ナルトの名場面第10位 恩師のピンチに初影分身を披露!
記念すべき第1話の最後のクライマックスですね、忍者アカデミーの卒業試験になかなか受からず、途方に暮れていたナルトでしたが、中忍のミズキにそそのかされ禁術を記した巻物を盗み出してしまいます。実はミズキは木の葉の里の裏切り者、ナルトから巻物を奪おうとします!
「あいつはこの俺が認めた優秀な生徒だ」
裏切り者から自分が九尾の人柱力だったことを明かされ、これまで周囲の人間達が自分に対して冷たかった理由を悟ったナルト。両親も友達もいない上に、里を脅威に陥れた化け物の成り代わりであることを知ったナルトはこれまで気丈に保っていた心が折れてしまいそうになります。
そんな中、傷を負いながらもイルカが言った言葉です。初めて自分を認めてくれた言葉にナルトは大粒の涙をこぼし、立ち上がります!イルカがナルトにとってただの先生でなく、父親のような存在になるきっかけとなった言葉ですね。
ナルトの名場面第9位 サクラの届かなかった思い
サスケが木の葉を抜ける夜のシーンです。ナルトに追い越されたと感じ、イタチにもこっぴどくやられどんなことをしてでも強くなりたいと願ったサスケは、ついに大蛇丸の元へいく決意をします。真夜中の里をゆっくりと歩きながら、里を出ようとするサスケの前にサクラが現れ最後の説得を試みます。
「サクラ…ありがとう」
「やっぱりお前…うざいよ」とかって出会ったばかりの頃に言ったセリフをあえてもう一度言い放ち、サクラを諦めさせようとするサスケ。しかし、それでも諦める様子のないサクラの背後にまわり、気絶させる前にボソッと贈った言葉です。
自分と復讐のことにしか興味がなかった頃、付きまとってくるサクラを最初はただうっとおしく思っていたサスケ。しかし共に戦っているうちに彼女は確実に大切な存在となった。サスケが告げた最初で最後の「素直な気持ち」を込めたセリフです。
ナルトの名場面第8位 木ノ葉のため両親を手にかけるイタチ
イタチの回想シーンです。木の葉に対するクーデターを目論むうちは一族。木の葉の里の上層部は一族を滅ぼすことを決定し、その役目を二重スパイを担っていたイタチに任命します。
「考え方は違ってもお前を誇りに思う…お前は本当に優しい子だ」
一族を裏切ったイタチを前にして、静かに正座して死を待つフガクとミコト。何も言わなくてもイタチが何を考え、何をしようとしているのか悟っていたようです。自分の命を奪おうとしていても息子に対する愛情に一切のゆるぎはありません。
そして最後に、息子に対して贈った言葉は失望でも怒りでもなく「称賛」でした。その言葉を聞き大粒の涙を流しながらもイタチは手に持った刃を両親の背に突き立てます。イタチと両親の決意の重さと痛みがどれほどのものなのか、想像するだけで涙を誘われます。
ナルトの名場面第7位 師の仇をとる!シカマル渾身の策
暁のメンバーである飛段に奇怪な術で恩師であるヤマトを殺されたシカマル。その仇をとるため大和が愛煙していたタバコを加え、再び飛段に挑みます!暁の一員である飛弾との実力差はかなり開きがありますが、シカマルは持ち前の頭脳で罠にかけついに飛段を追い詰めることに成功します!
「そいつがてめーの墓穴だ」
首を落とされても死なない飛段は自分が死ぬことはないと油断していましたが、、シカマルの頭脳は不死身すらも攻略します。巨大な落とし穴の上に起爆札を何枚も取り付けた糸で飛段を拘束したシカマルは大和のタバコを取り出します。
師を無残に殺した飛段に静かに、しかし猛烈な怒りを示したシカマルは、不死身と豪語する敵に向けて火のついたタバコを投げます。起爆札に引火し、大爆発ののちに穴に落とされ生き埋めとなった飛段は最後まで狂気的に笑いながら呪いの言葉を投げます。少々残忍とも思えるやり方が、シカマルの想いの強さを感じさせるシーンです。
ナルトの名場面第6位 忍びの才能とは?炸裂するナルトの新術!
五代目火影を任せるために、三忍の最後の一人である綱手の元へ向かう自来也とナルト。婚約者と弟を失い絶望していた綱手は二人を無下に追い返します。一方、三代目火影との戦いで腕を使えなくされた大蛇丸は医療忍術の第一人者である綱手に協力を求めますが、こちらも綱手に断られ遂に伝説の三忍が衝突することになります!
「忍びの才能は…諦めねえド根性だ」
大蛇丸と自来也はお互い本調子でないながらも死闘を繰り広げます。その最中「忍者とは忍術を扱うもの」と称し、ナルトに才能がないという大蛇丸に対し、「忍者とは忍び耐えるもの」であると称する自来也はその言葉を否定します。
本当の忍びの才をもつと自来也から評価されるナルトは、それを証明するかのように格上の相手である大蛇丸の部下カブトに立ち向かいます。ボロボロになりながらも、ナルトは会得難易度A級の高騰忍術「螺旋丸」を放ち、勝利を納めます!
ナルトの名場面第5位 ナルトの為にヒナタが立ち上がる!
木の葉を滅ぼすため、輪廻眼の力によって生み出された「六道」の総力で木の葉を破壊する暁のリーダー・ペイン。その力は仙術を身につけ四代目火影をも凌駕がする力をつけたナルトをも窮地に追い込みます。ずっと想い続けた人のピンチにヒナタが遂に立ち上がり巨大な敵に立ち向かいます!
「私は…ナルト君が大好きだから!」
木の葉の名家である日向家に生れながら才に恵まれず、落ちこぼれであったヒナタ。そんな状況だったっため気弱で引っ込み事案な性格ででしたが、想いび人のナルトの戦いを目にするうちにその背中を追うようになり、変わっていきます。
ナルトすらも圧倒するペインを前に、一片の迷いもなく立ちはだかるヒナタは、戦いの最中にその想いを告白。その姿に勝手の気弱な少女の面影は一切感じられませんでした。ヒナタの成長を感じ取れる、感動シーンです!
ナルトの名場面第4位 平和のために破壊を続けるペインにナルトの喝!
ペインとの激闘の中で、徐々に明らかになっていくペインこと長門の過去とその絶望の深さ。平和のためには犠牲が必要、綺麗事などいっていられないと断言する自分の師である自来也も手にかけた長門に対し、ナルトは自分の兄弟子でもある彼に最後の攻撃を放ちます!
「俺が諦めるのを…諦めろ!」
実はエロ小説以外にも王道な冒険小説を書いていた自来也、その小説の主人公の名前は、弟子の長門の名前をもじって「ナルト」と名付けられていました。その小説を気に入った四代目火影のミナトは、自分の息子の名前を主人公と同じものにした。
ペイン相手に最後の攻撃を打ち込むさいに、ナルトは意図せず小説の主人公と同じセリフを言い放ちます。尊敬する師が生み出した小説の主人公と同じく、決して諦めない人間になってほしいというミナトの想いが叶ったことを証明した感動シーンでした。
ナルトの名場面第3位 弟子に想いを託して、自来也の最期
暁のリーダー・ペインのことを探るべく、本拠地に一人調査に向かった自来也。そこで彼はかって成り行きで出会った初めての弟子、小南と弥彦に出会います。かっての弟子が暁のメンバーとなってしまったことを知り、目を覚まさせようと戦いを挑む自来也でしたが、その力に圧倒され瀕死の重症を負ってしまいます!
「弟子の忍道は師匠譲りと、相場は決まっておるからの」
ペインに追い詰められ、指一本動かすこともできないほどの重症を負った自来也は、諦めとともに自分の人生を振り返ります。友を引き止められず、教え子も弟子も救えず、何も成せぬまま終わってしまうのかと嘆きながら彼はナルトの姿を思い出します。
どんな無謀な戦いでも決して諦めず、何度倒されても立ち上がる今の弟子のことを思い出し。師匠が諦めるわけにはいかないと、自来也は最後の力を振り絞り自分の掴んだ情報を使い魔に託します。そして冷たい水の中で微笑みを浮かべながらその生涯の幕を閉じることに、ナルトの師匠として見事な生き様を見せたシーンでした!
ナルトの名場面第2位 「許せサスケ」イタチの真実
イタチとの死闘を終え、遂に復習を果たしたかに見えたサスケ。しかし、マダラのもとで治療を受けたサスケは、マダラからイタチの真実を知らされます。そしてサスケは、自分の兄が冷酷な裏切り者ではなく、心を鬼にして里を守り、裏切り者の汚名を自ら被った真の英雄であることを知ります。
「許せサスケ…これで最後だ」
大のお兄ちゃん子だったサスケは、忙しい兄の背中をいつも追いかけていましたが、イタチはそんな弟のおでこを小突きながら「許せサスケ…また今度だ」と構ってやれないことを詫びてました。
そして、マダラの話を聞いたサスケはイタチの最期の姿を思い出します。それは自分の眼を奪おうとする冷徹な兄ではなく、優しい笑みを浮かべながらいつものように謝罪する兄の姿でした。ナルトでも屈指の感動を呼ぶ名シーンと言える場面で、涙を誘うセリフです!
ナルトの名場面第1位 激闘の果てに…ついに取り戻した友情!
遂に、全ての元凶であるカグヤを倒したナルトとサスケ、これで一件落着と思いきやサスケはなんと五影全員を処刑すると宣言すします。やはり完全には理解しあえてなかったナルトとサスケはかって袂を分かった地で再び決戦することになります!
「俺が…いてーんだ」
六道仙人の力を手にし、忍びの頂点に位置する実力を持ったナルトとサスケは、共に死力を尽くしぶつかりあいます。そして力をほとんど使い切った二人は、最後にまたしても千鳥と螺旋丸をぶつけ合い決着をつけます。
同士討ととなり、互いに隣り合わせで横たわる二人。サスケはナルトにここまでした自分にどうして関わろうとするのかと問います。そしてナルトはサスケが苦しんでいたり、色々抱えてボロボロになっている姿を見ると、それが自分のことのように痛みを感じるから、そうせずにはいられないと答えます。シンプルで実にナルトらしい
答えに、サスケは遂に負けを認めます。
長くすれ違い続けた二人が、最後にの最後にようやく和解しました!互いの右手を失いながら、昔のように悪態を付き合うシーンはまさしく1位に相応しい感動の名シーンです!