アジサイの挿し木の育て方&やり方!植え替えの時期は?鉢上げは?
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梅雨の時期になると、あちらこちらできれいに咲いているアジサイを見ることができますね。アジサイと言えば梅雨の風物詩とも言えるくらいです。今回は、アジサイについて解説致します。アジサイの挿し木の育て方ややり方、植え替えの時期や鉢上げの時期など、アジサイをどんどん増やしてお庭いっぱいきれいに咲かせる方法などをご紹介します。
【アジサイの挿し木の育て方&やり方】1.アジサイとは
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アジサイは、アジサイ科アジサイ属の落葉低木です。ここで問題が!いろんなサイトでアジサイはアジサイ科とされているところもありますが、ユキノシタ科とされているところもあります。実は、「エングラーの分類体系」ではユキノシタ科に属していたそうです。その後、1988年の「クロンキストの分類体系」では、ユキノシタ科からアジサイ科を分離させて独立させたそうです。そのため、アジサイについて書かれたものはアジサイ科とユキノシタ科に分かれるようですね。
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アジサイは木本類なので、アジサイ科とされているようです。アジサイの種類は世界に16属200種類ほどもあるので、未だ完全に分類されたものではないそうです。
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アジサイの原産国は、東アジアと北アメリカで、英語ではHydrangeaと言います。高さ30cmの低木のものから大きなものでは2mほどにもなります。きれいな花を咲かせるのは5月から7月の梅雨の時期になります。アジサイには、ピンクやむらさきなどいろんな色がありますが、この色は、土の酸度によって変化すると言われています。アルカリ性で赤くなり、酸性で青くなるらしいですよ。
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【アジサイの挿し木の育て方&やり方】2.アジサイは挿し木で増える
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アジサイを庭一面に増やす方法としては、挿し木で増やします。剪定する際に切りとった枝を使って挿し木にするのがおすすめです。アジサイは剪定をしなくても良い植物ですが、大きくなると育てるスペースに限りがある、きれいな形に整えたくなりますよね。そういう意味では、剪定も必要です。剪定して切り取った枝を挿し木にしましょう。
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【アジサイの挿し木の育て方&やり方】3.剪定の時期
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アジサイの剪定の時期は、6月から7月頃までで、花が枯れる頃が適当な時期です。あまり遅くに剪定すると翌年の花芽も切り落とすことになってしまいますので、翌年花が咲かなくなってしまいます。花が枯れるまで待って花の2節下の花芽が出ている上あたりを切ります。
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【アジサイの挿し木の育て方&やり方】4.挿し木の時期
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アジサイは、剪定をした枝を使って挿し木にするのが良いので、挿し木の時期は剪定と同じ時期で、花が枯れる6月から7月頃までが適当な時期です。アジサイの剪定の仕方には水挿しと土に植える方法があります。
【アジサイの挿し木の育て方&やり方】5.土に植える挿し木方法
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アジサイを剪定した枝を土に植えて挿し木する方法です。まず鉢、用土、割り箸を用意します。用土には水をたっぷとかけておきます。挿し穂は、6月から7月頃に花が枯れるまで待ち、剪定した枝を10〜15cmほどに切りそろえます。剪定した枝の下の方の葉っぱを全て取り除きます。上の方に残った葉っぱは、水分の蒸発を防ぐために半分くらいに切ります。挿し穂の下は斜めに切り、すぐに水に挿して1時間ほど水揚げをします。
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水揚げができたら、あらかじめ用意しておいた土に間隔を開けて、割り箸で2-3cmほどの穴をあけ、挿し穂を1本づつ挿していきます。挿し木ができたら十分に水をあげてください。挿し木をして、ある程度根がはってきたら鉢上げをします。そのあと、成長に合わせて植え替えをします。
ペットボトルを使う土の挿し木
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土に植える挿し木の場合、鉢上げするまでの間なので、リサイクルとしてペットボトルを使うことも可能です。ペットボトルを半分に切り、下の部分をコップのようにして、切り取った上の部分に、水はけと通気性がよくなるようにふたに穴をあけてます。そのふたを切り取ったペットボトルの下の部分に挿して植木鉢として使うこともできます。ペットボトルのふたにど穴を開けておくことで、水はけと通気性がよくなり、発根率が上がります。
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【アジサイの挿し木の育て方&やり方】6.水挿しの挿し木方法
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水挿しでの挿し木をする際には、ペットボトルなどを使ってもできます。透明なペットボトルを使うことで、根の発育状態がよくわかるのでよいです。お子さんと一緒にペットボトル挿し木をして、夏休みの自由研究などに使うのもよいですね。
ペットボトルを使った水挿しの挿し木
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土で挿し木をするところの水揚げまでは同じです。水揚げのまま水に挿して発根を待ちます。挿し木をして、ある程度根がはってきたら鉢上げをします。そのあと、成長に合わせて植え替えをします。
【アジサイの挿し木の育て方&やり方】7.アジサイに適した用土
アジサイに適した用土は、水はけがよいもので、赤玉土、鹿沼土、パーライト、バーミキュライト、川砂などが適しています。粒は小さめが良いです。肥料分がないものがおすすめです。肥料があった方が育つような気がしますが、肥料分があると、挿し木した枝が発根するまでに腐ってしまうこともあります。
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【アジサイの挿し木の育て方&やり方】8.水やり
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植木鉢に挿し木をした場合、挿し木が終わって3日間ほどは毎日水やりをしてください。それ以降は、あまり水をあげると発根する前に腐ってしまうこともあるので、土が乾いて来たら水やりをしましょう。鉢上げをして土に植え替えしたあとは、あまり水やりをすると根腐れして枯れることもあるので気をつけましょう。水やりのタイミングは、土の表面が乾いて来たらあげましょう。そうすることで枯れることを防げます。
【アジサイの挿し木の育て方&やり方】9.鉢上げ
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鉢上げとは、挿し木した枝が発根したあと、初めて鉢に植え替えすることです。アジサイは、鉢に鉢上げしても良いですが、庭に大きなスペースがある場合、鉢上げしたあとに庭に植え替えしてもよいです。挿し木をしてから1ヶ月ほどすると発根しているはずなので、発根したら肥料入りの土に植え替えることができます。2.5号程度の鉢に鉢上げするのがおすすめです。鉢上げする時期は、秋口から秋の終わり頃になるかと思います。ちょうど寒くなる時期なので、なるべく室内や玄関先の直射日光の当たらない明るいところに置きましょう。水をやりすぎると根腐れをして枯れることもあるので気をつけましょう。
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【アジサイの挿し木の育て方&やり方】10.植え替え
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アジサイの植え替えに適していない時期は、9月から10月頃の秋口です。秋口には、翌年の花を咲かせるための準備の期間とも言えるので、この時期の植え替えはおすすめできません。秋口以外の時期ならば、いつ植え替えをしても大丈夫です。
秋色アジサイを楽しむ方法も!
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アジサイを挿し木にして増やす方法は、花が枯れるのを待っておこなますが、秋まで花を楽しむこともできます。秋色アジサイと呼ばれ、夏まで咲いていたアジサイが気温の変化などによって、時間をかけてアンティークなカラーに変化することをいいます。ブルー系だったアジサイが秋になるにつれてグリーン系に変化したりして、その変化を楽しむことができます。たくさん咲くアジサイは、一部を挿し木にして増やして、一部は秋まで色の変化を楽しむのもよいですね。
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まとめ
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いかがでしたか?アジサイは、小さなガクがたくさん集まったかわいいお花ですよね。梅雨の風物詩とも言われ、梅雨時の気分を明るくしてくれるお花でもあります。剪定の際に切り取った枝で挿し木ができるので、たくさん増えます。上手に植え替えをしてお庭いっぱいのアジサイを楽しんでください。