夏の暑さも和らぎ、風が冷たくなる季節。ほくほく・しっとり甘いさつまいもが恋しくなりますね。今も昔も世代を問わずに人気のさつまいもですが、さつまいもには色々な種類があるのを知っていますか。さつまいもの種類によて、糖度などの特徴が違うんです。

今回は、ほくほく系・しっとり系・ねっとり系など甘いさつまいもの種類と特徴についてまとめました。

鳴門金時は、ほくほく系のさつまいもで人気です。まるで栗みたいなほくほくとした食感が楽しめます。糖度が高く甘いためお菓子の素材としてもよく使用されます。

鳴門金時は、西日本の代表的品種「高系14号」を品種改良して作られました。収穫時期は9月～10月で、11月後半に熟成が進んで食べごろとなります。産地は徳島県鳴門市などです。

鳴門金時の糖度は高く、火を通すと黄金色になりさらに甘みを増します。

徳島県産さつまいも　鳴門金時芋 Mサイズ 5kg詰め。外は鮮やかな紅色、中はホクホクの黄金色の鳴門金時。品のある甘みが楽しめる今年獲れたての新物です。

紅あずまは、日本で栽培されているさつまいもの中で生産量が最も多いさつまいもです。スーパーなどで多く売られており、比較的お手頃な価格で手に入ります。ほくほく感とねっとり感を味わえる程良い食感。

収穫時期は10月～11月中旬。食べごろは12月～2月。産地は、関東を中心とした東日本です。

紅あずまの糖度は、生の状態で約14度、加熱することで約32度になります。

A級品　紅あずま　5kg（Ｍ～Ｌサイズ）。検査等級最高ランクA級品です。ほくほく甘い美味しさ。

クイックスイートは、電子レンジでの加熱だけで一般的なさつまいもよりも甘く焼き上げられる特徴を持つさつまいもです。通常より20度ほど低い50度前後ででんぷんが糊化するため、電子レンジの加熱でも焼き芋のような甘さが楽しめます。

クイックスイートは、平成17年に品種登録された新しい品種です。産地は熊本県や静岡県など。

クイックスイートの糖度は、生の状態で約16度、加熱することで38度に変化します。

紅はるかは、さつまいもの中でも群を抜いて「はるか」に甘いことから名前が付けられた、甘さが魅力のさつまいもです。糖度40～45程度と非常に高いのが特徴。食感はしっとりとしていて上品な甘さです。焼き芋にすることでスイートポテトのようなしっとり感と甘みが楽しめます。

大分県産の「甘太くん」が有名です。2010年に品種登録されました。食べごろは11月～1月。

紅はるかの糖度は、40度～50度程度です。

国華園　大分産 甘太くん 5kg1組 紅はるか。しっとり濃厚な大分のブランド芋、一度食べたら忘れられない美味しさです。紅はるかの中でも特に人気の「甘太くん」です。

安納芋は、糖度40度前後で濃厚な甘さがあり、ねっとりとした食感を楽しめるさつまいもです。水分を多く含み、さつまいもの断面を指で押すと蜜が滲み出るほどです。

安納芋は、極甘さつまいも・蜜芋ブームの火付け役とも言われています。焼き芋にすると皮の外側に蜜が浮き出るほどに甘く、スイーツ感覚で楽しめます。

収穫時期は9月～12月で10月～1月に市場に出回ります。産地は種子島を代表する安納地区です。

安納芋の糖度は、生の状態で約16度、加熱することで約40度になります。

中園ファーム 種子島産秀品安納芋紅ミックス5kg入り。豊富なサイズが入って焼き芋以外にも色々な食べ方ができます。焼き芋にすれば濃厚な甘さでねっとりとした美味しさが楽しめます。

シルクスイートは、繊維が少なくシルクのようななめらかさがあります。水分が多くしっとりしていています。糖度8.8度と甘さもあり、なめらかな食感と甘さがあるさつまいもとして、高い人気を誇っています。

シルクスイートの皮は濃い紅色で実はクリーム色です。収穫後すぐはホクホク食感、貯蔵して寝かせることでねっとりとして甘くなるのが特徴です。

シルクスイートは、2012年に品種登録された比較的新しい種類のさつまいも。産地は茨城・福島など。食べごろは12月～2月。

シルクスイートの糖度は約8.8です。

鹿児島県産　西山さんちの酵素シルクスイート5kg。農家の西山ファミリー農園で収穫された農園直送のシルクスイート。S～2Lサイズのミックスです。

さつまいもの調理法には色々ありますが、やはり一番さつまいもを美味しく食べることができるのは焼き芋ではないでしょうか。ここでは、お家で出来る美味しい焼き芋の焼き方をいくつかご紹介します。

まず、さつまいもを水でよく洗いキッチンペーパーで水分を拭き取ります。新聞紙で包んで、電子レンジ(600W)で1分半加熱し、その後300Wで10分加熱します。竹串で火の通りを確認したら完成です。※新聞紙が燃えないように調節しながら行ってください。

まず、水で濡らして絞った新聞紙でさつまいもをしっかり包みます。その上からアルミホイルをしっかり包みます。アルミホイルで作った棒をUの字に置き、その上にフライパンの底に直接触れないようにさつまいもを置きます。弱火にして45分～90分(さつまいもの大きさによる)焼きます。途中で20分おきくらいに上下をひっくり返します。時間が経ったら軍手などをしてさつまいもを取り出します。※熱いので注意！！

さつまいもをそのままオーブンに入れて、30分～40分焼きます。焼く前には何も手を加える必要はありません。これだけで、さつまいもの美味しさを凝縮した焼き芋を作ることができます。

ほくほく・しっとり甘い美味しさが特徴のさつまいもですが、さつまいもの魅力はそれだけではありません。さつまいもには美味しさだけではない魅力がたくさんあるんですよ。

さつまいもはビタミンCを豊富に含んでおり、美肌効果やシミ予防効果があります。加熱してもビタミンCが壊れないため、含まれるビタミンCをそのまま吸収できます。

さつまいもは食物繊維を多く含んでおり、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく摂取できます。さらにさつまいもには便秘の解消に役立つヤラピンも含んでいるため、便秘解消効果が期待できます。

さつまいもはカリウムを多く含んでいます。カリウムにはナトリウムの排出に効果があるため、塩分の摂りすぎによるむくみを解消してくれます。

ほくほく系・しっとり系・ねっとり系など甘くて美味しいさつまいもの種類の特徴をご紹介しました。秋は甘くて美味しいさつまいもを焼き芋にして秋の味覚を楽しみませんか。