新潟の方言って?
新潟の方言は、アクセントが一番前にくることが多いです。例えば、卵なら「た↑まご」となり、ウサギなら「ウ↑サギ」となります。アクセントが標準語とはかけ離れているため、初めて新潟弁を聞いた方は違和感を覚えるかもしれません。
また、新潟の方言はイとエの発音が混ざっています。イとエの発音をしっかり区別しないため、色鉛筆が「えろいんぴつ」となってしまうのです。他県民からすると、言葉の意味を理解するのに時間がかかってしまうかもしれませんね。
上記のように県内共通の方言もありますが、基本的には地域ごとにアクセントや語尾が異なります。地域は上越、中越、下越、佐渡地方の4つに分かれており、特にイントネーションに大きな違いがあるといわれています。また、新潟県全域で「~さ」や「~ろ」といった語尾が使われていますが、中越地方では「~が」や「~て」などの語尾がよく使われます。
新潟の定番方言①だから
新潟の方言、だからは「~だよね」「そうだよね」など相手の意見に同意する際に使われます。接続詞の「だから~」ではなくて語尾につける言葉ですので、後に続く文章はありません。他県民は「だから」で突然会話が途切れてしまったら驚きますが、新潟ではこれは普通なようです。
新潟の定番方言②なじ
新潟の方言、なじとは「どう?」「どうですか?」という意味です。相手に調子や様子などを伺う際に使用されます。会話では、「なじら?」「なじらね?」という風にも使います。基本的には語尾につけて、「今日なじ?遊びに行かない?(今日どう?遊びにいかない?)」「体調はなじら?(体調はどう?)」のように使用しますよ。
新潟の定番方言③じょうや
新潟の方言、じょうやとは「たぶん」「きっと」という意味を持ちます。確実ではないけど、たぶんそうだろうという時に使用します。また、関西弁の「しらんけど」と同じような使い方もできます。「明日雨降るんだって、じょうや(明日雨降るんだって、知らないけど)」というように保険をかけたいときに使ってください。
新潟の定番方言④たがく
新潟の方言、たがくは「担ぐ」「持ち上げる」という意味を持ちます。「これたがいてくれない(これ持ち上げてくれない?)」「せーのでたがいて(せーので担いで)」などのように使いますよ。
新潟のかわいい方言①~ちゃ
新潟の方言、~ちゃは「~よ」という語尾です。佐渡地方でよく使われる言葉で、会話では「好きだっちゃ」「行ってきたっちゃ」などのように使用します。響きが、とてもかわいいですよね。思わず使いたくなる方言です。
新潟のかわいい方言②しゃんしゃん
新潟の方言、しゃんしゃんは元気が良い様子を表す言葉です。パンダの名前ではありませんので、お間違いなく。主に年上の人が年下に向かって使う言葉で、おじいちゃん・おばあちゃんが孫や小さな子どもに対して使うことが多いです。
新潟のかわいい方言③だっちょもね
新潟の方言、だっちょもねは「つまらない」という意味です。響きの可愛らしさに反して、少々ネガティブな言葉。「このテレビ本当にだっちょもね(このテレビ本当につまらない)」「勉強はだっちょもね(勉強はつまらない)」などのように使います。
新潟のかわいい方言④なまら
新潟の方言、なまらは「ものすごく」「とても」という意味です。ドラマやバラエティなどでも頻繁に使用される言葉ですので、知っている人も多いのではないでしょうか?会話では、強調したい言葉の前につけて使います。例えば、「なまら暑い」や「なまらかわいい」といった風に使用しますよ。
新潟の面白い方言①おおばら
新潟の方言、おおばらは「散乱している」「散らかっている」という意味です。人の苗字と勘違いしそうですが、部屋や家などその場の状況を説明するときに使います。「部屋がおおばらだから入らないで(部屋が散らかっているから入らないで)」「今本当に家中おおばらよ(今本当に家中散らかっているよ)」といったように使います。
新潟の面白い方言②くっちゃい
新潟の方言、くっちゃいは「満腹」を意味します。一瞬「臭い」と勘違いしそうになりますが、ニオイとは無関係の言葉です。また、くっちゃいは「面倒くさい」という意味にもなります。満腹か面倒か、どちらの意味であるかは前の単語から読み取りましょう。
新潟の面白い方言③かけられる
新潟の方言、かけられるは「指名される」「当てられる」という意味です。他県民からすると、水か何かをバシャッとかけられたのかと勘違いしてしまいますよね。しかし、新潟では自分を名指しされたときに使います。
「先生からかけられた(先生から当てられた)」「あの、お客様にかけられたの(あのお客様に指名されたの)」といったように、ごく普通に会話で使用します。
新潟の面白い方言④飴がなく
新潟の方言、飴がなくとは「飴が溶ける」ことを意味します。ベタベタに溶けている様子が、新潟県民には泣いているように見えたのでしょうか?とても表現豊かで、面白いですよね。
告白のときに使える新潟の方言①好きらすけ
新潟の方言、好きらすけは「好き」という意味。ストレートに相手へ告白するときに使えるフレーズです。方言になると元々の「好き」より長い言葉になっているのが不思議ですね。
告白のときに使える新潟の方言②ばっかめーごいね
新潟の方言、ばっかめーごいねは「とてもかわいいね」という意味。好みの女性へ褒めるときに使える言葉です。褒めてから告白することで、恋人になれる確率がアップするかも…?
告白のときに使える新潟の方言③まっと会いたくなるってば
新潟の方言、まっと会いたくなるってばは「もっと会いたくなる」という意味です。「好き」や「付き合って」より遠回しな告白ではありますが、しっかりと相手に好意が伝わるでしょう。ちなみに、新潟では語尾に「~てば」をよく使います。
告白のときに使える新潟の方言④ふっとつ好きなんてば
新潟の方言、ふっとつ好きなんてばは「めっちゃ好き」「大好き」という意味です。ふっとつが「溢れるほど」「たくさん」という意味を持ちます。ストレートに、本当に好きだということを伝えたいときに使えるフレーズです。
他県民と会話で出したくない!?新潟の恥ずかしい方言①ばか
新潟の恥ずかしい方言1つめ、ばかは「とても」「すごく」という意味です。後ろに続く単語を強調したいときには「ばっか」「ばーか」という風に使います。方言を知らない人からすると小馬鹿にされているような気分になりますが、決して悪口を言っているのではありません。新潟で「ばか」と言われても怒らないようにしましょう。
他県民と会話で出したくない!?新潟の恥ずかしい方言②しんでもええ
新潟の恥ずかしい方言2つめ、しんでもええは「しなくてもいい」という意味です。「死んでもいい」という意味ではありませんので、勘違いしないようにしましょう。会話では「体調悪いなら、しんでもええよ(体調悪いならしなくてもいいよ)」「それはしんでもええ(それはしなくてもいい)」などのように使います。
他県民と会話で出したくない!?新潟の恥ずかしい方言③おまん
新潟の恥ずかしい方言3つめ、おまんは「あなた」という意味です。複数形になると「おまんた(あなたたち)」になりますよ。お股と語感が似ているため、会話で使うのは恥ずかしいと感じる人もいるようです。
他県民と会話で出したくない!?新潟の恥ずかしい方言④げっぽ
新潟の恥ずかしい方言4つめ、げっぽは「最下位」「ビリ」という意味です。ゲップと語感が似ており、他県民との会話で使うと恥ずかしい思いをするかもしれませんね。
まとめ
新潟には、かわいい方言からクスッと笑えるような面白い方言まで非常に様々。ここで紹介していない方言もまだまだたくさん存在していますので、現地へ行って本物の方言と触れ合ってみてはいかがでしょうか?