台湾に移住したい女性が急上昇!そのわけは?
今、海外に移住したいと言う女性が増えています。
現状に不満を感じている時「海外に移住すれば今の生活が変わるかも」とは誰もが一度は考える事ではないでしょうか。
とは言え、実際には移住した後の生活のイメージもできないうちは「できたら変わるかも知れない」と思うだけで特に行動に移そうとしない人がほとんどでしょう。
「海外に移住したら何か変わるかも知れない」と思いつつ、どの国がどのような状況なのかを知らないと言う曖昧でしかない妄想を「ここなら自分でも移住生活ができるかも」に変えてしまうのがテレビの影響です。
「ボンビラスガール」と言う番組で台湾に移住した女性の話が取り上げられていた事もその一つ。台湾は、日本の九州程の小さな島国ですが、豊かな食文化や美しい建造物などの詰まった魅力溢れる国です。そんな魅力溢れる国で豊かに移住生活を繰り広げる人を特集した影響もあり、今、台湾に移住したいと言う人が増えているのだとか。
台湾に移住したい!その前に
きっかけが何であれ、小さな勇気と大きな決断で自分の人生が望むようなものになるのならしない手はありませんよね。
ただ、勢いで闇雲に移住を決める前にテレビでは語られる事のない移住のリアルも知っておいて損はありません。まずは現地のリアルな暮らし事情や移住のメリット・デメリットも知ってしっかりと準備した上でするかしないかを決めましょう。
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台湾に移住するメリット
まずは台湾に移住するメリットから見てみましょう。
テレビなどで放送されるのは基本良いところばかりを拾い上げる事が多いので、移住をしたいと考えるきっかけになった事も多いでしょうが、そんな台湾移住のメリットをおさらいしてみましょう。
・とにかく親日
台湾に移住するメリットとして一番に挙げられるのが「とにかく親日」と言う事でしょう。今まで当たり前に通じてた日本語が通じないと言う海外での生活。言葉の壁以前に相手に受け入れ態勢があるか否かは重要視するべき所でしょう。
あらかじめ準備していった通りに物事が進む可能性は極めて低いです。どんな想定外の事が起こったとしても、日本語が通じないと言う環境で一人でどうにかしていかなければいけないのが移住の現状です。
もともと親日である国なら、多少でも日本語が通じると言う場面が多いのは心強いですね。
・日本との距離が近い
日本と台湾との時差はたったの1時間です。どんなに準備万端に移住したとしても困る場面に出くわさないなんて事はありえません。
自分ではどうしようもないくらいパニックに陥った時、時差が大きいと、いざという時頼りになる人と連絡が取り辛くなってしまいます。海外で生活する上で信頼できる人といつでも連絡が取れる状況と言うのは思っている以上に心強いものです。
また、東京から台北までは飛行機で3~4時間、大阪からなら2~3時間で行ける距離なのです。格安の航空チケットなら往復1~2万円台で手に入ると言うのも身内や友人がピンチの時にすぐに駆け付けられる距離にいると安心ですね。
その他にも、日本文化が身近な台湾では日本人が経営するレストランなどは人気があり重宝されています。日本語で仕事ができる求人や日本人だと言う事が生かせる職種が多いのも嬉しいメリットです。
・住みやすい
台湾は、比較的治安の良い国として知られています。
また、台湾の魅力と言えば豊富な食文化ですが、台湾の屋台の料理は安くて美味しい事でも有名です。公共の交通機関も整っているので、知らない土地であっても移動がしやすいのも嬉しい。運賃は日本の半分~2/3程と安いのも魅力的ですね。
とは言え、日本人が多く住む台北市は他の地域に比べて物価は高めなんだそう。地域によって治安の良さや天候・気候にも差があるそうなので、自分に合うか合わないかは実際に住んでみないとわからない部分もあるでしょう。
台湾に移住するデメリット
次は移住先を台湾に決める事のデメリットを見てみましょう。
・自然災害が多い
台湾も日本と同じく台風や地震などの自然災害が多く発生する国です。日本に住んでいて十分な準備をしていてもそう言った自然災害への不安が消えるわけではないのに、言葉の十分に通じない海外で大きな災害に出くわした時の不安は更に大きなものでしょう。
・年金の協定が結ばれていない
保険料の二重負担を防止するための社会保障協定ですが、現在、日本と台湾との間にこの協定は結ばれていません。
台湾の年金は台湾人しか加入する事ができないので、台湾に移住しながら年金を受け取りたい場合は、台湾での収入で日本の年金を支払い続けなければなりません。
・便利なだけではない都市部の交通事情
車やバイクの排気ガスが原因で、台湾の都市部の空気は日本と比べて悪いと言えるでしょう。マスクをしている人も多く見かけられます。
また、台湾では信号無視やスピード違反が日常茶飯事だとも言われているので、交通事情に不安を感じている人も多くいるようです。
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台湾に移住したいならこれだけは知っておこう!
台湾に移住するのなら、これだけは知っておきたい生活のリアルを順番に見てみましょう。
台湾移住計画①まずは生活費の相場を知ろう
台湾で一人暮らしをスタートさせる場合、一般的な支出の内訳としてはまずは住むところにかかる費用が必要です。賃貸マンションを借りて生活する場合、家賃・光熱費に加えて毎日の食費や移動のための交通費の他、交際費などそれ以外のお金がかかってきます。
その他にも、渡航費や賃貸マンションを契約する際の初期費用などを準備しておく必要もあります。
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賃貸マンションを借りる場合の相場は、7坪ほどの広さでバス・トイレ付、共同の洗濯機置き場がある物件で4~5万円程です。通常の賃貸マンションには家具・家電が一通りそろっている事が多いので必要なものを一から揃えなくて良いのはありがたいですね。
引用: https://www.taiwan-chintai.com/upload/201903291453562.png
日本の賃貸マンション事情同様、都市部になれば部屋が狭くなったり窓がなかったりなどの悪条件のわりに家賃が高い物件も多くなりますが、地方に行くほどに条件は良くなる事も多いようです。
相場よりも多めに家賃を出せばそれなりに良い部屋に住む事もできますが、お金がない台湾の若者の間ではルームシェアで家賃を抑えつつ条件の良い部屋に住むと言う方法も人気です。
また、台湾の賃貸マンションにはキッチンがないところがほとんどです。そのため、日本に比べて光熱費が安いのが特徴的です。
これは、台湾には朝昼晩と3食とも外食で補うと言う文化が根付いているためなのですが、その外食費用がとても安いのも特徴的です。朝食なら150~200円くらい、昼食・夕食なら350~500円くらいでお腹いっぱい食べる事ができるのです。3食外食で賄っても1日あたりの食費が1000円程で済むと言うのは魅力的ですね。
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台湾移住計画②必要なビザと条件について知ろう
台湾は、日本人であればビザなしでも90日間滞在する事ができ、期日が来れば一度出国した後再び入国する「ビザラン」と言う方法が使えると言うのも移住に人気の理由です。
とは言え、まとまったお金を準備しての移住でない場合、現地で仕事を探して生活費を稼がなくてはなりません。就労するためにはその就労方法に応じたビザの取得が必要となりますので注意が必要です。
外国人留学生として「学生ビザ」を取得し、アルバイトとしながら学校に通うと言う方法だとビザも取得しやすく長期滞在が可能ですが、あらかじめまとまったお金を準備してからでないと移住が難しいので、人気なのは18~30歳の若者限定で1年限定で仕事をしながら暮らす事ができる「ワーキングホリデービザ」です。
ワーキングホリデービザで入国する場合は、昼間は中国語を勉強しながら夕方からバイトと言う方法を選ぶ人が多いようです。
アルバイトではなく正規の就労を目指すには「就労ビザ」の取得が必要ですが、取得するためには卒業証書や以前勤務していた会社の在籍証明書・賃貸契約書などを準備する必要があり、他のビザと比べても取得は難しいようです。
台湾移住計画③現地でどんな求人があるのか知ろう
台湾で日本人が就ける仕事としては「日本語教師」や「カスタマーサポート」など、日本語が話せる事がメリットとなる仕事があります。日本食レストランなど特別な資格や経験がなくても就ける求人も人気です。
日系企業など、ネイティブな日本語が求められる企業からの求人もよく見られます。
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台湾移住計画④現地で求人の探し方を知ろう
現地での求人の探し方ですが、日本人が作っている台湾の掲示板から求人情報を探したり、台湾に拠点を持っている日本の人材会社に登録すると言う方法があります。日本語でのサポートや情報が得られるのなら安心ですね。
日本での仕事の経験を生かして働きたいのなら海外専門のスカウトサービスに登録しておくと言う方法もあります。
せっかく見つけた仕事が残念ながら自分には合わなかった場合の事なども考え、いくつかの方法を準備しておくと安心ですね。
まとめ:住む場所と仕事さえあれば何とかなる!
就労ビザを取得して本格的な移住を決断する前に、ワーキングホリデービザを使ったりビザなしでも90日間の滞在ができると言うのが大きな魅力ですね。日本同様、台湾での生活も良い面も悪い面も両方あるので、合うか合わないかは住んでみないとわからない部分もあります。
今は、日本にいながらでも求人や賃貸マンションを探す事もできるようです。とりあえず住むところと仕事さえ確保しておけば何とかなりそうです。気になるのなら若いうちに一度チャレンジしておくのも良いでしょう。