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坂道のアポロン

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【坂道のアポロン】アニメ・漫画・映画の評価まとめ!キャストやストーリーも紹介!

2021.07.25

音楽と青春の作品である『坂道のアポロン』。2012年に完結した作品ですが評価も高く、同年にアニメ化、2018年に実写映画化までされています。今回は3メディアで描かれた坂道のアポロンについての評価を、キャストやストーリーに触れながら紹介していきます。

  1. 坂道のアポロンって何?
  2. ジャズから始まるストーリー
  3. 【坂道のアポロン】アニメについて【評価】
  4. 【坂道のアポロン】文化祭のシーンは特に必見【評価】
  5. 【坂道のアポロン】原作コミックスについて【評価】
  6. 【坂道のアポロン】後半になるにつれて【評価】
  7. 【坂道のアポロン】映画について【評価】
  8. 【坂道のアポロン】役者たちの努力が見える【評価】
  9. 【坂道のアポロン】キャストについて【評価】
  10. 【坂道のアポロン】まとめ【評価】
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昭和の時代、1966年の長崎県佐世保市を舞台にして、青春と音楽の作品。坂道のアポロンはそんな作品です。 作者の小玉ユキさんは佐世保市の出身で、作中ではほとんどの人物が佐世保弁を使っています。
医者の息子で成績優秀、おまけにお金持ちな家に生まれた西見薫。父親の都合で何度も転校を繰り返しています。 そんな環境からか、次第に周りの目や声を気にするようになり、元々繊細なこともあってストレスで吐いてしまうこともしばしば。 逃げるように屋上へ向かうと、そこには学校一の不良である川渕千太郎がいました。 不良とは知らずに声をかけた薫は千太郎にビビッて逃げたものの、今までのような吐き気がなくなっていることに気づきます。
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転校性の薫に優しく接するクラス委員の律子に惚れ、そして律子の実家であるレコード屋へと案内されます。そこの地下室にはスタジオがあり、なんと屋上で出会った千太郎がドラムセットに。 千太郎がジャズドラマーだと知った薫は「ジャズなんて野蛮だ」 薫がクラシックピアノを弾けることを知った千太郎は「クラシックなんて子供のお遊び」 そんな風にいがみ合う二人に「セッションが見たい!」と律子が声をかけます。
トランペットを吹く淳一、そしてベースを弾く律子の父の勉も交えてセッションが始まります。 最初は三人だけの演奏だったものの、千太郎から「弾け!」と声を掛けられ控えめながらに参加します。 恐る恐るピアノを鳴らす薫に渋い顔をした千太郎は「飛び込め!」と発破をかけます。
思い切って音を鳴らした薫。何かが吹っ切れたように笑顔になります。 そこからは勢いに身を任せて4人のセッション。律子は目を閉じながらゆったりと聞き入っています。 ジャズの魅力にすっかりハマった薫は、この日からジャズピアノを楽しむようになります。
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2012年4月にはTVアニメとして放送されていました。 坂道のアポロンで重要な役割を占めるジャズを支えたのは、アニメでは有名な作曲家である菅野よう子さんです。 原作ではジャズを聴くことはできません。読者の想像に身を任せるだけでした。 しかし、アニメではキャラクターたちが動いて演奏ができるのです。 坂道のアポロンに欠かせないジャズを聴けることに、思わず嬉しくなった読者もたくさんいたことでしょう。
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アニメでも特に評価が高いのは文化祭のシーンです。電気が落ちてしまい、ライブができなくなってしまった生徒たち。復旧の目途が立たない様子に諦めて帰る生徒もチラホラと現れました。 薫は咄嗟に場を繋ぐためにピアノを弾き始めます。 曲は「いつか王子様が」。律子に告白する前に披露した曲です。 唐突に始まる演奏に生徒たちが困惑する中で、唯一、千太郎だけはドラムセットの前に座り演奏を始めます。 作中屈指の名セッションの始まりです。
その次に奏でるのはアート・ブレイキーの「モーニン」です。モーニンは二人が初めてセッションをした曲でもあります。 出会ったばかりの頃と、友情を深めた後ではまったく違った表情を見せており、この演出には「やられた!」と感動した人が多くいました。
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アニメ・映画化もされた坂道のアポロンですが、やはり最も評価が高いのは原作コミックスです。 ジャズを音楽として楽しむことはできませんが、それでも薫たちを繋いでいるのはジャズで、始まりも終わりもジャズが薫と千太郎の友情を繋ぎとめてくれます。
最終回は原作、アニメ、映画と異なっているのですが、やはり原作が一番納得のいく終わり方をしていますので評価が高いのも納得です。 またBONUS TRACKという名前で後日談や裏話もコミックスとして発売されているので、ファンからも好評な様子。 原点にして頂点ということですね。
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話が進むにつれて恋愛要素が強くなり、ジャズの要素が薄くなっていたことが指摘されています。 そもそも少女漫画なのでこのような展開も予想できるのですが、薫と千太郎の友情やジャズを奏でることでより深みを出していくところに魅力を感じたファンは多くいました。
そのため物語後半でジャズの要素が薄くなっていく部分がやや不評のようです。 とは言っても、最後に薫と千太郎を引き合わせたのはジャズでした。 BONUS TRACKでも最後にはセッションをして締めくくっています。 漫画ですので、実際にジャズを聴けていない分、存在感が薄くなりやすいことがこのような評価につながったのでしょう。
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映画については、やや設定が異なっている部分があります。 例えば薫の父親は原作、アニメだと生きていますが、映画だと既に亡くなっている、千太郎が事故に遭ってしまうシーンで後ろに乗っていたのが千太郎の妹ではなく律子であることなどが挙げられます。
漫画やアニメの実写化と聞くとあまり良いイメージを抱かない方が多いと思いますが、坂道のアポロンの世界観はしっかりと生かされています。 キャストもそれぞれのキャラクターに近づけていますし、特に千太郎役の中川大志さんはやや爽やかさが目立ちすぎているもののよく演じていると感じます。
実写版坂道のアポロンの有名なエピソードといえば、西見薫役の知念侑李さんと川渕千太郎役の中川大志さんが、この映画のために10ヶ月かけて猛特訓をしてきたことでしょう。 知念さんはピアノを、中川さんはドラムをそれぞれ頑張りました。
映画の中ではお二人がいかに努力されていたのかがよく分かります。 特に文化祭のセッションシーンは最高の一言です。 既にBlu-ray等も発売されているので、ぜひご自身の目でご覧になっていただきたいと思います。
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アニメ

西見薫を演じるのは木村良平さん。最初は悲観的で繊細な一面が目立っていたのですが、徐々に心を開いて行く様子を演じています。川渕千太郎役は細谷佳正さんで、太く男らしい声が特徴です。千太郎は大男なので凄みがあってまさに不良という感じ。でもどこか憎めない、明るい声が素晴らしいです。

映画

西見薫役はHey!Say!JUMPの知念侑李さんが演じています。 薫は線の細い繊細な感じなので、身長があまり高くない知念さんだと、繊細な感じよりも可愛らしさが目立つように感じますが、その分、薫の繊細な部分やデリケートなところが目立ったように感じました。 そして川渕千太郎役は中川大志さん。 ちょっと爽やかすぎでは?という意見があるものの、サッパリとした感じが千太郎らしいですね。
先ほども述べましたが、二人とも楽器演奏をとても頑張っており、この作品に対する熱い思いを感じます。
アニメ、漫画、映画についてそれぞれ評価をまとめてみました。 こう言ってはなんですが、やはり原作コミックスが内容としては一番面白いですよね。 余すことなく描かれていますし、その後日譚もBONUSTRACKというタイトルで販売されています。 内容を削らざるを得なかったアニメや映画は、視覚と聴覚の両方で楽しめることが素晴らしい点として評価はされています。 結末が微妙に異なっているのも3メディアで違いがあって逆にあり、なんて意見も耳にしています。
2クールのアニメ、あるいは映画ではなく連続ドラマとして坂道のアポロンが描かれていれば、原作の魅力を最大限に引き出せたかもしれませんね。 文化祭のモーニンを聞いて感動してしまった筆者としては「映画化されたのは2018年だし、もしかすると何かの気まぐれが起これば…」と勝手な妄想をしています。 こんなことを考えてたら、また二人のセッションが見たくなりますね。 ここまで読んでいただきありがとうございました。
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サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://twitter.com/apollonmovie/status/986896334182428674