【SAO】月夜の黒猫団の紅一点サチ
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SAOにおけるデスゲームに巻き込まれた1人がサチです。元々は両手槍を使っていましたが、キリトと出会ってから盾を持つようになります。黒髪のセミロングであり、左目の下にある泣きほくろがあるのが特徴です。性格はそこまで暗い印象ではありませんが、まだ学生という年齢なので少々もろいところも見えていきます。初登場したのはアニメでは第3話、原作では2巻の外伝にて登場しています。本名は語られている場面もなく、原作でもアニメ版でも分からないままとなっています。
キャラクターを見ているだけであれば可愛く、黒髪でセミロングというところから清楚な少女という感じのサチ。そして、サチを見ていると少し弱気な部分があったり、弱音を吐く部分などから年齢相応の少女なのだなということが分かります。しかし、武器が両手槍だったり、盾を持って前に行くことがあったことから勇気がある一面もあるようです。
【SAO】サチとギルド「月夜の黒猫団」
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SAOの中でサチが所属していたギルドは「月夜の黒猫団」というギルドです。サチ以外は皆男の子で、紅一点という位置づけです。そして、このギルドはリアルでも知り合いの学校の友人でできているギルドで、サチも例外ではなく軽口を言ったりできるほどの仲だということが分かるシーンなどがあります。
SAOがデスゲームとなってしまったことによって取り残されてしまうサチたちですが、こういった仲間がいたからこそやっていけたという部分もあったことでしょう。しかし、サチの心は彼らも及ばないようなところから崩れていたのです。ただリアルの友人であるギルドメンバーがいたことで、そこを自分の居場所としていたというところもあったのかもしれません。
【SAO】サチとキリトとの出会い
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SAOでサチがキリトと出会ったのはソロプレイヤーだったキリトをギルドにメンバーと一緒に誘ったのがきっかけでした。そして、ここからサチはギルドのメンバーと一緒に狩りに出かけたりなどをして親睦を深めていきます。ただ、ギルドメンバーの人たちはキリトから見て初心者の塊のような人たちで少し驚いている様子も見えました。しかし、そんな和気あいあいと頑張っているサチやメンバーとキリトはしばらく行動を共にします。
まだ原作では2巻、アニメでは第3話ということでそこまで大きく時間は流れていません。それでもこうして和気あいあいと狩りをしたりしているのもまた、ギルドメンバーとサチが仲がよいということを示しています。ただデスゲームという離脱は死を意味するSAOにとって危機感がない考えかたは危なかったと言えるでしょう。
【SAO】サチの弱さ
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攻略組が第28層をクリアしたという情報が流れ、ギルドのメンバーもいつかは参加したいといっていました。しかし、サチだけはその恐怖に押しつぶされそうになり、とある夜に宿から逃げ出してしまいます。連絡をせずに出ていったことで探すのに苦労をしますが、キリトのスキルによって見付けると膝を抱えたサチがそこにはいました。そして、キリトへ向けてサチは本音を話し始めます。戦うことの恐怖や、デスゲームになってしまいどうしていいのかという戸惑いなど、多くのことをサチは抱えていました。
明るい中で狩りをしていたギルドでしたが、サチだけはその本質に気付いていたのかもしれません。だからこそ、恐怖に押しつぶされそうになってしまい、宿を抜け出すことで現実から逃げようと思ったのかもしれません。そしてキリトに一緒に逃げようと話していることから、その恐怖がサチの中で非常に大きいことを物語っています。
【SAO】サチのキリトへの想い
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キリトに本音を話したサチでしたが、キリトに死なないという言葉を話してもらいながら一緒に寝ることでようやく眠ることができるという状態まで心が不安定になってしまいます。サチのSAOに対する恐怖はキリトへも伝わっていき、彼はサチを守り抜くという決意をさせることとなります。
心が不安定になってしまうほどの恐怖を持っていたサチはこうしてキリトと出会うことで少しは救われた部分があったのかもしれません。今までは大丈夫だったのかもしれませんが、こういう状況になってしまった時にキリトがいなかったときを考えると、サチはどうなっていたのでしょうか。あのままどこかへ逃げ続けたのか、それとも楽になる手段を取ってしまっていたのでしょうか。そう考えると、この出会いも偶然ではなかったのかもしれません。
【SAO】サチの最後
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ギルドのリーダーがSAO内での家を買いに行くことになり、その間にお金を稼ごうとサチやキリトとメンバーがダンジョンへと向かいます。その最中に稼ぐためにといつもより上層にいくことになったのですが、見付けた宝箱を開けると罠になっており多くのモンスターに囲まれてしまいます。ダンジョンを脱出するためのアイテムも無効化されており、必死に応戦するメンバー。しかし、必死になって戦いますがメンバーが1人、また1人と倒されてしまい、最後にはサチもそこでSAOから離脱、死亡となってしまいます。
アニメや原作を見ていると行動がすでに、死んでしまうのではないかと予感させられる内容なのですが、油断が死を招く結果となってしまいました。このことによってキリトは心に傷を負ってしまいます。そこからサチやギルドのメンバーのことをどれだけ考えていたのかが理解できます。そして、最後にサチはキリトへと言葉を残しているのですが、それはキリトへとこの時は届いていませんでした。
【SAO】サチが最後に残した言葉
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サチが倒されてSAOから離脱させられたその後、キリトは死に場所を探すかのように戦いに明け暮れます。その間にギルドのメンバーが死んだことを聞いたリーダーが自殺したという情報を聞くことになったキリト。そして、そんなサチを生き返らせたいという思いで、そのアイテムを落とすボスを倒しに行きます。そのボスが持っていたアイテムは確かに生き返すことができるアイテムだったのですが、死亡した後の10秒以内で使わなければ意味を成さないものだったのです。しかし、キリトのアイテムを見てみるとサチからのアイテムが残されており、そこにはサチからのメッセージが入っていました。
ここでサチの最後の言葉を知ることとなったキリト。最後にサチが言ったのは「君と会えて、一緒にいられて良かった。ありがとう、さようなら」でした。この言葉からサチはこのSAOのデスゲームで生き残り続けることは難しいと分かっていたのでしょう。恐怖に押しつぶされそうになったり、心が不安定になったりしたりと自己分析ができていたのかもしれません。だからこそ、こうしてキリトへとアイテムを残していたのだと推測できます。
【SAO】サチの残したメッセージ
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サチがキリトのアイテムとして残したものはキリトへの感謝や生き残ってほしいという想いが入っていました。
「もし私が死んでも、キリトは頑張って生きてね」
この言葉があることで、すでに長く生きられないことを悟っているように思えます。そしてキリトに生き残って、サチのような人がデスゲームに巻き込まれてしまったことや、こうしてサチとキリトが出会えたという意味を探してほしいというメッセージも含まれています。このメッセージからサチからキリトへの想いが伝わってきており、恐怖の中にいたとしても、キリトに支えられていたことが分かります。
【SAO】サチの歌う真っ赤なお鼻のトナカイさん
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サチがキリトへ残したメッセージの中で歌っていたのが「真っ赤なお鼻のトナカイさん」です。アニメの第3話ではタイトルとして使われたこの曲ですが、原作では歌で、アニメでは鼻歌のようなハミングで歌っていました。この曲にはキリトへと向けたメッセージが含まれています。
「私にとって君は、 暗い向こうでいつも私を照らしてくれた星みたいなものだったよ」
この歌の歌詞を知っている人は多いかもしれませんが、赤い鼻のトナカイがいじめられていてサンタはそれでも君の鼻は道を照らしてくれることで役に立つという言葉で救うという歌です。サチ自身は自分をサンタに、キリトをサンタに例えています。弱い自分を「どんな人でも誰かの役に立っている」という言葉を言ってくれたキリトは、サチ自身を照らしてくれる人物だったと伝えています。そんなところから、どんな人間でも必ず支えられているというサチの想いを表しているのかもしれません。
【SAO】サチの名言1
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この名言はSAO内でサチが恐怖心から失踪してしまった時の台詞です。その際にキリトに見つけてもらい、本音を話したサチはキリトへとこう言います。
「ねえ、キリト。一緒にどっか逃げよ」
短い台詞ではありますが、このデスゲームから逃げ出したいというサチの強い想いが伝わってきます。それに加えてこれをキリトに言っているということは、それだけキリトを信用しているということでしょう。それだけ大きな恐怖を抱え込んでいたサチはきっと1人で抱えきれなくなってしまい、キリトとならと考えているサチの気持ちが分かる台詞です。
【SAO】サチの名言2
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名言としてキリトに残したメッセージを外すことはできません。その中でもサチがキリトへ残した最後の言葉が名言としてふさわしいと思いました。
「じゃあね、キリト。君と会えて、一緒にいられて、ほんとによかった。ありがとう、さようなら」
メッセージはこの台詞よりも長いのですが、この言葉だけでサチの今までの感情が凝縮されているように感じてしまいます。キリトと出会えたことを本当に良かったと思っているからこそ、こういう言葉が出てきたのでしょう。そして、感謝の言葉の後に別れの言葉が着ていることで、自分がデスゲームで長く生きられないと悟っていたかのようです。ファンの中ではこの台詞だけでも涙する人もいるほどの感動的な名言です。
【SAO】ホロウ・フラグメントに登場するサチ
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ゲーム版SAOのホロウ・フラグメントにも登場しているサチ。このゲームに登場しているサチは、出会ったときには記憶をなくしており、キリトのことを分かっていません。イベントを進めていく内に仲間にすることが可能なのですが、最後はこのゲームでも感動的なシーンとなっています。サチのファンのかたでまだプレイしていない人はチェックしてみると、サチの新たな魅力に気づくことができるかもしれません。
【SAO】サチ役の声優は早見沙織さん
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SAOのサチ役をしている声優は早見沙織さんです。早見沙織さんはサチの他にも「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」新垣あやせ役、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」鶴見知利子役、「アイドルマスター シンデレラガールズ」高垣楓役などをしています。
幼い女の子から成人の女性まで幅広いキャラクターを担当している早見沙織さん。アーティスト活動もしており、その歌唱力は多くの人から定評を受けています。昔から歌うことが好きだった早見沙織さんは、中学生のときにはジャズボーカルを習っていたようです。そして、イラストでは個性的なセンスをもっているようでしばしばネタにされていることがあります。
【SAO】サチのキャラクターソングは早見沙織さんが歌う「Memory Heart Message」
ソードアート・オンライン ソングコレクション
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SAOのサチのキャラクターソングは「Memory Heart Message」という曲です。歌唱力のある早見沙織の歌声と、サチの寂しくも切ない歌詞は非常にマッチしています。サチの弱気な部分と、キリトと出会ったときのことを思わせるような歌詞になっていて、原作やアニメとはまた違ったサチの想いが伝わってくるように感じます。サチのファンの人は1度このキャラクターソングを聞いてみると、サチのことをより一層好きになるかもしれません。
【SAO】サチの最後の言葉のまとめ
恐怖感から逃げ出してしまうような心の弱さを持ったサチですが、キリトに出会ったことで何かが変わることとなりました。そのことを伝えるためにキリトへと残したアイテムが彼を前に進ませるきっかけとなります。SAOで死亡してしまうサチですが、その衝撃をキリトにもファンの皆さんにも与えたサチが残した言葉。さようならという悲しい言葉で締めくくられていますが、それまでの感謝の言葉はサチが本当にそう思っていたからこそ出てきた言葉です。もう1度見返すことで更にサチの想いや、良さに気付けるかもしれません。