ミリタリープレスとは
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ミリタリープレスは、オーバーヘッドプレスとも呼ばれ、カラダの前でバーベルを上げ下げするトレーニングで、肩の筋肉を鍛えるのに効果的です。ただ、バーベルを扱うことで、正しいやり方で行わないと、ケガにつながります。
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ミリタリープレスには、立って行う“スタンディング”と座って行う“シーテッド”があります。初心者は、腰への負担が軽減され、体勢が安定する“シーテッド”で行うことをおすすめします。
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ミリタリープレスの効果は
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ミリタリープレスは、肩の前側を中心に、上半身の筋肉を効率よく鍛えることができます。具体的には僧帽筋や大胸筋のほか、広背筋や上腕三頭筋などに効果が期待できます。
僧帽筋(そうぼうきん)の働きと筋肉の鍛え方及びストレッチについて|筋肉名称を覚えよう!|筋肉名称,筋肉,名前,肩甲骨,猫背
僧帽筋は、肩こりの自覚症状を起こす主要な原因筋として、広く知られています。この筋肉は、上部、中部、下部の線維に分類され、場所によりそれぞれの働きは異なります。
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また、バーベルをカラダ全体で支えるため、体幹にも効果があります。筋肉にも体幹にも有効なミリタリープレスを極めてみませんか。
体幹の重要性
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このところ、体幹という言葉が多く使われるようになりましたが、いまいちピンと来ていない人も多いのではないでしょうか。体幹について、押さえておきましょう。
体幹には2つの意味があります。広い方の意味では胴体のことを、狭い方では胴体の深層部の4つの筋肉、つまり横隔膜(おうかくまく)、腹横筋(ふくおうきん)、多裂筋(たれつきん)、骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)を指します。この4つの筋肉を総称してインナーユニットともいいます。
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実は、人間が呼吸したり、姿勢を維持したり、動いたりする時にはこれらの筋肉が重要な役割を果たしています。パフォーマンスアップやケガ予防には欠かせない筋肉なので、持久力や瞬発力トレーニングなどと同様にアスリートは皆やっているといっても過言ではありません。 そして、これらの機能はアスリートのみならず全ての方に重要なものです。鍛えたり活性化を怠っているとどんどん衰えたり硬くなります。それに伴い肩こりや腰痛などいろいろなデメリットが生じてきます。ですのであらゆる方が体幹トレーニングを行うべきなのです。
このように、体幹は、あなたのカラダを健康に保つ、重要な要素なのです。
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ミリタリープレスで使うバーベルの重量は
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使用するバーベルの重量は、体重におおむね比例します。男性の場合、体重60キロであれば30キロ前後の重量で行いたいですね。体重75キロであれば40キロ前後の重量で、体重90キロであれば50キロ前後の重量のバーベルで、効率よく鍛えることができますよ。
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なお、女性の場合はこれより軽い重量で行いましょう。体重50キロであれば20キロくらいの重量で、体重60キロであれば25キロくらいの重量で、体重75キロであれば30キロくらいの重量のバーベルが適当でしょう。
ミリタリープレスの正しいやり方
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前述の通り、ミリタリープレスは正しいやり方で行うことで、効果を最大限に発揮できます。一方で、やり方を誤ると、ケガにつながることもあります。ケガしないためにも、正しい方法をマスターしましょう。
セットポジションの体勢
バーベルは、胸の上部でしっかりセットしましょう。バーベルの握りは、「プロネイテッドグリップ」と呼ばれる、手のひらを前に向けた状態から握るようにします。グリップは肩幅よりも広く構え、バーベルを下げたときのヒジの角度が90度になるようにします。
バーベルを上げるとき
お腹に力を入れて腹圧を高め、両手を頭の上まで上げましょう。この時、肩の収縮を感じながら上げると、効果を感じられますよ。
バーベルを下げるとき
鎖骨の位置までバーベルを下げます。上げるスピードよりもゆっくり降ろすことで、筋力アップを効果的にしましょう。
ミリタリープレスのポイント ① 肩をすくめない
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それでは、ミリタリープレスを行う上でのポイントを確認しましょう。まず一つ目は、肩を広げること。力を入れようとすると、つい肩がすくんでしまいますが、これでは肩甲骨近辺の筋肉にしか効果がなく、広範囲の筋肉を鍛えることができません。肩の状態を意識して、バーベルを操作しましょう。
ミリタリープレスのポイント ② 反動を使わない
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次のポイントは、反動を使わずに、バーベルを上げること。重量のあるバーベルの上げ下げは、どうしても反動を使って一気に上げたくなるものです。しかし、それでは、鍛えたい筋肉を効率よく鍛えることができません。負荷を意識しながら、上げるようにしましょう。
ミリタリープレスのポイント ③ ゆっくり下げる
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最後のポイントは、下げるときもゆっくり動かすこと。ミリタリープレスは、上げるときはもちろん、下げるときの動作も筋肉を鍛える効果があります。上げることだけに気を取られて、スッと下げてしまうと、せっかくの筋トレ効果が半減してしまいます。効果的なトレーニングには、上げるときはもちろん、下げるときも意識を高めるようにしましょう。
ミリタリープレスをダンベルで
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ミリタリープレスはバーベルを使用するのが基本ですが、自宅では設備をそろえるのは大変ですよね。専用のトレーニングルームも必要です。そこでおすすめなのが、ダンベルを使ったやり方です。
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ダンベルなら、より手軽にミリタリープレスを楽しむことができますね。また、バーベルに比べると安定性に難がありますが、このことはかえって体幹を鍛えるのに効果が上がります。不安定なダンベルを安定して上下させて、さらなる体幹トレに役立てましょう。
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また、ダンベルであれば、ミリタリープレスにとどまらず、上げる方向を変えたりすることで、鍛えたい筋肉をより効果的に刺激することもできます。また、手首をひねって上げ下げすることで、三角筋をより効率よく鍛えることも可能ですね。
ミリタリープレス用ダンベルなら「可変型」を
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自宅でトレーニングするなら、ダンベルはぜひ揃えたいところ。でも、種類も重量もまちまちで、なかなか選ぶのに苦労しますよね。
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ダンベルには、大きく分けて「固定式」と「可変式」があります。重さが固定されている固定式に比べて、可変式はウエイトプレートを使って重さを変えることができます。
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例えば3キロ、5キロ、10キロのダンベルを使い分けたい場合、固定式ではそれぞれ1セットずつ、計3セットが必要ですが、可変式なら1セットで事足ります。収納場所も少なく済みますので、迷ったら可変式を選びましょう。
ミリタリープレスで理想の体幹を手に入れよう
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ミリタリープレスは、カラダの上半身を鍛えることで、肩幅を広くして、“ギャクサン(逆三角形)”ボディを作れるトレーニングです。また、体幹も効果的に鍛えられるので、ボディメイクにもぴったり。
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ジムではバーベル、自宅ではダンベルを使って、あなたの理想の体型に近づきましょう。