マティーニとは
引用: http://www.tadapic.com
マティーニはカクテルの王様と言われ、シンプルですが、200種類以上の作り方があります。カクテルの王様と言われるくらいなので、バーテンダーによっても作り方、味、度数が違うのでとても奥深いカクテルです。
カクテルの王様と言われているので、昔はマティーニの味がそのバーテンダーの力量を測るカクテルになっていたと言われています。バーでは、悪酔いを防ぐためや楽しんでもらうために度数の低いカクテルから高いカクテルを頼むのがいいと言われています。
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マティーニの素材となるもの
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基本的なものは、蒸留酒であるドライジン45mlと白ワインが素となるドライベルモット15mlをミキシンググラスに氷と共に入れてステアし、カクテルグラスに注ぎ、オリーブを入れます。好みでオレンジピールやレモンピールを入れる場合もあります。
マティーニのアルコール度数
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マティーニのアルコール度数は、ドライジンの度数は約40%、ドライベルモットの度数は約15%~20%なので、マティーニの度数も約35%と、かなりアルコール度数の高いカクテルです。
作る人によってリキュールの割合が違うため、度数が40度を超えるものもあります。
マティーニ:他のお酒とのアルコール度数の比較
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ロングアイランド・アイスティーとの比較
ジン、ウォッカ、ホワイトラム、テキーラ、ホワイト・キュラソー、レモン・ジュース、シュガー・シロップ、コーラ適量、カロリー約150kcal、アルコール度数約20度〜25度。
シロップ、コーラ以外は15mlを入れて作ります。
紅茶をまったく使っていないのにアイスティーの味わい、色味があることから名付けられたと言われています。アメリカ・ニューヨーク州ロングアイランドで生まれたカクテルです。
スクリュードライバーとの比較
ウォッカ15ml、オレンジジュース適量、カロリー約150kcal、アルコール度数約10〜15度。
スクリュー・ドライバーとはネジ回し(ドライバー)のことです。イランの油田の労働者たちがウォッカとオレンジジュースをネジ回しで混ぜて飲んだことから名付けられたと言われています。
オレンジジュースの量によりアルコール度数は、全く違うのでさっぱりしてて飲みやすいですが、気をつけないと酔いやすいお酒です。
ハーベイ・ウォールバンガーとの比較
ウォッカ45ml、ガリアーノ2tsp(1tspは約5ml、ティースプーン)、オレンジジュース適量、カロリー約150kcal、アルコール度数約10〜15度。
スクリュードライバー にガリアーノの濃厚な甘味が加わったカクテルです。
ルシアンとの比較
ウォッカ40ml、コーヒーリキュール20ml(カルーアなど)、カロリー約200kcal、アルコール度数約20〜25度。
ルシアンにはブラックルシアン、ホワイトルシアンがあります。
ホワイトルシアンとは、ブラックルシアンに生クリームを入れたもののことです。
アルコール度数は、高いですが、甘味が強くて食後のデザート感覚で飲むように作られたと言われています。ホワイトルシアンについては、生クリームが入ってるのでさらに甘味が強くなっています。
アレキサンダーとの比較
ブランデー30ml、クレーム・ド・カカオ・ブラウン15ml、生クリーム15ml、カロリー約200kcal、アルコール度数20〜25度。
チョコレート系の味に生クリームなので、食後のデザート感覚でチョコレートケーキのような甘い味わいがあります。アルコール度数が高いにも関わらず、飲みやすいので注意が必要です。
マティーニと並ぶくらいのアルコール度数が高いものが多いです。度数が高いにも関わらず、カクテルは飲みやすいのでチェイサーを飲みながらが一番いいかもしれないです。
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マティーニ:度数が高いものの美味しい飲み方
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マティーニは温度が命と言われる程、冷えていないと美味しくないです。ですので作る時もグラスを冷やしてから冷えたジンとベルモットをブレンドして飲むのがいいと言われています。マティーニは作られてから約15分経つまでには飲んでほしいと言われています。それも冷えているうちが美味しいからという理由です。
しかし、アルコール度数は高いのでお酒があまり強くない方にはきついかと思います。それでもマティーニは早めに飲んで、飲み終わったあとは、チェイサーを頼んでゆっくり酔いを醒ましてもいいと言われています。また、マティーニはアルコール度数が高くても作り手によっては、味わいが違うのでいろんなバーに行って、マティーニを頼んでみるのがお勧めです。
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マティーニに合わせるおつまみ
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マティーニを飲む時にオリーブやチェリーを添えてるのをよく見かけるかと思います。実際にパーティなどで通常のマティーニはチェリーを入れて、ドライマティーニはオリーブを入れて見分けがつくようにしていたと言われています。それが今でも習慣となって添えるようになったと言われています。見分けだけでなく、口直しとして食べながらマティーニを楽しむための理由もあります。
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おつまみについては、ナッツやドライフルーツ、チーズといったものがお勧めです。元々、マティーニに添えているチェリーやオリーブを追加で頼むのもお勧めです。もし迷った時は、バーで飲んでいるのであれば、聞いてみるのが早いです。作り手ならば、そのマティーニに合うおつまみを知っているので分からなければ迷わず聞いてみましょう。
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マティーニ:アルコール度数が高いほど、悪酔いしにくい
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醸造酒のアルコール度数
お酒を飲むと、だいたいの方は飲んだあとに頭が痛い、気分が悪い、朝がしんどいと感じたことがあるかと思います。それは、実は飲むお酒によって解消することができます。お酒には大きく分けて、醸造酒と蒸留酒があります。醸造酒は、原料を酵母によりアルコール発酵させて作ったお酒です。蒸留酒に比べアルコール度数は低い傾向にあります。
蒸留酒のアルコール度数
蒸留酒は醸造酒を沸騰させ、アルコール分を高め不純物を取り除いたお酒です。醸造酒と比べるとアルコール度数は格段に高くなります。基本的に悪酔いする原因がお酒に入っている不純物(アセトン、フーゼル油、タンニン)が原因になっています。つまり、不純物を取り除く前の醸造酒を飲むことで悪酔いをします。でも、醸造酒って言われてもピンとこないですよね。ここを判断する基準がお酒の色の濃さでだいたい見分けることができます。
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色の濃いお酒は度数が低い
色の濃いお酒が基本、醸造酒である場合が多いです。例えばビールやワイン、シャンパンがそれにあたります。アルコール度数は約5〜15度。蒸留酒は、ウイスキー、焼酎、ウォッカのことを言います。アルコール度数は約20〜40度。あくまで目安なので、あともう一つ言うのであれば、値段が高いものは基本的に悪酔いがしにくくなっています。
理由としては、不純物が入ってるものが悪酔いしやすいので、その不純物を取り除くのには手間がかかります。つまり、高いものほど手間がかかっているので悪酔いしにくい可能性が高いです。しかし、アルコール度数は高い傾向にあるので、飲む時は気をつけないといけません。
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マティーニ:カロリー
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ドライジンのカロリーは45mlで約120kcal、94g(100ml)で267kcalです。ドライベルモットは15mlで約18kcal、100g(100ml)で117kcalです。それを足して、マティーニは1杯138kcalになります。
マティーニ:他のお酒とのカロリーの比較
マティーニは1杯で約138kcalでしたが、他のお酒と比べてみると、大きい差はそこまでありません。
赤、白ワイン80g(1杯)58kcal、ウイスキー30ml71kcal、ビール350ml(1缶)
140kcal、ハイボール350ml(1缶)140kcal、日本酒180ml(1合)196kcal。
マティーニ:カロリーを消費しやすい
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アルコールのカロリーはエンプティーカロリーといって太りにくいと言われています。エンプティーとは空っぽという意味があります。いわゆる栄養素が空っぽという意味です。ですが、実際にカロリーはあります。そのカロリーが飲んでいくとすぐにエネルギーとして消費されるということから太りにくいと言われてます。
太りにくいと言われてますが、同時におつまみを食べた際にアルコールのカロリーが先に消費されて、おつまみの分が消費されないことから総合的に太ると言われています。ですので、マティーニなどのお酒を飲むのであれば基本的には消費されて太りにくいと言えるものなので、そこまで気にせずに飲むことができます。
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マティーニは度数が高いけど、水は頼んでもいいのか
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結論からいくと、頼んでもいいです!むしろ、頼まないといくらお酒が強くても悪酔いする可能性が高くなります。主にチェイサーを付けるものとしては、ウイスキーやブランデー、ジンなどがあります。日本では、チェイサーといえば水をイメージするかと思います。しかし、チェイサーを辞書で調べてみると、強い酒の直後または間に飲む水、ビールと書き記されています。実は、ビールも含まれています。だからと言ってビールをチェイサー代わりとして飲まないといけない、というわけではありません。
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日本では、基本は水で、一部のバーではソーダ、和食のお店でお茶、というかんじになっています。メキシコでは、テキーラが有名ですが、その時にチェイサーとして一般的にサングリータ(トマトジュースがベースの飲み物)が飲まれています。また、ビールも飲まれています。本当に驚きですね。海外行ってアルコールが強いものを飲む時は、気をつけないとチェイサーとしてビールが出てくる可能性もあるということです!
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まとめ
マティーニは、アルコール度数が高くてお酒の弱い人には、敷居が高く感じられるかもしれません。しかし、要は飲み方を気をつければアルコール度数が高くても楽しむことはできます。おつまみを食べるもよし、チェイサーを飲むのもよし、楽しみ方はたくさんあります。作り手によっても変わるカクテルの王様。いろんなお店を周り、自分だけのこだわりの味を探してみてもいいかもしれません。