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夏(E)

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汗と塩分の知られざる関係!真夏や風呂の後でも塩分は控えるべき?

2024.02.25

汗をかいたら塩分をとる、夏場の熱中症対策としても塩分摂取するように言われますよね。でも、本当にお風呂に入った後や汗をかいたら、こまめに塩分を補給しなければいけないのでしょうか?特に高血圧の方は塩分の過剰摂取は体に毒ですよね。気になる塩分についてまとめました。

  1. 汗をかいたら塩分を摂取すべきなのでは?
  2. 体に必要な塩分量
  3. 汗に含まれる塩分量
  4. 汗をかいたらどのように塩分摂取すべきか
  5. 高血圧の人は夏でも塩分を減らしましょう
  6. まとめ:真夏やお風呂で汗をかいても塩分の摂取は控えめに!
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夏で高温になると、熱中症が心配されるため、ほとんどの人は、熱中症予防に塩分を摂取すべきだと聞いたことがあるのではないでしょうか。汗によって塩分も排出されるため、水分とともに塩分を補給しなければならないというのは、メディアでも取り上げられています。そのため多くの人が、そのように認識していて、SNSでも水分と塩分補給が必要だという書き込みが目立ちます。これは、一つの常識のようになっていますね。

なぜ発汗後は塩分摂取が必要と言われるのか

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そもそも塩分は、血液や胃酸の原料にもなることから、体にとっては必要不可欠な成分です。汗の中には塩分も含まれていて、大量に汗をかくことで、体内の塩分が流出することから、発汗後には塩分摂取が必要だと言われているのです。真夏の発汗量が多いときや、お風呂の後に塩分摂取が推奨されてのは、そのためです。
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1日に摂取が推奨される塩分量

厚生労働省が推奨している、1日あたりの目標塩分摂取量は、男性8g・女性7gです。それに対し、高血圧の方の1日の塩分摂取推奨量は、6g未満となっています。それを踏まえ、WHOが発表している1日の塩分量の目標値は、5g未満であり、日本では世界から見ても、推奨量さえ塩分量が多く設定されているのがわかります。

実際に日本人が摂取している塩分量

1日に推奨されている、塩分摂取量が分かったところで、実際に日本人が摂取している1日の平均塩分摂取量を見てみましょう。日本人の平均塩分摂取量は、男性11.1g・女性9.4gとなっています。このことから、厚生労働省の推奨量も大きくオーバーしていることがわかります。WHOの基準値からすれば、日本人はかなりの塩分を毎日摂取しているとことになります。
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汗には、塩分が含まれていると前述しましたが、いったいどのくらいの塩分が、汗には含まれているのでしょうか。もちろん、個人差や体のコンディションによって、違いはありますが、一般的には、約0.4%程度の濃度だと言われいて、塩分濃度としては、それほど高くないと言えます。汗の排出量で換算してみると、0.5ℓの汗をかいた場合の塩分量は、約2gとなり、たとえ1ℓの汗をかいたとしても、4gの塩分量ということになります。

塩分流出量はそれほど多くない

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普段摂取している、平均の塩分量と、汗の塩分量を照らし合わせてみると、それほど多くの塩分が、体から流出しているわけではないのが、わかりますね。汗によって水分は失われるため、水分の補給は欠かせませんが、積極的に塩分を摂る必要があるかと言えば、そんなことはありません。

ただし、運動や大量の発汗後は塩分も必要

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一般的に汗に含まれる塩分量は、前述のとおりです。会社の中や家の中など、大量の汗をかく状況に置かれていない場合は、それほど塩分摂取を気にする必要はありません。ただし、ずっと屋外で過ごしたり、運動などで大量の汗をかく環境にある場合は、適度な摂取が必要になります。
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スポーツドリンクがおすすめ

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スポーツドリンクは、運動後の栄養補給のために、体に必要な成分が含まれています。そのため、スポーツドリンクには、0.1~0.2%程度の濃度の塩分が含まれています。500mlのスポーツドリンクなら、約1g程度の塩分が含まれていることになり、適度な塩分補給ができます。

高血圧の方は薄めて摂取する

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高血圧の方は、普段の食事で塩分の摂取制限があるため、スポーツドリンクを飲むと、過剰摂取につながる可能性があります。そこで、おすすめなのは、高血圧や糖尿病の方は、スポーツドリンクを薄めて摂取することです。2倍程度に薄めれば、含まれる塩分の濃度も2倍に薄めるこおができるので、過剰摂取を防ぐことができます。
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見てきたように、普段の食生活では、塩分の摂取が多いことが分かります。もちろん、高血圧などを抱えている方は、日ごろから食生活に注意されていると思いますが、汗をかく時期には、塩分の摂取を薦められることもあり、塩分を摂取してしまうかもしれません。でも、よほど汗を大量にかかない限り、積極的な塩分摂取は必要なく、夏場であっても、高血圧の方は塩分を減らす必要があります。
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いかがでしたか。汗と塩分の関係について、解説しました。真夏やお風呂の後は、汗をかくため、塩分補給が促されていますが、普段の食事で塩分を摂っていれば、そこまで積極的に摂取する必要はありません。水分をしっかり補給し、塩分はバランスよく摂取するようにしましょう。