お腹の痛みも原因はさまざま。ストレスでチクチク痛みを感じることもありますし、便秘が原因でお腹が痛くなることもあります。腸内にガスが溜まっていることでも痛みを感じます。また、内蔵の疾患により痛みが生じることも。その場合は病院にすぐかかりましょう。いろいろな原因がありますが、女性に多いお腹の痛みの原因は、やはり生理痛ではないでしょうか?おへその周りの痛みや吐き気も伴うことがある生理痛。今回は、生理による腹痛について解説します!
生理がきてもとくにいつもと変わらない、という人も中にはいるかもしれません。でもほとんどの女性はお腹、おへその周りに痛みを感じたり、吐き気や頭痛がしたり、気だるい感じがしたりと、症状はさまざまですが何かしら憂鬱になる症状が出るのではないでしょうか?生理だと、それだけでストレスになり学校や会社に行くのも億劫になりますよね。そもそも、なぜ生理になるとそのような症状が現れるのでしょうか?
お腹、とくにおへその周りに痛みを感じ、吐き気がしたり、頭痛がしたり・・・1か月1度訪れる生理に毎回頭を悩ませる女性は多いのではないでしょうか?生理のメカニズムから、チクチクする痛みが発生する原因を見ていきましょう。
子宮の中には、「子宮内膜」という赤ちゃんを包むベッドのようなものが存在します。妊娠すればそこで赤ちゃんは育てられますが、妊娠しなかったらそのベッドはいらなくなりますよね。妊娠しなければ、そのベッドは血液とともに体外に排出されます。妊娠すると生理がこなくなるのもこのため。このベッドが体外に血液とともに排出されるのが、生理です。この周期がだいたい28日。1か月に1回くらいということになります。
子宮の出口がせまいと、排出がスムーズにいかずに痛みを感じる原因になります。そのほかにも、排出時にプロスタグランジンというホルモンの過剰分泌により必要以上に子宮が収縮することや、冷えによる血行不良、肉体的ストレスや精神的ストレスがお腹、おへその周りの痛みの原因になります。
生理痛でもっとも多くの女性が感じる症状が、お腹の痛み。そしてほかにも倦怠感や下半身が重く感じる、吐き気、お腹を下すことも。頭痛、イライラ感を感じる人もいます。このように生理痛の症状は本当に人それぞれ。症状の重さも、軽めの人もいれば起き上がるのもつらいくらいの人も。
生理が終わって次の生理がくるまでの期間。この期間にお腹に痛みを感じることがあります。これは排卵痛かもしれません。これは卵巣から卵子が排出されたときに伴う痛みです。だいたい1~3日ほどで痛みはおさまります。排卵により出血がある方もいます。
生理痛によるお腹、おへそ周りの痛みとストレスには密接な関係があるのです。学生のころよりも社会人になってからのほうがお腹、おへそ周りの痛みや吐き気がひどくなったと感じる女性も多いのではないでしょうか?生理痛は生活環境の変化によるストレスをダイレクトに受けてしまうのです。ストレスは自律神経の乱れさせ、血行不良や冷えにより痛みや吐き気を悪化させてしまうのです。
ストレスの影響は生理痛に大きく影響を与えます。環境の変わり目というストレスを受けやすい時期に生理痛が重くなったと感じる女性は多いようです!
お腹がチクチク痛む・・・生理痛の対策として女性はどういうことをしているのでしょうか?調べてみると、お腹や腰をあたためたり、軽くストレッチするという人が多いようです。生理痛の症状はさまざまですし、人によって程度も異なります。それぞれ自分に合った生理痛対策があるので、次の項目であなたに合った対策を見つけて、憂鬱な生理を乗り切りましょう!
血行不良がお腹の痛みの原因になりますので、お風呂に入り、下半身を温めて血の巡りを良くさせましょう!生理中にお風呂に浸かっても経血量が増えるということはありませんので安心してください。もし下半身が浸かることに抵抗があれば、足湯でも効果が得られるのでこちらでもOKです!
生理のときは体を動かすのもしんどいですよね。でもある程度の運動やストレッチなどは痛みを和らげてくれます。体を動かすことで、血行不良の改善になり、プロスタグランディンが体外から出ていくのがスムーズになるからです。もちろん、お腹の痛みが激しかったり吐き気がひどい場合は無理しないようにしてください。
生理痛に効くツボがあります。痛みを感じるときはツボを軽く押して痛みを和らげましょう。ひとつめは、血海。膝の内側から指3~4本上あたりです。次に、気海。おへその下から指1~2本下のあたりです。
ストレスは生理のときのお腹の痛みを悪化させます。生活環境の中で受けるストレスが生理痛をよりひどくさせてしまうので、ストレスは溜め込まないようにしましょう。とはいえストレスは生きている限りたまるものですので、ストレスを発散させることができることを見つけてうまく付き合っていきましょう。
生理痛の対策には、食べ物や飲み物にも気を使う必要があります。冷たいものよりはあたたかいものを摂取するようにしてください。飲み物は、コーヒーよりは紅茶、ココアを飲むようにすると良いです。食べ物は、できるだけ糖分や脂質を取りすぎないように心がけてください。生理期間中は食欲が増してしまう人も多いですが、油っこいものやケーキ類は控えた食生活が良いです。
アロマが直接痛みを和らげてくれるなどの効果はありませんが、アロマにはリラックス効果、癒し効果があります。アロマの香りで肉体的にも精神的にもリラックスし、間接的に痛みを和らげてくれます。ストレス解消目的でアロマを使う人も多いですよね。アロマを使えば心身ともに心地よくしてくれるのでおすすめです!
痛みは我慢していてもつらいだけです!痛みを緩和させたいときには鎮痛薬を飲みましょう。たとえ症状が軽い人でも、毎月軽いとは限りません。家に常備しておくと安心ですよ。眠くなりにくい薬も今はたくさんありますので、自分に合った薬を見つけて置いておくようにすると良いですね。
生理によるお腹の痛みや吐き気、無気力、だるさなどは個人差も大きいです。個人差があるからこそ、症状が重くてつらい人は、みんな耐えている、たいしたことないと無理しすぎてしまうものです。しかし、何度も言いますが生理痛の痛みや症状は人それぞれなのです。どうしてもつらいとき、症状がひどいときは無理せず頑張りすぎず、婦人科へいきましょう!
女性を悩ませる生理痛。おへその周り、お腹が痛い。吐き気がするなど、毎月女性は心身ともにダメージを受けますよね。そのダメージも人それぞれではありますが、ストレスや運動不足はやはり生理痛に対して悪い影響を及ぼします。ストレスをためない、体を動かす、ということは普段から意識して、自分に合った生理痛対策を見つけてください。