アイリッシュコーヒーってどんな飲み物？
アイリッシュウィスキーとコーヒー、生クリームで「アイリッシュコーヒー」
— BARてれすこ (@bartelesco) February 10, 2018
ウィスキーを使わずにノンアルコールで「ウィンナーコーヒー」どちらもオーダー可能です^ ^肌寒いときにどーぞ。#アイリッシュコーヒー#ウィンナーコーヒー#ウィンナーソーセージは付いてません pic.twitter.com/flp1y6Rx0v
生クリーム層とコーヒー層のコントラストが美しいアイリッシュコーヒー。名前に“コーヒー”がつくことから「コーヒーの一種」と思いがちですが、実はウイスキーを使った「カクテルの一種」なのです。
甘めの味で、お酒が苦手な方でも飲みやすいカクテル
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アイリッシュコーヒーは、コーヒーとアイリッシュ・ウイスキーに、角砂糖（ブラウンシュガー）や生クリームなどの材料を加えて完成します。味は比較的甘めで、コーヒーがベースになっている分ウイスキーの苦手な方でも飲みやすいカクテルです。
アイリッシュ・ウイスキーの香りとコーヒーが持つ独特の苦み、そこに砂糖や生クリームの甘さが重なり、大人の味を楽しめます。基本的にはホットで飲むことが多いですが、アイスでも楽しめるカクテルです。
アイリッシュコーヒーの始まり
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アイリッシュコーヒーが初めて作られたのは1942年のこと。アイルランドにある「フォインズ」という漁村で誕生しました。
アイリッシュコーヒーはアイリッシュ・ウイスキーをベースにしているカクテルですから、「バーで誕生したのかな？」と思う方も多いでしょう。しかし、アイリッシュコーヒーが誕生した場所はバーではありません。アイリッシュコーヒーが初めて作られた場所は、なんと「水上飛行場」だったのです。
アイリッシュコーヒーは元々、乗客の身体を温めるためのホットドリンクだった
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今でこそ快適な旅行ができるイメージの飛行機ですが、当時のアイルランドの水上飛行機はそこまで快適な造りではありませんでした。真冬の季節にはマイナス気温になることもある寒さ厳しい国でありながら、水上飛行機の気密性はそれほど高くなく、暖房をかけても暖まりにくかったのです。
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水上飛行機に乗る乗客は、寒い機内に加えて水上飛行機の燃料を給油する際にも凍えるような思いをしていました。燃料を給油する際は、乗客は安全ボートに乗って海の上を移動し、待機所のパブまで歩かなければいけなかったからです。
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そんな中、パブのシェフであるジョー（ジョセフ）・シェリダンが「給油の待ち時間を利用して、乗客に体を温めて貰おう」と考案したのがアイリッシュコーヒーでした。彼の心遣いによって生まれたアイリッシュコーヒーは、乗客の冷えた体を温めるためのホットドリンクとして人気を集めます。
ジョー（ジョセフ）・シェリダンが考案したアイリッシュコーヒーは1940年開港のシャノン空港でも提供され、瞬く間にご当地名物となりました。その後、1952年にサンフランシスコのカフェにレシピが伝えられたことをきっかけに、ますますその存在が広がり、世界中で飲まれるカクテルとなりました。
アイリッシュコーヒーに使うコーヒーに決まりはある？
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アイリッシュコーヒーは、アイルランド産のアイリッシュ・ウイスキーを使って作るカクテルです。ウイスキーなら何でもOKというわけではありません。別のウイスキーを入れると、「アイリッシュコーヒー」という名前ではなくなってしまうのです。
ウイスキーの種類が限定されているアイリッシュコーヒーですが、もう一つのベース材料であるコーヒーの種類にもルールがあるのでしょうか？
美味しさにこだわるなら「深煎り」を選ぼう
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アイリッシュコーヒーに使うコーヒー・コーヒー豆に厳密な決まりはありません。インスタントコーヒーでもドリップコーヒーでもOKです。美味しさにこだわるのであれば深煎りのコーヒー・コーヒー豆を使用するとより風味豊かになります。
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アイリッシュコーヒーの作り方は？自宅でも作れる？
【 アイリッシュコーヒー】
— RABBIT_2013Y (@RABBIT_2013Y) October 14, 2017
寒くなってきたので、そろそろこれ。
アイリッシュウイスキーにコーヒーと生クリーム。#アイリッシュコーヒー #コーヒー #ウイスキー #カクテル #BAR #バー #横浜 #関内 #桜木町 #野毛 #RABBIT #ラビット #横浜ラビット pic.twitter.com/LtFtPbywSF
「アイリッシュコーヒーはお店に行かないと飲めないカクテル」というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、そんなことはありません。アイリッシュコーヒーを自宅で美味しく作るための作り方をご紹介します。
アイリッシュコーヒーの材料（1杯分）
引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/C789_kakuzatoutocofeesan_TP_V.jpg
・アイリッシュ・ウイスキー 30ml
・ホットコーヒー 適量
・角砂糖またはブラウンシュガー 2～3個
・生クリーム 適量
・耐熱グラス
アイリッシュコーヒーの作り方：ホットの場合
寒い日はアイリッシュコーヒーが温まります🤗☘#渋谷 #アイリッシュコーヒー #irishcoffee #jameson pic.twitter.com/WUBdunczUz
— フォルチェ (@Shibuya_Failte) November 18, 2017
1 耐熱グラスを温める
初めに、アイリッシュコーヒーを注ぐ耐熱グラスにお湯を入れるなどして温めておきます。グラスを温めておくことで、できたてのアイリッシュコーヒーの温度を下げることなく楽しめます。
2 生クリームを作る
グラスを温めている間、生クリームも忘れずに作っておきましょう。ホイップしすぎず、適度な重さの生クリームを作るときれいに注げます。
2 ホットコーヒーを作り、砂糖またはブラウンシュガーを入れる
耐熱グラスが温まったらホットコーヒーを作り、砂糖を入れて溶かします。このときに砂糖ではなくブラウンシュガーを使うと、より本場のアイリッシュコーヒーの味に近くなります。
3 アイリッシュ・ウイスキーを注ぐ
ホットコーヒーにアイリッシュ・ウイスキーを注ぎ、軽くかき混ぜます。
4 生クリームを注いで完成
アイリッシュ・ウイスキーを混ぜたホットコーヒーに、生クリームを注げば完成です。
アイリッシュコーヒーの作り方：アイスの場合
アイリッシュコーヒーのアイス仕様飲んでる。 pic.twitter.com/eV6errS7sn
— ハスラー (@Grade88916) September 17, 2017
アイリッシュコーヒーをアイスで作る場合の作り方は、基本的にホットのアイリッシュコーヒーと変わりません。ホットのアイリッシュコーヒーを作って氷を入れる方法でも良いですが、「味が薄くなってしまうのが気になる」という人は水出しコーヒーを使うと良いでしょう。
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アイスのアイリッシュコーヒーを作るときに水出しコーヒーを使う場合は、グラスは耐熱グラスでなくても大丈夫です。また、アイスの場合角砂糖やブラウンシュガーを使うと溶けにくいので、ガムシロップの使用をおすすめします。
見た目のインパクト大！火をつけて楽しむ作り方もある！
お店でアイリッシュコーヒーを頼むと、火をつける演出をしてくれることがあります。これは「フランベ」と呼ばれる調理法で、火をつけることによりアイリッシュコーヒーの口当たりを良くしているのです。
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フランベを行うとアルコール分が多少飛ぶため、お酒が苦手という方でも飲みやすくなります。
火をつける調理法と聞くと難しそうですが、作り方は簡単です。見栄えも良いので、火の扱いに気をつけながら作ってみて下さいね。
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1 下準備
アイリッシュコーヒーに使うコーヒー、生クリーム、耐熱グラスをあらかじめ用意しておきます。
2 アイリッシュ・ウイスキーを温める
アイリッシュ・ウイスキーを小鍋に入れて、コンロなどで10秒ほど温めます。
3 温まったアイリッシュ・ウイスキーをフランベする
アイリッシュ・ウイスキーが十分に温まったらフランベします。温まったウイスキーは一気に燃えるので、火傷をしないように気をつけましょう。火をつけるには鍋までの距離が保てるチャッカマンがおすすめです。
また、ウイスキーが十分に温まっていないと着火しません。火がつかないという場合は、もう少しウイスキーを温めてみましょう。
4 フランベしたウイスキーを耐熱グラスに注ぐ
フランベしたウイスキーを耐熱グラスに注ぎます。火がついていますので、十分に注意して行いましょう。すべて注ぎ終えたら、耐熱グラスの中を覗いてみて下さい。グラスの中で燃える幻想的な青い炎に見とれてしまうこと間違いなしです。
5 コーヒー、生クリームの順に注ぐ
最後に、通常の作り方と同じようにコーヒー、生クリームの順に注いだら完成です。
アイリッシュコーヒーの正しい飲み方は？
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アイリッシュコーヒーの飲み方にもルールがあります。アイリッシュコーヒーの正しい飲み方をご紹介します。
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アイリッシュコーヒーを飲むときは、ついつい上にのっている生クリームをかき混ぜたくなりますよね。ですが、それはNGです。実は、「生クリームを混ぜないで飲む」のがアイリッシュコーヒーの正しい飲み方なのです。
これは、アイスでもホットでも変わりません。アイスで飲む場合もホットで飲む場合も、まずは生クリームを混ぜずに飲み、生クリームのなめらかさ・コーヒーの苦み・ウイスキーの香りを味わって下さい。火をつける場合は火が消えたあとに、同じように生クリームをかき混ぜずに頂きます。
アイリッシュコーヒー専用グラスを使って本格的に楽しむ！
ついに手を出してしまった(；´∀｀)
— Junichi@#ROAC (@CafeBar_Patapon) March 8, 2017
アイリッシュコーヒー器具
見栄えも最高なんだけどグラスと合わせて15000…高かった〜(´；ω；｀) pic.twitter.com/TK74azx6yY
自宅で作るアイリッシュコーヒー。せっかくなら、飲み方にひと工夫をして本格的に楽しんでみませんか？実はアイリッシュコーヒーには、専用のグラスがあるのです。
アイリッシュコーヒーの専用グラスには、持ち手のついているもの・ついていないものがあります。どちらも専用グラスに変わりはありませんので、お好みで選んで問題はありません。
食後なのでアイリッシュコーヒー！ pic.twitter.com/joE6VEF9GD
— 岸田真礼 (@a_kisida3) March 1, 2018
ですが、持ち手があるものを選ぶことで、手に持った時に熱さを感じにくくなります。冬場にはホットカクテルとして飲む機会も増えますから、持ち手のあるグラスをひとつ持っておくと便利です。
もちろん、ホットカクテル専用というわけではなく、アイスでアイリッシュコーヒーを楽しみたいときにも使用できます。何より、「アイリッシュコーヒー専用のグラス」というだけで気分も良くなりますよね。専用グラスを使って、自家製アイリッシュコーヒーをより楽しみましょう。
アイリッシュコーヒーを手作りしてみよう！
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アイリッシュコーヒーの始まり・特徴・作り方・飲み方についてご紹介しました。アイリッシュコーヒーはお店でしか飲めないカクテルというイメージがありますが、ホット・アイス共に、自宅でも簡単に作れることがわかりましたね。
本格的に楽しみたいという方は、ぜひフランベを行う作り方にも挑戦してみて下さい。専用グラスを購入して味わうのもおすすめです。
今回ご紹介した作り方・飲み方を参考にしながら、アイリッシュコーヒーを手作りしてみて下さいね。
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