爽やかさも感じられる、1日の終わりに包まれていたいと思える香りがします。また、「天然の精神安定剤」と呼ばれるほど、リラックス効果に優れるので、1日の疲れを癒すのにぴったりなアロマです。
【時間帯別】夜におすすめ!アロマの効果・効能一覧②:「ローズ」
ローズは昔から女性に愛されてきましたが、ローズのアロマには男性も含めて、夜の癒しタイムに相応しい効果があります。孤独感、失望感を和らげてくれる効果があるローズは、1日の生活の中で落ち込むようなことがあった日の夜に使えば、心を穏やかな気持ちにしてくれます。
【時間帯別】夜におすすめ!アロマの効果・効能一覧③:「ラベンダー」
ラベンダーは「ハーブの女王」とも呼ばれる世界中で人気のアロマです。爽やかなフローラルが香るラベンダーは高い安眠効果があります。就寝前、1、2滴のラベンダーのアロマを垂らしたティッシュを枕元に置いておけば安眠効果が高まり、寝つきと目覚めが良くなります。
【時間帯別】夜におすすめ!アロマの効果・効能一覧④:「ベルガモット」
ベルガモットはイタリアを原産とするオレンジの仲間の柑橘類です。ベルガモットは香水などでもよく使われる人気のあるフレーバーで、おすすめのベルガモットのアロマ使用方法は、バスタイム時、お風呂に数滴を垂らしてから入浴してみて下さい。リラックス効果のあるベルガモットのアロマに全身が包まれることで1日の疲れを癒してくれることでしょう。
【アロマの効果・効能一覧!アロマテラピーのメカニズムを解説!】まとめ
種類の多いアロマですが、そのアロマひとつひとつに効果と効能は様々です。使う時間や使う場所に合わせてアロマを選択することで、日常生活をより豊かにしてくれること間違いないでしょう。