あんさんぶるスターズ！とは、通称「あんスタ」と呼ばれるアイドル育成ゲームです。舞台は、夢ノ咲学院という男性アイドルの育成に特化した学院。そこに転校してきた、唯一のプロデュース科・初の女子生徒というプレイヤー「転校生」が、アイドルたちと共に成長していく物語になります。プレイヤーレベルが上がるごとに新しいストーリーが公開されていく仕様で、本当に「一緒に成長している」感が味わえるのも楽しいところ。

メインストーリー以外にも、イベントストーリー、スカウトストーリー、キャラクターストーリーなどがあり、イベントストーリーはその名の通り新規カードを使用した学院で行う様々なイベントの様子を描いたもの。あんスタはこのイベントストーリーが非常に豊富で、決して飽きがこない作りになっているのが特徴的ですね。

名前：守沢千秋（もりさわ ちあき）

身長：175cm

体重：60kg

血液型：O型

誕生日：9月18日

趣味：特撮番組鑑賞

特技：スタント技

お気に入り：有名選手のサインボール

嫌い：茄子

実家の家族構成：両親

クラス：夢ノ咲学院3-A

部活：バスケ部

距離感ゼロな対応と熱い態度が持ち味の守沢千秋。趣味と特技にあるように、休日にやっている特撮作品を見たり、ヒーローに憧れを抱いている、どこか子どもらしさも感じる人物です。しかし、彼のヒーロー好きは、彼の心の中に揺るぎない「正義の心」がある証。部活でもユニットでも、後輩や仲間を、弱き者を大切にするその姿は、まさに「ヒーロー」です。

守沢千秋は、非常に一本気な性格と言えるのではないでしょうか。あまりの熱血ぶりに、鬱陶しがられることも多いですが、そんなことは気にしない様子で自分の信念・信条を貫き通す姿は感心してしまうほど。基本的に自分が深く関わっている相手に対しては「仲間」という認識が強いようで、鬱陶しがられても全力で構い倒したくなる様子。

後輩たちに少々嫌な顔をされてもめげないのは、「不屈の精神」というのはもちろん、そもそもがとても懐の深い優しい人間だから。彼を鬱陶しがるキャラクターたちも、結局のところ千秋の内にある優しさを知っているから、文句は言いつつも彼の元に居続けるのでしょう。なんだかんだ憎めないのが魅力的な部分ですね。また、嫌いなものに関しては泣くほど嫌がるなど、そう言った隙があるのもいいところです。

なかなか現実にはいなさそうな、カラフルな髪色と瞳の色が多いあんスタで、わりとオーソドックスな、男子高校生として自然な色合いが特徴的でもあります。おそらく現実にいたらとてもモテていたでしょう。特撮ヒーローの主人公カラーである「レッド」を名乗るだけあって、非常に正統派なイケメンキャラクターと言えるのではないでしょうか。

守沢千秋の特徴的な格好として、普段の制服姿が挙げられます。スタントをこなすほど運動神経が良いため、動きやすい格好を目指しているのでしょうが、冬の制服をジャケットごと肘まで捲り上げるという、逆に動きづらそうな格好がとても印象的。シャツもジャケットも二の腕であたりでかたまり、腕が上げにくくないのか不思議です。ただ、その元気そうな姿こそ、彼らしさのひとつと言えますね。

これは千秋の自己紹介常套句です。彼は戦隊モチーフのユニットの特性上、そのイメージカラーに合わせたの名乗り文句もあるのですが、これはそのユニットでの口上ではなく、彼本人としての名乗りフレーズ。「ハート」と「燃える」は基本的に口癖のようで、「熱いハートを」や「熱く燃える」など、彼のセリフの中に多く登場する単語でもありますね。

「正義に休暇などないからな、俺は忙しいぞ！　だが、負けん！　正義を貫く者であり、アイドルだからな……！」というこの言葉。ただ熱く一直線なだけなのではなく、とても真面目であるのがわかりますね。どんなに大変でも、ヒーローとして、アイドルとして、多くの人に笑顔を届け、幸せになる手助けをするという、彼の確固たる信念が感じられるセリフです。

守沢千秋が所属しているのは『流星隊（りゅうせいたい）』という戦隊モチーフのユニットです。あんスタに登場するユニットのなかではなかなか変則的で、ユニットメンバーが年を進むごとに変わっていきます。その時のレッド（リーダー）が卒業するときに、次の代がそれを受け継ぎ、また次世代へ繋いでいくという方法をとっていて、夢ノ咲学院で最も古いユニットと言われています。

千秋は、現メンバーのなかでも古株で、流星隊のリーダーを勤めています。千秋のユニットでの口上は「赤い炎は、正義の証！　真っ赤に燃える生命の太陽！　流星レッド！　守沢千秋……☆」。彼の性格が伝わってくるような名乗りゼリフですよね。ユニットそれぞれに特色というものはありますが、ここまでわかりやすいのは非常に珍しく、色合いも合わさって覚えやすそうです。

楽曲内にユニットの口上が登場する、とても流星隊らしい一曲。日曜日の朝に流れていても違和感のない明るさ、熱さのある曲ですね。千秋と流星ブラックの南雲鉄虎が2人で歌うシーンは、イベントを彷彿とさせ注目したい部分でもあります。

ポップなヒーローものの主題歌のような一曲。歌詞のなかにそのキャラクター特有のセリフが登場し、聴いていてとても楽しくなれます。前向きになる勇気や明るさをもらえる、軽快で明るい曲調が魅力的ですね。

メンバーが移り行く流星隊で、現在の代、今の5人の絆というものを感じられる一曲になっています。どの代でも当てはまりそうな戦隊ものの曲ではなく、この代でしか紡げない音楽を詰めたような曲は、現在の流星隊ファンにはたまらない一曲ですね。

和風なイントロが今までと違い印象的な一曲。そのイントロ通り、この曲は祭イメージの曲になります。合いの手が気持ちよく、ついつい一緒に掛け声を出したくなるこの曲は、人々に手を差し伸べようとする千秋の望むヒーローのようで元気がもらえる一曲です。

流星隊らしからぬ低くダークな雰囲気漂う低音でスタートするこの曲。これまで発表された曲との違いに驚きますが、その後どんどん明るくなっていく曲は、闇から救い上げてくれるヒーローを表しているよう。曲名の「REVOLU5TAR」の「S」が「5」になっているのもいいですね。

今までは、「ヒーロー」と「ヒーローに守られるもの」を主題に歌ってきた流星隊が、彼ら5人のことだけにスポットを当てて歌った一曲。必ずどこか登場していた「ヒーロー」らしさというものがなく、現流星隊が出来上がっていく姿を想像できる曲になります。

流星隊からファンへ送る一曲。流星隊を応援してくれる人への感謝、これからも頑張っていくという決意がひとつに詰まった曲です。アルバムで追加されたユニット曲ですが、アルバムでこれを新規曲として贈ってくれるあんスタは、非常にファンを大事にしているのがわかりますね。

あんスタは基本的にユニットとしての活動が基本なので、発売される曲はユニットソングだけだったのですが、今まで発売していたユニットソングを1枚にまとめたアルバムで、ついにキャラクターのソロが追加されました。

困っている「君」の元へいつでも駆けつける、という非常に千秋らしい歌詞が魅力的な一曲。千秋は学院の外でも正義としての活動を行っており、「正義に休暇などない」と言っていた千秋の想いを表現したこの曲は、悲しい気持ち、辛い気持ちのとき、元気を与えてくれるようです。また、自分も誰かの助けになれるのでは、と思える曲でもありますね。

守沢千秋の声優を担当しているのは、アクロス エンタテインメント所属の帆世雄一さん。山寺宏一さんや花江夏樹さんなども所属する事務所ですね。声優としては若手〜中堅ほどで、これからの活躍が期待される人物です。

現在は、ナレーションやゲームなどが多いですが、あんスタをはじめ、アニメ化が決まっている役者育成ゲーム「A3!」などに出演しているなど、今後女性向けの作品や歌唱が決まっている作品への登場が期待されます。

帆世さんが『A3!』で担当しているのは「古市左京」。千秋とは違う厳しい大人なキャラクターです。千秋とはまるで違う人物なので、声優さんが同じだとは思えないギャップがあります。

熱血キャラで、ときに猪突猛進さが目立つ守沢千秋。しかし、そんな彼にも今では想像できない性格をしていたときがありました。イベント「追憶＊流星の篝火」「バトンタッチ！涙と絆の返礼祭」では、千秋の過去や千秋卒業後の流星隊の様子を見られるので、イベント復刻がプレイ可能が時期にぜひプレイしてみてください。