メリオダスは七つの大罪作品の主人公にして七つの大罪団長であり、金髪に小柄な体格で見た目は完全に子供です。しかしながら実年齢は聖戦時の3000年前から生きており、マーリン同様に七つの大罪メンバーの中でも最年長となります。身長は152センチ、体重は50キロとなっております。移動酒場である豚の帽子亭の店主であり料理の腕前は最悪です。
物語当初に出てきた手配書は30代のおっさんというなりをしていましたが、結局見た目は変わらず子供のままです。女性に対するスキンシップが過剰であり過去リズには反撃を食らう場面もありましたが、エリザベスはなんだかんだで受け入れている様子です。料理が壊滅的に不味いのが評判でその残飯の処理をホークが担っているという経緯があり残飯処理騎士団と名乗っているのが真実です。
普段はおちゃらけた性格でありどこか掴めない感じを見せています。冗談なのか本気なのかわからないということもありますが、種族や見た目を気にせず誰にでも平等に接するとても心の広い男と言えるでしょう。そのことから団員からは熱い支持を受けており団長として敬意をはらう様子が窺えます。過度の女性好きというわけでなくスキンシップが激しいのはエリザベスのみとなっております。
また普段からふざけている様子が多いこともありリズなどの過去の記憶と戦う際に涙するなどギャップ感が激しいキャラともいえます。本心では普通の性格の持ち主と言ってもいいでしょう。明るく誰とでも気軽に接することができる懐の広いキャラクターの代表格と言っても過言ではないと言えます。そんなところからファンからも熱い支持を得ていると言ってもいいでしょう。
メリオダスの強さというのは正直言うとめちゃくちゃ強いと言ってもいいでしょう。主人公ならではの色々な強さの秘密などもあり、また成長といいますか、実質的には過去の強さと言うものを取り戻していると言うのが正しいのでしょうが、そう言う面でも主人公であるが故の強さと言うものを持っていると言っても過言ではありません。
第二部の最初にホークが魔眼でメリオダスの闘級を測定した時の数値は3370でした。この数値でもリオネス王国では相当な強さと言えるでしょう。そしてさらに暴走(力を取り戻す前の段階)した時の闘級は10500とずば抜けております。メリオダスの闘級は色々と変わっており最終的には60000を超えるものとなりました。かつての力を取り戻した際の力というのはおそらくエスカノールの無敵前よりも上なので11万を超えるのでしょう。
作中でも主人公だけにメリオダスが負けるというシーンは少ないです。作中ではトップクラスの強さであり今後もまたどんどん強くなると言ってもいいでしょう。現段階の原作では戒禁を集めて自らが魔神王になるという策を練っており全部の戒禁を取り入れた際の強さというのは計り知れないものになると推測しております。今後最高神や魔神王などとの戦闘もありうるのではないでしょうか?
メリオダスの罪は「憤怒の罪(ドラゴン・シン)」となっております。性格な情報や罪状というものはありませんが、罪の内容は我を忘れてかつての国であるダナフォールを一夜にして破壊したという罪になります。七つの大罪それぞれに罪があるのはもうご存知であると思いますが、メリオダスだけはちょっとした例外と言ってもいいかもしれません。
ダナフォールでの一件というのは後々に語りますが、結果的に言えば全ては過去のことが原因であると言えるでしょう。罪というならばもともと魔神族を裏切ったということ、ということになるのではないかというのが個人的な推測になります。ただその時の罪はもうすでに呪いという形で受けているので違うとも言えるでしょう。
物語当初は無くしてしまった(質屋に入れた)ということで持っていなかったのですが、マーリンがそれを取り返したということで第二部から神器が手にされました。神器は「魔剣ロストヴェイン」といものであり、国王から受け取ったものの一つで、短剣でありながらも不思議な形をしている剣となります。中心部に五つの穴があり、片方にだけ刃がついております。
またメリオダスの刻印と同じドラゴンの刻印があり、その神器の特殊能力として使用者の闘級の半分を総量として、実在する分身を生成することが可能となるメリオダスならではの能力と言ってもいいでしょう。分身の数は複数体可能でありメリオダス固有の魔力であるフルカウンターと相性のいい能力と言ってもいいと思います。複数に分身した個体はそれぞれオリジナルが操ることができます。
能力が初めて披露されたのはキャメロットが魔神族の兵器に襲われている場面であり複数体のフルカウンターが壮絶な威力を誇っていたということはもういうまでもないでしょう。元々豚の帽子亭を開くための資金集めのために質屋に入れてその後マーリンが買い戻したという形になっております。メリオダスらしいと言えばメリオダスらしいですね。
穴蔵で出会ったメリオダスとホークは意気投合しその後も一緒にいるようになります。リオネスで散り散りとなった後にホークとは出会っております。豚の帽子亭を開き自らが店主となってホークはその残飯を処理するために一緒に旅を続けてきました。ホークとメリオダスの縁については簡単に語れるようなものではないような気がします。
偶然というのもありますが、人語を喋る豚ということで以前ダナフォールで買っていた人語を喋るインコというものと似ているということから今ファンの間で疑問視されているのは魔神王の忠実なる目というものがホークではないか?というものです。ホークとメリオダスについては恐らく今後色々と明かされていくと思われます。
ダナフォールでのメリオダスの恋人であった人物です。メリオダスがダナフォールで騎士団長をしていた頃に敵国の奴隷だったリズを引き取ったのがメリオダスでした。もちろんこの出会いというのは偶然ではなく必然であり、呪いに関係するものであるというのはいうまでもないでしょう。しかしながらこのリズとメリオダスのシーンは何度見ても涙が出るようなシーンですね。
リズが死んだというのも一つ呪いに関係することであるのは間違いありません。恐らくリズは自らの記憶というものを取り戻しそしてその三日後に死んだというのが真実でしょう。あくまでも個人的な推測ではありますが、そうであると思われます。
無類の変態であると思われているかもしれませんが、メリオダスが興味をもつ女性というのはエリザベス(過去のエリザベス)の面影をもつもののみと限定されます。エリザベスに対しては変態行為も同然にお尻を触ったり胸を揉んだりなど色々なことをしておりますが、無差別に美人にスキンシップととるようなことはありません。
そういうキャラクター性というのが一つメリオダスが人気な理由の一つになっているのではないか?というのが個人的な推測になります。誰でもかんでも女性にベタベタするわけではなく一途に一人の女性だけを見ているという部分で男らしさというのが出ていると個人的には感じました。メリオダスの男としての価値がかなり高い部分と言ってもいいでしょう。
おちゃらけているようでいて、実は結構秘密主義であるところがあります。団員に対しても自らの情報は一切漏らさないということがありました。自らが魔神族であったり、また過去の出来事などを含めてそういう部分で言えば謎が多かったとされております。そのことが原因でバンやキングとも衝突する場面が度々ありました。
キングの言葉を借りるのであれば「団長は何かを隠している」ということです。団員にも言えない秘密があるということですね。ただメリオダスの心情からいえばそれを素直に話して受け入れてもらえるかどうか不安であるといのが一番だといことなのではないか?というのが個人的な意見になります。メリオダス自身は誰でも構わず過去を気にせず付き合っていける人物ですが、他の人物がそうであるとは限りません。
そういう点において、メリオダスが秘密にしているということが過去のことということになるのでしょう。後々に修行でキングには知られるということになります。バンはもはや過去のことについては気にしていない様子ですね。
メリオダスの正体については原作を読んでいれば歴然ですが、魔神族でありその魔神族の中でも魔神王の息子にあたる人物です。また十戒統率者でもあり、十戒メンバーのゼルドリスやエスタロッサとは兄弟に当たります。かつてのメリオダスは四大天使すら恐れるほどの力を持っており、時期魔神王に一番近い存在とされておりました。
しかしエリザベスと一緒になったことがきっかけで魔神族を裏切る形になり、十戒を封印し、そして現在に至るということです。魔神族の平均寿命は1000年ですが、その3倍以上の年数を生きているメリオダス・・・それは魔神王から受けた呪いによるものであるということが言えます。辛い苦しみを永遠に背負い続けるというのが魔神王が与えたメリオダスへの呪いでした。
メリオダスの呪いは永遠の生というものであり、死んでもまた生き返るということです。それだけ見ればただ永遠に生きるだけだということですが、生き返る際に感情の一部を魔神王に奪われるというものです。つまりは死ぬたびに感情を奪われ大事な感情すらも失ってしまうということになります。
ここでいうところの大切な感情というのは七つの大罪の際に得た記憶やまたエリザベスへの気持ちなどですね。それを失った部分が原作ではありました。エスカノールとの戦闘の際はもはやかつてのメリオダスであると言ってもいいでしょう。死んで生き返るということで感情を無くしていくということ、これがメリオダスが受けた呪いです。
エリザベスとメリオダスは3000年前からずっと愛していた存在でした。エリザベスが受けて呪いである「永劫の輪廻」により死んでもまた行き帰り記憶を取り戻すと三日以内にまた死ぬというものでした。記憶というのはもともと、女神だった時代の記憶ですね。確実に死ぬということからメリオダスにとってはかなり辛いものと言えるでしょう。
そしてリズもまたエリザベスであり、記憶を取り戻したということで死んだのでしょう。フラウドリンが殺したというのもありますが、これはおそらく必然と言ってもいいと思います。
十戒とメリオダスは第二部当初は因縁の関係といってもいいでしょう。元々は十戒を統率する人物だったメリオダスですが、今となってはメリオダスは敵となっております。しかし現在はゼルドリスやエスタロッサと手を組んで戒禁を集めるという共同戦線を張っております。自らが魔神王になることで呪いを解くという選択をしたということでしょう。
現段階では十戒のメンバーは戒禁を奪われ続けており、もともと一つだった十戒はメリオダス兄弟たちによって殺されていく形になっております。結果的に十戒はほぼ壊滅状態といってもいいでしょう。問題はエスタロッサが何を考えているのかわからないという部分を除いてですね。
物語の当初から出てきた技となります。自分に向けて放たれた魔力をその倍以上の威力で跳ね返すというメリオダス特有の魔力となっております。ただければ魔力だけに限られており純粋な物理攻撃というものは跳ね返せないことになっており使いどころというのはある意味限られているといってもいいかもしれません。
ただ、単純な魔力だけの攻撃であればなんでもカウンターで跳ね返してしまうということから最強クラスの魔力であるといってもいいと思います。また一つ難点をあげるのであれば、跳ね返す際には剣などの武器を振らなけれなならないということであり、腕が動かない状態では使えないというのが難点と言えるでしょう。
カウンターバニッシュは、自らに対する攻撃を消失させるという魔力です。無効化能力といってもいいでしょう。これはフルカウンターの応用技と言ってもいいと思います。正直なところメリオダスにだけ許された最強の技の一つと言ってもいいと思います。
作中で発動させた回数は低いですが、かなり威力を誇る魔力となります。自らの魔力を全解除して自ら相手の攻撃を故意に受け続け蓄積させ蓄えるということ、そしてその後一気に溜め込んだものを放ついわゆる必殺技のようなものです。ヘンドリクセン戦においてこの魔力が使われたのはもうご存知だと思います。
ただこの魔力は魔力を解除した状態で相手の技をくらい続けるというものがあるのでメリオダス自身の体が持たなければ意味がない魔力なります。また第二部でこの魔力を使用した際にはエスタロッサが防ぎました。それを考えると諸刃の剣と言ってもいいかもしれません。自らがボロボロになることで相手を確実に仕留めるという意味があると思われます。
これは魔神化した際に使う魔力の一つであり、フルカウンターとは全く違う魔力なります。不老不死の力を手に入れたバンに対して傷を負わせるほどの魔力であり、暴走することが多かったことが過去に挙げられます。第二部ではキングが使う魔力で応用法を学んだことからある程度の使い方をマスターしたと言ってもいいでしょう。
神千斬りはエスカノール戦で使っていた魔力の一つになります。ヘルブレイズを纏った状態で研ぎ澄ました魔力を一気に斬撃に変えて猛攻を仕掛ける技となります。通常であれば確実に死ぬであろう魔力ですが、無敵状態のエスカノールには効かず逆にこの時はエスカノールに倒されてしまいました。実際の威力はかなりのものでしょう。
梶裕貴(かじゆうき)さん、1985年9月3日生まれ、東京都出身、埼玉県育ちの大人気声優さんです。演劇部に所属していたことから演技力は中高生時代に養われたと見てもいいでしょう。人気作に多々出演しており、声がとても凛々しいことから少年、青年役が多いとされております。また最近では本も出版しており、多彩さが伝わってきます!
いかがでしたでしょうか? 今回は七つの大罪団長であり魔神族十戒の元統率者であるメリオダスに関して綴ってきました。現在の原作ではとてもいい場面と言ってもいいところです。今後メリオダスの動向についてはかなり気になる部分が多いですが、その点についてもアニメ、そして原作でじっくりと追っていきたいですね!