SAOメインシステム人工知能のユイ
コードネームユイ
SAOに記憶喪失として出てきたユイ。そこからキリトとアスナと出会うことで、ユイの両親が見つかるまで2人で見る事になります。SAOの作品内で2人のことをパパ、ママと呼んでいます。その様子は本当に親子を見るかのようで、感情豊かなユイを2人が微笑ましく見て取れます。
しかし、その正体はSAOの「Mental Health Counciling Program」の試作1号機である精神的ケアを司るカウンセリング用人工知能でした。SAO内でのそういった役割を忘れていたのは権限を制限されたことによってバグが蓄積し記憶をなくし、心を壊していきます。しかし、キリトとアスナはSAOで観察していた負の感情とは違い、そういった2人が触れることで実体化しました。
SAOにおけるユイの感情
SAOのカウンセリング用人工知能にて人々の感情を監視していたお陰なのか、感情豊かであり、悲しんだり喜んだりすることができるAIキャラクターのユイ。SAOでもALOでもキリトとアスナを親のように慕っていることから幼い子供のようなところが多々見えていきます。
最初はキリトとアスナもユイの事をSAO内のプレイヤーだと思っていましたが、言動や出来ないことがあったり行動などがおかしいと感じていたりしました。こういった事から始めはそういった感情などが人間と同等ではなかったということが分かるかもしれません。
SAOのシステムとして人間観察を長くしていたことによって、喜んだり悲しんだりと多くの表情をすることができるようになります。それはストーリーが進むごとに進化していき、その後には実際の人間とそん色ない感情を見ることができます。それはキリト自身も最先端のトップダウン型AIと言っているほどです。
ユイの心が残るSAO
ユイの心というのはアニメの12話タイトルでもあります。元々カーディナルからユイへの命令は「人との一切の接触禁止」となっていました。しかし、GMとして緊急アクセスをすることで使用できるボスを消去するコマンドを使いキリトとアスナを守った事で破ってしまいます。それによってカーディナルから消去されてしまうユイ。
SAOのカーディナルによって1度は消されてしまったユイでしたが、管理者権限が残っているうちにキリトがユイのプログラムをオブジェクト化させることでどうにかアイテムにすることができました。そんなアイテムとなった綺麗な石にも宝石にも見えるユイの心はアスナのペンダントとして、その後復活までつけられることとなります。そのクリスタルがユイの心とも言えるかもしれません。
SAOを抜け出したその後のユイ
SAOで記憶を取り戻したユイはキリトたちを救いますが、それはカーディナルのGM権限を使ってのものでした。それを使ったことでメインシステムから1度は消去されましたが、キリトが試行錯誤した結果で全てを消される事なく復活したユイ。しかし、SAOをクリアしたことで、もう会えなくなってしまいます。
SAOからALOへ
SAOを抜け出したその後のフェアリィ・ダンス編ではユイともう会えないと思っていたキリトでしたが、彼女との再会することができます。AOLはSAOのデータを流用していたものであり、キリトがコンバートしたアイテムの中から復活します。ナビゲーション・ピクシーとして小さい妖精のような姿になったユイは大好きなママを助けるためにキリトと行動をします。
更にその後では…
更にその後ではストーリーが進むとゲーム内ではなく、SAOの時よりも更に成長を遂げてALOの外にいるアスナの携帯に通信を入れたりしていました。その後、キリトの研究によって限定される部分はありますが、現実世界でも見たり聞いたりと話すことができるようになりました。しかし、ここまで成長したユイですが、SAOで観察していた負の感情のせいなのか負の感情を受ける事に弱いままです。
ユイがSAO内で出来ること1
ユイはカーディナルのMHCP試作1号として作られました。元々は人間の元へと行くことでカウンセリングを行う存在。しかし、SAOがデスゲームとなってしまったことでユイの権限は制限をされて負の感情しか見ることができなくなります。
その後に記憶がない状態だとしてもGMの緊急アクセスを仕様できることから、システムとして非常に大切な部分としていたことが分かります。その他にも人間のカウンセリングを担当する予定であったことから、元々人間のような喜怒哀楽を持ち合わせていた可能性もありそうです。
ユイがSAO内で出来る事2
SAOから脱出した後に始まるALOでの冒険。そこからキリトたちと再会を果たしたユイは、彼のナビゲーション・ピクシーとして復活します。SAOのデータを使っているALOですが、ユイには管理者権限がなくなっていました。しかし、データを参照できるという部分からキリトをサポートしていきます。ユイのお陰で他のプレイヤーよりも索敵能力が上がったことによってアスナを助ける事に成功します。
このままユイは成長をしていき、キリトのPCから情報を集めて情報処理を行えるようになります。そして、アリシゼーションでは大学のサーバーくらいであれば、そのセキュリティを簡単にできるところまで成長。ユイというキャラクターは成長をし続けます。
SAOのゲーム版におけるユイ
インフィニティ・モーメント及びホロウ・フラグメント でのユイの活躍
SAOの原作小説の途中からIFへと分岐してストーリーが進むこれらのゲームでは、原作よりも早めにユイは登場します。原作よりも幼いイメージとなっており、他のキャラクターを困らせる事もしばしば。しかし、システム側のキャラクターとしてみんなのために活躍をします。
ロスト・ソングでのユイ
原作のALOと同じくピクシーの姿で登場します。ゲーム内ではナビゲーターをしていて、プレイヤーを助けてくれます。本人も成長をしており、管理者のカメラに無断で侵入するなどのハッキング技術も上がっています。
ホロウ・リアリゼーションで成長をみせるユイ
衣装もここでは最初に登場したワンピース姿に黒いボレロなどを着た服装へ。この世界に出てくるゲームが原作のカーディナルとシステムが似ているので、システム側の人間として活躍します。ゲーム内で犬を飼い始め、その一生を見届ける事で、またユイが成長するところを見ることができます。
SAOユイの声優は伊藤かな恵さん
SAOのユイ役をしているのは伊藤かな恵さんです。ユイの他にも「とある科学の超電磁砲」佐天涙子役、「僕は友達が少ない」柏崎星奈役、「花咲くいろは」の松前緒花役をしています。アニメの他にもゲームの作品に出演しているものも多く、「三國無双」シリーズや「GOD EATER」の主人公役などもしています。
小柄で好きなものが空、嫌いなものや苦手なものは雷、怖い話など女の子らしいものが多いです。本人の人柄は面白いエピソードが多く、「アメリカは国ですか?」と言ったり、ウィキペディアにある記事で自分の名前が載っている事を指摘されると「伊藤かな恵って誰ですか?」と言ったりと、これらを素で話す非常にユニークな性格をしています。
SAOでユイを担当している声優、伊藤かな恵さんが歌うキャラクターソング
ソードアート・オンライン ソングコレクション
価格
¥ 2,969
ユイのキャラクターソング「I know “ai”」は彼女がSAOでキリトとアスナの2人と出会う前の気持ちや、その後の気持ちを伝えるかのような歌詞になっています。この曲を聞いて人工知能であるユイがSAOでどういった感情を持って、どういった気持ちでいたのか、そしてその後へと繋がる気持ちをを知ることができるかもしれません。
人工知能ユイのまとめ
感情豊かなAIであるキャラクター、ユイはいかがだったでしょうか。キリトやアスナに次ぐ大事なキャラクターといってもおかしくはない存在です。ストーリーが進むにつれて出来ることが増えていくユイですが、きっとこれからも出来ることが増えていくはずです。そして、ユイの魅力に気づいて好きになった方はきっと「自分の娘」と言いたくなるかもしれません。