私たちの暮らしのそばにある読書
今や本屋さんに人がいない日はありません。ブックカフェのようにカフェと本屋さんが併設されている店舗が増え、読書はますます私たちの身近にあります。私たちが小学校の頃から勉強と言えば読書がつきものでした。読書は国語力が伸びるばかりか、コミュニケーション能力を鍛えたり語彙力を増やすためにも、欠かせない要素となっています。
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電子書籍も普及
最近では紙の本に限らず電子書籍も普及し、本を持ち歩かなくても済むようになりました。このネットを使った大革命のおかげで本屋さんに行かずとも私たちは本を手にすることができます。電子書籍は紙の本に比べて安価なものが多く、おすすめです。話題の本などは電子書籍を使って手早くゲットしてみてはいかがでしょうか。
読書で得られるメリット!①国語力がつく!
読書で得られるメリットと言えばまず最初に思い浮かぶのが国語力が鍛えられるという点でしょう。国語力は実は国語の問題を解くときだけに必要とされるものではありません。文章とは本来感覚で読むものではなく論理的に読み進めていくものです。論理とは筋道を立てて物事を関連付けることをいいます。つまり国語力をつけるということのメリットは論理的に考える力をつけることができるということなのです。
この国語力をつけると、将来大学受験などで長文の英語解読問題にあたったとき、筋道を立てて翻訳することができます。英語の長文問題を解読するときだけでなく、数学の問題の意味を理解するときにも国語力は必要です。国語力がないとそもそも問題の意味が理解できません。読書をして国語力をつけるということはどの教科にも対応できる力がつくということなのです。これだけでも相当なメリットですね。
読書で得られるメリット!②想像力が磨かれる!
読書で得られるメリットはほかにもあります。読書をするということは基本的に文字を読み、自分の中でその場面を想像して物語を読み進める必要があります。この想像力は、社会生活をしていくうえで必要なコミュニケーション能力に大きくかかわってきます。コミュニケーション能力の有無というのは、相手の気持ちをどれだけ想像できるかにかかっています。
コミュニケーション能力がないと、空気を読めない人などのレッテルを貼られてしまうこともあります。しかし、他人が何を考えているかなんて誰にもわかりません。
読書で得られるメリット!③コミュニケーション能力の訓練に!
ではどうやって周りの人は相手の気持ちを考えているのでしょう。それには読書で色々な立場の人になり切ることが大切です。本の中には様々な登場人物が登場します。登場人物の自分とは違った立場に立つことで客観的に判断する力が付き、人の考えていることを推測する力がつきます。この想像力は小さいうちに鍛えておくと、大人になった時に物の見方が広がり、一つの物の見方に縛られることがなくなります。
大人になってからも読書をすることで想像力は鍛えられ、社会で働くときにコミュニケーション能力として生きてきます。自分はもう大人だから手遅れとは考えずに、積極的に本を読んでみましょう。
読書で得られるメリット!④想像力とコミュニケーション能力を鍛えるのにおすすめは時代小説
想像力を鍛えるためにおすすめなジャンルは時代小説です。時代小説は主に現在ではない時代をテーマに物語が進んでいます。この物語を理解するには当時の情景を頭の中で思い浮かべる必要があります。
ここが時代小説を読むメリットです。また自分の知らないセリフが出てきたときに自分でその言葉を調べる癖をつけると、より一層知識が深まります。この知識はあなたのコミュニケーション能力として頭の中に蓄えられていきます。
読書で得られるメリット!⑤語彙力が増える!
語彙力もあなたを知的に見せる大事なキーワードです。語彙力とは単語の数をどれだけ知っているかという力を表すものです。この語彙力を持っていると仕事で取引先との交渉するときに信頼感を与えることができます。デキる大人の必須条件みたいなものです。
通常本を読むときは自分の中の言葉の引き出しを開けて、知っている言葉を繋げて読み進めていきます。この時に知っている言葉の数イコール語彙力というわけです。読書をすることにより、当然知らない言葉も出てきます。それを飛ばさず一つ一つ丁寧に意味を調べることであなたの語彙力がレベルアップします。読書のメリットはこんな形でも出るのですね。
読書で得られるメリット!⑥手軽にストレス解消!
書籍には様々なジャンルがありますが、その中でもハリーポッターシリーズを代表とするファンタジー小説というジャンルがあります。ファンタジーとは架空の人物や設定で書かれた物語のことで、このファンタジー小説を読むことにより、ストレス解消につながると言われています。人は何か自分の興味があることに集中しているときにストレスが発散できると言われています。
人によってはそれが料理だったり、スポーツだったりするのでしょうが、スポーツはそれをする時間がとれないなどのデメリットがあります。しかし今すぐにストレス解消したい時がありますよね。
読書のメリットはそのストレス解消に時間がかからず、ちょっとした空き時間にできるという点でしょう。普通に生活していては使うことのない脳の部分を働かせることができ、これもストレス解消に効果的です。
読書で得られるメリット!⑦ストレス解消におすすめはファンタジー小説
ストレス解消におすすめなのがファンタジー小説です。ファンタジー小説は現実ではない物語なので言ってしまえば何でもありの世界です。いい意味での現実逃避をすることで日常で積み重なってきたストレスを解消させることができます。現実離れしたストーリーの世界に入り込むことで意識を異空間に飛ばすことができます。本の中ではあなたも魔法使いになれるのです。
読書で得られるメリット!⑧共通の趣味になる!
そして一般的に本は全国各地で同じものが発売されています。読書をすることにより、初めて会った人とも共通の話題で盛り上がれるというメリットがあります。昔からある芥川賞や直木賞とはまた別に、近年誕生したさまざまな書籍関係の賞の受賞作はもはや一般常識として扱われています。
タイトルとあらすじだけでも把握しておくと話題に困ったときに、助けられることがあるでしょう。世界的ベストセラーならそれこそ世界中の人と共通の趣味があることになります。読書のメリットは世界中に友達ができるという点かもしれません。
ではデメリットは?
読書をすることによるデメリットといえば、代表的なのは目が悪くなるという問題でしょう。これは読書が悪いというより、紙面と目が近づきすぎることによるデメリットです。休憩を小まめに挟み、ときおり目をつぶって目もストレス解消してあげましょう。
その他にも大量に読書をすることにより逆に考えが凝り固まってしまい、視野が狭くなるというデメリットもあります。自分で体験していないのに本に書かれていることだけで経験している気持ちになってしまうのです。やはり実体験に勝るものはありません。知識として蓄えておくのならいいのですが、それを振りかざし自分の行動範囲を狭めてしまう事だけはしないようにしてください。
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まとめ・読書の先にあなたの知らない世界が待っている!
いかがでしたか?今回は読書のメリット・デメリット!国語力、語彙力、想像力アップだけじゃないというテーマをご紹介しました。読書はデメリットも確かにあるのですが、教養として文豪作品はまだまだ人気ですし、漫画も立派な読書ですね。一つのジャンルにこだわらず、自分が普段読まないおすすめ作品にも積極的に手を出してみましょう。あなたの知らない世界が待っていますよ!