パルクールってどんなスポーツ?練習方法は?
街中を華麗に駆け回っているイメージのあるパルクールですが、そもそもパルクールとは、どんなスポーツであるかご存知でしょうか。パルクールは元々、目的地への移動を効率的に行うための技術でした。そこに、最近になってパフォーマンスの要素が加えられたため、現在のような姿になったといわれています。今回はパルクールの技のやり方や家でもできるような練習方法を紹介します。
パルクールの技にはどんなものがあるの?
段差や壁などをスムーズに駆け抜けていくイメージのあるパルクールですが、その一つ一つの動作にも技の名前がついています。これらの基本的な技の名前を知ることで、パルクールの動きをりかいすることができますので、ここでは技の名前を紹介していきます。パルクールの技は、主に7つあり、①ランディング②PKロール③ヴォルト④クライムアップ⑤ウォールラン⑥プレシジョン⑦バランス、となっています。それぞれの技の内容や練習方法については以下でまとめていきます。
パルクールの基本的な技1 ランディング(Landing)
ランディングは高い場所から落下をしたときの着地で衝撃を和らげるという技です。パルクールでは、よく高低差のある場所を移動するシーンをよく見ますよね。こういったシーンにおいて、正しい着地の仕方を覚えないとケガをしてしまうことがあります。そのため、ランディングはとても重要な技であることがわかりますね。
ランディングの練習方法
ランディングはある程度高低差のある場所でやるので、家では中々できないでしょう。やり方としては、着地の瞬間に膝を曲げて衝撃を吸収するということと、着地をした後に、両手で地面を押して衝撃を吸収しながら、状態を起こすことでスムーズに次の動きに移ることができます。
パルクールの基本的な技2 PKロール
PKロールについても、ランディング同様に着地の衝撃を和らげるための技となります。着地の衝撃を足ではなく、体全体で受け流すという特徴があり、ランディングでは対応しきれない高い場所からの着地に有効となる技でもあります。
PKロールの練習方法
こちらの技も高い場所から着地をする技なので家の中では中々できません。やり方としては、着地の瞬間に膝を曲げ、衝撃を吸収しながら、前方に体を傾け手を地面につきます。その状態から前方に回転し、肩→背中→腰→尻→脚の順に回転しながら衝撃を和らげることができます。また、回転のイメージをつかむだけなら家の中でもできそうですね。
パルクールの基本的な技3 ヴォルト
ヴォルトは手すりやガードレールなどといった腰ぐらいの高さの障害物を飛び越えるために使用する技です。初心者でもケガなくやることができる技でもあるので、初めてパルクールをやるという人は、ヴォルトから始めてみるといいでしょう。また、非常に使用頻度の高い基本技でもあるので、確実に取得しておきたいところです。
ヴォルトの練習方法
ヴォルトをやるためには、目当ての高さの障害物がないとできないので、まずは手ごろな障害物を探してください。やり方としては、まず、障害物に対して斜めの方向から近づき、片手で障害物をつかみます。障害物に近い方の足を振り上げ、反対側の足で踏み切って飛びます。状態を障害物の方向にひねりながら、振り上げた足で障害物を超えてください。踏み切った側の足も続けて障害物を超えてください。きれいに着地をすれば完成です。ヴォルトの練習では、この一連の動作をスムーズに行えるように、それぞれの部分に分けて練習するといいでしょう。
パルクールの基本的な技4 クライムアップ
クライムアップは壁の天辺に手をかけてしがみつきながら、腕の力と足を振り上げる力を使ってよじ登るという技です。よくパルクールで高い壁をひょいと登っていくシーンがよくありますが、それに使っているのが、このクライムアップという技で、パルクールにおいては必須になります。
クライムアップの練習方法
クライムアップは腕の筋肉が必要となる技でもあるので、初心者には難しいかもしれませんが、タイミングと反動を利用して、少ない力で登れるようにしましょう。やり方としては、まず両手で壁の縁をつかみます。片足の膝を曲げて、つま先を壁に着けた状態で踏ん張り、もう片方の足を振り上げながら、状態を壁の上に挙げます。手のひらを浮かせて、壁の天辺に移し替え、手の平で踏ん張りながら体を持ち上げてください。そのあとに片足を壁と反対側に振り上げて、足裏を壁の天辺に着地させれば完成です。一連の動作をスムーズに行わないといけない技でもあるので、練習が必要となりますが、頑張ってやってみてください。
パルクールの基本的な技5 ウォールラン
ウォールランはその名の通り、壁を蹴ることによって壁を上る技です。ジャンプするだけでは超えることができるないような高さの壁を乗り越えることができる技です。ダイナミックで難しそうなイメージがある技ではありますが、助走をしっかりつけて、壁を蹴るタイミングをマスターすればうまくやることができます。
ウォールランの練習方法
ウォールランももちろん家の中ではできませんね。手頃な壁がある場所でやってください。やり方としては、まず、壁に対して斜めの方向から走って近づきます。壁側の足を振り上げて、壁を蹴ってください。その後、素早くもう片方の足のつま先で壁を蹴り、最初に振り上げた方の足で壁を蹴り、体を壁とは阪大方向に飛ばします。壁を反対側に体を向けながら着地をします。これができるようになると一気にパルクールの実力者のようにみえるかっこいいわざでもあるので、ぜひますたーしてください。
パルクールの基本的な技6 プレシジョン
プレシジョンは着地技の一種ですが、ただの着地ではなく、正確な場所に着地をするという技です。パルクールではよく、足場の狭い場所や、ポールなどに着地をすることがありますよね。その際にケガをしないためにも、この技をマスターしなければなりません。
プレシジョンの練習方法
プレシジョンのやり方としては、まず両足をそろえ、着地する目標物をしっかり確認してください。膝を十分に曲げて、両手をふりながら勢いよくジャンプをし、つま先で着地をしてください。腕を振り戻しながら勢いを殺してバランスを取ります。この技は最初から実践的な場所でやると危険でもあるので、まずは家の中でもいいので、しるしをつけた場所に正確に飛び移ることから始めましょう。
パルクールの基本的な技7 バランス
バランスは手すりや細い壁の上などでもバランスを崩すことなく歩くという技です。このバランスという技は、パルクールにおいては地味だけど、とても重要な意味を持ちますし、これができなければ上達できません。また、初心者でも覚えやすい技の一つでもあるので、パルクール始めたてという人はやっておきましょう。
バランスの練習方法
バランスの練習は家でもどこでもできますね。バランスのとりにくい、手すりの上や、足場の悪い場所で立つところから始めて、次第に様々な大勢がとれるようにしていきましょう。だんだん上達してきたら、そのうえで歩いたり、走ったりしてみてもいいでしょう。
まとめ
パルクールは意外にも技の名前や練習が体系化されているスポーツでもありますので、初心者でも順を追って上達することができます。パルクールに興味がある人は、やり方や家でもできる練習をやってみてください。