ウズベキスタンってどんな国?
東京から最短で11時間程度で行けるウズベキスタンは中央アジアにある旧ソビエト連邦の共和国で、正式名称ウズベキスタン共和国といいます。言語はウズベク語が話されています。この国は内陸の国でなんと2度国境を越えないと海に辿りつかない二重内陸国の一つです。国境でのチェックがかなり厳しく国内の治安は安定しています。ウズベキスタンの宗教はイスラム教なので肌の露出については女性は特に控える必要があります。
ヒヴァ・イチャンカラ遺跡
1990年に世界遺産に登録された遺跡で2重の城壁に囲まれた遺跡です。アムダリヤ川下流にあるオアシスの街で、古代ペルシャ時代にカラクム砂漠への入り口として繁栄しました。城内には宮殿やハーレム、20のモスク、20のメドレセ(神学校)や6基のミナレッド(モスクの塔)などが残されています。ちなみに現在メドレセは宿泊施設として利用されており、かつてイスラム教の生徒たちが寝泊まりしていた部屋に泊まることができます。
サマルカンド・シャーヒズィンダ霊廟群
「青の都」「東方の真珠」などと呼ばれ、ブルーが美しいモザイクの霊廟とモスクが14か所もあります。また一直線に建ち並んでいるのでとても見ごたえがあります。シャーヒズィンダとは生ける王という意味のウズベク語です。モスクの中は見学ができるようになっていますが、露出の多い服だとお断りされることもありますので服装にはお気をつけください。入口付近には天国の階段と呼ばれる段数を数えながら登り、帰りも数えて下って同じ段数だと天国へ行けるという言い伝えのある階段があります。この階段を登ると数多くのブルーモザイクタイルの建物群が広がり、とても美しい世界が広がります。
ブハラ・タキバザール旧市街
タキとは丸い形の屋根でおおった建物のことで、ここは何百年も前からバザールとして使われ続けている歴史ある場所です。とっても可愛いカラフルな陶器のお皿や刺繍が美しい絨毯やクッションカバー。物価も安いのでとても楽しいショッピングができます。ちなみにここのバザールでは日本語が少し話せる商人がたくさんいるので、外国のバザール名物の勧誘もあるのでしっかりと価格交渉してください。ウズベキスタン旅行でのショッピングはタキバザールに決まりです。
ウズベキスタン料理ってどんな料理?
ウズベキスタン料理の主食はパンと米です。また、穀物の収穫量が多いので麺類も食べられているので日本人には親近感のある料理が多いです。また羊の放牧も盛んなので肉は羊が多く食べられています。他にも鶏肉や牛肉そして魚も食べられていますが、ムスリムの国なので豚肉は流通が少ないです。ウズベキスタンでも豚肉を食べる方はいらっしゃいますが、一緒にご飯を食べる際は確認が必要です。また、ムスリムはお酒は飲みませんが、ウズベキスタンに旅行に行った際レストランやホテルでお酒は飲めます。
ウズベキスタン料理おすすめメニュー①プロフ
ウズベキスタン在住者が口をそろえておすすめするのがランチの定番メニュープロフです。ウズベキスタン風ピラフでさまざまな具材を使ったプロフがあり種類はとってもたくさんあります。オーシュとも呼ばれることのある家庭料理です。ちなみに首都タシケントには、「中央アジアプロフセンター」まであるほど人気メニューです。そしてこのプロフは、料理本で紹介されているレシピは味の素を調味料として使用する調理法が多いのです。日本人の口に合うのもこのためかもしれません。ちなみに羊の肉が苦手な方はバフシュと呼ばれるパラフがおすすめです。鶏肉と牛肉、そして緑のハーブで作られているのでさっぱりした味です。
ウズベキスタン料理おすすめメニュー②ラグマン
ウズベキスタンのうどんです。日本のうどん同様コシがしっかりあってこれも日本人好みの味。スープの1つでトマトベースのスープに肉や香草、野菜が入ったものです。トマトの酸味でさっぱりしててとても食べやすい料理です。そしてこのラグマン、食べ終わった後のスープに麺の茹で汁を注いで飲むのがウズベキスタン流です。そば湯と同じで茹で汁には栄養が含まれているのだそうです。
ウズベキスタン料理おすすめメニュー③マンティ
ウズベキスタンはシルクロードの中継地点にもなっていたことから中国の料理の影響も強く受けています。その一つがマンティで中国のマンドゥ(饅頭)が由来です。羊や牛肉、玉ねぎを塩コショウで味を調え小麦粉でできた生地で包んだ蒸し餃子です。これにトマトソース、サワークリームやヨーグルトを付けて食べるのがウズベキスタン流です。酢醤油で食べない餃子も意外と美味しく在住者の間でも人気のメニューの一つです。
ウズベキスタン料理おすすめメニュー④ディムラマ
ウズベキスタン風の肉じゃがです。羊もしくは牛肉を使い肉とじゃがいもたっぷりとその他キャベツなど季節の野菜を入れてしっかりと煮込んだ料理です。調味料にクミンとニンニクを入れるので日本の肉じゃがとはまた一味違うほっこりと美味しい肉じゃがが楽しめます。
ウズベキスタン料理おすすめメニュー⑤サムサ
ウズベキスタンのミートパイです。たねは羊もしくは牛肉と玉ねぎで作られますが、春になるとほうれん草やミントを入れて作ります。そしてサムサの美味しい生地は何とウォッカと小麦粉、卵などからできています。たねを生地で包んで窯で焼き上げると外はサクサク、中はとってもジューシーなウズベキスタンのサムサの出来上がりです。
ウズベキスタン料理おすすめメニュー⑥オリビエ
これはウズベキスタン(ロシア)風ポテトサラダです。ロシアから伝わった料理です。日本のポテトサラダのようにポテトは潰さずさいの目切りです。グリンピース、ゆでたまごやニンジンなどを加えマヨネーズであえたものです。これは新年に食べる料理の一つですが、普段も食べたくなる日本を思い出す料理の一つです。
ウズベキスタン料理の美味しいレストラン~ALOHIDDIN~in 東京
東京にあるウズベキスタン出身のオーナーが作る本格ウズベキスタン料理が食べられるお店です。大人気のメニュープルフは事前の予約が必要なのでお忘れなく。2店舗ありの八丁堀(東京)と日本橋(東京)にあります。東京在住の方、もしくは東京に旅行に来られる方は要チェックのレストランです。
ウズベキスタン料理教室 in 横浜
日本には本場のウズベキスタン料理が食べれるお店はまだまだ限られています。日本人の口にとっても合うあのウズベキスタン料理を旅行に行かずとも、もっと手軽に日本で食べたい!そんな方におすすめなのがウズベキスタン料理教室 in 横浜です。横浜には特に多くのウズベキスタン人の方が住んでおり、ウズベキスタン料理教室が複数ありますので、ぜひチェックしてみてください。横浜市のHP広報横浜にてもウズベキスタンの料理教室の案内が掲示されていたり、横浜発国際料理教室でのウズベキスタン料理がテレビで放映されたり、横浜市のほどがや地区センターでもウズベキスタンの料理室が開催されました。横浜はウズベキスタンとの関わりがとてもたくさんあります。
まとめ
米や麺類を主食とするウズベキスタンの料理は素材の味が楽しめる日本人好みの料理です。料理が美味しい国は旅行の楽しみがまた一つ増えますよね。またウズベキスタンは2018年2月から短期の観光目的の旅行についてはビザ申請の必要がなくなりパスポートだけ行けるようになりました。物価も安くショッピングも楽しめ、エキゾチックなブルーの世界が楽しめるウズベキスタンはファミリー旅行やカップル旅行だけでなく女子の一人旅スポットとしても人気急上昇の国の一つです。いろいろ楽しめるウズベキスタン、ぜひチェックしてみてください。