~はじめに~ ダイエット中でも楽しく梅酒を飲むには?
梅酒は糖質とカロリーがほかのお酒に比べて高め。しかしクエン酸を多く含み、美容・健康にも良い効果をもたらしてくれるというメリットもあります。
そのため、あまり太る心配をするよりも、梅酒の糖質とカロリーをしっかりと把握した上で、良い面にも目を向けてみましょう。
飲む量を調整したり、飲み方のちょっとしたコツを実践したりすれば、ダイエット中でも罪悪感なく梅酒を楽しめますよ。
梅酒のカロリーはどれくらい?
まずは、梅酒のカロリーから見ていきましょう。
梅酒のカロリーは、100gあたり約156.1 kcalとされています。
グラス1杯を約180~200mlとすると、1杯あたり約312.2kcalという計算になります。
梅酒とほかの食品のカロリーを比べてみると?
同じ100gあたりのカロリーを比べてみると、下記のようになります。
いろいろな食材の100gあたりのカロリーは?
うどん:105 kcal
ごはん:168 kcal
食パン:264 kcal
鶏肉もも(皮なし・生):116 kcal
豚肉かた(赤肉・生):125 kcal
ゆでたまご(全卵):151 kcal
牛乳:67 kcal
有塩バター:745 kcal
オリーブオイル:921 kcal
カスタードプリン:126 kcal
ポテトチップス:554 kcal
ミルクチョコレート:558 kcal
ウーロン茶:0 kcal
紅茶:1 kcal
コーヒー:4 kcal
はちみつ:294 kcal
梅酒とほかのお酒のカロリーを比べると?
ビール:40 kcal
発泡酒:45 kcal
ワイン(白・赤):73 kcal
ほかの食品と比べてみると、梅酒はごはんやゆでたまごと同じくらいのカロリーだとわかります。ビールと発泡酒が100gあたり40カロリー程度なので、梅酒の156.1カロリーは、やはり高めですね。
梅酒の糖質はどれくらい?
続いて、梅酒の糖質も見ていきましょう。
梅酒の糖質は、100gあたり約20.7gです。
梅酒とほかのお酒の糖質を比べると?
ウイスキー:0g
焼酎:0g
赤ワイン:1.5g
白ワイン:2.0g
スパークリングワイン:2.0g
ビール:3.5g
日本酒(純米酒):3.6g
紹興酒:5.1g
甘酒:17.9g
ほかのお酒と比べると、梅酒の糖質はだんとつで1位!
ほかのお酒と比べると、梅酒がだんとつで糖質が高いことがわかります。
ビール=糖質が高いというイメージがありますが、ビールの糖質は100gあたり約3.5gほど。梅酒の方が約6倍も糖質が高いという計算になります。
梅酒の糖質&カロリーは抑えられる?
梅酒の糖質&カロリーにびっくりして、とっさに「ダイエット中はもう梅酒を飲まない!」と思った人もいるかもしれません。
しかし、実はお酒に含まれているカロリーは、脂肪になりにくい「エンプティカロリー」というもので、ほとんど体内に吸収されず、熱として放出されてしまうのだそう。
ですので、あまり極端に飲みすぎない限り、それほど梅酒のカロリーを気にする必要はなさそうです。
また、糖質に関しても、100g程度なら肝臓にとどめておくことができるそう。糖質は摂った分だけ即・吸収されるのではないようです。そのため、糖質に関しても摂りすぎない限り、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。
ダイエット中の人にも!梅酒の糖質&カロリーを抑える飲み方のコツ(1)
上記のとおり、梅酒の糖質もカロリーも、1~2杯程度であれば、そこまで気にしなくてOKです。
それでもやっぱりダイエット中にお酒を飲むのに罪悪感がある人は、ちょっとした糖質&カロリーを抑えるコツを試してみてください。
梅酒に限らず、アルコール全般に言える一般的なコツなので、ぜひ実践してみてくださいね。
お酒の前に、乳飲料や緑茶を飲む
有名な話ですが、乳製品を飲むと、胃や腸に薄い膜ができ、アルコールの吸収が穏やかになると言われています。牛乳などはカロリーも低めなので、梅酒の前に少し飲んでおくと、空腹感も抑えられるので良いかもしれません。
また、脂肪を分解させるカテキンが含まれている緑茶も、お酒の前に飲むのがおすすめです。
ダイエット中の人にも!梅酒の糖質&カロリーを抑える飲み方のコツ(2)
お湯割りや水割りで飲む
シンプルに、梅酒を薄めれば、それだけ糖質も下げられます。アルコール度数が高いほどカロリーも高いと言われているので、ロックよりも、お湯割り、水割り、ソーダ割りなどで、アルコール度数を下げるのがおすすめです。
さっぱりと飲める、紅茶割りや緑茶割りも良さそうですね。
ダイエット中の人にも!梅酒の糖質&カロリーを抑える飲み方のコツ(3)
ホットで飲む
ゆっくりとしたペースで飲めるので、ホット梅酒にするのもおすすめ。
梅酒をホットで飲むと、胃腸の動きを助けてくれる「ピクリン酸」や「クエン酸」の働きが活発になると言われています。新陳代謝の向上にもつながるため、ダイエット中は特にうれしいですね。
お家で飲むのであれば、すりおろしたショウガを入れると、体が温まってさらに新陳代謝が良くなります。
ダイエット中の人にも!梅酒の糖質&カロリーを抑える飲み方のコツ(4)
ヘルシーなおつまみを選ぶ
当然ですが、お酒の糖質&カロリーを抑えても、おつまみのカロリーが高ければ、ダイエットの効果は半減、それどころか無意味になってしまうことも。
定番ですが、冷ややっこ、枝豆、もろきゅう、サラダなどの低カロリーなものをはじめ、シンプルな調理法のものを選びましょう。カプサイシンを含むキムチは脂肪燃焼に良いと言われますが、意外にも糖質が高めなので、糖質制限ダイエットをしている人は要注意です。
お刺身、焼き魚などもおすすめです。焼き鳥も意外とヘルシー。タレよりも塩の方が糖質を控えめにできます。
揚げ物は避けたいところですが、どうしても食べたいときは、衣が薄い唐揚げを!ポテトはじゃがいもなのでヘルシーかと思いきや、糖質が多いので、あまりおすすめできません。
ダイエット中の人にも!梅酒の糖質&カロリーを抑える飲み方のコツ(5)
水やトマトジュースを一緒に飲む
お酒をひと口飲んだら、水もひと口飲みましょう。アルコール量を減らせる上に、ペースが上がりにくくなります。
また、トマトジュースもアルコールの分解を早めてくれる働きがあると言われています。トマトと梅酒は変な組み合わせだと思うかもしれませんが、意外とトマトと梅酒の相性はぴったり。トマト梅酒という飲み方もあるくらいです。
ダイエット中の人にも!梅酒の糖質&カロリーを抑える飲み方のコツ(6)
お腹が減っているときには飲まない
どのお酒でも言えることですが、お腹が減っているときにアルコールを飲むのはNG!
お腹が減っているときは、血糖値は低い状態にあります。その状態でお酒を飲んでしまうと、急激に血糖値が上昇し、インスリンが大量に分泌されます。インスリンには糖を脂肪に変えて蓄積する働きがあるので、太りやすくなってしまいます。
低カロリーなおつまみをお腹に入れてから、ゆっくりとしたペースでお酒を飲むようにしましょう。
~まとめ~ 少量をゆっくり楽しめば、ダイエット中でも大丈夫
梅酒は糖質&カロリーがほかのお酒に比べて高めですが、すぐに吸収されるわけではないので、飲みすぎなければ、そこまでストイックに控える必要はありません。
それに、梅酒に含まれるクエン酸は疲労回復やリラックス効果、ダイエット効果も期待できます。
少しの量をゆっくり楽しめば、ダイエット中でも梅酒は飲んで大丈夫。あまり心配せずに、おいしく梅酒を味わってくださいね。