日本酒と焼酎の違い①〜原料の違い〜
日本酒の原料
日本酒の基本的な原料は米と水のみです。米はどんな米で作るのかなどを考えます。日本酒は水と米で作るため、その原料にこだわりを持ちます。美味しい日本酒・人気のある日本酒は米と水だけで作られた純米大吟醸という種類の日本酒が人気となっています。
焼酎の原料
米や麦などの穀類や芋類などのもです。焼酎には、麦類と芋類と大きく2種類あるということです。そして、もう一つ甲類というものがあります。チューハイ (サワー)などで使われているものがこの甲類です。新式焼酎とも呼ばれています。一般には、廃糖蜜や酒粕などが原料となっています。
焼酎は最近、原料を変えるものも増えてきています。黒糖などを使用した焼酎が出てきていて、これは焼酎が苦手な方でも焼酎に馴染みを持ってもらえるような焼酎になっているものが多いです。
日本酒と焼酎の違い②〜作る工程の違い〜
日本酒は醸造酒
作る工程の違いは、存在しています。醸造酒は、日本酒だけでなく、ビールやワインもそうです。原料を酵母によってアルコール発酵させたお酒のことです。日本酒では、米を発酵させて作るということです
アルコール添加物を入れるかどうかで、日本酒の種類は大きく変わります。
焼酎は蒸留酒
蒸留酒は、酒造酒を蒸留して作った酒です。スピリッツと呼ばれることもあります。蒸留酒は蒸留の繰り返しで、高いアルコール度数を実現することができます。ウイスキーなども蒸留酒の一種です。原料により、様々なものを作ることができるので、リキュールを作るもの蒸留酒の特徴です。
日本酒と焼酎の違い③〜アルコール度数の違い〜
作る工程の違いで、日本酒は酒造酒で焼酎は蒸留酒です。酒造酒は、酵母でアルコールを発酵させます。酵母でアルコールを発酵させる工程では、アルコール度数を16〜25ぐらいまでしか出せません。それ以上は、酵母が死んでしまいます。
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一方で、蒸留酒は酒造酒を蒸留する過程で多くのアルコール分を含むことになります。そのため、焼酎の方が比較的、アルコール度数は高くなります。全体として、日本酒は15%前後、焼酎は25%ぐらいのアルコール度数です。もちろん、種類によって、上下はするものの、焼酎の方がアルコール度数は高いです。
日本酒と焼酎の違い④〜カロリーの違い〜
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日本酒と焼酎では、作る工程も変わるので、カロリーも変わります。日本酒の100gあたりのカロリーが103~109、焼酎の100gあたりのカロリーが甲類だと200kcal前後で乙類だと、150未満ぐらいのカロリーです。日本酒は、酵母をする際に糖を分解しているので、カロリーが低いのです。
日本酒を飲むと太るって聞いたけど?
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日本酒を飲むと、太ると聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。しかし、日本酒のカロリーはそこまで高くはありません。では、なぜ日本酒を飲むと太るのかというと、日本酒には食欲を促す効果があります。米が原料で作られている日本酒は料理に合うので、食欲をそそります。そのため、知らず知らずのうちに食べてしまうのです。
日本酒と焼酎の違い⑤~味の違い~
当たり前ですが、日本酒と焼酎は味が違います。ただし、日本酒は色々作る工程によって、種類が分かれますが、原料は基本的に米と水のみです。そのため、大きく味が変わることはありません。
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一方で焼酎は、原料によって大きく味が変わります。原料は麦や芋だけでなくトウモロコシやサトウキビなども使われたりします。原料によって、本当に様々な味を楽しむことができるのは焼酎の特徴の一つです
日本酒の代表的な飲み方
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日本酒は、基本的に熱燗・冷酒があります。中間ぐらいのぬる燗という飲み方もあります。やはり、日本酒は味を大きく変えることはありません。薄めて飲んだり、濃くして飲んだりするということもありません。ただし、料理に入れることはあります。日本酒は料理とよく合うので、料理酒としても有効に使われます。
焼酎の代表的な飲み方
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焼酎の飲み方には、ロック・水割り・お湯割の大きく3種類があります。焼酎は芋類や麦類などで味が分かれているので、それぞれのお酒の風味を味わいます。お酒によって、匂いや味の強さも変わるので、ロックで氷を溶かすだけだったり水でしっかり割ったりします。
甲類は様々な飲み方がある
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焼酎の中でも、甲類はまた別物です。甲類は、素材そのものを楽しむ方もいますが、レモンサワーや梅サワーなど自分なりにアレンジして飲むことが一般的です。いわゆる、チューハイ・サワーなどがこれにあたります。焼酎の中でも異種の飲み方と言えます。
日本酒の名産
日本酒は原料が米と水です。つまり、米で有名なところに 日本酒が作られます。どんな日本酒があり、どんな味なのかをみていきましょう!
有名な日本酒①〜獺祭〜
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獺祭という日本酒は、山口県で作られています。純米大吟醸といって、米と米麹だけで作られたのが純米です。米麹とは米のカビなのですが、これはアルコールを作る原料となり、体に害はありません。そして、純米大吟醸というのは、アルコール添加が入っていないので、米と米麹だけで作られているということです。
有名な日本酒②〜醸し人九平次〜
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こちらも純米大吟醸の日本酒となっていて、米と米麹のみで作られています。獺祭よりも少し高いお酒で、居酒屋などではあまり置いていない印象があります。それでも、口当たりのなめからさは多くの方から愛されている一本です。
有名な日本酒③〜久保田〜
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こちらも純米大吟醸のお酒です。洋梨やメロンを思わせるほど、華やかな香りを持っているようです。こちらも純米大吟醸の日本酒となっています。
たくさんの日本酒がある中で、ランキングで上位にくる人気な日本酒のほとんどが純米大吟醸でした。日本酒の中には、アルコール添加物を入れるものがあります。それを本酒造酒と呼びます。やはり、純粋な日本酒をの足し見たい方多くいるのがよくわかります。
焼酎の名産
焼酎の場合は、原料が様々です。芋などが原料なので、比較的に西日本の方が産地の場合は多くなる傾向があります。
有名な焼酎①〜赤霧島〜
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これは、幻の紫芋といわれるムラサキマサリを原材料に使用しています。とても人気の理由は、芋焼酎とは思えない甘みや香りがあるのが人気の理由です。ロックでそのままの味わいを楽しむことができます。
有名な焼酎②〜佐藤 麦〜
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佐藤は「佐藤黒」「佐藤白」「薩摩」などの人気な芋焼酎も知られていますが、最も人気なのが「佐藤 麦」です。麦焼酎に挑戦しようと思ったら、これから挑戦すべきといわれるほどのまろやかでコクのある味わいがあるといわれています。
有名な焼酎③〜れんと〜
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こちらは黒糖焼酎です。香りの強い焼酎が苦手という方でも飲めるように作られました。
癖が少なく、焼酎の初心者にオススメの一品です。逆に、焼酎が好きという方には、少し物足りなさを感じるものかもしれません。
まとめ
焼酎と日本酒は大きく違います。日本酒の方がアルコール度数もカロリーも低いのが特徴です。基本的には米と米麹だけで作られていて、それを純米大吟醸と言います。逆に、アルコール添加物が入っているものを本酒造と言います。米や水へのこだわりだけで味を変えていく日本酒はとても興味深いです。
焼酎は比較的カロリーや度数が高めなのが特徴的です。しかし、原料には色々な原料があり、味の豊富さが楽しめるのも大きな特徴の一つです。癖の強い焼酎も多く、とことん焼酎にハマる方も多いようです。