眼鏡は正しい洗い方で傷を防げる!
眼鏡が汚れたら、拭いたり洗ったりしますが、いつの間にか傷ついていることありますよね。それは、正しい洗い方ができていないために、起こっているのです。レンズに傷がついてしまうと、元には戻せないため、眼鏡を長持ちさせるためにも、正しい洗い方をマスターする必要があるのです。また、眼鏡のレンズに傷をつけてしまう原因を把握しておくことも大切です。
眼鏡に傷を作る原因
一番多い原因としては、埃などが付着したまま、布やティッシュなどで拭いてしまうことが挙げられます。汚れをレンズと布の間で擦っていることになるので、小さな傷が表面についてしまい、白い汚れの原因にもなります。また、拭く際に力を入れ過ぎていることも、原因の一つです。あとは、お湯で洗浄してしまうことも、表面コートを剥がすことになるので、傷の原因になります。
眼鏡の洗い方のポイント
眼鏡を洗うときには、ポイントがあります。ゴシゴシ擦らないこと、中性洗剤を使うこと、やさしく拭くことの大きく分けると3点が重要ポイントです。
ゴシゴシ擦らない
前述のように、力を入れて擦るとレンズの表面に傷がついてしまいます。それだけでなく、ゴシゴシ擦るということは、持っている手にも力がかかっているため、フレームや他の部分の故障の原因にもなります。
中性洗剤を使う
洗浄剤は何でもいいわけではなく、中性洗剤でなければ、白い汚れを作る原因になります。酸性・アルカリ性洗剤は、レンズに加工してあるコーティングを剥がしてしまうため、NGです。さらに、固形タイプも傷を作る原因になり得ますので、やめましょう。ここで問題になるのは、石鹸で洗うのはどうなのかということです。弱アルカリ性の石鹸もあり、使用できそうですが、やはり石鹸もコーティングを剥がす可能性があるので、中性洗剤を使用するのがベストです。
やさしく拭く
ゴシゴシ擦らないと同じことですが、洗浄時に気をつけていても、最後の仕上げに強く拭いてしまったら、同様に傷つけることになるので、注意が必要です。
眼鏡の洗い方
眼鏡の洗い方のポイントを踏まえた上で、実際にどのように洗えばいいのか、正しい洗い方を見てみましょう。
洗い方①水で洗浄して表面の汚れを落とす
まずは、レンズ表面の汚れを落とすことが大切です。コップやボールなどに水を張って、眼鏡をすすぎます。ここで、ほとんどの埃などが落ちますが、もう一度同じようにすすぐことで、より汚れを落とすことができるため、二度すすぎます。注意点は、一度すすいだ水はすぐに捨て、二度目が新しい水を張ってすすぐことです。
洗い方②中性洗剤で洗浄する
眼鏡が濡れたままの状態で、レンズ部分に中性洗剤を1滴垂らします。それを伸ばしながら、裏面やもう一方のレンズにも伸ばします。傷つけないように、やさしく洗います。注意点は、洗浄の際にレンズの中間のブリッジ部分を持たないということです。力がかかり故障の原因になります。レンズの淵やフレームの淵を持つようにしましょう。
洗い方③しっかりすすぐ
コップやボールに新しい水を張って、眼鏡を入れてすすぎ洗いをします。その水は捨てて、もう一度清潔な水で洗浄すると効果的です。
洗い方④乾いた布で拭く
仕上げは、乾いた布やティッシュなどで水分を拭き取ります。清潔な眼鏡拭きでもいいでしょう。注意点は、汚れた布を使わないことと、強い力で拭かないことです。水を吸い取るような感じで拭くといいかもしれませんね。
眼鏡のフレームに白い汚れがついたらどうする?
眼鏡を使用していると、フレーム部分に白い汚れが付着していることがないでしょうか。拭いても、洗浄しても白い汚れが落ちないことがあります。その汚れの正体は、皮脂や整髪料によるものです。フレームを日常的に洗っていると問題ありませんが、皮脂や汗などが付着した状態で放置すると、化学反応を起こし白く変色してしまうのです。
フレームの白い汚れの落とし方
変色している場合は、水では落ちないため、フレームの表面部分を少し削ることでしか、汚れを落とすことができません。そこで、手っ取り早く汚れを落とすためには、研磨剤入り歯磨き粉を使用するのがおすすめです。歯磨き粉を指先に少しつけ、フレームを優しく擦ります。変色が落ちたら、清潔な布で磨きます。あとは、水で濡らしたタオルで、歯磨き粉を拭き取り、仕上げに乾いたタオルで水気を拭き取ります。
まとめ:眼鏡は正しい洗い方で洗浄しましょう
眼鏡に白い汚れがついたときの、正しい洗い方を解説しました。普段何気なく行っている、洗浄方法で眼鏡を傷つけているとしたら、とてももったいないですよね。正しい洗い方をマスターして、できるだけ、眼鏡を長持ちさせましょう。