大学を留年してしまう時とは
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大学では、指定している単位が取れない場合や学部によって決められている条件をクリア出来ない場合などに、進級や卒業を認めない、留年と言うシステムがあります。
1:大学を留年すると学費はどうなるの?
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大学を留年した場合、一番気になってくるのが留学した年にかかる学費などでは無いでしょうか。
基本的に、留年が決まった年の学費は1年分かかると思っておきましょう。そうなってくると、親へ留年した年の学費などの相談も必要となってくると思います。
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また、落としてしまった単位によっては、半期で取得する事が出来るのであれば、半期分の学費は払い、残りの半期は休学届けを出す事で、留年した年の学費を半分に抑える事が出来る場合があります。
2:大学を留年してしまった時の親への連絡方法!
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大学の留年が決まった時に、真っ先にしなくてはならない事は、親への連絡です。非常に言いにくい話なので、出来る事なら黙っておきたいと思ってしまう方もいますが、それは絶対に避けましょう。
ここからは、大学を留年してしまった時の親への連絡方法などをご紹介していきたいと思います。
2-1:大学を留年してしまった時の親への連絡方法!①【正直にありのままを話す】
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大学を留年してしまった時の親への連絡方法!①は、【正直にありのままを話す】です。
下手に誤魔化したり、留年した事を隠したりしても、いずれはバレてしまいますし、留年した年の学費などの相談も親にはしなくてはいけません。
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場合によっては、中退なども検討しないといけませんが、留年に至った経緯を正直に親に話し、理解して貰う事が大切です。
2-2:大学を留年してしまった時の親への連絡方法!②【反省している事を伝える】
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大学を留年してしまった時の親への連絡方法!②は、【反省している事を伝える】です。
留年が決まってしまった時に、親へ伝える際に、しっかりと留年をしてしまった事を反省している事を伝えましょう。
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反省が親へ伝わらないと、学費などの問題から中退せざるを得なくなったりしてしまいます。まずは、自分の今までの大学生活をしっかりと反省して、今後はどうして行くつもりなのかを親に説明する事が大切です。
2-3:大学を留年してしまった時の親への連絡方法!③【卒業する事を約束する】
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大学を留年してしまった時の親への連絡方法!③は、【卒業する事を約束する】です。
親は、子供に大学を卒業をして欲しいと思っている為、高い学費を数年間払ってくれています。子供を大学に行かせている親の中に、留年や中退を望んでいる親はいません。
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留年してしまった事を親に話す際には、しっかりと“卒業をする事”を約束して、留年する事を認めて貰う必要がありますし、親を安心させる事が出来ます。
3:大学を留年出来ない場合の“中退”について
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単位の不足などが原因で、留年が決まってしまった時に、自分に留年する意思が無かったり、親に留年を認めてもらえない場合、金銭的理由から留年する事が出来ないなど、理由はさまざまですが、留年する事が出来ない人は、中退と言う道を選ぶことになります。
大学を中退した場合、取得した単位は、除籍処分扱いにならなければ、大学に情報が残る事となります。万が一、中退した後にもう1度学びなおしたい気持ちがある方は、大学への編入や再入学をする事が出来るので、覚えておきましょう。
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しかし、大学1年生の時に進級しないで中退した場合は再度入試試験を受けてからの再入学となるので、注意が必要です。
4:大学の留年は何年まで認められるのか
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留年した際に、“大学の留年って、何年まで認めてもらえるのか?”と、ふと頭に浮かぶ人も多いのでは無いでしょうか。
医学部や薬学部の学生は、6年間で卒業することを目指しますが、一般的な大学は4年制になります。4年制の大学は、基本的に留年は4回まで認められています。なので、8年間以内に卒業する事が出来ればセーフと言う事になります。
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6年制の医学部や薬学部の場合は、6回まで留年が認められていますので、12年間以内に卒業出来れば良いのですが、学費の事を考えると、早めに卒業できるように頑張りましょう。
5:大学を留年した場合の奨学金について
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最近では、大学進学の際に奨学金制度を利用して大学に通われている学生が多くいると思います。ここからは、万が一奨学金を借りている学生が留年した場合について、ご紹介していきたいと思います。
5-1:大学を留年した場合の奨学金について①【貸与停止】
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大学を留年した場合の奨学金について①は、【貸与停止】です。
多くの学生が利用している、独立行政法人日本学生支援機構の奨学金を借りている方は、留年してしまうと、貸与停止処分になってしまいます。
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奨学金の貸与の打ち切りでは無く、留年している期間に限って、奨学金の貸与を停止させると言うものになります。無事に進級が出来れば、そこから奨学金の貸与を受ける事が出来ます。
留年期間中は、奨学金が貸与出来ない為、自分で学費を捻出しなければならず、泣く泣く中退してしまう学生もいます。
5-2:大学を留年した場合の奨学金について②【学生ローンの活用】
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大学を留年した場合の奨学金について②は、【学生ローンの活用】です。
奨学金を借りている学生が、万が一留年してしまうと、先程もご説明したように、貸与停止処分になります。その為、留年期間中の学費は、アルバイトなどで学費を稼ぐ人もいますが、学生ローンを活用する人も多くいます。
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学生ローンは、成績や素行などの決められた審査基準などがない為、大学の成績証明書の提出を求められることはありませんし、バイト程度の収入でも審査を通る事が殆どです。
しっかりと返済方法などを考慮したうえで、学生ローンを活用する事がおすすめです。
就職先が内定後に大学の留年が決まった場合
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一番最悪なパターンですが、実際にあるケースとして、早い時期から就職活動をしていて、すでに早い段階で内定を貰っている方も多くいます。
しかし、就職先の企業から内定を貰った後に、大学側から留年の通達を受けてしまった場合などは、非常に残念ですが、早いうちに内定を貰った企業に連絡をして、内定を取り消して貰う必要があります。
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トラブルになる前に、しっかりと対応しておく事で、相手の心証も悪くはならないでしょう。
大学を留年した!親への連絡はどうすべき?学費は?今後の指針を解説!のまとめ
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如何でしたでしょうか?大学を留年した際は、学費が丸々一年分多くかかってしまう為、取得しなければいけない単位が、半期分で取得できる場合は、半年間は休学する事で、半分の学費に抑える事ができます。
万が一留年してしまった場合でも、しっかりと親への報告は行い、これまでの大学生活を反省している事や留年しても卒業はちゃんとする事などを伝えて、今後の学費の相談などをする事が大切です。親に留年した事を伝える事は、非常に言い辛い事だとは思いますが、隠したり、誤魔化したりする事は避けましょう。
色々な理由から、留年する事が出来ない場合は、中退を選択する必要があります。取得した単位は、除籍処分扱いにならない限り、大学に情報が残る為、中退した後にもう1度学びなおしたい気持ちがある方は、大学への編入や再入学をする事が出来ます。
留年する上で、特に気をつけてもらいたいのが、奨学金制度を利用している学生においては、留年期間中は貸与停止処分となってしまう為、留年中の学費はアルバイトなどで捻出しなければいけません。
どうしても学費が作れない場合は、学生ローンを活用する事がおすすめです。是非、参考にしてみて下さい。