アクアリウムのレイアウトの8つのコツ!
おしゃれで癒しのアクアリウム。SNSやアクアリウムショップの店内で素敵なレイアウトの水槽をみて、「自分も素敵な水槽を作るぞ!」と思っても、いざやるとなると意外と難しい…。そんなアクアリウムのレイアウトのコツを8つご紹介します。
アクアリウムのレイアウトのコツPart.1|水槽レイアウト構図
なんとなく水草や石を並べがちな水槽内ですが、まずは、水槽のレイアウトの構図を考えることが大切です。水槽レイアウトの構図には大きく3つのパターンがあります。
三角構図
引用: https://www.adana.co.jp/jp/contents/process/pc/img/prc03_img04.jpg
水槽の中で三角形になるように水草や石、流木を配置する構図です。右向き・左向きのどちらでもOKで、もっとも簡単にできる構図です。三角形のトップの部分と低い部分の差をしっかりつけることでメリハリのあるレイアウトを作ることができます。
凸型構図
引用: https://www.adana.co.jp/jp/contents/process/pc/img/prc03_img02.jpg
名前の通り、真ん中を高くする構図です。凸型構図は、パッと目を引くインパクトがありますが、簡単なように見えて意外と難しい構図で、真ん中の高さをキープするために外側の水草をこまめにトリミングする必要があります。であるからこそ、手入れの質の高さをアピールすることができるレイアウトとも言えますね。
凹型構図
引用: https://www.adana.co.jp/jp/contents/process/pc/img/prc03_img03.jpg
手入れががなかなかこまめにできないという人におすすめの構図が、こちらの凹型構図です。両側に水草を配置して、真ん中は開けておくという構図で、左右にボリュームをつけることで奥行きが生まれます。
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アクアリウムのレイアウトのコツPart.2|水草の配色
続けて水槽内の配色についてです。買った水草を適当に配置するよりも、水草の色にこだわることでよりメリハリ・奥行きのあるレイアウトを作ることができます。
明暗による配色
引用: https://www.instagram.com/p/BsxkSapBhTG/
水草といえば、緑色がベーシックですが、その緑色にも様々な色があります。濃い緑色と薄い緑色の水草を左右・上下などで分けて配置することで、美しいレイアウトを作ることができます。
赤を加える
引用: https://www.instagram.com/p/Bswhcf2B-X8/
より華やかな水槽を作りたい人は、緑の補色でもある赤の水草を混ぜることをおすすめします。和風のレイアウトにもぴったりですね。ただし、赤い水草を多用してしまうと美しさが損なわれてしまうので、赤色の割合は、3〜4割程度におさえておきましょう。
アクアリウムのレイアウトのコツPart.3|石や流木の選び方
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続けて、水草同様水槽内に配置する石や流木の選び方についてです。石や流木は水槽内の印象をキリッと引き締めてくれる役割もあります。白っぽい色から黒っぽい色まで色も様々で、形・大きさも様々なので、作りたい水槽イメージに合わせて選ぶようにしましょう。
色味や種類を統一
石や流木を複数配置するときには、なるべく色味を統一することが大切です。異なる色のものをたくさん配置してしまうと、まとまりがなくうるさい印象の水槽内になってしまいます。
大小様々な種類
ただ一方で、石や流木の大きさについては、様々な大きさのものを合わせメリハリをつけるようにしましょう。水槽内に立体感が生まれ、美しく自然な印象になります。
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アクアリウムのレイアウトのコツPart.4|砂による奥行きの演出
引用: https://tropica.jp/wp-content/uploads/2017/05/IMG_3986-1024x768.jpg
続けて水槽内の奥行きの演出方法についてご紹介します。ただ砂を入れるだけでも素敵ですが、砂の高さにこだわることでさらに水槽内に奥行きを出すことができます。
砂に傾斜
奥側を高く、手前を低くして砂を斜めに敷き詰めることでより広く奥行きのあるレイアウトになります。奥側のデザインまで綺麗に見えるのでとてもおすすめです。
中央だけ凹状にする
凹型構図と同じく砂も凹状にすることで、メリハリが生まれます。
凸凹を付ける
砂をまっすぐ敷き詰めるのではなく、あえて凸凹をつけることでより自然でメリハリのある印象になります。
アクアリウムのレイアウトのコツPart.5|水槽内の人工物を隠す
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81c4RqgWZVL._SL1500_.jpg
水槽内には、ヒーターや濾過器など設置しなくてはならない機材があります。とはいえ、水槽内は自然に近いレイアウトにすることが、綺麗なアクアリムには必要不可欠です。水草などを使って、なるべく人工物が見えないよう工夫することが大切です。
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アクアリウムのレイアウトのコツPart.6|自然の風景を参考にする
レイアウトのコツは覚えてきたけれども、実際にどんな雰囲気が素敵なのかがいまいちわからない…という人は、実際の自然の写真を参考にしてみましょう。山や川の景色というのは、人に癒しを与える素敵な景色であり、石や流木の自然な配置を学ぶことができます。ぜひたくさんの自然の写真を眺めて、参考にしてみましょう。和風のアクアリウムには日本庭園の景色がおすすめです。
アクアリウムのレイアウトのコツPart.7|水カビ対策
引用: http://nettaigyo-aquarium.jp/system/item_images/images/000/002/117/medium/d0dbdfd5-a8e6-406e-bbce-ecfaea99b0f1.jpg?1495019924
どんなに水草や石の配置を綺麗にしても、綺麗な水を保つことができなければ美しいアクアリウムとはいえません。流木を入れたときに起こりやすい問題として、水カビが挙げられます。レイアウト直後に水カビを見つけた場合には、ホースなどを使って吸い出すようにしましょう。ある程度除去ができたら、水槽内の掃除屋と呼ばれるオトシンクルス・ヤマトヌマエビなどに任せておきましょう。
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アクアリウムのレイアウトのコツPart.8|水の黄ばみ対策
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もう一つ気をつけたいのが、水の黄ばみです。流木を入れると流木に含まれる成分により水を黄色くしてしまうことがあります。水槽内の生態の健康状態には害はありませんが、見栄えが悪くなってしまうので、汚れが目立つような流木はブラシで表面をこすって水洗いをしたり、水槽に入れる前に水を張ったバケツに沈めてアク抜きをするなどして対処しましょう。
アクアリウムレイアウトの参考例
ここまで8つのレイアウトのコツをご紹介してきました。最後に、実際のアクアリウムの参考例をご紹介します。基本に忠実な綺麗なレイアウトから、個性的なレイアウトまで様々なので、ぜひ好みのデザインを見つけて参考にしてくださいね。
三角構造
引用: https://www.instagram.com/p/BsrGnv_B781/
基本とも言える三角構造のレイアウトです。片方に石や水草を集めて左右の高さやボリュームの差をはっきりつけることでおしゃれでメリハリのあるアクアリウムになっていますね。赤い水草や高さのある水草も程よく混ざっていて、まるでリゾート地のような華やかな印象です。
左右対比
引用: https://www.instagram.com/p/Bsz5nAEh-bG/
こちらは砂からしっかり高さをつけた三角構造です。左右で赤と緑に分けて対比させているのも面白いですね。赤い水草側はどこか和風で夕暮れ時のような儚げな印象、明るい緑の水草はフレッシュで爽やかな印象です。1つの水槽内で異なる雰囲気を楽しむことができます。
引用: https://www.instagram.com/p/BsxmTbOFWgG/
こちらも左右で異なる雰囲気のレイアウト例です。左側には石のみを配置しシンプルかつワイルドな印象、右側には流木と水草で華やかでダイナミックな印象です。様々な角度から水槽を眺めて楽しむことができます。
凸型構図
引用: https://www.instagram.com/p/BsvVzmmhuac/
個性的な流木で真ん中に視線を集めたレイアウトです。石が無く、赤い水草が入っていることで華やかさの中に温もりを感じるアクアリウムです。
引用: https://www.instagram.com/p/BskQAgdH4tF/
個性的な形の流木を最大限に生かしたシンプルなレイアウトです。少ないアイテムでも、一つ一つが個性的でインパクトがあるので、少なくすることで流木も水草も、魚も全てが引き立ちます。
凹型構図
引用: https://www.instagram.com/p/Bst7gCqhqGl/
ボリューミーな流木と水草を左右に配置して、真ん中はまるでトンネルのようにあけているレイアウトです。流木の個性が引き立ち、森の中に迷い込んだかのような不思議な世界観です。
引用: https://www.instagram.com/p/Bst-2Ubh0cq/
こちらも個性的でダイナミックな流木と水草を左右に配置して真ん中をあけた構図です。砂の色も変えているので、左・真ん中・右の3箇所でそれぞれ印象が異なり、とても華やかな印象です。
和風アクアリウム
アクアリムの中でも人気を集めているのが和風のアクアリウムです。こちらの和風アクアリウムは、アクアリウム用の赤い橋のパーツや水中盆栽を使ってデザインされています。真ん中には川に見立てた白い砂を敷き詰めていますね。日本のわびさびの美しさを演出するために、配置するパーツや水草は必要最低限に、シンプルなのにおしゃれな和風アクアリウムです。
海底神殿
引用: https://stat.ameba.jp/user_images/20160925/20/kouno-sunmarine/a4/b9/j/o0500037513757416691.jpg?caw=800
神秘的な雰囲気が素敵な海底神殿風のアクアリウムです。海底神殿のようなオブジェはシリコン製なので、魚にも安心です。砂も凸凹に敷くことで、自然に作られた雰囲気を演出することができます。
沈没船
引用: https://www.instagram.com/p/BswpN0BAWTf/
水槽内に配置するだけで目を引く、沈没船のオブジェを使ったレイアウトです。一つ置くだけでインパクトがある沈没船は、緑系の水草を合わせることで、綺麗にまとまります。
トトロ
引用: https://www.instagram.com/p/Bsvjp6yBnv-/
アクアリウムの世界観は、トトロとの相性も抜群!綺麗な自然を再現した水槽内にトトロのオブジェを配置することで、より癒し系のほっこりした水槽に大変身します。
スーパーマリオ風
引用: https://i.imgur.com/aV4dYXs.jpg
最後は個性的なスーパーマリオ風のアクアリウムです。こちらのオブジェは全てブロックで作られています。水槽を“絵”として捉えるからこそ生まれるユニークな発想ですね。
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まとめ
いかがでしたか?アクアリウムのコツや参考例をたっぷりご紹介しました。なんと無く配置しているように見える水草や石、流木の置き方にも、綺麗に見えるポイントがたくさんありましたね。和風や海底神殿、スーパーマリオなど面白いレイアウトの参考例もたくさんありました。構図や配色を意識することで、グッと洗練された印象になるので、ぜひ参考にして自分だけのおしゃれなアクアリウムを作ってくださいね。