手荒れや水泡は夏にも起こる?
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手荒れは冬の乾燥で起こるものだという認識があるので、夏は特に保湿など対策をしていない人も多いのではないでしょうか?でも実は、夏でも肌荒れを起こしたり、水泡ができるほど悪化してしまうことがあるのです。まず、手荒れや水泡ができてしまう原因から見てみましょう。
手荒れ・水泡ができる原因
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一般的な手荒れや水泡ができる原因を簡単に解説していきます。
手荒れ・水泡ができる原因⑴外部刺激
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手荒れや水泡ができる原因の1つが、外部刺激です。外部刺激にも様々ありますが、例えば紙や水などを触る仕事や家事などによる刺激、そして夏だと、汗による刺激によって手荒れ、水泡ができてしまうことがあります。そのため、夏といえども油断はできませんね。また、深刻な肌疾患の場合だと、原因もよく分からない場合があります。
手荒れ・水泡ができる原因⑵ホルモンバランス
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ホルモンバランスの乱れによって手荒れを引き起こすこともあります。これは特にアトピー体質の人に多いとされており、生理前後で体内のホルモンバランスが不安定な時期に起こりやすいです。例えば、普段健康な人であっても生理前には肌荒れがしやすくなる人も多いでしょう。これは、手荒れも例外ではありません。
手荒れ・水泡ができる原因⑶ストレス
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ここで解説するストレスは、精神的ストレスはもちろんのこと、お肌にかかるストレスの割合が多いですね。特に仕事で紙に何度も触ったり、水仕事や家事などで1日に何回も水や洗剤に触れたり。このような日常を繰り返すことにより、ストレスがどんどん溜まっていき、手荒れを引き起こしてしまうのです。
精神的ストレスの場合も血行不良が起こり、それによってお肌にも十分な栄養が届かなくなります。そうなると肌のバリア機能が低下し、手荒れが起こりやすくなってしまいます。
手荒れ・水泡ができる原因⑷元々の体質
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その人が持っているもともとの体質によって、肌荒れや水泡ができることも多いです。その代表的なものが金属などの肌アレルギーや、アトピー性皮膚炎ですね。特にアトピー性皮膚炎だと様々な刺激に弱いため、冬場に乾燥や摩擦などの刺激で悪化してしまいます。
夏冬にできる手荒れ・水泡について
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ここでは、夏や冬それぞれに起こりやすい手荒れ・水泡について詳しく解説します。特有の疾患などもありますので、夏に手荒れや水泡ができた人は注意しましょう。
夏にもできるとされる手荒れ・水泡
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水泡のできる手荒れで、特に夏に起こりやすいと言われている代表的なのが汗疱状湿疹(かんぽうじょうしっしん)。とにかく痒みが出て、イライラしてしまうことも多いでしょう。この汗疱状湿疹の主な原因が「汗」です。またこの汗疱はとても厄介で、一度引き起こしてしまうと癖になり、再発してしまう可能性もあります。見た目も小さな水泡ができるので、人によっては水虫と勘違いする人も多いです。
しかし、汗疱は水虫と違って菌の感染ではなく汗が原因なので、周りに症状をうつしてしまう心配はありません。汗疱は夏だけでなく、春や秋に発症することも多いため、単純に体質で汗をかきやすい人であれば、夏に限らず引き起こる可能性もあることを覚えておきましょう。
汗疱は最初の方は1、2ミリほどの小さな水泡できます。この軽い状態まだ「汗疱状湿疹」ではなく、ただの「汗疱」と呼ばれます。汗の分泌が増えると毛穴から普通は出て行きますが、汗疱の人は、それだけでは追いつかず、皮膚の内部に汗が溜まって、水ぶくれになってしまっているとも言われているそうです。
そして、さらに厄介なのがつぶれてしまった時です。汗疱によってできた水泡が破れて中から水分が出てくると、それが湿疹になり汗疱状湿疹の状態になります。ここまで進行してしまうと、痒みや痛みを伴い、炎症を引き起こすこともあります。
冬も多い手荒れ・水泡
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水泡ができる手荒れで特に多いのが、「手湿疹」や「主婦湿疹」というものです。主婦湿疹はその名の通り、家事で水や洗剤に触れることの多い主婦に起こる湿疹のことです。手湿疹になってしまうと、まず痒みが起こります。かゆいからといって掻いてしまうと、水泡は簡単に破れてしまうのです。
手荒れ・水泡の正しい治療法
ここでは手荒れ・水泡の正しい治療法をご紹介します。様々な対策がありますので、参考にしてみてください。
手荒れ・水泡の正しい治療法⑴外用薬
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水泡や手荒れを引き起こしてしまった場合は、ハンドクリームでは遅いです。ハンドクリームは、症状が起こる前に予防するために行うものです。そのため、すでに手荒れや水泡を発症してしまった場合は、専用の外用薬で治療する必要があります。
例えば汗疱状湿疹の場合は、ステロイドの入った外用薬を使って、症状を暖和させるという対策になります。また、ただの手湿疹であってもハンドクリームでは治療になりませんので、皮膚科に行って外用薬を処方してもらうのが良いでしょう。
手荒れ・水泡の正しい治療法⑵原因の元から防御
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手荒れ・水泡を治療するためには、外用薬を用いてさらに原因の元から防御する必要があります。汗疱の場合は、汗の除去が必要です。つまり手汗をかいたら、こまめにタオルで汗を拭き取るのが良いでしょう。特に汗疱が発生しやすいのが、湿気が多く気温が高い状況です。それでもやはり汗の量が多すぎて大変な人はサプリメント、手汗を抑えるための専用クリーム等の力を借りるのもおすすめ。
通常の手湿疹の場合は、まず紙や水、洗剤等からの外部刺激を防御する必要があります。コットンの手袋を着用しする。水仕事掃除の場合は、ゴム手袋を着用する。すでに手湿疹ができている場合は、特に注意して作業するようにしましょう。
手荒れによる水泡をつぶすと広がる?
手荒れによってできた水泡で気になるのは、つぶすと広がるのかどうかですよね。特に手はよく使う部分ですし、目に見えやすい場所なので、ついつぶしたくなる人も多いでしょう。まず、つぶすと広がるのか、解説していきます。
液体が出てくる
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手荒れによってできた水泡は、とてもデリケートなので、ちょっとかいたりしただけでもつぶれてしまうことがあります。そうすると、中から液体がじわっと出てくる人が多いですね。出てきたら液体は傷を治癒するために必要なもので、リンパ液や血清が混ざったものです。この液体は滲出液(しんしゅつえき)といい、この液体が出て湿疹が広がる、人にうつると思われているのです。
ウイルス性皮膚疾患の場合は広がることも
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乾燥・刺激による手湿疹の場合は、ウイルス性ではないので誤って水泡をつぶすことがあっても、浸出液が出たからといって広がる事はありません。しかし湿疹の中にも帯状湿疹や手足口病、水疱瘡など、ウイルス性のものの水泡から出た浸出液は移るため危険です。そのため、ウィルス性皮膚疾患の水泡の疑いがある人はつぶす行為をせず、自分の皮膚や周りに広がることのないように過ごす必要があります。
つぶすのはNG!手荒れ・水泡の間違った対処法
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ここでは、手荒れ・水泡の間違った対処法をご紹介していきます。
手荒れ・水泡の間違った対処法①水泡をつぶす
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先日でもご紹介しましたが、水泡をつぶす事は症状を悪化させるだけです。乾燥や刺激など肌へのストレスによる水疱でしたら広がる心配はありませんが、皮膚科で診察しない限り何が原因の水泡か分かりません。そのため、皮膚科に行く前につぶすなど誤った対処法はしないようにしましょう。
手荒れ・水泡の間違った対処法②破れた皮は取らない
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手湿疹などの水泡がつぶれてしまった場合、水泡が破れて残った皮は、擦ったりして取らないようにしましょう。ただし、水分が出てベタつきが気になる場合は、水で洗い流すかティッシュやガーゼなどで抑えるように拭き取りましょう。
手荒れ・水泡の間違った対処法③乾燥させすぎる
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これは夏にできやすい汗疱の間違った対処法ですが、汗を抑えてかつ乾燥させすぎないように注意をしましょう。特に汗疱性湿疹になっている場合は、体の皮膚が非常に敏感です。その刺激となる乾燥を防ぐことで、比較的軽めの汗疱の段階であれば徐々に水泡も引いていくでしょう。
手荒れ・水泡を予防する方法
手荒れや水泡ができてしまわないように、予防する方法を見ていきましょう。
手荒れ・水泡を予防する方法⑴薬をこまめに塗る
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まず、手荒れ・水泡予防するためには、薬をこまめに塗っておくこと。夏の手汗による汗疱の場合は、汗疱性湿疹になって悪化してしまうと再発してしまいますので、症状に軽い汗疱のうちに薬をこまめに塗って、悪化しないように予防しておきましょう。
手荒れ・水泡を予防する方法⑵保湿
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夏であっても、乾燥を防ぐために保湿をすることが重要です。手湿疹はもちろんのこと、汗疱の場合も、汗を拭きかつ保湿をして、乾燥防ぐことで刺激を予防できます。
手荒れ・水泡を予防する方法⑶手を保護する
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乾燥を防ぐために、手を保護することも大事です。保湿をしつつ、仕事をするときは手袋などで保護し、刺激を肌に与えないように意識しましょう。
手荒れや水泡は日常で予防対策しよう
夏の汗疱など、水泡を伴う手荒れ等について解説してきました。原因は様々ですが、1つ共通しているのは刺激を与えないようにして、かつきちんと保湿をし、バリアしてあげることです。乾燥していないからと油断せず、日頃から予防して夏でもきちんと対策をしておきましよう。