カーテンの縫い方を考えたことありますか?
カーテンといえば、お店で買うのものだと思っていませんか?
今は既成品でも色柄が豊富ですが、欲しい柄だけど窓のサイズと合わない、機能性が伴わない…等という理由で、諦めなければならなかったことも、あるのではないでしょうか。
そんな時にチャレンジして欲しいのが、手作りのカーテンです。
カーテンを手作りする、と書くと、とてもハードルが高いように思えますが、実はやってみると案外簡単。縫い方は基本的に直線だけですし、素材から選んで自分好みにアレンジ出来ますので、部屋にさらなる愛着がわいてくるかも。
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この記事では布をアレンジして作る簡単な手作りカーテンの作り方を、順番にご紹介します。
縫い方も超簡単!! クリップで挟むだけのカーテンの作り方
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家の中には、出窓やトレイの窓など、カーテンレールのない窓も多いかと思います。そんな場所にカーテンをつける時は、どんなものを用意すればいいのでしょうか。
まずは材料を用意しましょう。カーテンを付けたい位置に応じたサイズの布と、針と糸、ミシンなどの縫うための道具は必須です。
あとは、カーテンレール変わりの突っ張り棒と、カーテンを挟むためのカーテンクリップも用意しましょう。布も含めて、最近は100均でも手作りに適したアイテムが販売されていますので、自分好みのものを選んでくださいね。
カーテンに適した布のサイズの目安は?
布を用意する、と、言っても、実際にどれくらいのサイズを用意すればいいのでしょうか。
小さめの窓であれば、窓のサイズだけ計測して、上下左右を何となく大きめに切っても、ある程度形になるかとは思います。
例えば、自宅に使えそうな布がある場合は、実際の窓にあててみて、感覚を頼りに使ってみても良いかと思います。
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とはいえ、裁縫になれていない人は、きっちりした目安が欲しいですよね。
頭の中だけで思い描くのではなく、紙の上に窓を書いてサイズを入力していきましょう。記載することでより分かりやすくなりますし、布を買うときも間違えませんよ。
縦の長さはカーテンの縫い方も考慮して
どんな窓に使うのかによって、縦の長さが変わってきます。例えば腰窓の場合は、窓枠よりも下になるように作るのが一般的ですので、完成したカーテンの縦の長さは、窓よりも少し(10センチ~15センチ程度)長くなります。
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加えて、上下に縫い代も必要になりますので、例えば、窓の高さが120センチの場合は、下記のようなサイズで裁断しましょう。
縦の長さ
120センチ(窓の高さ)+15センチ(好みで伸ばす長さ)+4センチ(上の縫い代)+4センチ(下の縫い代)=143センチ
143センチピッタリで切ってしまうと余裕がないので、予備として数センチ長くして切っておくのも良いかと思います。
アレンジしたい人は少し長めに、キッチリした作り方をしたい人は、しっかり測ってから裁断しましょう。
横の長さは縫い方と、カーテンの枚数で決めよう
横の長さも縦と同じで、窓の大きさに加えて、縫い代や好みで伸ばす長さを加えればOKです。
また、カーテンを片開きにするのか両開きにするのかによって、用意する布の枚数も変わってきます。
例えば、窓の幅が160センチで、好みで10センチ大きめにしたい、縫い代を4センチにする場合は、下記のようになります。
片開きの場合
160センチ(窓の幅)+10センチ(好みで伸ばす長さ)+4センチ(右の縫い代)+4センチ(左の縫い代)=横幅が178センチの布を1枚
両開きの場合
80センチ(窓の幅の半分)+5センチ(好みで伸ばす長さ)+4センチ(右の縫い代)+4センチ(左の縫い代)=横幅が93センチの布を2枚
ヒダをつけたりしてアレンジをしたい人は、縦の時と同様に、少し大きめに切っておきましょう。
初心者がいきなり大きなカーテンを手作りするのは大変だと思いますので、両開きで作ることをおすすめします。
布のサイズを決めたら、真っ直ぐ裁断していきましょう。切る時に緊張するかと思いますが、しっかりサイズを測って印をつけていれば大丈夫ですよ。
カーテンの縫い方は?
布を裁断したら、上下左右、それぞれ2センチのところで折り曲げて、縫う場所を決めましょう。
折ってアイロンをかけた後、まち針で止めましょう。折る際は、左右→上下にするのがおすすめです。
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そして後は、縫い代に添って、ミシンや手縫いで直線に縫っていきます。四方を縫い終わったら完成です。小さなカーテンであれば縫わなくてもいいと思うかもしれませんが、縫っておくと洗濯をした時の耐久性がアップしますし、糸のほつれも気になりませんよ。
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縫った布をカーテンクリップで止めれば、簡単手作りカーテンの完成です!!
カーテンクリップを用意しなくても、このようにカーテンロッドに巻いて洗濯バサミやクリップでとめてもOKです。
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完成したカーテンにビーズなどでアレンジを加えると、よりおしゃれに仕上げることが出来ますよ。
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カーテンポールに通すカーテンの縫い方・注意点は?
クリップや洗濯バサミで止めるのではなく、最初からポールに通す穴を作っておくカーテンの場合も、基本的には家で紹介した作り方と変わりません。
布のサイズを測る際、縦の長さにポールを通す穴の分を足します。上側に5センチほど足しておきましょう。横に関しては上で紹介したパターンと同じ考え方で大丈夫です。
同じ大きさの布を2枚用意する際には、1枚目を裁断して、その大きさに合わせて2枚目を裁断すると楽ですよ。
四方を縫う際も、アイロンで折り目をつけてまち針で止めるのですが、上を縫う時に気をつけて欲しいポイントがあります。
カーテンロッドの通し口の縫い方は?
カーテンロッドを通すための通し穴を作る必要があります。最初は下や左右と同じように折って折り目をつけてから、カーテンロッドの太さにあわせて大きく折りましょう。
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そして、生地が重なっているところを直線縫いします。
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通し幅の目安としては、5~7センチあればある程度の太さのカーテンロッドには対応出来るかと思います。
この通し幅を忘れて裁断してしまうと、完成したカーテンの丈が短くなってしまうので、忘れないように気をつけましょう。
また、両開きのカーテンの場合は、通し穴の幅が違うとつけたカーテンの長さが変わってきますので、同じ長さを折って縫うようにしてくださいね。
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縫い方を変えずにカーテンの長さを同じにするポイントは?
通し幅を作るカーテンで、出来上がりを同じ長さにするポイントは、布を2枚重ねてアイロンをかけることです。
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勿論、アイロンは1枚ずつかけますが、重ねることで折った幅を並べて比較出来るので、ズレを少なくすることが出来ますよ。
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手作りカーテンの縫い方はとても簡単
ここまで紹介してきましたが、手作りカーテンの作り方は、布を測って、切って、直線に縫い付けるだけです。
カーテンの下をアレンジしたり、ヒダをつけてよりカーテンらしくしたい場合は更に作業が必要ですが、簡単なカーテンでよければパパっと作ることが出来ますよ。
まずは小さなカーテンからチャレンジして、徐々に大きなカーテンを作ってみましょう。手縫いだと大変なので、複数のカーテンを作りたい場合は、ミシンの購入をおすすめします。
春に幼稚園や小学校用の道具を作って余った布があれば、子供部屋の三段ボックスに目隠しのカーテンを付ける、というのも素敵だと思います。
市販のカーテンでは好きな柄がない、使える大きさがない、季節によって変化・アレンジをつけていきたい人は、自分で布から選んで、カーテンを手作りしてみましょう!!