九州の観光列車ランキング第10位 : 特急 指宿のたまて箱
「特急 指宿のたまて箱」は鹿児島中央駅から指宿駅を約50分で結ぶJR九州の列車です。薩摩半島に伝わる竜宮伝説をテーマにした列車で、中央で白と黒に塗り分けられた大胆なデザインの車両が印象的。浦島太郎のたまて箱にちなんで、乗車時に煙を出す仕掛けに注目してください!
くつろげるソファ
「特急 指宿のたまて箱」の車窓からは、桜島や錦江湾など美しい光景を楽しめると人気を呼んでいます。景色をよく眺められるよう、ゆったりとしたソファが置かれているのも嬉しいですね。
個性あふれる洗練されたルックスやユニークな仕掛けが満載のJR九州の新幹線や観光列車の紹介です。
九州の観光列車ランキング第9位:田園シンフォニー
くま川鉄道を走るはぴねすトレイン!
熊本県の人吉温泉駅(JR人吉駅隣接)から湯前駅を結ぶくま川鉄道に、「もっとも豊かな隠れ里」を観光列車「田園シンフォニー・はぴねすトレイン」が走っています。
事前予約制で、一日乗車券の他、御祈願用絵馬とはがきセット(切手付き)とサインペンが付いています。また、申し込みしておけば人吉駅の有名な駅弁「栗めし弁当」やデザートの「ご当地プリン」を食べることができます。
もともとの国鉄湯前線24.9キロを1時間15分ほどかけてのんびり走ります。
絵馬は4つの駅で奉納可能!それぞれ異なるご利益あり
セットに入っている絵馬を書いて、途中駅で納めてくることができます。
また途中の駅では地元の方々からのちょっとしたおもてなしや物販があったり、おかどめ幸福駅のしあわせポストから絵葉書を投函することもできます。
田園風景の車窓を楽しむため、常にゆっくり走行
この列車の特徴として、ゆっくりと車窓を楽しんでもらいたいということで、あまり速度を出さないで走るというものがあります。
湯前に着いてからの折り返しは、この車両を使っての普通列車になるので、高校生が乗ってきて地元の言葉が飛び交うにぎやかな車内になることもあります。
九州の観光列車ランキング第8位 : いさぶろう・しんぺい
険しい山と急流球磨川を行く肥薩線の観光列車
「いさぶろう・しんぺい」は、JR肥薩線の熊本県人吉駅から鹿児島県吉松駅の間を走ります。吉松行きは「いさぶろう」、人吉行きは「しんぺい」とどちらも明治時代の鉄道をけん引した二人の名前をとっています。
特徴はなんといっても、日本三大車窓と呼ばれる雄大な風景を堪能できることです。
熊本~人吉は特急指定、人吉~吉松は普通指定
「いさぶろう・しんぺい」の1往復は熊本~人吉間は特急列車で運転しますので、この区間を乗車の際は特急券が必要になります。
人吉~吉松間は普通列車が2往復しますが、こちらも基本的には指定券が必要です。(自由席は7席のみ、主に地元の方向け)
日本三大車窓ポイントで撮影をしよう
天候がよければ、えびの盆地越しに霧島連山の雄姿を見ることができます。その場所を通過するときは、徐行あるいは一旦停止しますので、広大な景色をゆっくりとカメラに収められます。
昔の鹿児島本線らしく風格ある駅舎が連続
肥薩線は昔は鹿児島本線としていたので、駅舎も風格ある歴史的な建物が多いです。
また、吉松(鹿児島県)、真幸(宮崎県)、矢岳(熊本県)と3駅が全て別の県を通るという珍しい路線であります。
「いさぶろう・しんぺい」は真幸、矢岳、大畑でそれぞれ5分ほど停車するので、その間に駅舎の写真を撮りにいくこともできます。
大畑駅のスイッチバック
勾配の厳しい肥薩線を上り下りするのに、真幸駅は前進と後進を繰り返しながら急斜面を登るZ字型のスイッチバックを、大畑駅はループ線とスイッチバックを組み合わせています。
ループ線の上でも徐行あるいは一旦停止して、はるか下に見える大畑駅を見ることが出来ます。
九州の観光列車ランキング第7位 : 特急 ゆふいんの森
女性に大人気の由布院へ直行で行ける観光列車
温かいおもてなしで知られる人気の温泉リゾート由布院。博多駅からその由布院温泉を通り、別府駅まで走る「特急 ゆふいんの森」も、九州で人気の観光列車です。クラシカルな雰囲気が漂う車両は大人の旅行にぴったり。また、サロンスペースの大きな窓からは九州のダイナミックな風景を楽しめます。
急峻な山を縫うように走る観光列車でグルメ弁当を
サロンスペースでは、由布院到着前に客室乗務員による観光案内があり、旅の気分を盛り上げてくれます。また、事前予約でミシュランで1つ星を獲得した「寿司 竹本」さん監修のお弁当を食べることができます。
個性あふれる洗練されたルックスやユニークな仕掛けが満載のJR九州の新幹線や観光列車の紹介です。
九州の観光列車ランキング第6位 : 門司港レトロ観光列車 潮風号
「門司港レトロ観光列車 潮風号」は、全長2.1kmの日本一短い線路を走る観光列車です。最高時速15kmと日本一遅いスピードで、九州鉄道記念館駅と関門海峡めかり駅を結びます。片道10分と短い時間ですが、関門海峡を一望する贅沢な時間を過ごすことができます。
九州の起点門司港駅からの観光列車
東京駅と共に日本で2つだけの国に重要文化財となっている門司港駅は、2019年3月に創業時の姿にリニューアル!この駅のすぐ東側から関門海峡へ向かって線路がのびています。
小さなトロッコ列車が1日10~11往復しています。
小型のディーゼル機関車が2両のトロッコ列車を挟んで走ります。鮮やかなブルーの列車は、見ているだけでもワクワクしますね!開閉できる大きな窓があり、景色をたっぷりと楽しめます。
大正ロマンあふれる港町を観光
門司港は明治22年に開港。大正ロマンのレトロな街並みが残る人気の観光スポットです。潮風号に乗って、そんな海峡の街をグルメを楽しみながら巡るのもおすすめです。
すぐ前は本州の下関です。終点の関門海峡めかり駅から8分ほど歩くと、下関とを結ぶ関門海峡人道トンネルがあり、歩いて海の下を歩いていけます。
門司港から走り出す観光トロッコ列車「潮風号」北九州銀行レトロラインの公式サイト。平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線。福岡県北九州市
九州の観光列車ランキング第5位 : おれんじ食堂(肥薩おれんじ鉄道)
肥薩おれんじ鉄道が運行する観光列車「おれんじ食堂」。熊本・新八代と鹿児島・川内間を結びます。特色は、九州西海岸の美しい風景を眺めながら、沿線の旬の食材を使ったお料理を楽しめること。「走るレストラン」としてテレビや雑誌などで紹介されている、大人気の観光列車です。
かつての風光明媚な鹿児島本線区間を走る観光列車
「沿線の魅力を知ってもらおう」をテーマに、沿線のレストランや食堂などから旬の食材を使ったお料理が提供されます。また、停車駅では地元の人たちと触れ合える「駅マルシェ」も開かれたり、食事プランを申し込んだ人には停車駅でお土産が配られます。
ランチやディナーは地元素材を活かした食事を提供
運行日は、金・土・日・祝日。ディナーやランチのほか、モーニングやアフタヌーン設定の列車もあります。ホテルでいただくような、本格的なお料理やデザートを楽しめると大好評です。
変化に富んだ景色を眺めながらのひとときを
もともとは鹿児島本線としての区間ですが、海と山を縫うように走る区間ですので車窓をずっと楽しめ、あたたかな陽射しは南国の雰囲気が味わえます。
列車によっては、イベントが組み込まれる日もあり、ピアノ演奏などを楽しんだりすることもできます。
九州の観光列車ランキング第4位 : 特急「A列車で行こう」
「A列車で行こう」は、熊本と天草の玄関口である三角駅を結ぶJR九州の特急列車。「天草に伝わった南蛮文化」をテーマにデザインされた特急列車。落ち着いた車内には、ステンドグラスを使ったインテリアもあり、大人の旅を楽しめます。車内にはジャズがBGMとして流れ、まるで映画のワンシーンのようです。
クラシカルな雰囲気のバー
共有スペースにはクラシカルな雰囲気のバーがあり、ベンチやソファに座ってゆっくりとお酒を楽しめます。
ステンドグラスが使われていたりと、天草の南蛮文化を上手にミックスしています。
陽気なアメリカンな雰囲気の内装
A列車で行こうは、もともとがアメリカで生まれたジャズのスタンダードナンバーと同じ名前です。陽気で明るいナンバーと同じく、車内も明るい内装でまとめられています。
三角駅からは天草松島の起点である松島港までの高速船に連絡しています。
個性あふれる洗練されたルックスやユニークな仕掛けが満載のJR九州の新幹線や観光列車の紹介です。
九州の観光列車ランキング第3位 : SL人吉
熊本と人吉を結ぶ「SL人吉」は全国屈指の人気列車です。 力強く煙を吐いて走る機関車に大人も子供もワクワクしますね。高級感あふれるサロン展望台では、ソファに座って九州のダイナミックな風景を眺めることも。車内はクラシカルな雰囲気があふれ、旅を楽しめます。
車窓からの風景も楽しみ!
急流で有名な球磨川を眺めながらの旅は、途中でラフティングや川下りの船に合ったりすることも?!途中の「一勝地」駅では、10分停車の間に縁起物の「必勝」入場券を購入する人も多くいます。
天気がよければエメラルドグリーンに輝く球磨川も見ることができます!
個性あふれる洗練されたルックスやユニークな仕掛けが満載のJR九州の新幹線や観光列車の紹介です。
九州の観光列車ランキング第2位 : JRKYUSHU SWEET TRAIN『或る列車』
時刻表には載らない、知る人ぞ知る観光列車
JR九州が運行する「或る列車」は、豪華スイーツ列車として今注目を浴びている観光列車です。当時の九州鉄道が発注したものの、活躍する機会がなかったアメリカ製の豪華客車をよみがえらせた「幻の列車」。東京・南青山の有名レストランがプロデュースするコース料理が自慢です。
なお、季節によって、運行区間が変わります。
こだわりぬいたスイーツコースを味わうひととき
車内は「ななつ星 in 九州」に次ぐラグジュアリーな空間と話題に。九州の旬の肉、魚、野菜をぎゅっと詰めたお弁当、繊細な盛り付けの極上スイーツのお食事は、ここでしか体験できない味わいです。九州の職人が作ったオリジナルの器を使っていて、贅沢なひと時を過ごすことができます。
ずっと乗っていたい・・・そんな大人の時間を楽しむ2時間半
ロマンチックな色合いの車内。2号車はコンパートメント(個室)になっていて、プライベートな時間を過ごすこともできます。
また、座席に応じて客室乗務員さんが割り当てられているので、分からないことは気軽に聞くことができます。
季節によって運行区間は変わりますが、どの区間であっても概ね2時間半くらいのコースが組まれています。
或る列車公式サイト。JR九州がお届けする、列車内で豪華なスイーツをお楽しみいただける或る列車のご紹介です。
九州の観光列車ランキング第1位 : ななつ星in九州
最後にご紹介するのは、今話題の観光列車「ななつ星in九州」。2013年10月にレビューした超豪華寝台列車で、まさに動く高級ホテル。1泊2日または3泊4日の旅行が用意されていて、九州の観光名所を回りながら旅を楽しめます。車内でいただくお食事も贅を尽くしたものとして評判です。
1日目の集合時はスマートカジュアル、車内での夕食時はセミフォーマル、観光シーンを除きTシャツやスニーカーは不可とドレスコードがあり、まさにセレブな大人の列車。贅沢な時間を楽しむことができます。
九州各地のシェフが腕をふるう食事
食堂車においては、行程中入れ替わりで各地のシェフが腕をふるって、それぞれの得意分野での食事を提供します。
行程中には観光や体験が組み込まれていたり、列車内で泊まる他、高級旅館に泊まる行程も含まれており、まさに「走る豪華クルーズ船」といった感じです。
贅沢な大人の空間
「ななつ星in九州」は超豪華列車で全てがスイートルーム、そして破格の値段で、かつ予約がなかなか取れないことでも知られていますが、一生に一度は乗ってみたい列車ですね!
贅沢を尽くした観光列車
まとめ
九州には観光列車がたくさんあり、旅を盛り上げてくれます。家族で楽しめる列車から大人の時間を楽しめる列車までさまざまな目的やシーンに合せて選ぶことができます。
ほとんどが指定席や事前申し込みが必要になるので、人気の列車は早い内から計画を立てて、移動手段から旅を楽しんでしまいましょう。
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