【銀河英雄伝説】大人気SF作品『銀河英雄伝説』とは
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大人気SF作品『銀河英雄伝説』は、原作：田中芳樹によるSF小説であり、またこの小説を原作としたアニメや漫画など、多方面へのメディア展開をしている作品の俗称です。原作の小説は1982年から1987年の5年間にかけて出版されたシリーズ小説で本編のみで10巻あります。
このシリーズの累計発行部数は、1500万部を超えるベストセラー作品で、その人気から本編が完結後も外伝として、スピンオフ作品が2009年まで発行されており、シリーズ1巻目の初版が出てから35年以上たつ今でも、新しいファンを獲得し続ける作品です。
アニメにおける展開は、1988年から2000年にかけてOVA作品が制作されており、本編110話、外伝52話、映画作品3本という超大作作品であり、また2018年の4月から『銀河英雄伝説 Die Neue These』というタイトルで放送されており、2019年にこのアニメの続編に当たる『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱』という映画作品を全国の映画館です。この映画作品は、全12話を3回に分けて上映予定であり、他のアニメの映画作品に比べると、大ボリュームになっています。
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【銀河英雄伝説】ワルター・フォン・シェーンコップのプロフィール
【自由惑星同盟③】自由惑星同盟軍の大佐。帝国の亡命貴族の出身で、白兵戦部隊“薔薇の騎士（ローゼンリッター）”連隊の連隊長を務める。ワルター・フォン・シェーンコップ役を演じるのは、三木眞一郎さん！#新銀英伝 pic.twitter.com/bmCVLYHZvg
— 銀河英雄伝説DieNeueThese (@gineidenanime) March 2, 2018
ワルター・フォン・シェーンコップは『銀河英雄伝説』に登場するキャラクターで、「薔薇の騎士（ローゼンリッター）連隊」に所属する一人であり、第13代連隊長の肩書を持つ人物です。彼は、帝国暦455年(宇宙暦764年)7月28日生まれで、年齢は初登場時点で32歳です。
彼の戦いにおける能力の高さは、「自由惑星同盟軍」の中でもトップレベルで高く、彼自身の戦闘能力もさることながら、彼の指揮官としての能力は作中屈指の指揮者と言っても過言ではありません。
彼は、のちに「ヤン・ウェンリー」の部下になっていますが、彼の傲慢な性格や女好きの性格から、部下として扱いにくい人物だったようで、同盟軍の中では問題児のような扱いを受けていました。彼は「ヤン・ウェンリー」が死去した後、「ユリアン・ミンツ」や「フレデリカ・グリーンヒル」らとともに「イゼルローン共和政府」という組織をつくっておりこれ以降「ラインハルト・フォン・ローエングラム」ら「銀河帝国軍」と戦いました。
ワルター・フォン・シェーンコップ（32）【自由惑星同盟/豪胆不適な歴戦者】帝国から同盟に亡命してきた貴族の子弟を中心に結成されている「薔薇の騎士連隊（ローゼンリッター）」第13代連隊長。白兵戦技の達人。人格は豪胆で不敵。毒舌を誇る。彫りの深い顔、長身で洗練された容姿。 #ノイエ銀英伝 pic.twitter.com/6fEGiOSi2A
— 東京創元社営業部 (@tsogen_eigyo) May 19, 2018
【銀河英雄伝説】ワルター・フォン・シェーンコップの人物像
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ワルター・フォン・シェーンコップの性格は、傲慢で自信家であり、普段から他人への物言いもきつく、シリーズ屈指の毒舌をもつキャラクターです。また生粋の女好きであり、作中に登場する様々な女性キャラクターと関係を匂わせるような描写のある人物です。また、彼には娘がいることが、作中で判明しますが、彼自身は母親の女性について覚えていなかったほどです。
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【銀河英雄伝説】ワルター・フォン・シェーンコップの能力
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ワルター・フォン・シェーンコップの能力は、非常に高く、特に白兵戦技法においては、『銀河英雄伝説』に登場するキャラクターの中で、彼に匹敵する人物はほとんどいません。「銀河帝国軍」側の主人公である「ジークフリード・キルヒアイス」や「ローエングラム陣営」の総帥本部総長である「オスカー・フォン・ロイエンタール」などの実力者たちと対峙した際にも、彼は互角の戦闘をしました。
また、彼自身の戦闘力の高さも相当なものですが、実際には陸戦における指揮官としても抜群の才能を発揮しており、通常では1週間以上かかるとされていた「惑星シャンプール」の制圧作戦をたったの3日間で完遂しており、知略家として十分すぎる能力を発揮しました。
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【銀河英雄伝説】ワルター・フォン・シェーンコップの最後
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前述したとおり、彼は才能溢れる軍人でありながら身勝手な人生を歩んできました。そんな彼最後は、「シヴァ星域会戦」においてのことです。彼は「ラインハルト・フォン・ローエングラム」の乗船する船「ブリュンヒルト」に「ユリアン・ミンツ」とともに突入します。
そして彼はそこで、リアンがラインハルトに談判する目的の達成のために時間稼ぎの役割を引き受けました。しかし、戦闘が一段落したとき、彼の背後に倒れていた致命傷を負った「クルト・ジングフーベル」軍曹が最後の力を振り絞り、背中から戦斧で切りつけました。
この傷が致命傷となりワルター・フォン・シェーンコップは、絶命しました。この時の作中における彼の年齢は36歳でした。
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【銀河英雄伝説】「薔薇の騎士（ローゼンリッター）」とは【ワルター・フォン・シェーンコップ】
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薔薇の騎士（ローゼンリッター）とは、同盟軍における最強の白兵戦部隊と言われるほどの連隊です。彼らの実力は、少数でありながら一個師団に匹敵する武力をもつとされており、実際に彼らは作中でも目まぐるしい活躍をしています。
しかし、そんな最強の連隊ですが問題点をかかえており、歴代の連隊長の半数は、「帝国軍」側に寝返っており、歴代連隊長12名のうち、4名は帝国軍との戦闘で死亡、2名は将官に昇進した後退役、あとの6名は同盟を裏切り帝国へ逆亡命したようです。
作中では、第13代連隊長の「ワルター・フォン・シェーンコップ」が連隊長を務めました。彼が組織を脱却した後にリッツ、ブルーハルトが彼の後釜を担いました。何れにせよ白兵戦における薔薇の騎士（ローゼンリッター）の実力は申し分なく、「ヤン艦隊」において最大の戦力になりました。
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【銀河英雄伝説】「シヴァ星域会戦」とは【ワルター・フォン・シェーンコップ】
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「シヴァ星域会戦」とは、宇宙暦801年、新帝国暦3年5月29日～6月1日に起こった「ゼルローン革命軍」と「帝国軍本隊」との間で起こった戦闘です。この戦いののち「イゼルローン共和政府」と「ローエングラム王朝」との間で和平交渉が行われたことを考えると物語上とても大事な出来事だと言えます。
もともとこの戦いは、「イゼルローン軍」約2000隻と、「イゼルローン軍」より少数の「帝国軍」の警備部隊とのいざこざから始まり、戦争と言えるほど大規模なものではありませんでした。しかし、「帝国軍」側が援軍を求めた結果、「ドロイゼン艦隊」数1000隻が援軍に駆けつける結果となり、事態を重く見た「イゼルローン軍」も要塞に援軍を求め、最終的には大規模な戦いになりました。
この戦いには「帝国軍」側の主人公である「ラインハルト・フォン・ローエングラム」も参加せざるを得ない状況になりますが、彼はその後、治療法のない難病に侵されこの世を去ることとなるため、この戦いが彼にとって生涯最後の戦いになりました。
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【銀河英雄伝説】ワルター・フォン・シェーンコップの名言
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「いけませんな、ご自分で信じてもいらっしゃらないことを他人に信じさせようとなさって」
「提督、これは戦闘と呼べるものじゃありませんな。一方的な虐殺だ！」
「あなた（ヤン）ほど戦争の愚劣さを嫌っている人間はいないでしょうに。同時に、あなたほど戦争の名人はいない」
「せっかく軍隊と言う牢獄から脱出しながら、結婚と言うべつの牢獄に志願して入るとは、あなたも物ずきな人ですな。」
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【銀河英雄伝説】ワルター・フォン・シェーンコップの声優
●アニメ『銀河英雄伝説』（OVA版）における声優（羽佐間 道夫）
アニメ『銀河英雄伝説』（OVA版）でワルター・フォン・シェーンコップの声を演じたのは、羽佐間 道夫（はざま みちお）です。羽佐間 道夫さんは、1933年10月7日生まれの東京都出身です。声優業以外では、俳優、ナレーターなどもされています。
出演作品に『巨人の星』（速水譲次）、『ど根性ガエル』（石松）、『超時空要塞マクロス』（ブルーノ・J・グローバル）などがあります。
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●アニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These』における声優（三木 眞一郎）
アニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These』でワルター・フォン・シェーンコップの声を演じたのは、三木 眞一郎（みき しんいちろう）さんです。三木 眞一郎さんは、1968年3月18日生まれの東京都出身です。
出演作品に『ポケットモンスター』（コジロウ）、『BLEACH』（浦原喜助）、『BLACK CAT』（クリード＝ディスケンス）、『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』（ロイ・マスタング）、『〈物語〉シリーズ』（貝木泥舟）などがあります。
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【銀河英雄伝説】ワルター・フォン・シェーンコップまとめ
この記事では、大人気SF小説『銀河英雄伝説』およびアニメ『銀河英雄伝説』に登場するワルター・フォン・シェーンコップについて、ワルター・フォン・シェーンコップのプロフィールや能力、また彼の名言など様々な情報をご紹介いたしました。
彼は、自身の戦闘能力もさることながら指揮官としても抜群の才能をもつかっこいい軍人です。そんな個性的なキャラクターたちが登場するSF小説およびTVアニメ『銀河英雄伝説』をぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
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