遊佐恵美、通称「エミリア」。エンテ・イスラという異世界での勇者であり、人間と天使のハーフです。絵に描いたようなツンデレであり、日本では真奥を常に尾行しています。エンテ・イスラでは大法神協会所属の勇者という立ち位置で実年齢は「17歳」ですが、日本での戸籍登録は「20歳以上」という鯖読み。赤髪のロングヘアに前髪左右を三つ編みにしているという特殊な髪型であり他のアニメではない変わった髪型を持っています。これはキャラクター立ちに大いに関係してくると個人的には思います。はたらく魔王さまではメインヒロインの一人で、コンプレックスは貧乳。幾度となくちーちゃんのおっぱいを見て「大きいわね」と僻む場面も。日本へやってきた経緯はあと少しのところで魔王を追い詰めるも魔王とアルシエルをおってゲートに入ったことがきっかけです。日本では当初聖法気を補充する術がなく、残りの力を使って魔王を倒せるにも関わらず温存していましたが、エメラダのホーリービタンβにより聖法気補充の術を手に入れてからは頻繁に聖剣「ベター・ハーフ」を使用しています。今でも魔王を倒すという理念は捨てておらず、しかしながら魔王が少しずつ変わりつつあるとうことにも戸惑いを持ちつつ接している。
まさにツンデレ中のツンデレでもあり、デレる場面が少ないことからファンからは「ベジータ女子」と呼ばれるような存在。常に怒っている場面が多く、時たま見せる恥ずかしがる顔や言動が可愛い。貧乳ですが、これもエミリアのステータスとなっており、むしろ貧乳であるほうが良いというファンも多い。一般的な女性像というものを模した性格でもあり、ボケる要素はなくツッコミ役として徹している場面がほとんどです。気の許した相手には普通の女性を見せている場面が多く魔王やアルシエルとの対面ではかなり怒っていることが多い。「勘違いしないでしよね」がテンプレのツンデレを醸し出しており、当初からがっつりファンを持っています。
勇者としてのエミリアという人物は魔王に対して恨みをもつ人物であると言っても過言ではないでしょう。父親と暮らしていた村を攻撃されたことにより、魔王に対して復讐心を持つようになり、魔王が腑抜けたようになっている場面では「なぜ悪逆の限りを尽くさないのか?」と疑問を呈すことも。初回の戦闘場面では魔王を退けるほどの力を持っており、戦闘能力はかなり高いと言っても良いでしょう。全力を出せば今でも魔王と同等の力をもつ唯一の存在であると言っても過言ではありません。聖法気を使えば黄金の鎧を纏うことも可能。しかし日本に来てからはそれは見られておりません。今でも勇者としては妥当魔王を掲げておりますが、主だった魔王との戦闘はなく、ただ平凡な日常を送ることがほとんどです。
気が強く、しっかり者のような感じを見せてはいますが、階段から転げ落ちたり、財布を無くしたりなどドジっ娘な一面も見せるエミリア。そこが可愛いとファンからは熱烈な支持を得ています。ドジっ娘だけに色々と抜けている部分も多く鈴乃が来た時はエンテ・イスラからの刺客であることに気づかず、魔王に惚れていると勘違いするほど。さらにルシフェルから盗聴器を仕掛けられ監視されていることにも気づかないほど結構鈍感でもあります。真奥が日本で大人しくバイトしているだけなはずがないと尾行や見張りを日々行なっておりますが、結局空回りが多いこともまた可愛い部分と言えるかもしれませんね!
日本でのエミリアと真奥の関係性はエンテ・イスラの時と同じような魔王と勇者というような緊張感のある間柄ではなく、日本でただ真面目にバイトしている真奥と普通に接するエミリアという感じです。特に二人がバトル場面もなく、アニメ後半ではもはや真奥は以前のような悪の塊ではないと思っている様子も窺えます。ルシフェルに襲われた時は共同戦線をはりオルバとルシフェルを倒します。日本という国では真奥はただの一マグロの時間帯責任者であり、それ以上でもそれ以下でもないことに疑問を持ちつつもそれに慣れていく部分もあるエミリアというのがアニメで言えるエミリアと真奥の関係性と言えるでしょう。
エンテ・イスラからやって来て初めて会った時はまだエミリアは魔王を殺すつもりでした。もちろん魔王を倒すという目標は捨ててはいないでしょうが、次第に魔王が質素な暮らしをするただの真奥貞夫という人物になっていることに呆れ果て、倒そうという場面は起こりません。真奥が普通にバイトをしており、日本人とも普通に接して後輩とも仲良く、ただの生活を送っているということを時間をかけて見ていく次第に倒すという意欲も次第に薄れて言っていると言ってもおかしくはないでしょう。ただ完全にその気持ちを失っているとは言い難く、まおうが何かことを起こせばすぐさま行動に移れるようエメラダとも交信をとってる場面もあります。油断せず日々の見張りは怠らない。しかし攻撃することもなくただ今は現状を監視しているというのが正しいでしょう。
ルシフェルの事件以降エミリアは真奥はマグロのクルーという立ち位置から揺るがないという考えがあり、サリエルの時は必ず魔王はあなたを倒しに来る、とまでいうほどに。もはやかつてのような魔王をただ恨むという感情はなくなっているようにも感じます。それからは頻繁に真奥と接触しますが結局のところ敵対する場面はなく魔王城(ボロアパート)でただくっちゃべっている場面が多い。真奥が何を考えているのか、という部分をまだ完全にわかっていないだけに緊張感だけは捨てず、常に3人の監視をしているというのがルシフェル以降のエミリアと言っても良いでしょう。結局勇者として魔王を倒すという行動には移す場面が無いということが一つ挙げられると思います。
現状アニメの最終段階までを見るとエミリアは現状維持ということと、監視の目を緩めないというのが言えると思います。真奥をただ倒すということではなく、真奥が何かしらの動きを見せたらすぐに対処するだけの用意をして今過ごしているというのが正しいかと思います。これはあくまでも個人的な感想ですので、一つの参考までに。鈴乃も結局真奥を倒すということなく、今のエンテ・イスラの現状を変えようという心があるようです。今後の物語でそれも変わって来るかもしれませんが、現状はそのまま普通に過ごしているというのが言えるでしょうか? 言えることは物語当初のような恨みなどを真奥に対して持っていることないということでしょう。
日笠陽子1985年、7月16日生まれ、神奈川県出身、アイムエンタープライズ所属のもはや知らぬ人はいないというほどの名声優さんです。ブレイクしたのは2009年に放送されたけいおんで秋山澪を演じたこと。それ以降、爆発的な人気を博し、ツンデレ風のキャラクターを演じることが多いです。また抜群の歌唱力を持っていることから数々のアニメソングやキャラクターソングを出しております。歌手としても一躍脚光を浴びた人物ですね。数々の名作に出演し、今ではアニメ界で知らぬ人はいないというほどに有名な声優さん。表舞台でも美人であることから人気は高い。今後の活躍にも目が離せない美人声優さんですね!
いかがでしたでしょうか? 今回ははたらく魔王さまに登場するメインヒロインの一人である「エミリア」について綴ってきましたが、エミリアが今後どういう風に物語の中で動くのか、その辺りがとても気になる展開であるということがわかります。真奥の現状もそうですが、エミリアという人物と真奥が今後牙を交える場面があるのか? その辺りもアニメ2期を期待したいですね!