『ハイキュー!!』は、古舘春一原作の作品で、2013年10月にテレビアニメ化が発表されました。2014年4月から第1期が放送され、その後2015年10月に第2期（『ハイキュー!!』セカンドシーズン）が、2016年10月から第3期（『ハイキュー!!』烏野高校 VS 白鳥沢学園高校）が放送されています。2020年1月からは全国大会となる第4期の放送が決定しており、まだまだその盛り上がりが衰えることはなさそうですね。

漫画は現在最終章へと入っていますが、だからこそ、作品への注目度は上がっていくのではないでしょうか。ここでは、そんな『ハイキュー!!』に登場する花巻貴大について、声優情報やグッズなどを紹介していきます。

学校：青葉城西高校

クラス：3年3組

誕生日：1月27日

身長 / 体重：184.7cm / 72.0kg

ポジション：ウイングスパイカー（WS）

背番号：3番

暗めの頭髪が多い青葉城西で、少しピンクがかった茶色い髪が目立つ花巻貴大。鼻筋はすっとしているが何処か気だるげな雰囲気のあるキャラクターですね。花巻は身長184.7cmと中々の高身長で、身長によるリーチの長さがそのまま武器となるバレーボールの世界でこの身長は彼にとって立派な武器のひとつといえますね。

『ハイキュー!!』に登場する学校のひとつで、作品初期から登場するライバル校です。青葉城西のバレー部はかなりの強豪で、県大会では常に準決勝、決勝まで勝ち上がっていきます。攻防共にすぐれたバランスの良いチームであることが特徴で、チームとしての完成度は非常に高く、県内で最も完成されたチームと言えますね。そして現在の代ではセッターである及川を中心とした攻撃力の高さが特徴のひとつとなっています。

部員数も主人校である烏野に比べたら非常に多く、3年でありながらベンチ入りも敵わず応援席にいるような選手もいます。その選手層の厚さが青葉城西の強みであり、ベンチ入りしているメンバーなら誰がコートに入っても基準以上のバレーをすることができます。

青葉城西高校における花巻貴大は攻守共にすぐれるオールラウンダーです。主将でありセッターの及川ほど目立つわけではないですが、アタックやサーブのコントロール性は当然ながらあり、高いレシーブ力による守備力でチームを支えています。及川の代わりにトスを上げたりボールフォローをするなど、自分が専門ではないプレーでも当たり前のように活躍することができる人物ですね。

自分のポジションの役割をきっちりこなすのはもちろんのこと、そうでないプレーもきちんとこなせてこそ、強豪のメンバーと言えます。青葉城西は、白鳥沢という絶対王者がいることで全国の舞台に立つことができませんでしたが、全員の実力から言えば、全国体に出ていても決しておかしくない実力を持っています。

花巻貴大の髪は少しピンクがかった茶色い髪で、髪型はベリーショートです。特に前髪はかなり短く生え際ギリギリですね。普段の髪型は短く切られていることがわかるように毛先が描かれているのですが、アニメの初回では前髪が生え際に沿って切りそろえられているような描かれ方をされており、ファンの間ではその髪型が話題になりました。上記の画像はゲームの画像になりますが、おそらく上記のような綺麗に揃った髪型として描写をされていたのでしょう。

ゲームの画像は、角度のせいで綺麗に切りそろえられた髪型のように見えるのだと思いますが、件のアニメのほうは真正面から見て、切りそろえられた髪型のように見え、どこか可愛らしい印象を受けます。アニメもわざと髪型をいじったわけではなく、描いたら揃ったようになってしまっただけだとは思いますが、それでもファンの間では「可愛い髪型」と注目を集めました。

漫画とアニメでは、髪の毛の描き方やカラーリング方法が異なるため、場合によっては違う髪型に見えてしまうのかもしれませんね。しかし、メインキャラに比べて描写時間が少ないにも関わらず、花巻の髪型の差異に気づいたファンは、相当な花巻好きと言えるのではないでしょうか。

アニメ『ハイキュー!!』で、花巻貴大の声優を務めたのは櫻井トオルさんです。アニメ声優としては、名前のない役やモブなどが多いですが、吹き替えでは多くの人物の声優を担当しています。現在では名前のついた役を演じることも多く、その注目度を高めていますね。

櫻井トオルさんは、近年名前を目にすることも多くなりましたが、2005年デビューと中堅の声優さんになります。兼ね役なども多く演じており、『ハイキュー!!』でも花巻以外に町内会チームのメンバーの声優を担当していました。

櫻井さんは『銀の匙 Silver Spoon』の「駒場一郎」の声優を担当しました。駒場の男らしさや我慢強さなどは、櫻井さんのどっしりとした声質にとてもよく合っており、まさにぴったりの声優さんでしたね。

また、櫻井さんは大人気ゲーム『刀剣乱舞』にて、「蜻蛉切」「山伏国広」「同田貫正国」の3役の声優を担当されています。『刀剣乱舞』は声優さんの兼ね役も珍しくないですが、同一作品で3人はすごいですよね。アニメ「花丸」では、3振りだけのシーンなどが細々登場し、ファンから「櫻井刀」の見せ場として注目を集めました。アニメ「活撃」では、メインキャラの1人として蜻蛉切が登場し、武士らしいかっこよさを見せましたね。

作中で主に及川がそう呼びますが、花巻の愛称はマッキーです。及川は、相手に愛称をつけるのがクセのようなので、おそらくこの呼び方も及川が考えたのでしょう。及川が愛称をつける基準についてはよくわかりませんが、花巻のマッキーについては、彼に気を許しているゆえだと考えられます。

及川のクセを受け入れているのか、それともそういう呼ばれ方は気にしないのか、特に呼ばれ方についてつっこんでいるような描写はありません。クールそうな見た目ながら、意外と親しみやすいタイプなのかもしれませんね。非常にそのままな愛称ではありますが、この愛称だからこそ実現したコラボもあります。

愛称がマッキーだったのもあってか、ゼブラの油性ペンのマッキーとコラボが実現しています。しかし商品が花巻のセットなのに描かれてるイラストは及川と、背番号3と描かれた青葉城西高校のユニフォームで、何故か花巻のイラストはないよう。「マッキー」と口に出しているのは及川ですし、花巻は背番号3なので問題はないですが、なぜ本人ではないのか不思議ですね。

色的に、ピンク系統の花巻と水色が合わなかったのかもしれませんね。色味が完全に青葉城西のユニフォームカラーですし、花巻を描くよりは、ということで花巻のユニフォームイラストになったのでしょう。

基本的には表情の崩れないクールな感じのする花巻貴大ですが、無表情のままピースをしたりなどというおちゃめさがあるのも彼の特徴です。そういった点も人気のようで、ライバル校キャラのなかでも特別目立っているわけではないものの、多くのファンに愛されています。青葉城西高校が好きな人からは、確実に人気を集めていますね。

花巻貴大は他にも変顔をしたり、ちょっとした悪ふざけをしたりする場面などもあり、その「意外なお茶目さ」に惹かれる人も多いよう。青葉城西は主将の及川がいじられキャラなのもあって、彼と同学年の花巻たちは彼をからかったりおふざけに参加することも多々あるようですね。

サブキャラながら、クールそうなのに意外とおちゃめ、という愛され要素を持った花巻貴大。そんな彼にまだ追加される愛され要素が「シュークリームが好き」というところ。意外な好物に好感度が上がるキャラは多いですが、花巻のこのチョイスも愛らしいという方向に意外性があり、彼の魅力を高めているように思えます。

「好物がシュークリーム」というだけで、ピンク味のある髪色も相まってかわいい印象になりますよね。もちろん、甘いもの好きの男の子は現実でもいると思いますが、ライバル校の3年という怖そうな立場の人間が甘いもの好きだと、やはりどこか和んでしまいます。

意外とかわいらしい要素が多いことがわかった花巻ですが、そんな彼の悩みは腕相撲でチームメイトの岩泉に勝てないこと。この辺りはやはり男の子ですよね。岩泉は花巻より背も低いですし、同じように鍛えているなら背が高い分腕も長いであろう花巻が買ってもおかしくないもの。しかし、岩泉はエースと呼ばれる実力と、強いスパイクを持っており筋力で言えば部内トップレベル。そんな岩泉に勝つのは確かに難しいかもしれません。

腕相撲に勝てないという悩みは男子高校生らしく、バレー以外の部分でわちゃわちゃやっているということも相まって、よりかわいい印象になります。このかわいさは、シュークリーム好きやおちゃめといった愛されるかわいさというより、少年的なかわいさで、男子高校生らしさがどこか眩しくも感じますね。

このセリフは、松川と岩泉と一緒に言った言葉ではありますが、いつも及川をからかっている花巻の及川への気持ちが見て取れる言葉ですよね。3年間一緒に頑張ってきた及川との、最後に向けてのこの言葉は、いつもはふざけ合っている青葉城西の隠れた絆を感じさせます。

最初の名言のあとに出た言葉で、こちらも及川に向けたセリフです。最初のサーブ外したらラーメン奢りという約束を一方的に取り付け、及川がサーブするときに食べたいラーメンを叫び、及川が「決めてほしいの！？ ミスってほしいの！？」と叫んだあとに続く言葉です。こちらも、及川への絶対的信頼が見てとれ、この一言だけで彼らの3年間の軌跡を想像できるようですね。

花巻貴大のグッズアイテムとしてはラバーストラップなどのアイテムがあります。少々意地悪げな笑みが印象的です。クールっぽいかと思えば、実は青葉城西のなかではよく笑うほうというギャップもいいですね。

ちびキャラじゃない全身のアクキーです。花巻はそもそものグッズが非常に少なく、及川や岩泉に比べると彼をそのまま表現した商品はあまりないため、花巻好きとしては是非手に入れておきたいものですね。

花巻の満面の笑みが拝める1枚です。試合中は難しい顔の多い花巻も学校での練習では穏やかな笑みを見せているのでしょう。『ハイキュー!!』はキャラクター同士の仲がいいのも特徴ですが、青葉城祭も例外でないことがうかがえますね。

『ハイキュー!!』はフィギュアも多く発売していますが、流石にライバル校のサブ的ポジションの花巻にフィギュアはなさそうですね。ただ、フィギュアはありませんが、ねんどろいどフィギュアのような小さな人形はあります。通常状態のフィギュアではなく、ちびキャラでのフィギュアなので、通常等身のフィギュアが欲しい方には物足りないかもしれませんが、今後花巻のフィギュアが登場するかと言われれば可能性は非常に低いので、ファンとしてはちびフィギュアでもゲットしておきたいところ。

ちびフィギュアであれば、今後ももしかしたら登場するかもしれませんが、花巻単体のフィギュアということは考えにくいですね。もし上記のようなワンシーンを表現したちびフィギュアが出るなら、次は松川と一緒の可能性が高いです。アニメが始まったらまた商品化が進むと思うので、今後の展開に期待したいですね。

かっこよさもかわいさも、実力もおちゃめさも兼ね備えた花巻貴大。彼が今後活躍を見せるかはわかりませんが、アニメ4期のキャスト発表から考えると、アニメ4期にも姿は見せるでしょう。2020年1月からのアニメに期待したいですね。