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進撃の巨人

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【進撃の巨人】アニのごめんなさいの意味と涙の真実|マルコはライナーに裏切られた?

2021.08.01

進撃の巨人中、きわめて謎が深かったマルコの死でした。しかし、その死には意外な意味とマルコに対してのアニの「ごめんなさい」という言葉が関係していました。今回はアニが「ごめんなさい」を発言した意味や、誰に向かって言ったか、その言葉が進撃の巨人の物語にどう関係したかを紹介します!

  1. 【進撃の巨人】アニの「ごめんなさい」の理由とは
  2. 【進撃の巨人】アニのプロフィールを紹介
  3. 【進撃の巨人】アニの「ごめんなさい」の理由
  4. 【進撃の巨人】アニの「ごめんなさい」の対象
  5. 【進撃の巨人】その後のアニはどうなったのか
  6. 【進撃の巨人】アニのごめんなさいは弔いの言葉

諌山創の代表作ともいえる漫画進撃の巨人は、2014年のアニメ化をきっかけに絶大な人気を誇り、今では知らない人はいないほどの人気を誇っています。進撃の巨人はWIT STUDIOの初作で代表作であり、和田丈嗣が作品を本気で作りたいという意思からできた名作です。このスタジオは今でも、進撃の巨人を含んだクオリティーの高い作品を作り続けています。

スタジオは変わりましたが2021年には進撃の巨人第四期の放送も決まり、今や進撃の巨人の勢いは止まるところ知らずです。予想をしないような展開が発展していく進撃の巨人は見なければ損すると言われるほどすごい作品でしょう。最新話の漫画やアニメを見ていない方は、ぜひ一度チェックしてみることをおすすめします。

アニの「ごめんなさい」の理由を知る前にあらすじを紹介

漫画進撃の巨人、大まかなあらすじを紹介すると、人類は巨人の脅威から人間の絶滅危機を逃れるべく半径300Kmの大きな壁の中に逃げ込み、そこで社会を作ります。そこから人類が巨人に奪われた自由を取り戻すべく戦うのが、この進撃の巨人です。しかしこの筋は当初のあらすじで、実は「書き換えられた記憶」であり、真実を言えば人間の争いが生み出した世界でした。アニその点でも直接的な関係があります。

アニは進撃の巨人第一期の「ラスボス」のような立ち位置で登場し、始めてエレン以外に巨人化できる人類がいることを明かします。確実に壁外に人間がいることを証明することになり、進撃の巨人に気にもつながる重要な一人でした。

アニ・レオンハートはマーレの戦士として、壁の外から来た敵という立場になっています。潜入した後は志願兵として登場し、実質的な立場はスパイのようなものでした。今回は、進撃の巨人のアニが何の目的で壁内に侵入し、なぜ「ごめんなさい」とつぶやいたのか、その意味などを紹介します。

【進撃の巨人】アニの経歴プロフィール

漫画進撃の巨人に登場するアニのフルネームは「アニ・レオンハート」で、誕生日は3月22日、身長153センチ、体重25キロと、小柄で筋肉質な体を持っています。アニに限らず進撃の巨人で立体起動装置を扱う人物は全員身長の割には体重があるので、進撃の巨人では平均的な体型です。アニの実際の正体は、壁外から潜入したマーレの戦士でした。

13歳で志願し、トロスト区やウォールシーナでの戦いでは16歳と、非常に若くして壁内に潜入していることが分かります。ダルそうな顔つきをしており、金髪のブロンドヘアが、進撃の巨人のアニ・レオンハートの特徴です。蹴りを主力とする格闘が得意で、女型の巨人の正体でもあります。格闘技に関しては父親から教え込まれており、それゆえアニの中では複雑な感情がありました。

そこに関しては母親や父親との小さいころからの関係にありますが、基本的には父親のことを愛しながらも憎んでいます。そういった感情を想わせるように、エレンにとってアニが一番楽しそうにしているときは、「格闘技を披露している時」だそうです。こういった複雑な感情も「ごめんなさい」と言った理由とつながりがあるのかもしれません。

【進撃の巨人】アニの人物像や特徴

漫画進撃の巨人、アニの性格はあまり感情を表に出さない無表情な性格で、常に落ち着いていて笑った顔などはほとんど見せません。大した意味もなく喜ぶことはありませんが、怒ることは漫画作中よくあり、からまれたりした時は非常に険悪な空気をまといます。こういった性格から普段「ごめんなさい」などの言葉を使うことはなく、あのシーンでアニが「ごめんなさい」と言ったと時は多少の驚きがありました。

進撃の巨人初期の訓練時代ではミカサが主席、ライナー2位、ベルトルト3位に続く成績4位を獲得しており、技術面では5位のエレンよりも上でした。進撃の巨人、訓練兵の成績上位十位は安全な憲兵団に入れるという特典があり、当初はエレンとミカサを除くほぼすべての上位成績者が憲兵団に入ろうとしますが、エレンの説得によりみな調査兵団に入団します。しかしその中でアニだけは憲兵団に入りました。

説得を聞き入れなかったのもあるでしょうが、主な理由は作戦のためだったのでしょう。

【進撃の巨人】ごめんなさい以外にも名言がたくさんある

基本的に進撃の巨人はエレン視点で物語が進行するので、アニとエレンの関わり合いや名言もありました。エレンは鈍感であるがゆえに物事の核心を掴むことが多く、アニに対しても、核心をつくような発言をしていました。同じように、進撃の巨人作品内でアニも、「ごめんなさい」以外にいくつか名言を残しています。

進撃の巨人訓練兵時代にエレンがアニに特殊な武術で投げ飛ばされた際、アニがエレンに対して「(こういった武術を使うのは)単純に力じゃかなわないんだ。あなたも男なら、私のこのか弱い体をもっと労わるべきなんじゃないの」という、乙女アピールのような発言をします。しかしその言葉に対してエレンは「は?お前の冗談は面白くねぇな、力で敵わなきゃ何で俺は倒れててお前は立ってんだ」と言いました。

エレンがアニのことを女性としてではなく戦友として見ていることが垣間見える一面です。


その他にも、アルミンがアニを騙して地下道に誘い込んだ際に「私があんたの良い人で良かったね…ひとまずあんたは賭けに勝った、でも…私が賭けたのはここからだから」と言いました。半自暴自棄になりながらも彼女なりの意志を伝えているのが分かります。ミカサとエレンに対しては、ミカサがアニに嫉妬しているシーンもありました。

【進撃の巨人】トロスト区での惨劇後に「ごめんなさい」と言うアニ

ライナーやベルトルトが起こした、進撃の巨人トロスト区襲撃後、市民に被害はほとんど出なかったものの非常に多くの兵士が死ぬという悲劇が起こります。トロスト区はエレンが巨人化して奪いかえしたものの、防衛戦でも奪還戦でも多くの死者をだし、街中は見るに堪えない惨劇となっていました。多くの死者が倒れている街中で、呟くようにアニは意味深に「ごめんなさい」と言います。

進撃の巨人アニメでも漫画でも、アニ・レオンハートが誰に対して「ごめんなさい」を言ってるかは分かりませんでした。描写的には誰かに言ってるのが分かりますが、その「ごめんなさい」の対象は明かされていません。

アニが何かに対して「ごめんなさい」と言う中、ライナーは冷静に「謝っても仕方ないぞ」と返しました。ライナーは気をしっかり保ち「ごめんなさい」を言うアニに対しての励ましを言う強い兵士に見えますが、考察すると非常に意味深い皮肉な発言をしたことが分かります。何故なら壁を壊し巨人を襲撃させたのは、ライナーやアニ、彼らだったのです。

【進撃の巨人】アニが「ごめんなさい」とつぶやいた理由

アニは壁内の敵、マーレの戦士として壁を壊す仲間を手伝っていました。当初、アニはマーレの戦士として「パラディ島の悪魔」と呼ばれる壁内の人間を滅ぼすために潜入します。しかし、壁内で時間を過ごしていく内に壁内の住民は悪魔などではないことに気が付きました。そのため、ともに過ごした仲良い訓練兵をそのまま殺すことになった罪悪感と絶望感で、謝る意味も込めて「ごめんなさい」言ったのでしょう。

漫画進撃の巨人の登場人物は、絶望したり巨人に食われそうになるとよく「ごめんなさい」と謝ることがありました。絶望した人物を諌山創先生がそう描いていることから、アニの場合も「ごめんなさい」を言ったと考えられます。

「ごめんなさい」の一番の対象はマルコ?

進撃の巨人104期生のミーナや多くの仲間などに「ごめんなさい」謝ったというのもあるでしょうが、おそらく「ごめんなさい」の一番の対象はマルコだったのでしょう。そこには意味があり、第3期で明かされますが、マルコはライナーやベルトルトに抑えられアニが立体起動装置を外し殺されるという過去がありました。その行いに対しての罪悪感でアニ・レオンハートが「ごめんなさい」と言ったのでしょう。

【進撃の巨人】アニの「ごめんなさい」の対象:ミーナ

もし進撃の巨人のアニ・レオンハートが、目の前にあった死体に「ごめんなさい」と謝ってたならば、その死体はミーナではないかという説があります。

ミーナはアニ・レオンハートの親友ではないかと言う考察があり、その親友に向けた「ごめんなさい」ではないかと言われています。進撃の巨人作品内ではミーナとアニが仲良くしている描写は描かれていませんが、訓練兵時代、いつも一人で黙り込んでいるアニがミーナとご飯を食べているところが描かれていました。そういった場面から、アニは少なくともミーナとは他の人物より面識があったことが分かります。

しかしこの説には賛否両論があり、実際アニも「ごめんなさい」を言うほどミーナとは仲良くなかかったのではないかと言われています。進撃の巨人二次元創作で、原作にはない彼女らが仲良くシーンがあり、そこから誤解が来ていると言われていました。しかし実際のところ「ごめんなさい」はミーナの死体に向かって言っていながらも、そのごめんなさいの意味を伝える対称は他にもいたのでしょう。

【進撃の巨人】アニの「ごめんなさい」の対象:マルコ

「ごめんなさい」を言われる最もの理由がある一人です。

漫画進撃の巨人トロスト区奪還戦で、マルコは偶然ライナーとベルトルトの話を聞き、二人の正体を知ってしまいます。最初こそ二人はマルコを見逃そうとしていましたが、ライナーはマルコの察しの良いことを危惧し、殺すことにしました。実際マルコはライナーたちの正体を察しており、殺しておかなければライナー達の正体はばれていたでしょう。

そこにアニが駆けつけ、事態の全容を察します。アニはその状況を絶望して見ていましたが、なんとライナーはアニがマルコの立体起動装置を外させようとしました。そこは巨人の乱戦下だったので、立体起動装置を外すのは、マルコを殺すも同然です。

アニは罪悪感に耐え切れずに「ごめんなさい」とつぶやいた?

もちろんアニは「あんたらの不始末だ、ベルトルトとやりな!」と言いますが、ライナーはアニに「悪の民族に情が移ったか」と、誠実さを見せつけるように殺せと命じます。アニはコニーを助けた過去もあり否定することはできなく、仕方なくマルコの立体起動装置を外すのでした。その時アニは「ごめんなさい」などの言葉は使っていませんでしたが、涙を流し泣いていました。

ライナーに脅されたとはいえ、その罪悪感に耐え切れずさまざまな意味で「ごめんなさい」とつぶやいたのかもしれません。アニが「ごめんなさい」を言っている時、その前にいるのはマルコではありませんが、彼に対しての「ごめんなさい」の言葉だったのでしょう。ライナー多重人格発覚後だったので、死体を見分ける余裕が無いほど混乱していたとも考えられます。

【進撃の巨人】アニの「ごめんなさい」の対象:104期生の同期達

進撃の巨人、マーレの戦士として作戦を遂行するためにアニ・レオンハートはトロスト区襲撃選を試みますが、その結果多くの104期生の同期を殺してしまう羽目となりました。その彼ら全員に対しての「ごめんなさい」だったのかもしれません。漫画やアニメの描写でも多くの死体に「ごめんなさい」を言っていることが分かり、アニ自体も飽和状態だったのでそういう意味でもあったのでしょう。

伏線回収のための「ごめんなさい」

アニ自身は女型の巨人にもならず、マルコ以外誰にも直接手を下していませんが、それでも罪の意識があり「ごめんなさい」と言ったとも考えられます。ミーナやマルコに限らず、同期生全員に対してでもあり、進撃の巨人後の伏線のための「ごめんなさい」だったのでしょう。

アニの正体は女型の巨人であり、その正体が明かされた時点で彼女のこれまでの言動の意味は大きく変わりました。その言動一つに確実にはいるのが、この「ごめんなさい」でしょう。そういった点で見てみると、アニは好き好んでこの作戦を実行していないことが分かり、また、アニも進撃の巨人作中でつらい人生を生きていることが分かります。

【アニのその後】第57回壁外調査

実はアニ・レオンハートが涙を流すシーンというのが漫画進撃の巨人で3回あり、その一つがこの壁外調査でした。アニの巨人化した正体である女型の巨人は、進撃の巨人、第57回壁外調査で陣形の右翼から襲撃をします。この襲撃はエレンを奪い取るためにライナー達がたてた作戦であり、女型の巨人はエレンを探しながら調査兵団の陣形を、兵士を殺しながら回って行っていました。

リヴァイ班との戦いの後、女型の巨人はペトラなどを含むリヴァイ班を全員殺しエレンを奪うことに成功します。しかしそこに調査兵団の主力であるリヴァイと最強のミカサが登場し、女型の巨人の行動不能にさせエレンを奪い返すことに成功しました。ここでなんと、アニの正体である女型の巨人は涙を流します。

アルミンやジャンを殺さなく、他の兵士を殺す度に後悔するような感情を見せていたアニは、恐らく同期や兵士を殺したくないという気持ちを持ちながらもマーレの作戦を決行しなければいけないというプレッシャーから、こういった涙が流れたのだと考察できます。「ごめんなさい」だけでなく涙を流すほどアニは情の深い人間だったのがうかがるシーンでした。

【アニのその後】ストヘス区急襲

進撃の巨人一期終盤、アルミンに見せた情けからアニ・レオンハートの正体が女型の巨人だとばれ、アニはストへス区の中で罠にはめられます。自傷行為から巨人化することを知りアニを押さえつけあと一歩のところまで追い詰めますが、アニがつけていた刃物の指輪で巨人化され、街が戦場に変わりました。

一番内側の壁、ウォールシーナの中で戦いが繰り広げられ、多くの死傷者を出しながらエレンとアニは戦いました。長い乱戦の末エレンが勝ち女型の巨人は追い詰められます。絶望した女型の巨人は壁を登って逃げようとしますが、ミカサに指を切られ、あの有名な名言「アニ、落ちて」を言って女型の巨人を落とします。このシーンでは、今までアニが見せたことのない絶望の顔と涙を見せていました。

エレンがアニを極限まで追い詰めます。しかしアニは拘束される前に全身を硬質化し、なんと殺されもしないまま冷凍保存されるような状態になりました。実のところを言うとエレンはアニが硬質化をする前に戦闘不能にすることもできたのでしたが、アニが涙を見せたところで躊躇してしまい、攻撃できなかったのです。女型の巨人の正体であるアニは、その一番最後でも情報を引き出させまいと戦ったのでした。

【アニのその後】エレン奪還後

進撃の巨人、壁外調査のエレン奪還後やストへス区でのアニ・レオンハートの涙、「ごめんなさい」は、今後への伏線にて大きく関わりがあると考察されています。これから明かされるであろうアニの生い立ちや性格が、この「ごめんなさい」や涙につながりがあるのは確実です。

アニメや漫画ではあまり大きくは描かれいませんが、過去を思い出す描写や、ガビなどの登場人物が現れライナーが打ち明けているところから考えると、少なくともアニの正体や「ごめんなさい」の本当の意味も今後詳しく明かされていくのでしょう。

以上、なぜクールで感情をあまり表に出さない進撃の巨人のアニ・レオンハートが、涙を流したり、「ごめんなさい」を呟いたかを紹介しました。進撃の巨人登場人物のマルコやミーナ、同期の仲間たちにしてしまった罪と悲しさを受け止めきれずに呟いた「ごめんなさい」と、マーレの作戦に対するプレッシャーの涙だったのでしょう。

アニの「ごめんなさい」は、今後の進撃の巨人につながって来るような内容で、無視できない一つの大きな伏線になっていることが分かります。今後の進撃の巨人でどのような物語が展開していくか、アニの活躍と共にその正体や黒幕が明かされることを期待しましよう!

サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://m.media-amazon.com/images/I/51qlKUsJOWL.jpg