『ガールズ&パンツァー』は、美少女と戦車のコラボレーションという斬新な設定が話題となったアニメーションです。
戦車のディティールや設定が細部まで描かれており、ミリオタでも楽しめる内容となっていて、マニア受けした作品でもあります。
もちろん、登場人物たちが個性的でかわいい女の子ばかりなので、従来のアニメファンも楽しみ、ミリオタとアニオタを共に取り込んだ名作とも言えますね。
戦車やミリタリーに興味がある方は楽しめますし、そうでない従来のアニメ好きも楽しめる作品です。
『ガールズ&パンツァー』の世界で最もエキセントリックな設定が、乙女が戦車に乗って競技する「戦車道」という科目が政府から奨励されており、国際的に多くの国民が戦車道に熱くなっている所です。
自分の家を戦車で破壊されても縁起が良いと喜ぶ頭のおかしい住民も多く、建物や自然環境を破壊しても気にしないでプレイヤー・観戦者ともに熱くなっている所がエキセントリックですね。
一応、戦車に搭載されている砲弾は競技用の安全なものを使用していますが、家屋を余裕で破壊する威力があるので、当たれば間違いなく死ぬでしょう(笑)
しかし、少女たちは作中で砲弾が身体に直撃するようなことはなく、これまでにも死亡事故とかはなさそうなので、問題はないのかもしれませんが……そこはやはりファンタジーですね。
政府がそこまで推し進めている戦車道がどのようなものなのかと言えば、戦車道は戦車を通して乙女のたしなみを学ぶ武道とされていて、強く凛々しく賢い女性を育成する……みたいな武道となっています。
政府・教育機関ともに若い女の子たちに戦車道を推奨しているので、女の子たちも戦車道に憧れを持って、強く賢い女性になって魅力的になりたい……という願望を持つ子が多いです。
戦車道に対しての国民へのプロパガンダが凄まじい世界ですが、どうやら日本だけでなく世界中で推奨しているようなので、そういう意味ではかなり病んだ世界かもしれませんね(笑)
主人公の「西住(にしずみ)みほ」は、戦車道で有名な「西住流」の一族の一人で、ある事件をきっかけに戦車道に嫌気がさし、戦車道の無い学校「大洗女子学園」に転入しました。
しかし、その年から大洗女子学園も戦車道を始めることにし、みほは生徒会長の「角谷杏(かどたにあんず)」に呼ばれ、選択科目を戦車道にするよう強いられてしまいました。
戦車道が無いと思って入った大洗女子学園に戦車道が出来たばかりではなく、強制的に戦車道を始めさせらたみほは絶望しましたが、思いのほか戦車道を始めたい女子が多かったのもあり、もう一度、戦車道を頑張ろうと決意したのです。
半ば嫌々と戦車道を再開したみほですが、かわいいみほは外見に似合わず戦車道の才能が高く、大洗女子の皆を引っ張っていきます。
それだけでなく、みほはかなりの人格者で、勝つためには合理的な手段で仲間を見捨てる西住流のやり方に異を唱え、仲間を助け共に窮地を乗り越えていく人格的魅力を発揮し、仲間たちと絆が深まっていく所が素敵です。
さらに、みほは戦った敵チームと仲良くなる才能があり、勝敗に関係なくみほと戦った敵チームはみほの人柄に惹かれ、戦車道を通してみほに友達がどんどん増えていく所が魅力的です。
後半は、戦車道で最も有名な女子高生でありみほの姉の「西住まほ」とも戦いますが、確執のあった二人も戦った後は和解し、姉妹愛を取り戻した所が良かったですね。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61UFvcb085L._SX522_.jpg
「河嶋桃(かわしまもも)」は生徒会の広報担当で、大洗女子学園の生徒会長「角谷杏(かどたにあんず)」の補佐役です。
メガネをかけて見た目は美人な感じで鋭い目つきのことから、才色兼備で有能な人物に見えますが、実は作中一の激情家で回を追うごとにキャラが崩壊していきます(笑)
その壊れっぷりから、作中で最もエキセントリックなキャラクターの一人ですが、時に怒り時に泣くコロコロ変化するキャラがファンに好評で、ガルパンにおいて隠れ人気のキャラの一人ですね。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51JV-NsJpTL.jpg
河嶋桃と隊長のみほの関係ですが、河嶋桃は大洗戦車道チームの副隊長にも関わらず隊長のみほとはそれほど接点がなく、あからさまに仲良くしているシーンは少ないですね。
そもそも、隊長のみほは沙織・華・優花里・麻子の五人チーム「あんこうチーム」と行動を共にしていることが多く、桃の方は会長の角谷杏と小山柚子の三人で結成している生徒会チームもとい「カメさんチーム」で固まっていることが多いです。
副隊長の桃の方が年上ということもあり、隊長のみほは気を使って距離をとっているのかもしれませんが、隊長のみほの働きを桃は非常に買っており、みほの能力と人格を信頼し称賛することが多いですね。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61HYjnV9FLL._SX522_.jpg
明らかに秀才な見た目の河嶋桃ですが、実際、頭の方はそんなに強くなかったようで、進学できる大学が無い程に成績は微妙でした(笑)
留年というのは正確ではなく、実際には大学に進級できない程に絶望的な成績のようですが、ここでも見た目とのギャップで面白いですね(笑)
最終章では河嶋桃の留年もとい進級できないというネタが持ち上げられており、桃は不名誉な形で脚光を浴びてしまいました。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71N2zVsvCIL._SL1500_.jpg
河嶋桃のフィギュアは単体で販売されているケースはないようで、大体、角谷杏と小山柚子の三人……つまり、生徒会のカメさんチームのフィギュアとして販売されています。
杏は超可愛い女の子だし、柚子は作中で屈指の巨乳の持ち主なので、三人セットでフィギュアを手に入れられるのはお得感がありますね。
単体でも桃のフィギュアはあるようですが、残念ながらAmazonでは単体で桃のフィギュアは見受けられませんでした。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51xpn13buHL.jpg
河嶋桃の声優は、Fateシリーズの人気キャラ「遠坂凛(とおさかりん)」の声優や『魔法少女リリカルなのはAs』の「八神(やがみ)はやて」の声優を務めた「植田佳奈(うえだかな)」さんです。
植田さんは八神はやてのように可愛い感じの声優もできますが、遠坂凛や桃みたいに気の強い感じの女性キャラクターの声優も良いですね。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81l4sQOuQAL._SL1024_.jpg
河嶋桃のフィギュア情報などをお伝えしてきましたが、桃は外見の秀才感と中身の壊れっぷりのギャップが面白いキャラクターです。
真面目そうな女の子が壊れていく様を楽しみたい視聴者にはおすすめのキャラなので、ぜひ桃を見てもらいたいと思います。