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暮らし・住まい

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汗をかく効果って何があるの?運動とお風呂では異なる効果がある?

2024.02.25

暑いときには、自然と汗をかきますが、正直煩わしいこともありますよね。でも、汗をかくことは、色々な効果があります。運動やお風呂でも発汗しますが、汗をかくことの効果に違いはあるのでしょうか?そこで、汗をかくメリットや、運動とお風呂でのデトックスの違いも解説します。

  1. そもそもなぜ汗をかくの?
  2. 汗をかくメカニズム
  3. 汗をかく要因①温熱性発汗
  4. 汗をかく要因②精神性発汗
  5. 汗をかく要因③味覚性発汗
  6. 汗をかくことは体温調節以外にもメリットがある!
  7. 汗をかくことのメリット①デトックス効果
  8. 汗をかくことのメリット②抵抗力がつく効果
  9. 汗をかくことのメリット③血液サラサラ効果
  10. 汗をかくことのメリット④毛穴がきれいになる
  11. 汗には良い汗と悪い汗がある!
  12. 運動とお風呂では汗をかく効果が異なる?
  13. 効果的に汗をかく方法
  14. 汗をかいたら必ずケアをすること
  15. まとめ:汗をかく効果を知って体にメリットをもたらそう
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暑いときや運動をしたとき、自然に汗が出てきますが、全ての動物に発汗機能があるわけではありません。では、ほとんどの動物に存在しない発汗機能が、なぜ人間には備わっているのでしょうか。

人間は動物の中でも運動量が多い

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なぜ、ほとんどの動物には汗をかく機能がないのか、それは人間と他の動物を比べてみれば分かります。人間は、体力を考えなければ、マラソンをすれば数時間も走ることができますね。でも、他の動物に同じことができるかと言えば、答えはNOです。
普段の生活でも、個人的な運動量を別にして考えれば、長時間歩いたりすることも可能ですよね。運動量が増えれば、体の中に熱がどんどん溜まっていきます。体が熱くなりすぎると、脳がダメージを受けるほか、他の体の組織にも悪影響を及ぼしてしまします。そのため、運動量の多い人間には、他の動物よりも熱を排出する仕組みが必要になるのです。

汗をかくことは体にとって重要なこと

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運動量が多い人間は、熱を排出する機能が必要だと前述しました。その熱を外に出すために必要な仕組みこそが、汗をかくことなのです。つまり、発汗機能があるからこそ、体の熱が上がりすぎるのを防ぐことができているのです。汗をかくことで、体温を調節して、体の組織に異常をきたさないようにしています。汗をかくことは、体を守るうえで、重要な機能だと言えます。
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汗をかくことで体温調節ができ、発汗機能は、体にとってメリットがあることが分かりましたね。でも、体温は自分で調整しようと思ってもできません。いったい、どのようなメカニズムで汗を出して、体温調節を行っているのでしょうか。

体の熱が上がると体温が上がる

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説明しているとおり、体の中に熱が溜まれば、体温が上昇します。これは、風邪などで発熱することを考えれば、わかりますよね。運動したときや、暑い日などは、自然と体温が上昇し、肌表面の温度が上がります。もちろん、このままでは体が危険なため、体の熱を排出するために、汗をかきます。

脳からの命令で発汗する

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肌表面や体温が上がれば、脳の視床下部にその情報が届けられ、体温を下げるために、発汗の命令を出します。自分で意識して汗をかくということができないのは、脳によってコントロールされているからです。そのため、何らかの状況によって、体温が上昇すれば、汗を出し、逆に汗によって血液中の圧が上昇したりすれば、汗を抑制することもあります。
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体温を下げる

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汗をかくのは、大きく分けて3つの要因があります。一つ目は、温熱性発汗です。温熱性発汗は、気温が高いときや運動をしたときなど、主に体温を下げる目的で起こる発汗です。体温調節のために、行われる発汗のことです。

温熱性発汗による汗をかく部位

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体温を下げるために汗をかく場合は、手のひらや足の裏など、一部を除いて全身から発汗します。汗腺は全身にあるため、どこからでも汗が出ることになります。
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精神的な刺激が原因

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汗をかくのは、単純に暑いときや運動後だけではありません。経験したことがある人もいるかもしれませんが、極度に緊張したり、驚いたときに、汗がでることがあります。ストレスや緊張など、急激な精神的な刺激によって、発汗するもので、自律神経とも関わっています。

精神性発汗による汗をかく部位

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温熱性発汗とは違い、体温を調節する必要はないため、全身に発汗することはありません。精神性発汗では、手のひらや足の裏、ワキなどの局所的な部位で発汗します。
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味覚の刺激が原因

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食べ物には、香辛料がきいたものや、すっぱいものなどがあり、味覚の刺激によって、発汗することがあります。辛いもので、汗が止まらなくなった経験がある人もいるでしょう。

味覚性発汗による汗をかく部位

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味覚性発汗も体温を下げる必要はないため、全身に汗をかくことはありません。額や鼻などの、上半身の一部に汗をかくのが特徴です。
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汗をかくのには、体温を下げる効果があり、体にとってメリットがあり、欠かすことのできない機能です。でも、汗をかくことで得られるメリットは、体温調節だけではありません。体温調節以外にも、体にとって嬉しいメリットがありますよ。
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デトックスとは

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デトックスという言葉を、一度は聞いたことがあるかと思います。デトックスは、解毒や毒出しという意味を持っていて、簡単に言うと、デトックス効果があるというのは、体に害を与えるものを排出することができるということです。

デトックス効果で体がキレイになる

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汗をかくことで、デトックス効果が得られるということですが、具体的にどのようなメリットがあるのかと言うと、体内に溜まっている毒素を排出して、体がキレイになっていくということです。普段の生活によって、多少の有害物質が体の中に入ります。それが完全に排出できていれば問題はありませんが、排出できなければ、どんどん体内に溜まっていきます。
このような老廃物は、長期間体内に滞在していると、臓器などにも悪影響を及ぼしてしまいます。普通は、尿や便によって排出されますが、汗にも含まれているのです。そのため、汗をかくことでデトックス効果が得られるというわけです。汗をかかなければ、デトックスができず、体に毒素を溜めこんでしまうこともあります。
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一見関係がなさそうに思える、汗をかくことと抵抗力ですが、実は大いに関係しています。普段からストレスを感じている人の中には、汗をかかないという人がいるかもしれませんね。それは、ストレスで自律神経が乱れている証拠です。自律神経が乱れれば、体温調節にも異常をきたし、病気などに対する抵抗力が弱まります。
また、精神的に不安定な状態では、良くない汗をかくこともあります。いい汗をたくさんかけば、前述のようなデトックス効果が得られ、体調の改善にもつながります。体調が良い状態を保つことができれば、自然とストレスや病気に対する抵抗力も強くなるのです。
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血液がドロドロとして流れが良くなければ、動脈硬化や脳梗塞などの原因になります。運動することなどで、血行が良くなれば、血液の状態も良くなります。汗をかくことで、デトックス効果が得られれば、それだけ血液もサラサラでキレイな状態になります。
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直接発汗がもたらす作用ではありませんが、間接的に得られるメリットとして、毛穴がきれいになることが挙げられます。毛穴のつまりは、古い角質が溜まることによって起こります。その結果、ニキビや吹き出物ができてしまいます。
でも、汗をかくときには毛穴が開くため、古い角質が剥がれ落ちやすくなるのです。つまり、汗をかくことでデトックス効果が得られるのと同時に、古い角質の除去というメリットも得られることになります。
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汗をかくことにはメリットがあるからと、たくさん汗を出そうと思うかもしれませんが、汗には良い汗と悪い汗があり、汗をかいても安易に喜んでいてはいけません。

良い汗とは

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汗というのは、そもそもほとんど水でできています。体に必要なミネラルや塩分を含む水分を体内に残し、後は汗として排出されるのです。良い汗の特徴は、粒が小さくサラサラしています。汗が臭いというのは嘘で、良い汗は臭いがほとんどありません。

悪い汗とは

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悪い汗の特徴は、良い汗とは逆で、臭いがキツイものになります。粒が大きく、べたつきがあったり、白っぽい粉をふくというのも悪い汗の特徴です。体内にとどまるはずの塩分やミネラルが一緒に排出されてしまうため、塩味を帯びたりという汗になります。
悪い汗は雑菌が繁殖しやすく、蒸発もしにくいため、体温調節もうまくできなくなります。悪い汗が大量に出ている場合は、食生活の乱れや運動不足など、何らかの生活習慣の悪化が考えられます。
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運動でも入浴でも、同じように汗をかきますよね。ここで気になるのは、運動とお風呂とでは、汗をかくことの効果に違いがあるかどうかですよね。実は、運動でもお風呂でも、汗をかくことで得られる効果に大差はありません。

ただし、発汗状況に違いがある

運動とお風呂で、発汗の違いがあるとすれば、それは発汗が起こる状況です。お風呂に入ると、温度が上昇して、体温を下げるために、汗が出ます。言うならば、外部的な要素によって、発汗しているわけです。一方、運動による発汗は、筋肉の発熱によって起こる体温調節のための発汗です。お風呂の発汗とは逆で、内部的な要素によって、体の深部から発汗しているということです。

結局何が違うのか?

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お風呂と運動とでは、発汗状況に違いがあるものの、得られる効果に差はありません。では、発汗状況が違えば何が違うのか、ということになりますが、それは汗の濃度や内容です。お風呂でかく汗は、ただ単に外部温度の変化による発汗ですから、ほとんど水です。
それに比べて、運動による発汗は、筋肉で発生した老廃物なども一緒に排出しますし、汗腺とともに皮脂腺も連動します。そのため、運動による発汗のほうが、濃度も濃くなりますし、老廃物も多く含まれることから、臭いもキツクなります。
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ウォーキングやジョギング

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軽い運動は、適度に汗をかくことができますし、血行促進作用があり、血液をサラサラにすることができます。ウォーキングなどの有酸素運動は、そこまで筋肉疲労につながりませんし、始めやすい運動だと言えます。

筋トレや下半身エクササイズ

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もともと筋トレが得意な人は、毎日続けることで、効果的に汗をかくことができます。筋トレに慣れていない人は、特に下半身に集中したエクササイズをするのが効果的です。スクワットやつま先立ちなどは、少しの時間の合間にもできますし、脚痩せやヒップアップ効果も望めます。太ももに大きな筋肉があるので、ここを鍛えれば代謝がアップして、ダイエット効果も期待できます。

湯船にしっかり浸かる

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シャワーだけで済ませてしまう人もいるかもしれませんが、それでは体を中から温めることができません。発汗させる目的があるなら、しっかりと湯船につかることが大切です。じっくり体を温めて、じんわり発汗させるのが、おすすめです。半身浴でも効果があります。
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汗をかくとメリットがあり、様々な効果が得られますが、汗をかいたら終わりでは、良くありません。汗をかいたら、必ずケアをする必要があります。まず、汗をかいたということは、それだけ体内から水分が失われていることになります。ですから、汗をかいたら、たっぷりの水分を補給しなければなりません。
また、汗をかいたまま放置すると、体温が奪われ、体の冷えにつながります。さらに、汗をこまめに拭き取らなければ、雑菌繁殖の原因になります。毛穴のつまりや、臭いの原因になりますので、顔や体を洗ったり、清潔に保つようにしましょう。
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いかがでしたか。汗をかく効果について、解説しました。汗は重要な役割があり、私たちの体に必要不可欠なものです。さらに、体にもたらす良い効果もあることがわかりましたね。ただ、汗をかくと言っても、どんな汗でも効果が得られるわけではありません。本当に効果が得られる汗をかいて、体によい影響をもたらしましょう。