どうして二日酔いになってしまうの?
まず初めに、どうして二日酔いになってしまうのかをご説明しておきましょう。私たちの体の中に入ったアルコールは、肝臓でアセトアルデヒドという成分に分解されます。アセトアルデヒドはさらに分解され、酢酸となり、最後に炭酸ガスと水に分解されていきます。
アセトアルデヒドが炭酸ガスと水に分解されていけば問題はないのですが、体質的にアセトアルデヒドを分解する酵素が少なかったり、大量のアルコールによって、肝臓の処理能力を超えてしまったりした場合は、アセトアルデヒドが分解されずに体の中に残ってしまいます。そのため、頭痛を引き起こしたり、体がだるくなったりといった、二日酔いの症状が出てくるのです。
その他にも、逆流性食道炎も二日酔いの原因となるもののひとつです。普段の私たちの胃と食道は、細く締まり胃液が食道に上がってこないようになっています。しかし、アルコールを飲むことで、その細く締まった部分が緩んでしまい、胃液が食道へと上がってきます。そのせいで、食道が胃酸で荒れてしまい、胸焼けや胃のむかつき、吐き気などの症状が起こってしまうのです。
こういった二日酔いは、とてもつらいものですよね。二日酔いにならないためには、お酒を飲まないに越したことはないのですが、そうは言っても、お仕事上やお付き合いで飲むこともありますよね。楽しくお酒を飲むために、二日酔いにならないための対策を見ていきましょう。
二日酔いにならないための対策【1】ウコンなどの栄養ドリンクを飲む前に飲む
ウコンやヘパリーゼなどの栄養ドリンクが、コンビニなどで売られているのをご存知ですか?ウコンは、昔から、二日酔いの予防にと粉末状にされ飲まれてきました。
ウコンに含まれている成分のクルクミンには、肝臓の働きを改善する効果があります。お酒を飲む日の夕方などに、コンビニで購入して、お酒の前に飲んでおくことで、肝臓がアルコールを分解する働きを助けてくれるます。
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コンビニで売っているヘパリーゼなども二日酔いにならないためには効果的です。ヘパリーゼの有効成分の肝臓水解物は、肝臓や胃腸に働きかけ、滋養強壮の効果を発揮します。お酒を飲む前にヘパリーゼを飲むことで、アルコールやアセトアルデヒドの分解を促進してくれるのです。
ウコンの栄養ドリンクやヘパリーゼは、最近ではどこのコンビニにも置いてありますので、急なお酒の席の前でも購入することは可能ですよね。二日酔いにならないための対策が色々ある中でも、お手軽で、すぐに実行できるものではないでしょうか。
二日酔いにならないための対策【2】飲む前に食べ物を食べる
お酒を飲む際は、空腹を避けるようにしましょう。二日酔いにならないためには、アルコールの吸収速度を遅くしてあげることが大切です。食べ物を食べずに空腹のまま、お酒を飲んでしまうと、胃に負担をかけるばかりでなく、アルコールの吸収が速まってしまい、肝臓にも負担をかけてしまいます。
お酒の席では、とりあえずビールと、つい、すきっ腹に飲んでしまいがちですが、できるだけ小鉢などの食べ物を先に食べてから飲むようにしましょう。
二日酔いにならないための対策【3】ヨーグルトを食べる
コンビニでも買えるヨーグルトには、体内の不純物を排出する働きがあります。お酒の席では、油っこい食べ物も多くだされますので、飲む前にヨーグルトを食べて、胃腸や肝臓の負担を減らしてあげましょう。お酒を飲む前のウコンやヘパリーゼと一緒に、コンビニで購入すれば手っ取り早いですよね。
二日酔いにならないための対策【4】サプリを飲む
肝臓の働きに効果のあるサプリメントは色々とあります。ウコンの入ったサプリや、酵素のサプリ、その他にも、シジミの成分であるオルニチンなどが入ったサプリなど、さまざまなサプリが市販されていますよね。サプリには即効性がありませんので、日ごろから飲んでおくのが良いでしょう。
小林製薬の栄養補助食品 肝臓エキスオルニチン 120粒 約30日分
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DHC オルニチン 20日分 100粒
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ファイン しじみウコン肝臓エキス 630mg×90粒
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二日酔いにならないための対策【5】水などのノンアルコールドリンクを飲む
お酒を飲む前にしておくことの他に、お酒を飲んでいる時にも二日酔いにならないための対策があります。皆様は、お酒を飲むときは、お酒だけを飲んでいますか?実は、その飲み方はNGなのです。お酒を飲みながら、ノンアルコールの飲み物を飲むようにいたしましょう。
ノンアルコールの飲み物であれば、お水でもかまいませんし、お茶やジュースでも大丈夫です。お酒を飲み、チェイサーとしてノンアルコールの飲み物を飲む。そうすることで、体内のアルコールを薄めることができますので、肝臓への負担を減らすことができますよ。
二日酔いにならないための対策【6】お酒をチャンポンしない
もうひとつ、二日酔いにならないための対策として、お酒をチャンポンにしないというものがあります。お酒をチャンポンしてしまうと、どのくらい飲んだのかを把握することが難しくなってしまいます。弱いチューハイなどのお酒も日本酒やワインなども、同じペースで飲んでしまう可能性があるのです。
とりあえずのビールから、ご自身の好きなお酒に切り替えるのはOKですが、あまりにも色々とチャンポンしないようにいたしましょう。お酒を飲むときは、先ほどもお話ししましたが、チェイサーとして、水などの飲み物を飲みながら、飲み過ぎないように気を付けましょうね。
二日酔いになってしまったときの対策方法【1】水分を補給する
二日酔いにならないように対策をしていても、二日酔いになってしまった場合は、まず、水分を補給しましょう。アルコールには利尿作用があります。飲んだ量のアルコールよりも、さらにたくさんの水分が尿として出てしまっているのです。そのために、体は脱水症状を起こしてしまっています。水分をしっかりととり、体の脱水を改善しましょう。
脱水の症状として頭痛があります。二日酔いの頭痛の原因は、アセトアルデヒドや脱水、低血糖などがあります。頭痛がする場合は、特にスポーツドリンクなどの飲み物をとってくださいね。
二日酔いになってしまったときの対策方法【2】糖分を補給する
肝臓が、アルコールを分解することで精いっぱいになってしまうと、普段の肝臓の仕事である、糖や脂肪分の分解と貯蔵が追い付かなくなってしまいます。その結果、体内の糖分が不足してしまい、体が低血糖状態になってしまいます。
低血糖状態になってしまうと、頭痛がしたり、体がだるくなったりしまいます。水分を補給するのと同時に、糖分も補給してあげるようにしましょう。ビタミンCや糖分の入ったオレンジジュースなどの飲み物や、経口補水液などもおすすめです。
食事がとれるようであれば、消化の良いものをやお味噌汁などを召し上がってくださいね。ただし、食事もとれないようであったり、吐いてしまっている場合は、無理をせず、病院で医師の診察を受けることも必要ですよ。
二日酔いにならないための対策をしっかりとして楽しくお酒を飲みましょう
みんなと色々と話したり、わいわい騒いでみたりと、お酒の席は楽しいものですよね。そんなお酒の席の翌日に、二日酔いで苦しい思いをしないためにも、二日酔い予防はとても大切ですね。特に、コンビニで購入できる対策アイテムは、手軽に購入できる、飲み会には大助かりのアイテムです。事前に備え、お酒の席でも備えてと、二日酔いにならない、楽しいお酒を飲みませんか?