『うしおととら』で知られる藤田和日郎。彼のもう一つの代表作『からくりサーカス』が2018年10月よりアニメ放映されます。放映前に個性的なキャラクターについて復習してみましょう。
阿紫花英良(あしはな えいりょう)は第1巻より登場するキャラクターです。ニヒルでダンディーな態度の殺し屋で、主人公達にとっては敵とも味方ともはっきり言えない存在です。
人形操りが伝わる村「黒賀村」の出身で、身寄りのない子供を引き取り育てている村の助役・阿紫花家の養子です。同じく養子である義弟・平馬にはかっこいいと憧れられており、平馬は英良から贈られたコートをいつも着ています。
TVアニメ版で阿紫花英良の声優を務めるのは「櫻井孝宏(さくらい たかひろ)」さんです。インテンション所属、愛知県岡崎市出身、1974年6月13日生まれ(現44歳)の声優さんです。
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『コードギアス 反逆のルルーシュ』の「枢木スザク」の声優、『おそ松さん』の「松野おそ松」の声優などを演じていることで有名です。正統派主人公からエキセントリックな役まで幅広い演技力で人気を集めている声優さんです。
からくりサーカス 1 (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)
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阿紫花英良の人形操り能力はかなりのもので、作中で「まるで人形が踊っているようだ」と評されました。初登場時は「プルチネルラ」という人形を操り戦いました。足が4本あるピエロ型の人形です。こん棒を振り回し戦いましたが、しろがねのあるるかんに敗れました。サハラでの戦いでは長ドスで戦うVer.2が登場しています。
からくりサーカス 全43巻 完結コミックセット (少年サンデーコミックス)
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本来の使い手である尾崎が気を失ったので、奪って使っていました。足を戦車のようにキャタピラ型に変形させ、スピードを出して走ることができます。首を長く伸ばすことができ、帽子部分は自在に動かせます。イリノイでの戦いにVer.3が登場しました。長ドスを装備しており、帽子部分に斧がつくようになっています。
このほかにもサハラでの戦いでは、ミッシェル議長から奪った名称不明の人形を使用しています。ボロボロだったため、使用後は破棄しています。
からくりサーカス (16) (小学館文庫 ふD 38)
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見た目もスマートでかっこいい阿紫花英良ですが、女性の心を掴むのも上手い人物です。モテる阿紫花英良が最後に選んだとされる女性が、ナイフ使いのヴィルマ・ソーンという女性でした。彼女はどちらかというと女性が好きな両性愛者なのですが、そんな彼女から見ても阿紫花英良は魅力的だったようです。
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ヴィルマ・ソーンはしろがね(エレオノール)と勝が身を寄せることになる「仲町サーカス」の演者の一人です。阿紫花英良の依頼人の護衛を務めたことで阿紫花英良とは以前より顔見知りでした。最終決戦の前にもしお互い生きて帰れたら生涯を共にすると約束していましたが、果たせませんでした。
からくりサーカス (14) (小学館文庫 ふD 36)
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才賀家の財産を継ぐことになった勝を殺す依頼を、勝の兄姉の一人から受けました。他の黒賀村出身者と共に「ぶっ殺し組」を結成し勝を襲ってきます。
しかし、阿紫花英良は勝を巡る騒動の真相を知り、勝に助けられたことで味方することになります。勝のことは高く評価しており、気に入ってはいるようですが、依頼料はきっちり10億円受け取り立ち去りました。
からくりサーカス (12) (小学館文庫 ふD 34)
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10億円を手に入れた阿紫花英良は気ままな生活をしていました。しかし、ジョージ・ラローシュより黒賀村の案内を依頼され、再び戦いに身を投じることになります。
からくりサーカス (10) (小学館文庫 ふD 32)
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ジョージ・ラローシュとは作中で共に行動する場面が多いです。阿紫花英良とジョージ・ラローシュは立場も性格も対照的に描かれています。ジョージは阿紫花の気まぐれで退屈を嫌う性格を見抜き、しろがねと真夜中のサーカスの戦いへと引き込むこととなりました。
からくりサーカス (8) (小学館文庫 ふD 30)
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自動人形であるパンタローネと阿紫花英良は因縁のある関係です。サハラで交戦することになった両者でしたが、パンタローネの気迫に負け、道を譲ってしまったことが阿紫花の心にしこりを残すことになります。
からくりサーカス (9) (小学館文庫 ふD 31)
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パンタローネとの因縁の決着をつけたいという依頼とは別の理由が阿紫花を戦場へと駆り立てることになりました。一方、パンタローネも阿紫花と接触することで、影響を受けた部分もあります。2人は戦う敵ではありますが、人間と自動人形として交流したとも言える関係です。
からくりサーカス (7) (小学館文庫 ふD 29)
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最終決戦の際、阿紫花は加藤鳴海より「才賀勝を守ること」をたった10円で依頼されていました。シャトル発射場まで同行せずにいるようにみせかけてはいましたが、密かにサポートしようとついてきていました。
からくりサーカス (8) (小学館文庫 ふD 30)
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依頼という形を取っていますが、勝など気に入った相手には協力することもあります。ドライに見えますが、根っからの悪人ではありません。プロ意識が高いようですが、時折気ままな面が顔を出すので、殺し屋には向いていないかもしれません。
からくりサーカス (6) (小学館文庫 ふD 28)
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勝が乗っているシャトルを撃ち落とそうとした自動人形と交戦。見事勝利しましたが、10円を握りしめたまま力尽きました。
からくりサーカス (43) (少年サンデーコミックス)
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例え10円の依頼であっても依頼は依頼。殺し屋としての意地なのか、勝たちへの情なのか…。はっきりとは明かされていませんが、阿紫花英良はひっそりと息をひきとるという最後を迎えました。
からくりサーカス 全23巻完結セット (少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)
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原作の人気投票でも第4位という人気キャラクター阿紫花英良についてまとめてみました。初めて動く阿紫花英良が見られるという事で、ファンの期待も大きいかと思います。声優さんの演技も含めてどんな活躍をするのか楽しみですね。