アルミリベットとは
部材などを接合するときには、どういった方法がイメージできますか。金属同士の場合には、溶接するという方法がイメージできますが、溶接は専用の機器が必要であることや、訓練をしなければ失敗してしまいやすくなるというデメリットがあります。そこでイメージするのが、ボルトとナットで固定するという方法です。
ただ、このボルトとナットでの接合は、ある程度のスペースが必要になってくるので、狭いスペースの場合には現実的ではありません。こういった状況のときには、アルミリベットがおすすめです。強度も十分で、さらにさまざまな場所に設置できるアルミリベットはとても役立つアイテムで、車のボディ補強などで力を発揮しますよ。
アルミリベットの打ち方
アルミリベットの打ち方は、少しコツが必要です。慣れれば誰でも簡単に打ち方を習得できます。アルミリベットを使用するときには、ハンドリベッターは必須アイテムです。ハンドリベッターは、ペンチのように強く握ることでアルミリベットを打ち込むことができる道具です。
打ち方の手順としては、まずは接合する部材にそれぞれ穴を開けます。穴の部分に、アルミリベットを通していきます。アルミリベッターをシャフト部分に入れ、レバーでしっかりとカシメます。シャフト部分はカシメることで先切れるようになっていますので、先切れれば取り付け完了です。つまり、打ち方で必要になるのは、アルミリベット本体と、アルミリベッターのみになります。
これだけ少ない道具で、部材同士の強度を保ちながら取り付けできます。簡単な方法なので、慣れれば連続して取り付けることができるようになります。打ち方は簡単ですが、アルミニウムリベッターを使用するときには、安全面に注意しましょう。手を挟まないように、保護具を使用して取り付けるようにしましょう。
アルミリベットの外し方
アルミリベットは、一度取り付けた場合にはなかなか外れないようになっています。簡単に外れてしまえば、強度が弱くなってしまいますので、取り付ける場合には慎重に取り付けた箇所を確認する必要があります。どうしても取り外す場合には、取り外し方に注意しながら行うことが大切です。アルミリベットの取り付け部には、返しのような皿が付いています。この皿部分をドリルなどで削れば外すことが可能性です。
しかし、こうした外し方をした場合には、当然、周辺部分に傷を付けてしまうことになります。専用の工具を使用した外し方はありませんので、どうしても外さなければならない場合にのみ、この外し方を利用しましょう。
アルミリベットのメリット、デメリット
アルミリベットを利用するメリットは、なんと言ってもしっかりとした効果を実感できると言うことです。簡単な取り付け方法で、イメージしていた強度を得ることができますので、車の補強方法としてよく利用されます。また、取り付け工具が少ないこともメリットでしょう。アルミリベットに対応した専用の取り付け工具が必要にはなりますが、これだけでイメージ通りの見た目や強度を得ることができますので、趣味だけではなく本格的な使用でも十分だと感じることができます。
しかし一方で穴を開けなければならないことや、取り付けた後は簡単には取り外せないこと、また金属部分の場合には穴を開けるためサビが出てしまうことがあります。こうしたデメリットは、使い方によっては回避することもできますので、しっかりと注意して取り付けていきましょう。
まとめ
アルミリベットを利用すれば、部材同士を取り付けるにはとても簡単で、スピーディーに作業できます。さらにしっかりとした補強強度も得ることができますので、車などの補強を考えている場合には、ぜひ活用してみましょう。シンプルな取り付け工具だけで、誰でも簡単に使用できますのでとてもおすすめです。